二度と、恋などできないと思っていた。
誰かと触れ合う事など、できない。
肉体も、精神も、誰かと共有できる何一つはないのだと。

恋愛は何処か殺人的で、恐ろしいばかりに思えていた。

想いという免罪符で、執着と独占欲を剥き出しに、最後には雄の征服欲で暴力に支配される。

恋愛は、そんな程度のものだと、思ってきた。

誰かに傾ける想いなど、持てないと思っていたのに……。