歯周病は、治るの?
 医学のある一定の治療成功の指標として、5年が目安とされています。インプラントの成功率は、その5年残存率は、大体有名なメーカーのものですと、現在94,5%といわれています。(宣伝もありますので、データーはもっと良いものもありますが)2008年同一の条件であいざわ歯科クリニックでの成功率は、98.2%となっております。
 概念や評価法が異なりますが、現在の、日本の歯科医療のレベルは決して低いものではありませんが、我々がクラウンやブリッジと呼ぶ冠や銀歯の最低保障は、厚生労働省は2年と定めています。
 それぐらい、口の中は、常に100%の湿度と自分の体重以上の噛む力という過酷な条件が支配しています。
 その中では、現在のインプラントは、骨と直接接合するものですので、非常に安定性の高いものになっており、上記の成功率は、他の治療法に比べ、予後は高く、患者さんの満足度は非常に高いものになっております。例えば、統計によっては部分入れ歯の製作後の装着率は、60%程度、満足度は、40%という結果があります。
 インプラントの利点は、入れ歯に比べ、噛む力が強いこと、はずす必要がない。見た目もバネがかかったりしません。他の歯を削ることもなく、他の歯の負担も軽減します。と、魅力は限りありません。
しかし、現在インプラントは、保険の対象外ですので、当然費用は高額なものになりますし、どのような方法をとったとしても、手術が必要になります。現時点では、100%の成功には至っておりません。骨の状態や僅かですがアレルギーの問題もあります。
 このため、以上のリスクを承知の方を対象に、最終的には、患者さんに選択してもらわなければなりません。
インプラントって?→安全?
 現代において抜歯に至る原因のほとんが歯周病(以前は歯槽膿漏と言っていました)によるものです。歯周病が治ったら、どんなにすばらしい事でしょう。

 現在の治療では残念ながら、歯周病の完全な撲滅はできません。なぜなら、腸内細菌と同じように口の中には、常在菌が非常に多く存在し、それが体の中に侵入する病原体となる外来の細菌やウイルスの防御や口の中の乾燥を防いでいます。その中で、歯周病菌だけを選択的に除去する技術は非常に難しくなっております。
 しかし、医学的根拠にも基づいた適切な、口腔内の清掃と歯周組織の改善治療を行う事で、非常に重度の場合を除いて治癒する事が可能になりました

 ですが、非常に時間がかかったり、歯周外科といって、歯茎の手術を併用しなければ直らないケースが多く、また非常に高額ではありませんが、保険の範囲内では、骨の再生手術は受ける事ができません。再生手術には、GTR法やエムドゲイン、特殊審美手術が現在あります。

 インプラントと同様に、最終的には、様々な治療法から患者さんに選択してもらわなければなりません。しかし、当院では極力患者さんへ負担のかからない料金にて提供するようにしています。

 現時点で、治癒しないと思われるものに、歯根部の重篤な破折やかみ合わせ調整後、3週間程度経過後も垂直な歯の動揺(つまり、歯が上下に揺れる)のケース、そして、歯根が植わっている歯槽骨が全くない場合などが挙げられます。
今流行の漂白は、どうなの?
 歯の漂白は女性を中心にとても人気のある治療法です。大都市部では漂白専門の歯科医院が存在するほどです。
 しかし、基本的に保険が利かず、料金が、高かったり、医院によって料金も異なり、効果の不安な方も多数いらっしゃるようです。どうしても、広告に踊らされている部分も否ません。
 認可の問題で、現在の日本ではそれほど多くの種類の漂白剤があるわけではないので、医院毎の差は、適正な処置とテクニックそして、安全な機器の使用の差でしょう。
 現在、漂白は、2種類に分類できます。
 @ オフィスブリーチィング・・・・・・診療室で行なうもの。光を当て漂白します。 短時間で効果が得られるのと、防湿の処置により安全です。1回の処置時間が、多少長くなります。
 A ホームブリーチィング ・・・・・個人の歯型のトレーを使用し家庭で行なうもので、自分のペースで可能です。安全性の確保のため、重度の歯の変色では不可能のことがあります。
 料金は、当院の場合、程度、歯の本数によりますが、ほぼ同じになっております。
 どちらの場合も、長所・欠点があり、相談の上決めることにしていますが、薬を使用することにはかわりがないので、可能であれば、オフィスブリーチングの方が、安全性や変化の確認が容易です。ホームブリーチングは、通院時間が限られる人向きですが、自己判断はとても危険です。週に1回程度は来院していただくことは絶対条件です。
 
また、歯の神経を抜いた歯は、特性上、よく単独の変色が見られます。
 この場合には、保険の範囲で漂白が出来ます。
 
インプラントはどの位で歯が入るの
 施設や材料によっても、期間の違いはあると思いますが、当院の場合、最短で3ヶ月、長くて5ヶ月で上の最終のかぶせ物が入ります。しかし、骨が不足している人の場合には、サイナスリフト(上顎に骨を追加する手術)やGBR(骨の足りないところに骨を作る手術)を併用した場合、6ヶ月程度かかる事もあります。
 また、現在、特殊な方法を用いる事で、当日に仮歯を入れることも可能になりましたが、骨の柔らかい場合には出来ないこともあります。
 あいざわ歯科クリニックにおいても出来るだけ患者様のニーズに応えるよう期間短縮の治療を目指しております。