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1998年 2月 10日(火)


 今日、羽田空港発7:55発の全日空福岡空港行きに搭乗するため、昨日から神田ステーションホテルに宿泊していた。(朝、自宅から沿線の始発で出発しても間に合いそうもなかったので・・・。)朝、6:00にホテルを出発し、7時前には羽田空港に到着。団体待合所で旅行会社の係員を待つ。30分以上待って、やっと係員がやってくると、結構たくさんの人が集まってきた。羽田空港から福岡空港まで約1時間40分。9時30分過ぎには福岡に到着。大型バスに乗り込むが、他の空港から参加した人も含めて45名という大人数に旅行会社のツアコンとバスガイドさんが同乗する一大ツアーとなった。このバスガイドさん、新人さんらしく、喋り方や態度がとても初々しい。


 まず、国東の富貴寺に寄る。境内の大堂は九州最古の木造建築物で、榧の大木1本から造られたと言われているそうだ。中の阿弥陀入来坐像は国宝・重要文化財に指定されてる。(正直あまり興味はないのだけど・・・。)次に、宇佐神宮を見学。朱色の本殿は見事。朱色は悪霊を追い払う色だと信じられていたらしい。ここで昼食にだんご汁を頂く。


 午後は別府温泉へ。地獄めぐりの中で血の池地獄と竜巻地獄を見学した後、湯の花造りの現場を見学して今日の予定は終了。別府温泉に泊まる。朝早くから行動しているわりに移動時間が多く、中身があまりない。まあ、今日は温泉にゆっくりつかって、明日からに期待しよう。


 この日、長野五輪で清水宏保がスピードスケート500mで金メダルをとる。感激!。


      2月 11日(水)


 朝、8:00に早々と宿を出発。まず、湯布院に向かう。朝霧の中に浮かぶ湯布院温泉郷の風景は幻想的。バスを降りようとすると見学時間はたったの30分とのこと。湯布院民芸村を見学していると残り時間は10分しかない。本当は金鱗湖も見たかったんだけど、時間に遅れて他のツアー客に迷惑をかけるのもいやなので、しぶしぶあきらめる。


 阿蘇に向かう途中のドライブインで食べた、地鶏と肥後和牛の串焼きは絶品。新人のバスガイドさん、途中色々と説明してくれるのだが、なんとも頼りない。でも、ツアコンさんにつっこまれたり、運転手さんに助けられたりしながら一生懸命やってる姿は可愛らしく、どうにも憎めない。阿蘇山周辺を回り、草千里ケ浜へ。夏には緑の草原が広がる雄大な景色らしいのだが、冬の今は、その面影は感じられない。とは言え、せっかく来たので散策してみる。中央の池には厚い氷が張っており、その上にのってもビクともしない。レストセンターで、昼食を摂った後、今度は水前寺公園に向かう。水前寺公園は、東海道五十三次を模して造られた庭園で、小さな富士山などがあり、ミニチュアの風景として眺めると結構おもしろい。(園内を一周して色々な角度から眺めてみるのがお薦め。)


 熊本から島原までフェリーに乗り、雲仙へ。船の甲板に出ているとカモメが餌をもらいに大挙してやってくる。お菓子を投げてやると、器用に空中でキャッチして食べている。雲仙は普賢岳噴火の傷跡が今も生々しく残っていた。泥流に飲み込まれた家の屋根が地面からむき出しになっており、当時の恐ろしさが伝わってくる。


 雲仙温泉に到着。今日のホテルは古くて、部屋もあまりきれいとは言えず最悪。この旅、ここまであまりよいことがなく、妻も疲れた様子。明日は、この旅の本当の目的地ハウステンボスだ。今日までの分はおまけだったと考えよう。


 この日も昨日に続き、里谷多英が女子モーグルで金メダル。感動!!。

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