を出て甲子園駅へ向かった。改札付近は激しい混雑となっている。観客の大半は阪神電車で家路につくの だから当然であろう。さらにその大半は梅田(大阪)方面に向かっているので、梅田行きの電車はラッシュ時の ような混雑になる。この時点でまだ19時前と少し時間がある。そこで反対方向の三宮(神戸)方面の電車に乗り、 三宮でちょっと1杯引っかけてから大阪に戻ることにした。 三宮方面のホームに上がると意外と混雑している。それでも反対側のホームほどではなかった。先に急行電車 がやって来たが、とても座れそうにない。時間は掛かっても構わないので、その次の普通電車に乗った。特急や 急行なら20分ほどで三宮に到着するが、普通だと途中後続の特急などに路を譲ったりして、40分ほど掛かって ようやく三宮に到着した。 に、ガード下の串かつ屋に入った。もう何回か来ている店なので、何の気兼ねもなくゆっくりできる…はずだった。 どうも以前と雰囲気が違う気がする。カウンターに椅子がある点はともかく、それにしても何かが違う。カウンター の上をよく見ると、ソースが入ったバットがない。本来串かつというのは、バットに入ったソースを直接浸けて、 キャベツを同じくソースに浸けてつまみながら食べるものである。それなのにソースが容器に入って置いてある。 衛生上の問題なのだろうが、やはり”串かつ通”としては物足りない。もう少し開拓する必要がありそうだ。それは ともかく、熱戦の後の生ビールのウマいこと。串かつ6本と生ビールで1000円でお釣りがきた。一瞬計算間違い かと思ったが、ビールが思ったより安かったようだ。ちょっと得した気分になって店を出た。 三ノ宮(JRの駅名はこの表記)から新快速で一気に大阪に戻った。ビールと串かつでお腹が膨れたとはいえ、 まだ物足りない。軽くうどんでも食べておこうかと、以前行った立ち食いの店を目指した。ところがなかなか見つか らない。どこにあったかもうろ覚えなので、どこを目指していいのかわからない。10分ほど大阪駅構内をウロウロ して、ようやくその店を見つけた。月見うどんを頼んで貪るようにかきこむ。やはりうどんは透き通った汁に限る。 腹ごしらえも済み、予め予約しておいたホテル(ホテルグランヴィア大阪)に向かった。大阪駅構内に入口が あるそのホテルは、6年前にも泊まった大阪での”定宿”である。部屋に入るなりすぐに、浴衣に着替えてベッドに 寝転がった。実に2日ぶりに横になった瞬間である。かなり疲れがたまっていたこともあって、いつの間にか眠り に就いていた。 |