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2002年 7月 6日(土)


 旅行最終日も6:30起床。妻が体調不良を訴える。とりあえず朝食を済ませてチェックアウト時間ギリギリまでホテルで様子を見る。9:00近くになって、完全とはいかないが何とか妻の体調も回復。ホテルをチェックアウトして今日の目的地・玉泉洞王国村へと向かう。

 国道507号線から県道48号線、17号線と抜けて、30分あまりで現地へ到着。玉泉洞王国村は、全長5kmを誇る日本で2番目に長い鍾乳洞である”玉泉洞”を中心としたレジャー施設。さっそく入園し、まず玉泉洞へと足を踏み入れる。外は気温30℃を超える暑さのためか、年間いつも約20℃位になっている洞内は本当に心地よい。見学できるのは約1kmであるが、足元が不安定な洞内ではこれが結構長い。現在も成長を続ける鍾乳石は様々な形をしており興味深い。30分ほどかけて、ゆっくり洞内を楽しむ。

 玉泉洞の見学を終えた後、園内の休憩所で”さとうきびジュース”なるものを飲んでみる。砂糖水のように甘いのだが、不思議な味がした。(これをおいしいというのかどうかはわかりませんが・・・)ちょっと、私の拙い文章では、この味をうまく表現することができないので、これは是非、自分の舌で確かめてみてください。そうこうしている内に、沖縄舞踊エイサーの公演時間が近づいていた。急いで園内を抜け、エイサー広場へと向かう。エイサーは、盆踊りの一種だそうで、エサオモロという集団舞踊に念仏形式が加わったものだそうです。はやし言葉の「エイサー」から、そう呼称されるとのこと。しかし、このエイサーって舞踊は本当に迫力十分。沖縄民謡に合わせて若者たちが重い太鼓を自由自在に振り回し、広場内をところ狭しと踊りまくる。それも30分以上もですよ。こりゃ、すごい。女の子たちもタンバリンみたいな小さな太鼓をたたきながら、まるでエアロビみたいに満面の笑顔で踊り続ける。観てるこっちも本当に楽しくなってきますよ。絶対、お勧めです。沖縄行ったら、是非、エイサーを観て来てくださいよ。

 エイサーの公演が終り、踊り手の人達と記念撮影をした後、琉球王国城下町へ。ここは、沖縄各地の古民家を移築して保存している所で、琉球の昔ながらの文化や庶民の生活を紹介している。珊瑚礁を積み重ねた外壁や屋根の上のシーサーなどなど貴重な文化資産が残されており、大感激。昼食に園内のレストランで沖縄最後の食事としてソーキそばを食べる。最後に、ハブとマングースのショーを見学するが、最近は動物愛護の観点から動物同士の対決は禁止されているため、海ヘビとマングースの水泳対決になってしまっていた。おいおい、そりゃちょっと無理があるんじゃないですか?(笑)

 まだ、飛行機の時間まで多少余裕はあるが、別の観光ポイントを訪れるほどの時間はなかったので、来たルートは通らず、沖縄の南側をドライブしながら帰ることにした。国道331号線を南下し、糸満市を抜けて快適なドライブは続く。那覇空港近くのガソリンスタンドで給油して、3:30頃にレンタカー会社へ到着。そこからバスで那覇空港へと移動する。帰りは何の問題もなく、那覇空港17:40発のJAL906便で2日前に丸1日を過ごした羽田空港へ。


こうして、私たち夫婦に2度とないだろう貴重な経験をさせてくれた沖縄旅行は無事、幕を閉じたのでした。

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