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※キャスト、全体的な流れ等は 1990.7.25 art up 編 大阪城ホール のレポをご参照ください。

SHARISHARISM ART WORK < art up >
1990.8.15 横浜アリーナ

<曲目>

※大阪(8/15)と同様

オープニング
浪漫飛行
Paradise '90
MC
SO COOL
メンバー紹介
平成アマゾンズのテーマ
奇跡のうた
JO登場
NICE TO MEET YOU
Funk-a-
ねーちゃん
STOP SHOT
プラムジュース
トラブルフィッシュ
言の葉
ピカソ ピ・ピ・ピ(
HAHAHAHAHA
Sure Dance
あたいのレディーキラー
Peeping Tom
Let' Go

<
アンコール>
アバンギャルド


パットミセテネー
アートの祭り
FUNKY STAR
KOME KOME WAR

だから体

 

<レポート>

とうとうやって参りました。横浜アリーナ!
お盆休みを利用して、私は4days制覇をしてしまいました。しかも単独遠征。
米米に一番盛り上がっていた時期かも知れません。

この年は猛暑だったんですが、横浜は関西より涼しく感じる。
真夏になるとやっぱり大阪の熱さが日本一だと思う。最高気温、39℃なんかになっていましたからね〜。
しかもすごい湿気で……。その大阪からきたら横浜はまだ救いがある暑さでした。

この日はタレントの 山○ まみ が着ていたというオークションで手に入れた服を着て参加。
黄と緑と…青もあったかな? とにかく原色^^ そして、綿の伸縮素材のミニワンピ。
あまりにハズカシくてとても地元では着ることが出来なかったのです。


15時頃、会場に着くと、口ひげをたくわえたカメラマンが、コスプレしている子や浴衣姿の子を撮っている。

私の席はスタンドややマリちゃん寄りの、10列目。
といっても、実はナント!スタンド最後列。もう笑うしかない(爆)。
最上階の特等席からのアリーナ全体の眺めは圧巻でした! ステージ遠い遠い!(笑)。
私の席からステージまで、きれ〜〜な<すり鉢状>でして、さすがにコンピューター制御で組替える最新式の会場だけありました。
いかれた方はよくご存知ですが、初体験の私は会場の大きさにド肝を抜かれてしまったのです。

まずは、ステージに一番近いところが、<センター席>といい、
その周りをゆるやかなスロープの<アリーナ席>が取り囲み、
さらに一番ステージから遠いこころが、<スタンド席>という3層構造になっています。
どの席からも大変見やすい!座席もゆったりとしていて踊るのにはもってこいかも(笑)。

ステージと客席の間には黒い幕で仕切られたスペースが設けられていて、そのはなんとカメラが!
初のカメラ入り体験!

さて、開演前に会場をダブルドリブルの気球が飛ぶのですが、この日は、見上げるのではなく見下ろす格好でした。
上から見ることになるなんて!とゾクゾクした興奮を味わっておりました。
art up の雰囲気とこの横浜アリーナの雰囲気がとても合うような気がする。白を基調にした内部のつくりがクオリティを感じさせるのです。
次第に埋まっていく会場を最上から眺めつつ、いよいよ……という期待に胸を膨らませておりました。

やがて始まるカルメン前奏曲。
そして、オープニングの曲が始まり、いよいよ幕が開く〜!
巨大な会場が、どん帳が開く瞬間にグッと集中している感じがなんともゾクゾクする。
ワァ〜〜と沸き起こる歓声は、広いところから沸き起こる感じ。
「みんな待たせたかぁ〜!」
と、テッペイ氏登場! 彼も今日は気合が入っているように見える。
幕が開く瞬間の心浮き立つ感じって何度味わってもいいのよねぇ〜(笑)
この日もとても暑くて、「しかし暑いなぁ〜!」 なんて超フレンドリーな言葉が嬉しい。

1曲目の浪漫飛行。毎回チェックしているの間奏でのお言葉は、「みんな良く来たな〜!」でした。
ここで言葉があるとライブっぽくていい^^
そして、再後列から見るParadice。客席の振りが、《おお〜っ 、バッチリ 揃っている〜!》

