何処まで歩いて行けるだろうか?繋いだその手を離さずに

彼の色素の薄い眼差しは
まるで真実を映す鏡のようだと言ったのは
誰だっただろうか?

彼の訪れるその先で人が死ぬ
そう評したのは 誰だっただろう?

痛みや苦悩を孕みながら
それでもただひたむきに まっすぐな眼差をして、
新一は真実という痛みに向き合っている
向き合えば 辛くなるばかりの真実を
正面から受け止めるその強さは
一体何処から生まれてくるのだろう?
真実を追求する勇気は なんなのだろう?

遭遇した殺人事件に
新一は軋む痛みすら自覚できぬまま 再び走り出した
自らの体内に起こる変質も知らず
傷つけられた疵を自覚できぬまま・・・

月に祈るのは大切な人を愛し続けていく勇気
見守り続けていく強さ
痛みや苦悩 嘆き慟哭する絶望も
その罪すらともに・・・

癒されてほしい
絶望に向かって歩き始めた時間の中
服部が月に祈る願いは 愛する人の笑顔
ただ それだけだった