38. 外構工事・引き渡し

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■外構工事

12日〜16日は引き続き外構工事が行われました。


12日の状態です。


翌日の作業終了時の状態です。玄関アプローチにブロックで階段が立ち上がり、モルタルがうたれています。


15日の作業中の様子です。すでに玄関前にはタイルが張られ、ほぼ作業が完了していました。「明日の引き渡しの時には乗って歩いても大丈夫ですよ」と職人さん。


16日には植栽も入り、ぐっと玄関らしくなりました。シンボルツリーはヤマボウシ、植え込みはツツジです。

気になっていたパイプ類の開口部もきれいに納まっています。


車庫部分は3色のインターロッキングを組み合わせてご覧のような感じです。カタログからイメージしていたよりポップな仕上がりがやや意外でした。


作業終了後の16日にはこのように白い砂が一面に撒かれています。砂は目地が固まりインターロッキングが定着するまで、車の出入りなどで力が加わってずれたりしないためのようです。「いずれ雨で流れてしまいますよ」
基礎との境目にはタマリュウが植えられています。この部分の水はけの件については、職人さんによると「基礎のベース部分との間にうまく水抜きを作ることができた」とのことでした。

■2002年5月16日(木)

・引き渡し

とうとう引き渡しの日がやってきました。
午前10時、関係者が現場に集合しました。家の前では外構工事が進められています。出来上がった外観を見上げながら「キッチンのコーナー窓がイメージ通りアクセントになってますね」「外壁の色の選択も良かったですね」などと営業のKさんとひとしきり話に花を咲かせ「ではそろそろ」。


これが我が家のカギです。左は一緒にもらったカギ袋。

1階和室のまん中にK監督さんが持参したちゃぶ台を囲み、みなで車座に座って引き渡しの儀式(と言うほどのものではありませんが)が始まりました。出席者は営業のKさん、監督のKさんのほか、工務店の主任さん、それに営業所の新人さんが「勉強のために」ということで同席されました。当方からは妻と母が同席です。

今後の登記手続きの説明を受けたうえで、登記済権利証や住民票、印鑑証明などを預け、この後の事務手続きは所定の司法書士さんにお願いすることになります。完了検査済み証は後日司法書士さんから送られてくるそうです。
続いて玄関扉の鍵の受け取り。メーカーの異なる2種類の鍵がそれぞれ3つずつ、ゴールドとシルバーのヘーベルハウスのロゴ入りキーホルダーにまとめられています。「この鍵ですでに一度開けましたので、私達がこれまで使っていたマスターキーではもう開かなくなりました」とは監督さんの説明。何やら立派なカギ袋(?)もいただきました。


リビングマニュアルとそのビデオ、取扱説明書ファイル、左端はワンプッシュです。

さらにヘーベルハウスの保証書、メンテナンス方法などが書かれたリビングマニュアルとビデオ、各種設備類の説明書を収録した分厚い取扱説明書ファイル、それに壁の中の桟の位置をさがすワンプッシュというツールもあり、さすがに心配りのヘーベルです(?)。なお、ヘーベルの社内検査で2〜3階の階段手すりと、2階キッチンの取っ手に傷が見つかったので、それぞれ後日交換して下さるとのことでした。気をつけてみないとわからない程度の傷なので、私達はいいかなとも思ったのですが、お言葉に甘えることにしました。

この辺までくると説明がたくさんあって少々くたびれてきました。最後にこれら引き渡し書類の確認書に署名捺印して一連の手続きは終了です。時計を見ると始まってから1時間半くらいの時間が経っていました。「ありがとうございました」「いえいえこちらこそいろいろお手数をおかけしました」「今後ともよろしくお願いします」ということで引き渡し完了となりました。

・謝辞

度重なる設計変更や頑固な父の要求にもいやな顔一つせず、夜でも昼間でも何度も自宅まで足を運んでくださり、最後まで完璧にプロジェクトをオーガナイズしてくれた営業のKさんに感謝します。朝でも夜でも休日でも思い立ったら黙っていられずにケータイに電話をかけ、さぞうるさい施主と思われたでしょうが、一つ一つ誠実に受け取って下さり、やると言われたことをきっちり実行して下さる対応力は大変信頼できるものでした(妻が無理をお願いしたヘーベル君の貯金箱まで、ありがとうございました)。

また的確な技術的アドバイスをくださり、何度も図面を作成して果てはお一人で自宅まで打ち合わせにきて下さった設計のHさん、毎回5〜6時間に及んだ展示場での打ち合わせに粘り強くお付き合いいただき、標準品よりリーズナブルでしかもセンスの良い照明・インテリアを提案して下さったインテリアアドバイザーのEさん、本当にありがとうございました。

地盤工事から基礎、躯体検査、中間確認とまさに我が家の骨格となる重要部分の工事を監督してくださり、完成を見ずに異動されたA監督さん。ありがとうございました。HPに載せる情報を調べていただいたり、検査中ついて回って写真を撮ったりでご迷惑をおかけしました。
また途中交代で最後の仕上げまできっちりと面倒を見て下さったK監督さん、お世話になりました。

