2000年 4月 30日 (日)
朝、7:00に家を出る。愛車の「グラ」ちゃんに乗り、とりあえずナビに目的地を喜多方駅と設定して経路検索すると、予想通り、常磐自動車道から磐越自動車道と経由し、会津若松ICで降りて国道121号線を向かうルートが示される。我が家からは柏ICが近いのだが、何故かナビは流山ICに向かうよう指示する。これを無視して柏IC方向へ走り出すが、ナビはひたすら経路を再検索し、流山ICへと誘導しようとする。しまいには、Uターンしてまで流山ICへ行けという。頑固な奴だ。柏ICから常磐自動車道に入ると、やっとあきらめたようだ。
ゴールデンウィーク2日目だというのに道はガラガラ。愛車の「グラ」ちゃんも絶好調。快適なドライブが続く。いわきJCTから磐越自動車道へと入る。磐越自動車道は、福島県を横断する高速道路だが、ほとんどが1車線の対面通行なため、あまりスピードは出せない。ところどころに追い抜き区間を設けてはあるが、距離はあまり長くないので、注意が必要。(前の車を追い抜くことに熱心になっていると、合流ポイントで慌てる。)途中、三春町あたりで道路脇にしだれ桜を発見。三春町には国の天然記念物に指定されている三春滝桜という樹齢1000年以上の紅しだれ桜があるそうだ。(妻の叔父情報)一度見に行ってみたいものだ。
会津若松ICで高速を下り、国道121号線を喜多方へと向かう。喜多方市内へ入ると、ナビの役目はここまで。こんどは地図を頼りに、”喜多方蔵の里”を目指す。車をどこに停めようかと思っていると、目的地のすぐ近くに喜多方プラザという市の施設があったので、ここに駐車することにした。喜多方プラザの桜は今が満開。旅のはじまりとしては絶好の気分。”喜多方蔵の里”は、蔵や古民家を移築して保存している所で、蔵の町、喜多方ならではの施設。敷地内には7棟の蔵と2棟の古民家がある。ちょっとレトロな雰囲気になれて、なかなかGOOD!。ついでに、隣の喜多方市美術館を見学。蔵の町には不釣合いなレンガ造りの外観がちょっと興味をかきたてられる。この日は、「東海道五十三次」展というの行われていたが、喜多方と何か関係があるのだろうか?
お腹も空いてきたので、もちろん喜多方ラーメンを食べに行く。(観光案内所に行くと、喜多方ラーメン屋マップをもらえるので便利。)途中、街中の蔵や桜などを眺めながら、ガイドブックで白味噌仕立てのスープが絶品と紹介されていた「一福」というお店を探すが、どうしても見つからない。さんざん歩き回った挙句にあきらめて、今度は、ラーメン通の林家木久蔵さんも絶賛しているらしい「大安」というお店へ。ここは、産業通り沿いにあるので、すぐに見つかった。でも、2階建てのビルになっていてガイドブックの写真とはかなり違う。チャーシューメンをオーダーしたが、この自家製チャーシューは絶品。麺が見えないほどに敷きつめられたチャーシューは、それだけでお腹いっぱいになりそう。ラーメンの味自体もさっぱりしていてたしかにおいしいかったけど、そんなに騒ぐほどのものなのかな〜といった感想。(まあ、味オンチの私の意見は、あまり参考にはなりませんが・・・。)
お腹もいっぱいになり、途中で見つけた蔵元の”大和川酒造”へ。無料で酒蔵を見学(ガイド付き)した後、利き酒ができる。せっかくだから色々なお酒を味わってみたいと思うのだが、タダだと思うと逆に頼みにくくなってしまう。私は典型的な小市民だとあらためて思い知らされてしまった。自己嫌悪。最後に妻がガイドブックでチェックしていた蔵造りの喫茶店”くら”でお茶を飲み、喜多方での観光は終了。
「グラ」ちゃんに戻り、喜多方から国道459号線を会津方面へ走り、磐梯ゴールデンラインを通ってペンション街の七ツ森へ。会津での宿はインターネットで探したペンション”森のバスケット”。露天風呂があるというので選んだ宿だったのだが、なんとその日は露天風呂はおやすみ。宿泊客が少ないためなのか、楽しみにしてたのにそりゃないよ(悲)。