Ticket Museum 1976-77

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Char 76.1 新宿ロフト
これだとなんだかわからないけど、Charを見に行った時のもの。
1stアルバムがでた頃だから76年だと思う。1300円でCharが見れるなんて! しかもLoftで。
アルバムの曲はもちろん、他にクルセイダースの"Put It Where You Want"やスティーブミラーの"Take The Money And Run"とかのカバーも演奏。 一番盛り上がったのはやっぱり"Smoky"("NavyBlue"はさすがにやらなかった)。いまや売れっ子アレンジャーの佐藤準がいた当時のChar Bandはいいバンドでした。

その頃で印象に残ってるのは日比谷野音で行われた日本のロックバンドのコンサート。2日間で20近くのバンドが出演。
ジャンルなんかめちゃくちゃだったけど、観客はそれぞれのバンドに暖かい声援を送っていた。当時の日本のロック・シーンはまだまだ小さくて、みんなで創っていこうという意識が強かったように思う。

Gregg Allman 77.6.29 日本武道館
ある日、気がつくとアメリカン・ロックに夢中になっていた。
Fillmoreのライブ、聞きましたよ、死ぬほど。
残念ながら、Allman Brothers Bandは解散してしまってライブは見れなかったけど、グレッグの来日公演が77年に実現した。
彼の声とハモンドはレコードと同じ! オールマン・ブラザース時代の曲もやってくれた。それだけで僕は満足。

Boz Scaggs 77.2.7 日本武道館
ブルース、R&Bをルーツに持ち(これ重要ね)、ソウルやファンクの要素も取り入れ洗練されたロックを展開していたBozは、その後の僕に影響をあたえたひとり。
アラン・トゥーサンを知ったのもBozの歌からだった。
この初来日公演のオープニングは"Low Down"、アンコールはまさかのブルースナンバー"Lone Me A Dime"。
バンドは、もちろんその後 "TOTO"になるミュージシャンたち。

Stuff 77.11.17 後楽園ホール
ある日、坂出雅海(現ヒカシュー)が一枚のレコードを持ってきた。
リー・リトナーの"First Coast"だった。びっくりした。こんな音楽が存在してたなんて。ロック少年とクロスオーバーの衝撃の出会い。

そして"スタッフ"。ニューヨークの名スタジオミュージシャンの集合体。R&Bベースの渋い演奏を聞かせてくれた。一聴すると地味だけど各プレイヤーは言うまでもなく超テクニシャンだ。
ドラム少年の憧れだったスティーブ・ガッド、クリス・パーカー。
リチャード・ティーは時にはパワフルなピアノを、時にはメロウなエレピ、ハモンドを弾いていた。すぐに彼のものだとわかる個性的なピアニスト。
エリック・ゲイルとコーネル・デュプリーの二人のギタリストはソロだけでなく、カッティングがカッコよかった。
バンドリーダーのゴードン・エドワーズはその明るい人柄をしのばせるベースとヴォーカルが魅力的。
スタッフは僕に本物のグルーブを教えてくれた。

その後、毎年のように来日。
この78年の公演は"Concert For Student"と名づけられた若者向けのコンサートで全席2000円。


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