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TATUYA ISHII 2004 CONCERT TOUR
NYLON CLUB DELUXE

2004. 6.17 フェスティバルホール

vol. 3

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■小芝居(人生どっこいどっこい)
■壮絶夜酒舞家


初日で初めて見たときに比べて、少〜し下ネタがソフトになっていたような感じ。
それとテンポも良くなっていて間延びした印象はなかったです。
ここの下ネタがNGだった人多かったのでしょうか?
佐々木さんがさかんに笠木氏を口撃〜。
「ホントにもう! "シモシモシモシモ、シモシモシモ …… "って、どうしてアナタはそうやって下(シモ)の方ばかり行くんですかっ!?」
会場からは拍手喝采。批判を逆手に取ってわざと佐々木氏に言わせたようなセリフで、私が一番ウケたのもここのやりとりでした(笑)

石井さんの表情もポイント。
佐々木氏の「長さはどれくらい?」「太さはどれくらい?」「持つときはどちらの手?」
といった質問に、「そんなこたぁ言えないよ〜」 と、困惑しきりの笠木さん。
それが勘違いと分かった時の冷や汗顔がよかった!(笑)
『おおおぉぉぉ〜〜〜! "マイク持つ手"のことかぁ!』
後ろの席からでも肉眼でハッキリ見えるほど、目ぇまん丸に見開いて、ほっぺ凹ませ、口は "O"(オー)の字。チョビはん曰く"ムンクの叫び"(爆)
歌舞伎の『見得』のコミカル版のような感じでした。(笑)

このコーナーの後初日で歌った「恋地獄神頼み」はなくなって、最後は「ソーゼツ」で本編終了。


(アンコール)
■DANCE
■MC
■花more 嵐more
■HIP SHAKE


出ました!
ゴージャスなイントロに乗って、階段の最上階からテッペイちゃん登場〜。
<<そうそう、こういうのを待っていたのよ。>>
歌い上げ系のバラードは彼の真骨頂でございましょう! 初日に "何か足りない?" と思ったのはコレだったのだぁ〜(笑)。

そして、今回はアンコールでのMCが復活。
映画でも何でもそうだけど、二作目というのは難しい、ナイロンデラックスをやるときに、前回の二番煎じのようにならないように苦労した──。
というような話がありました。
「── でも、こういう形態のショーは、いろんな人を入れ込んで、幅広いことができると思うので、今後ナイロンクラブをシリーズ化しても面白いと思ってます。」
そして、今後の活動については、年末にアートヌードとISHYSTを足してニで割ったようなコンサートをするとのこと。また同時期に横浜赤煉瓦倉庫でグランド・エンジェルを計画。3年間をかけた企画の最後の年となるのでより大掛かりにしたいとのこと。また、大晦日にはそこで年越しライブをしようかな? などなど、企画も盛りだくさんのようです。

「最後に大好きな曲を── 。
これは自分が好きなので無理やり入れてしまいました。」

ということで、「花more 嵐more」。曲順としてもここに入れるのがベストでしょう。
そして、最後にサービスで「HIP SHAKE」
Mr.MOONが左手階段で客席に背を向けもがいている……(爆)。背中のファスナーをやっとのことで下ろして、中から出てきたのは佐々木さんでした(笑)。

(カーテンコール)


一旦幕が下がり、メンバーが一列に並んで再び姿を見せる。上下に礼をしてメンバーは退場。
一人残ったテッペイちゃん、騎士(ナイト)のように膝まづいて礼。
立ち上がり、手でメガホンを作って、生サンキューのお言葉は ──、

「大阪ありがとーーー!!」
さらに、
「昨年は心配かけて悪かったなーーー!!」
さらにもうひとつ
「また遊ぼうぜーーー!!」

マイク通さずに言われると、ストンとハートに飛び込んでくる感じです。
"また遊ぼうぜ"の言葉も嬉しかった。
会場はとってもフレンドリーで、温っかい空気に包まれました。

これで去っていくのかと思ったら、もう一度膝まづいたテッペイちゃん、自分の両手を客席に差し出していって、情感たっぷりに引き寄せる仕草。 愛する人の手を引き寄せるような感じ。
遠目に目が潤んでいたような、輝きがある。
<<……ん?>>
次はどうなるなろと見つめていると、引き寄せた"手"にそっと口づけをするではないですか。(ひゅーー)
パフォーマンス的な感じは一切なくて、彼の身体から発せられる空気はむしろとても真摯で率直な印象。

メニューの細かなところでは私自身いろいろ注文も多いのですが、
ひとつひとつステージを重ね、観客と向き合う中で、
"ノリ"とか"人間的なふれあい"といったような目に見えないものを引き寄せていってるなあという気がしました。
引き上げていく彼を見ながら、感慨深いものがありました。




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