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2000年 5月 2日 (火)


 最終日の朝は、七ツ森のペンション街を散歩。周辺は可愛いペンションや別荘でいっぱい。こんな所に別荘を持つ身分になってみたい。


 9:00に宿をチェックアウトし、猪苗代湖方面へ向かう。昨日と同じように磐梯町から河東町を抜け、国道294号線から国道49号線に出ると猪苗代湖が見えてくる。とりあえず、妻の希望で”天鏡閣”を目指す。


 天鏡閣は、有栖川宮が明治時代に建てた別邸。磐梯山をその湖面に映し出す姿の美しさから猪苗代湖が天鏡湖と呼ばれることから、猪苗代湖を見下ろす位置に建つこの館の名を天鏡閣という。外観は上品な薄紫色の壁に包まれた豪華な洋館で、館内の家具や調度品は当時のまま修復、復元されており、明治時代の皇族の優雅な暮しぶりが垣間見える。館内でお姫様気分で写真を撮ってみるのも一興。(ベルサイユ宮殿など貴族の暮しに興味津々の妻にとっては、至極の瞬間。)


 天鏡閣を出て、猪苗代湖遊覧船へ。遊覧船はかめ丸・はくちょう丸・いるか丸と動物を模った形になっている。いるか丸に乗船し、猪苗代湖面へ。長浜から翁島を周回して、約30分の遊覧。翁島には弘法大師の伝説が残っているとか・・・。(詳しい話は忘れてしまいました。)


 お腹も空いてきたので、猪苗代湖畔の猪苗代ビール館へ。ここで、地ビールとウィンナーのセットを注文。小腹を満たした後は、同じ敷地内に建つ”世界のガラス館”へ。外観はスイス風で、新婚旅行先のスイス・インターラーケンを思い出してしまいました。中には世界中のガラスが展示・販売されており、ガラス工房でガラス製作の実演などもやっています。2階は、高級ガラス製品の展示場になっており、ベネチアングラスや切子ガラスなど芸術品のような製品が展示されていました。高いものは買えないので、館内でガラスのマスコット付きマドラー、野外で2級品の販売もしていたので、格安のワイングラスをペアで購入。


 お昼ご飯に、向かいの”清作茶屋”という名のお店で、庄助そばというのをいただきました。おそばをとろろやキノコなどの6種類のたれにつけて食べるもので、あっさりしておいしかった。


 猪苗代ICから磐越自動車道に乗り、帰路の途へ。会津磐梯は関東から近く、見所いっぱいで楽しい旅路となりました。

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