「ごまちゃん」は類い希なるネコだと思う。 自分より体の大きいネコにはいじめられるし、注射はいやがらないし。 エサを欲しがっているときにエサをあげてもエサだとわかっていないような 反応をすることもある。・・・・・・・どんくさい。 でも、ベランダにくる鳥には反応する。本能はあるらしい。
ある日ふとベランダを見ると血痕が・・・・・・。 「ネコがとうとう襲ってしまったか!?」とおもってネコの手を見ても 血の跡なんかないし、ケガをしたハトなんかもみつからない。 留守中ベランダに出しておくことはないから、何か騒ぎがあればわかるはず。 「ケガしたハトでもいたのかな」なんて思いながら、 そのまましばらく気にもとめず・・・・・。ま、時々狙ってるのは知ってたが。
と、ある日ベランダでバサバサッッバタバタッッッバババッッッってな感じの すごい羽音がしたからびっくりして振り向いてみると ネコはベランダの隙間から手を伸ばし、ハトをひっかけている。 獲物は大きいだけに捕まえるに捕まえられず、ハトも逃げるに逃げられずって状態。 あわててネコを引き離しハトは飛んでいったが、ネコは大不満の声で鳴く。 ハトは・・・・・どうか無事でいてくれるとよいのだが。
以前みつけた血痕はきっと我が家のネコによるものだったんだろう、と その時思った。 そして、2001年夏。小さいスズメの犠牲者がでた。 ごめんね。
P.S.そしてそしてこれからも戦い続けねば!と思っていたところ 2001年12月、ごまちゃんはお星さまになってしまったのだった・・・。
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あの柵の下の隙間が超キケン!!