写真 写真津和野・萩 散策日記トップへ戻る

1999年 2月 13日 (土)


 朝起きると、また雪がちらついている。津和野から萩までは、JRの山口線と山陰線を乗り継いで行く方法とバスで東萩駅まで行く方法があるが、時間的にはバスの方が早い(電車:約2時間10分、バス:1時間50分)ので、バスで萩へ向かうことにする。9:27津和野駅発の防長交通のバスに乗り、東萩駅へ。途中、雪は雨へと変わり、萩に着く頃には、その雨も止む。


 今日の宿泊先は東萩駅の目の前にある萩ロイヤルホテル。まず、チェックインを済ませ、駅ビル内にある地ビール館”村塾”で昼食を済ませる。駅前で、自転車をレンタルして萩散策を開始。とりあえず、なまこ壁で有名な御成道へ。


 途中、明倫館跡に寄る。とにかく寒い。手袋をしているにもかかわらず、ハンドルを持つ手がかじかむ。萩は、吉田松陰や高杉晋作、伊藤博文など維新の志士ゆかりの元城下町。御成道に面した、菊屋横丁、江戸屋横丁、伊勢屋横丁には、武家屋敷やなまこ壁の土蔵が連なる街並みがある。この一角は国の史跡に指定されているためこうして昔ながらの風景が残されている。高杉晋作旧宅、木戸孝允旧宅、菊屋家住宅、毛利家萩屋敷長屋などを回る。特に、毛利藩の御用屋敷であった菊屋家住宅は見事。木造屋敷が今も昔のままの姿を残していることに日本建築のすごさを感じる。


 さらに足を延ばし、萩城跡へ。しかし、今残るのは石垣のみで特に見るところはなし。本当は、松陰神社や伊藤博文旧宅にも行きたかったけど、2日間の自転車散策で妻の疲れもピークのようなので、無理をせず今日の観光は終了。ホテルに戻る。


 ホテルでの夕食は部屋食。やっぱり、旅館での食事といえばこれが最高。料理もフグのから揚げや日本海の魚など新鮮でおいしかった。ホテルで買った地酒と一緒に心ゆくまで味わい、大満足。明日は最終日。


      2月 14日 (日)


 今日は、東萩駅からバスで秋芳洞へ。秋芳洞は東洋一の規模を誇る巨大な石灰洞。中は自然が作り出した神秘的な情景が広がる。黄金柱、洞内富士、百枚皿などなど、不思議でそして、なんとも美しい。途中、エレベータで秋吉台へ。


 秋吉台は、日本最大のカルスト台地。ところどころ地上に隆起した石灰石が、不思議な風景を作り出している。ここで、昼食にバーベキューを戴く。帰りは、洞内へは戻らず、回りの風景を楽しみながら歩いて下まで帰る。


 楽しい時間もここまで。秋芳洞から15:35発の小郡駅行きのバスに乗る。小郡駅に到着すると、山口宇部空港行きバスの出発まで1時間近くある。しょうがないので、喫茶店に入り妻と楽しかった旅行を振り返る。バスで山口宇部空港へ。山口宇部空港は本当に小さな可愛い空港でした。19:05発全日空700便で羽田空港へ。


 時刻表とにらめっこの旅となりましたが、思い出深い旅行になりました。

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