河出書房新社から出版されていたものが改訳版となってあすなろ書房から11月中旬に出版されました。サンタを待つ少年のもとにあらわれた白い蒸気につつまれた謎めいた汽車、急行「北極号」。そしてサンタクロースと出会う子ども達。クリスマス絵本の傑作。美しい絵本です。プレゼントにどうぞ。1986年コルデコット賞受賞。(2003/12/11
M)
花おりおりが一冊の本になり、11月にその二も出た。
これが楽しい。本を読んでいて"どんな花かなー”と思いつつ調べるところまでいかなかった花。ああこれなら知っている、と顔と名前が一致したときの満足感。又、見たことも聞いたこともない花もある。見慣れていた花も名前を知ると更に身近になる。
「名のない花」や「雑草という草」はないのですね。花や木や草のことを良く知っている人、尊敬します。(2003/12/8 M)
しかし、ちひろさんの息子だからこの事ができたのではない。親から自立して美術を学び、又世界中の優れた絵本原画作品の収集に力を注いでいる一人の青年の確かな足どり、眼力の養い方が語られる。21人の絵本作家の出会い、又別れ。ちひろ美術館の人気の秘密確かにここにありますね。そしてそれを超えた魅力を伝えてくれる一冊。(2003/12/8
M)
俳句力 〜ゆっくり生きる〜山林 木造 (著) \1200+税 NHK出版
ふとしたきっかけで私は俳句をはじめて二ケ月ほどになります。ちょっとしたカミングアウト(大げさな!!)です。
で、俳句の本にチラリ、チラリと目がゆくのです。でもあまり影響を受けたくないので(生意気な!!)大家のものなどは遠まきにしていて、ふと目についたのが、この本。
漫画家小林木造さんがNHK俳壇誌に「俳句一年生」ということで連載をはじめ、俳句にはまり句会に参加し、吟行会に出かけの日々。築38年の木造(これが俳号)モルタルアパートに住んで25年以上。風呂なし、クーラーなしの生活。しかしアパートの前の小さな通路に咲く花、草、生き物、暮らしを緻密な四コマ漫画と俳句で豊に描いた本当にユニークな一冊です。(2003/12/6
M)
おまえうまそうだな宮西 達也 (作・絵) \1200+税 ポプラ社
表紙いっぱいに描かれたきょうりゅうの絵。これだけで気の早い子は”これ買う”とこの本を手にとって離さない。ウム…オヌシ目が高いゾ。しかし、まって!帯をとって!見おとしそうな小さなきょうりゅう”うまそう”が主人公のなかなかひねりのきいた絵本なのです。お父さんに読んでもらってくださいね。お父さんがウルウルきちゃうこと受けあい!!です。(2003/12/6
M)