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11代目市川海老蔵襲名披露

七月大歌舞伎

大阪松竹座

■ 出演者と演目(⇒)

■ ひとこと(⇒)

■ レポート(⇒)


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■ 出演者と演目

・出演者

市川海老蔵(新之助改め)/
中村雀右衛門/片岡仁左衛門/中村時蔵/
中村翫雀/片岡秀太郎/中村鴈治郎/片岡我當
尾上菊之助/河原崎権十郎(正之助改め)/市川段四郎/
尾上菊五郎

・演目

<昼の部> 松の羽衣
俊寛
口上
与話情浮名横櫛
(よわなさけうきなのよこぐし)
時蔵、権十郎
仁左衛門、時蔵ほか

海老蔵、菊之助、菊五郎ほか
<夜の部> 沓手鳥狐城落月
(ほととぎすこじょうのらくげつ)
勧進帳
弁天娘女男白波
(べんてんむすめめおのしらなみ)
雁治郎、時蔵ほか

海老蔵、仁左衛門、雁治郎ほか
菊五郎、海老蔵、仁左衛門、
菊之助、段四郎ほか

 


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■ ひとこと

海老蔵は初代市川團十郎が幼名として名乗って以来、市川家に代々受け継がれてきた
伝統と格式のある名跡。
この度新之助さんがその海老蔵を襲名することになり、今年の松竹座7月大歌舞伎は、
その襲名披露公演となりました。
彼のおじいさんである9代目團十郎が海老蔵を名乗っていたときに、
海老さまブームが沸き起こっていたとか。
名優とうたわれた9代目は早世し、現團十郎は芸を自分のものにするのに大変苦労したらしい。
新之助には自分の苦労を味あわさないよう幼い頃から厳しい稽古が続けられていたという。
晴れて海老蔵を襲名するその席に、父團十郎さんが並ぶことができないのは大変残念です。

さて、今回チケットを取るのが大変でした。
電話予約は即日完売し、松竹座の窓口で補助席の売り出しをするというので、
並びに行き、やっとのことで確保できました。
今回は昼の部のみ。「口上」が見られるということと「与話情浮名横櫛」を楽しみに行ってきました。

夜の部での目玉は「勧進帳」です。
東京では海老蔵が富樫を演じていましたが、大阪では弁慶を演じます。
実は、かれこれ5年前、当時新之助さんが初演で弁慶を演じたときに
偶然舞台を見たことがあります。
血筋のようなものを感じる一方、当時はまだまだ青いと思ったものですが、
どのような変貌を遂げているのか興味深いところです。
今回は残念ながらそれを見ることができませんでしたがまたの機会に是非見てみようと思います。

 

市川家の家紋と海老の図柄をあしらった手ぬぐい

 

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