| 『新一君、ソレは天使の力だよ。大切な人を守る為の力。でもね新一君、良く覚えておくんだよ。ソレは時には、君の大切な人達を傷つけてしまう諸刃の力、君を傷つけてしまう力かもしれない。だから、よく考えて使うんだよ。君のその額に宿る第三の眼は、君だけの力だから』 天眼と言われるソレは、けれど時には呪いにもなる諸刃の力。 確かに天の才だろう。けれど、息子を傷つける可能性が大きい力を、それはたいそう彼の父親である工藤優作を苦しめてきた。彼も、その天の才を受け継ぐ者だから。幼い我が子に宿る三呪眼の意味を悟っては喜びと嘆きを深めてきた。息子を傷つけ、苦しめないように。 どうか、優しいダレかと出会えるように。 『だから、よく考えて、使いなさい。力はいつだって、作用と反作用があるからね』 見誤らないように。真実は、時には人を傷つけ引き裂き、苦しめる力になるのだから。 真実の意味も難しさもよく考えて。 彼は幼い我が子に、そう祈り、願った。 |
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