![]() しまった。不思議な出会いでした。エーリッヒ・クライバーの全曲版。当時、学生だったので3枚 組の全曲版は高かった。しかし、すり切れるほど聞き入りました。このときからモーツァルトの 歌劇に引き込まれてしました。 役柄と曲が好きなので、ソプラノの歌手に注目しています。とりあえず、今、好きなのはショル ティ版。あまり推薦する人はいませんね。私はルチア・ポップのスザンナがこの上なく好きだっ たので一押しなのです。ウィーンオペラの日本初公演の時、ベーム(古いね)の初演を見に行 きました。感激でした。皆さんは、ケルビーノのバルツァや伯爵夫人のヤノヴッツ、伯爵のヴァ イクル、フィガロのプライに注目だったようです。確かにすごかった。でも、演技といい、出ずっ ぱりのアンサンブル、すんだ声・・・理想のスザンナ像でした。 そのときの舞台が心に残る1番です。その後、NHKで2回初演の舞台が放送されました。当時 ビデオなんて、高嶺の花だったので、電気屋さんに頼み込んで録画してもらった覚えがありま す。今でも、時々みて至上の喜びを得ています。画質はかなり劣化しましたが・・・。 印象が強すぎて、よく覚えていません。 ![]() それ以来、残念ながら、本格的な舞台は観ていなかったのですが、2000年のミュンヘン音楽 祭のバイエルン国立歌劇場で久しぶりに鑑賞することができました。単純化した舞台でしたが とても楽しめました。東京なら国立劇場や外来オペラが来るのでチャンスが多いと思いますが ここ新潟では、寂しい限りです。 フィガロ。どの場面をとっても最高。一番好きな場面は、幕開きのところ。二番目は手紙の二 重唱。三番目はフィガロとスザンナが仲直りするところ。あははは・・みんなスザンナがらみで す。 うですが、私が初めて買ったレコードには入っていたので、あるのが当然と思っていました。個 人的には好きなのですが。公演時間が延びますしね。筋の内容からも確かにあまり必要ない か・・・残念。
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