MC ──。
この日もまず言い訳からスタート(笑)。
言い訳というのはアリーナ規模の会場でコンサートをすることへの説明デス。
これだけの大人数そしてメジャーになると、やはり自然の流れなんでしょうか。
後ろからでも楽しめるようにということで、巨大セット。ダンス中心のナンバー。
そして、野次専用スピーカという姑息な(笑)手段も用いつつ、でも案外、マニアックなネタ満載だったりする。

ざっと並んだオールスターキャストのステージネームにしても、分からないものがチラホラ…。
美大出身メンバーの面目躍如といったところでしょうか。
マルセル・デュシャン なんて言われてもねぇ〜(笑)。わたしにゃ分からん。
居並ぶメンバーは全て偉大芸術家の子孫というわけで、なぜかみんな64代目(←数字は適当です)の孫だったりする(笑)。
その中でもジョプリン得能さんは地元川崎出身ということで、
「どうみても彼はガイジンでしょ。彫りも深いし……(爆)」
と、いじられておりました。

恒例の後ろいじりでは、やっぱり「イェー」を言わされ……その度に、「ホラ、遅れるでしょ」(笑)。
でも前の客も反応遅くて、リズム感が悪いだのさんざん言われてました(笑)。
……会場が大きい分遅れも大きいのでしょう。こっちは一生懸命間髪入れずに叫んでいるんやけどなぁ……^^
というわけでこの日も野次専用スピーカーのお世話になることに(笑)。

テッペイ氏のしゃべりはステージセットに及ぶ。
テッペイ:「見てください。この巨大なくし団子(爆)。」
ステージ中央のオブジェを指してのことですが……「くし団子」というと一気にクォリティが……(笑)
この「くし団子」、回ったり、せり上がったり、JOもここから出てくるというタイヘン霊験あらたかなものなのです。

さて、この日も出てまいりました。カルーセル・マキ・石井さん。
自分で紹介してすぐに袖に引っ込み、改めて別人格ででてくるところがかわいい。
「ありがとうございましょーかぁ」の言い回しはこの日も健在でした〜。
それだけ崩しておいて、「SO COOL」とくるんだからなぁ…(笑)。
アマゾンズも3人揃ってご登場(前回はユウコさんがお休みでした)。
まずはこの曲が前半のひとつのポイントでした。

そして、art up の見どころ。メンバー紹介のコーナー。これが難解で……^^
テッペイ氏ご自身も「抽象的なンメンバー紹介」と言っていた(笑)。 高尚なイメージが崩れていく……(笑)
アリーナでこれをやる勇気を私は称えます(爆)。

ここからは崩れっぱなしの展開とあいなります。
アマゾンズによる「平成アマゾンズのテーマ」

おっと意表をついたイントロ(笑)。どうみてもこれは<何とか音頭>。
しかし、これがまた…テッペイ氏の合いの手が入ってイイのよ〜。
日本人の…しかも庶民感覚にグッとくる曲調なんよね(笑)。
張り切るテッペイちゃん、
「さあ〜汗だしてぇ、汗だしてぇ…」が笑える。

そして、奇跡の歌で事態はかなり深刻な展開へ(笑)。
次からスポンサーつくのだろうか(爆)。

そして、JOじゃなかった、アンタ・ダリ氏の登場〜。
横浜で関西弁がどう受け入れられるのか、興味がありました〜。
大阪でも使わないようなコテコテの関西弁やしなぁ……(笑)。
途中、「拍手せんかい〜!」と拍手を要求するあたりさすがです(笑)。
今回、JOの登場の仕方が比較的マッタリしてるので、どこで拍手したらいいか分からないでいるようです。
全体的に大人しめ。ポイントにさしかかると、テッペイちゃんがいちいち拍手を要求するのが笑えました。

この日のライブでよかったのは、トラブルフィッシュの金ちゃんソロでしょう!
毎回少しずつ違うのもポイント。この日はとてもソフトな音色がグッドでした。
Hヴァージョンのトラブルフィッシュはもう本当に最高。
はあ〜双眼鏡を持ってきたら良かった……。
色っぽいテッペイちゃん、どんな表情で歌っていたのやら……(笑)

