2年以上経っており、性能が現在のものとは雲泥の差になってしまった。そしてなによりもA4ノートであるが故に、 持ち運びに向かない、つまり重い(バッグ込みで約5.5kg)のだ。自宅と仕事場の往復だけでも大変なのに、旅先に 持って行くにはかなりつらい。旅先で何に使うんだ?と思うだろうが、PHSとつないで掲示板に旅の報告を書き込む のに使う。今年(2002年)の正月も山口まで持っていったぐらいだ。 こういうことから今度はB5モバイルノート(当然WinXP)となるが、安いもの(15万円以下)ではOfficeXP(仕事では 不可欠)を別に購入しなければならず、かといってプリインストール機では前にも書いたように余計なものが多すぎる。 そして現用ノートをどうするかである。中古ショップに売るという手があるが、説明書はともかく箱はもう捨ててしまった。 それにキーボードの手前(手の平があたる部分)が変色している(おそらく手垢、カバーがないのでしかたがない)ので とても売れる代物ではない。では次善策として初代ノートのように知人に譲渡するのがいいが、現在私の周りには パソコンを欲しがっている人がいない。そうなると現用ノートをしばらく使い続けるという選択肢が残る。ただこのまま ではせっかくの192MBのメモリを生かすことができない(詳しくはこちら)。それならWinNT系のOSにアップグレード すればよいが、スペック上WinXPにするのは無理なのでWin2Kにすることにした。既にWinXPを使用しているので、 Win2Kも使いこなせるだろう(←この辺がナメきっている)と軽い気持ちでアップグレード版を購入した。 まず現用ノートのファイルをバックアップする、といっても私の場合は「お気に入り」などの設定はデスクトップとほぼ 同じでありインストール後にコピーすればよいので、最低限必要なファイルだけをデスクトップに移しておいた。 次はいよいよハードディスクのフォーマットだが、Win2KはWin9X系と違って起動ディスク(フロッピーディスク)がない。 代わりにWin2KのCD-ROMを入れて起動させるとセットアップ画面に移るので、fdisk(ハードディスクの全面削除や パーティションの割り当てに使うコマンド)を使って旧OSのファイルを全部削除した。ハードディスクがまっさらに なったら、あとは画面の指示通りにインストールを進めるだけである。アップグレード版の場合は前にも書いたように 旧OSのCD-ROMを要求してくるので、Win2KのCD-ROMと入れ換えてやればよい。 ここまでは順調にインストールが進んだが、自動で再起動したときに異変が起こった。 再起動時にある画面で固まってしまったのだ。 上が実際に固まった時の様子である。どのキーを叩いても全く反応がない。しかたなく電源ボタンで強制シャットダウン してから再び電源を入れると、インストールは何事もなかったかのように続行した。インストールが終わってハードウェア のチェックをしたところ、内蔵モデムのドライバが見つからないらしい。元のドライバはWin98用以外はNT4.0用しか ない。試しにNT4.0用のドライバをインストールしようとしたが全く認識しない。メーカー名を検索してようやくWin2K用の ドライバを手に入れることができた。それ以外は全く問題ないようだ。しかしこのままではセキュリティ上で問題がある ので、Windows Updateでサービスパック(複数のバグ修正などを集めたもの)などをインストールしてようやく終了。 使ってみた感想はWinXPのときとほぼ同じだが、いくつか”障害”が残ってしまった。
再び電源を入れるようにしているので、何とか回避している。どうも上の画面になったときに「プチッ」と音がしている ことがわかった。普通の起動と再起動ではプロセス(やっていること)が違うので起きると思われる。モデムかLANカード あたりが怪しいが今のところ原因はわからない。
ことなのでせいぜい1GBぐらい(実際には1.2GB)しか使っていないはず。それなのになぜ2.26GBも使わなければなら ないのか。確かにOffice2000や駅すぱあと、など容量を食うソフトをいくつかインストールしたとはいえ、それにしても 大きすぎる。どうやらユーザーごとの設定を保存するのに容量を使っているらしい。
だろう。 現在では別のところでも書いたように、自宅と仕事場を往復する稼働率の高いマシンとなった。しかし本来は 買い換えなくてはならないぐらいのマシンなので、あと1年が限界だろう。それならば残り1年フルに使ってやるのが、 かつてのメインマシンにとっての”最後の花道”となる。その日が来るまで大活躍とまではいかないが、仕事その他に 活用していきたいと思う。 2002年11月新ノートパソコン(samrai四号機)を導入、その時点で自動的に4年にわたる活躍を終えた。 正直なところ4年も持つとは思わなかった。2,3年で次のノートにと考えていたが、自作に目覚め始めて デスクトップを所有するようになり、ノートパソコン本来の機能を生かすことになって寿命が延びたようなものだ。 Windows2000はちょっと実験的なところがあったが、それまで縁がなかったWinNT系に触れることができて、 パソコンのスキルが少しは上がったのではないかと思う。
2002年03月16日 脱稿 2003年6月9日 加筆修正
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