
唐P幕 第5曲
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第5曲 二重唱(スザンナ マルチェリーナ)
スザンナとマルチェリーナの二重唱。二人が出くわして、お互いの心を皮肉たっぷりに歌うデュエット。お芝居だけならあっという間に終わるのでしょうが、モーツァルトの音楽はなんと素晴らしいのでしょう。フレーズの繰り返しもを小気味よく、皮肉も満ちた言葉も、笑ってとばせるような楽しい曲になっているのです。パート2でも述べた「leta」、スザンナがマルチェリーナに何度もかける言葉、舞台では何回も同じ芝居をしなければならないので大変でしょうが、曲だけを聴いていると本当に楽しい。また、バイオリンの上昇音の繰り返しも、少しずつ高くなって盛り上げていますよね。また、三連符も、緊張を高めるのにうまく使われていると思います。舞台は4回しか観たことがないので、何ともいえませんが、テレビやビデオでは、だいたい二人の滑稽なやりとりになっているようです。お気に入りの曲です。(02/05/5)
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