6.天端レベラー施工

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■2002年2月7日(木曜日)

今日は、基礎天端レベラーの施工が行われました。天端(てんば)とは基礎の最上端のことを指します。
まずは基礎立ち上がり部のてっぺんに一定間隔で基礎から2cmくらいの高さに飛び出す形で釘をうちます。打ち込んだ釘の頭の部分までレベリング材を流し込むので、この高さが最終的な基礎の高さになります。
それぞれの釘の高さが違うと最終的な基礎の水平が取れなくなってしまうため、一人が釘の頭にスケールを当て、一人が水平器を覗きながら、「2mm下げ!」などと、1本1本高さを調整していきます。
トラックの荷台にはレベリング材の入った紙袋(2.5kg)が8〜10袋くらいと、直径1mくらいの大きな桶が積まれていました。袋には「宇部興産 天端レベラー」と書かれていました。
「これは水で溶いて流し込むのですか」
「そうです」
出勤直前でしたのでここまでしか居られませんでしたが、翌朝早くに行ってみたのが下の写真です。

養生シートをめくってみるとレベリング材が現れます。ところどころ基準となった釘の頭が見えます。
ちょっとさわってみましたが、レベリング材の表面はかなり乾燥して硬化していました。(2月8日朝撮影)

昨日は風が強く、シートがあちこちめくれていたので直すために奥の方まで入ってみました。
一昨日まで二日ほど降り続いた雨のため、基礎の間の地面には3cm程度の深さで水がたまっています。地盤改良のおかげで(?)水の吸収が非常に少ないことが分かります。
監督さんに電話で尋ねてみたところ、「埋め戻しの際にまだかなり残っているようでしたらポンプでくみ出します。またヘーベル板は水分に強いので心配はありません」とのことでした。
ただ、鉄部の錆や、コンクリートの強度低下を考えると、床下の水はけの悪さについてはやや気になるところです。とりあえず今後は、床下ヘーベル板が施工される前に極力雨が降らないように祈るしかなさそうです。(2月8日朝撮影)

次回は2月10日〜11日の型枠ばらしです。

 

 

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