小田原民俗芸能

地域社会の中で生まれ 長い間地域の人々によって育てられてきた民俗芸能
近代になってから 地域の日常生活から離れがちになりながらも 小田原市内には
8つの保存会が(H14年6月現在)伝統芸能の保存と普及又 後継者の育成に
取り組んでいます ここではそんな保存会をご紹介致します  


相模人形芝居 下中座
  昭和55年 国指定重要無形民俗文化財
保存会名 相模人形芝居下中座


江戸時代関西から人形遣いの一行が興行の途中 下中村に伝えたのが始まり
天保の改革(1842)の諸芸禁止により中断しましたが 幕府の目を逃れて
横穴古墳の中で 稽古したと伝えられています 大阪の文楽と同じく 三人遣いを
特徴としています                詳しくはホームページをご覧下さい


小田原ちょうちん踊り
保存会名 小田原ちょうちん踊保存会

童謡「お猿のかごや」で知られる小田原ちょうちんを  守り広めるため考案された
郷土芸能  暗い夜道を急ぐ旅人をしのんで  小走りの部分を取り入れたりして 
いますが  小さな子供でもすぐ覚えられるようなやさしい踊りです


曽我別所 寿獅子舞
平成10年8月 小田原市の無形民俗文化財に指定
保存会名 曽我別所寿獅子舞保存会


江戸時代から伝わる 『囃子獅子舞』の系統で西湘地区では 曽我別所にだけ
伝わる貴重な芸能です 一種のパントマイムのような 滑稽なしぐさが人気を増し
今では公演や記念式典のアトラクション 祝い事の座敷舞としても
出演を依頼されてます

寺山神社 鹿島踊り
昭和46年 県指定無形民俗文化財
昭和52年 かながわ民俗芸能50選
保存会名 寺山神社鹿島踊り保存会

毎年七月の第三日曜日に行われる 根府川寺山神社の祭礼に奉納される舞踊です
根府川は『石材の産地』で 石材運搬船の仕事にかかわる人たちが多かった為
航海にかかわりの有る『鹿島踊り』が伝えられてきました

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