
棟曲
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序曲
モーツァルトの中でも
数あるオペラの中でも
とにかく、フィガロは1番。
歌を聴かせるアリアも魅力いっぱいですが、フィガロのすばらしさはとんでもないストーリーにまばゆい曲がつけられていること。幕開きもそうですが、5曲のマルチェリーナとスザンナ、2幕のケルビーノの着替えをする場面、ケルビーノがバルコニーから飛び降りるところ・・・・等々きりがありません。アリア以外のところでは、劇の進行とともに、その場面にピッタリの音楽がつけられています。5曲のマルチェリーナに「leta」と繰り返すところや「お先に」とやり合うところなんて、何でこんな音楽がつけられるのだろう。そして、何度繰り返されても、しつこくなく、笑ってしまう。どの場面もこんな調子で進んでいくのですから、飽きるなんていうことがない。圧巻は2幕のフィナーレですよね。もう次から次へと人と曲が変わっていくのです。ここでのフィガロのおとぼけぶりがまた、最高。私の頭の中では楽しい舞台を勝手に演出しているのです。序曲を聴き始めたらもう4幕の打ち上げ花火まで休憩なしでまっしぐです。
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