そして、怒涛の如くライブは進行し、本編終了。
そのまま、テッペイちゃんと小野ちゃんがステージに残って、「アバンギャルド」
アリーナで、しかも浪漫飛行を期待してやってくる客の前で、これをやってしまう米米!……最高です(笑)。

愛し合っている(?)二人は、
JO:「カール!」
テッペイ:「ジェームス」
ふたり:「ヒュー!」
を、くどいほど言い合っておりまして、work up 編の「東京イェイイェイ娘」でのミナコ&マリちゃんの真似をしたのか、
その逆なのかさだかじゃない……。

アンコール。
またまた金ちゃん登場!
「みんなノッテるぅ〜? 踊ってるぅ? た〜のしんでるぅ〜?」の例のフレーズでの挨拶のあと、
「ワンパターンのMCに付き合ってくれて…」なんて言ってた。
謙虚なところがオシャベリ男とはまた違った味わいです(笑)。

テッペイちゃんの着替えの間に演奏される「パットミセテネー」は、ホントいい曲で朝のBGMで聞いてみたいような爽やかさです。
後に「ガラスの月」とタイトルを変え、マチコ嬢がガラッと違った雰囲気で歌ってくれました。
原曲の近いアレンジもCDになっていて、アルバム「ICTL」に収録されています。

スタッフが下手に現れ、工事現場の人が持っているような光る棒をグルグルまわすのが、「着替えが終わった」合図。
拍手の中、国府田さん登場。『そらいけ!歌謡曲』のコーナーです^^
「心が透き通るようなメロディーと、高速で回る赤い棒(だったっけ〜^^)を見ていただきました……」
彼の落ち着き払った司会者口調ホントいいのよね〜。これで本職じゃないところがたまげます。
「さて、みなさまお待たせいたしました。日本放送協会がNHKというシャレた名前になってから、
はや50年の月日が流れようとしている今日この頃でございますが、……」
日本放送協会と何の関係があるんでしょうか?(笑)
次に歌うコテコテムード歌謡、今時こんな曲を流すのはNHKしかないってことなのかな?

さて、出て参りました。我らがスター!石塚雄一郎〜(爆)。
曲はもちろん「あと(アート)の祭り」
間奏では、「○月○日に△▽レコードより発売。」なんていうプロモーショントークなんかも飛び出す始末(笑)。
ほんにすばらしい! ここ、横浜アリーナで…満員の客の前で…響き渡るムード歌謡。
一番後ろの席から米米の粋を堪能させていただきました。

「今のは忘れてくれ(笑)」
で、仕切りなおしの曲は「FUKY STAR」。
かつて某国営放送で初めて聞いて、おおっ!と米米に引き込まれた曲です。
当時こんな曲調って私の知る限りまったく歌われてなかったのです。
ロック全盛の頃でしたし、ちょっとレトロな匂いのする曲調がとても新鮮でした。
続けて、「KOME KOME WAR」でノリノリで躍りまくり、コンサートもはや終了。
いつものように一列に並んで軽くメンバー紹介。上手下手に礼をしてメンバー退場。

すると、客席からはポロポロと帰っていく人たちが。それが結構多い…。
あれ〜?どうして?
新幹線の時間がなかったのかな。

やがて出てきたテッペイちゃん、
「冗談じゃないですよ。私も三十路を迎えてタイヘンなんです。これくらいの拍手で歌うわけにはねぇ…」
と、拍手を煽る煽る(笑)。
客が減った分わたし達には状況が不利で……(笑)
「ほら、すぐに拍手がしぼんじゃうでしょ…」
と、なかなかOKを出してくれない。
何回かのやり取りの後、だんだんやる気になってきたテッペイちゃん(笑)
「おおっ! そんなに聞きたいなら、やってやろうか〜!」

《そうこなくっちゃ〜》

またまた、何が聴きたい!? と聞いておいて、歌ってくれた最後の曲は会場のアンサーと全然違う「だから体」でした(笑)。

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