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 この夏の収穫はいろいろありました。

 まず第一は、7月1日当書店主催の第10回講演会「フィンランドに学ぶ教育と学力」−北海道教育大学助教授 庄井良信さんのお話でした。

 第二は20年ぶりの全障研(全国障害者問題研究会)の大会が8/28〜30と奈良であり、本の販売で参加したこと。

第三は、8月初め、大阪で児童文学作家の富安陽子さんのお話が聞けて、そこから又「読みもの」の世界の幅がひろがったこと。

 これからの出会いから「ぜひおすすめ!」という本を織り交ぜて、本の紹介をしていきます。

 

おすすめの本  〜2006年06月〜 バックナンバー

「 オオカミ族の少年」(クロ二クル千古の闇@)

「 生霊わたり 」(クロ二クル千古の闇A)

ミシェル・ペィヴァー(著) さくまゆみこ訳  評論社 \1890+税 

 夏にお会いした、富安陽子さんがお話の中で「そのおもしろさに参りました」と紹介された本です。作家がそこまで言う本ならと早速読んで、私も「参って」しまいました。

 一応、ファンタジーに分類されるのでしょうが、そのリアルさに圧倒されます。

 舞台は、約6000年前の北西ヨーロッパ。人類が森を中心に狩猟生活で生きていた時代。オオカミ族の少年トラクが森の中で父親とともに悪霊ののりうつった巨大クマに襲われるところから始まる。

 父親を殺され、たった一人で森の中で生きていくトラク。登場する動物、植物、狩猟の技術、そのあまりにもリアルな描写にグイグイひきこまれます。著者のペイヴァーは生化学を学んだ薬事法関係の弁護士。そして考古学、人類学・・・と。その圧倒的な知識の深さの上になりたつ壮大な物語です。今年第3巻がイギリスで刊行予定。全6巻だそうですが、既に日本にも根強いファン層ができあがっていますよ。     (J )

「ムジナ探検局シリーズ」

富安陽子(作)  おかべりか(絵) 童心社  各\1200+税   (既刊 5巻 / もうすぐ6巻がでます )

 

 その富安さんの本。まずは中学年から読めて、夢中になるこのシリーズから!(学級文庫にもピッタリ)

 普段は古本屋を営む、ムジナ氏(これがちよっと二枚目の青年)は、実は「ちょっと不思議な事件」をひきうける「探偵」でもあるのですが。その古本屋に毎日の様に入りびたって漫画をよんでいる、源太少年(これが又そこらにいそうな好奇心まるだしの悪ガキ)と一緒に様々な難事件を解決していきます。 さて、一体どんな事件が・・・?

 それは読んでのお楽しみ。                             (J )

 

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