職人さんから信頼されるリーダーとしてベテランの味で現場を完璧に仕切って下さった(有)大平ホームのO主任、休日にもかかわらず朝から夜まで実に丁寧な仕事をして下さった大工のTさん、ご自身の引っ越しでお忙しい時まで手をかけて下さって有り難うございました。
その他お名前はお聞きしませんでしたが見事な基礎、躯体を提供して下さった職人さん、足場組み、防水工事、吹き付け、エアコン、水道配管、テレビ/LAN工事、電気配線、クロス貼り、外構工事など、1軒の家を建てるためにこれほど多くの方が関わることも驚きでしたが、何よりその誰もがご自身の仕事に誇りを持ち、最高の仕事を提供して下さったことに感動しました。

みなさんの職人としての誇りがこの家を造りました。関わったすべての方々に感謝いたします。

あ、それから末筆になりますが、このサイトに来て下さったみなさん、ありがとうございました。
はじめは私的な記録として簡単なものにしようと思っていたのですが、多分それだけではここまで続かなかったように思います。ときどき続けることがおっくうになりましたが、訪問カウンターが増えることが励みになってここまでやってこれました。重ねてお礼申し上げます。

■ヘーベルハウスにして良かったと思うこと

さて、工事が完了した現時点でヘーベルハウスにして良かったと思う点を書きます。なお、言うまでもありませんが私は他のハウスメーカーのことは知りません。あくまで絶対的な視点からの感想であることをお断りしておきます。また自分の家を託した相手ですから、たぶんに主観的/肯定的であることもお含みおきください。

・社員一人ひとりが誠実であること
営業さんをはじめ、設計さん、インテリアアドバイザーさん、工事監督さんたちが、決して手を抜かず私達にとって何が最善かを一生懸命に考え、提案して下さいました。時には「それはお勧めできません、なぜなら・・・」とこちらの希望に異を唱えられることもありましたが、必ずそれ以上の代案を出してくれました。営業現場の方にはいろいろな方がおられるとも聞きますが、基本的に会社としての誠実な社風を感じることができました。
家は建ててからが長い一生ものの商品ですから、信頼できるパートナーになれる会社や人と巡り会うことがなにより大事だと考えます。少なくとも私が出会った人たちは、仮に(本当に仮にですよ)ヘーベルという会社がどうにかなったとしても、人が存在する限り見捨てられたりすることはないと思えます(変な例えですみません)。

・施工業者、職人の質が確かであること
会社としての誠実な風土が、施工工務店の末端(失礼)の職人さんまで浸透していると感じられたことは何より良かったと思うことの一つです。工務店の主任さんは「ヘーベルさんは管理が厳しくて・・・」と冗談まじりにぼやいていましたが、基礎検査や躯体検査に臨場させてもらってその徹底さに「なるほど」と思いました。例えば鉄骨のボルト1本1本を作業員がダブルチェックしたという証拠のマークを監督がまた1本ずつ(見えないところは鏡を使って!)確認するといった具合です。「例えばボルトのダブルチェックマークといった我々の基準をクリアできない業者ははずします」と監督さんは断言していました。もちろん管理が厳重であるからそうするのではなく、プロとしてのプライドや妥協しない姿勢をヘーベルが評価して工務店を選別しているのだと思います。家づくりというと手抜き工事が問題にされますが“家とは人が造るものである”ということをヘーベルは良く知っているのかも知れません。

・材料、部材が確かであること
このTopHatでGO!でもお伝えしてきたように、使われている材料、部材の供給メーカーの多くが品質管理システムの国際規格ISO9000の認証を得ています。ISOの認証が完璧なものであるとは思いませんし、最近の建材業界では当然のことと言われるかも知れませんが、ボルトや釘の1本、塗料の1缶にいたるまで品質に妥協せず信頼できるものを使うというヘーベルの姿勢は十分感じ取ることができたと思います。

・基礎がしっかりしているということ
基礎がしっかりしているという印象は、いくつかのメーカーを比較している時にも感じたヘーベルの利点だったのですが、工事中何人かの人から同様の意見を聞くことができました。ひとりは基礎の生コン打ち込みの時のミキサー車の運転手さん。「あちこちのメーカーの現場に運搬するけどベースと立ち上がりを一気に流し込むヘーベルのやり方が一番しっかりしている。最近は他のメーカーも真似しはじめた。実はうちもヘーベルで建てた。」と言っていました。
もうひとりは確か電気配線の業者の方で、特に訊ねたわけではないのにやっぱり「ヘーベルは基礎がいい」と言ってました。まあそれぞれ関係者ですから話半分に聞くとしても、自分の印象を補強する材料にはなるわけで意を強くしました。

■今後の展開

というわけで、これで我が家の建築工事の報告は終了になるわけですが、まだまだ書き足りなかったことや、これからの感想など、紹介・報告したいことがたくさん残されていると思います。
建築中のような情熱を持ってというわけにはいかないかも知れませんが、何がしかでも住宅を検討中の方、建築中の方の参考になればと思い、少しずつでも情報を充実していこうと思います。時々のぞいて下されば幸いです。


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