Ticket Museum 1973-75

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Uriah Heep 73.3.16 日本武道館
生まれて初めて行ったコンサート。1973年、 中学2年の時。このころのコンサートって普通前座があったのだけれど、このときはこれから来日するアーティストのフィルムを上映した。ジェフベックグループ(BBAとして来日)とジャクソン5だった。
一緒に行ったのはおなじクラスの高崎という男で、こいつのせいでロックへ転落してしまったのだ。感謝してるぜ。
U.ヒープはハードロックばんど。ブルースをベースにしているけど奇麗なメロディーのドラマチックな展開が特長。パープルやZEPとはまた違うスタイル。
この日、渋公ではYESの初来日公演をやっていた。しかし、A席といえど2200円てのは泣かせるねぇ。


 

Focus 74.7.1 厚生年金会館
その後
、プログレを発見しどっぷりはまることになる。クリムゾン、ELP、フロイド、etc... そういった当時のバンドのなかでフォーカスは異色の存在だったように思う。他のプログレバンドの多くは精神的世界を表現していたが、フォーカスはもっと単純かつ純粋に音楽をプレイしていた。彼等は"言葉"を持たないバンド。よくアレンジされた美しい曲もあれば自由奔放に展開するインプロビゼーションをそのままレコーディングしたり、あくまでも4人で表現できる音楽を追求していた。
74年のこのツアーは大作「ハンバーガーコンチェルト」を発表した、絶頂期のもの。


Focus 75.6.14 中野サンプラザ
続く、75年は「マザーフォーカス」をリリース
1曲が3〜4分という小作品が収められていて、これはもうプログレのというよりセンスのよいインスト集といった感じ。穏やかでよく晴れた日といった印象のこのアルバムはその美しさゆえのはかなさを感じる。そして、それはバンドが終焉に向かっていることを表していた。


PFM 75.11.29 中野サンプラザ
イタリアを代表するプログレバンド、PFM。
ヨーロッパのバンドがイギリスのバンドと違うのはブルースの影響がほとんどないところ。むしろ、トラディショナルやクラシックを感じてしまう。
ライブは、レコードの「静」の印象と裏腹にとてもエネルギッシュだった。アンコールでは観客がステージ前に押し寄せ、まるでハードロックのコンサート。
しかし、前から3列目なんて後にも先にもこの時だけだ。


Rick Wakeman 75.1.17 渋谷公会堂
YESを抜けたリックウエイクマンのソロコンサート。
1部は「ヘンリー8世...」と「円卓の騎士達」からバンド編成による演奏。2部はフルオーケストラを加えての「地底探検」全曲演奏という構成。
ウエイクマンのソロということでスリルや緊張感のあるライブではなかった。特に2部はレコードの再現が目的でもあったし。ただ、そのような演奏を生で体験できた事はよかった。今のコンサートのやり方に近かったのかもしれない。
でも、やっぱりYESのウエイクマンの方が好きだなぁ。


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