夜の街、走る車
作:しにを
町中を抜けると、だいぶ道も空いてきた。
もう、そろそろ着くわね。
窓からちらりと外を見て、私は小さく溜息をつきかけ……、やめた。
周りの子達は皆、お話に夢中だけど、変に思われても嫌だった。
ああ、見えてきた。
校舎。
塀から突き出して見える木々。
寮の壁も遠く見える。
明りが遠めにもわかる。
「遠野先輩、さようなら」
「遠野さん、ごきげんよう」
「お気をつけて」
「お疲れ様でした、遠野先輩」
二台のタクシーが裏門前に止まると、私以外はみんな寮へと向かう。
これから遅めの夕食を済ませて、お風呂なり部屋で寛ぐなりするのだろう。
私の方はまた長いこと車に揺られなければならない。
まだまだ家に着くまでは長く遠い。
でも、一人になれると思うと、無性にほっとした。
「お疲れ様。では、ごきげんよう」
きちんと別れの言葉を交わし、踵を返す。
外来者用の駐車場へと向かう。
ふぅと溜息が洩れた。
もうかなり遅い時刻。
生徒会の仕事で少々遠出をした帰りだった。
正規の授業が終わってから他校へ赴き行事の打合せ。
それが終わった時点で結構な時間で、それから車を呼んで……。
別にそれで疲れた訳でもない。
腹が立つ場面が無いではないが、外との接触には面白い事がある。
その後の車中での数十分。
これが私の心の何かを疲労させたのだった。
今回は上級生は無しで、私と同じか後輩の子だけだった。
普段仕事を一緒にする顔なじみと、一部のクラス委員の子達。
特に嫌だとか、殊更に神経を使う相手ではない。
むしろ不本意ではあるのだが、向こうが私に対して無用な気を遣う事の方が
多いだろう。
行きの時はあれこれ会議の段取りの話などで終始したのだが、帰りはさすが
に話題も変わった。
教室での、部活動での、寮でのゴシップ。
身内だけとは言っても、タクシーの中である。
あまり羽目を外さないようにしたものの、だんだんとなし崩しに。
まあ、仕方ないかもしれない。
いつしか話題は非常に浮いたものになっていた。
時、折りしも三月の十四日。
ホワイトデー。
無理からぬ事だったかもしれない。
バレンタインデーの出来事。
誰それがどうしたと言う噂話。
電話が来てどうとか。
今日、これからどうとか。
厳格にして監視の目が行き届いているようでも、それは万全ではない。
本来はそうした事を風紀の乱れとして粛清する立場ではあるのだが、まあそ
うまでしたくは無い。
「遠野さんはどうなの? バレンタインデーにいっぱいチョコ貰っていたけど、
遠野さんからはあげたりはしたの?」
そうした中、急に話を振られたのだ。
「さあ、どうかしら?」
そんな風にすぐ答えて、謎めいた笑みと後は黙秘という態度を取れば良かっ
たかもしれない。
でも、唐突だったので、反射的に私は脳裏に浮かべてしまった。
兄さんの顔を。
「ええと……」
口ごもった私を皆が見る。
「遠野先輩が……」
「赤くなっている」
質問した同学年の子も、きっと軽い質問だったのだろう。
なんだか動揺している。
まずい、何かきちんと答えないと。
このまま終わらせると変な噂になるかもしれない。
「あげたけど……」
「ええっ?」
「嘘……」
「遠野さんが?」
何だろう、変な雰囲気。
いつになく私もドキドキしている。
平静を装ったが頬が少し熱い。
「兄さんにだけど」
言った。
あえて本当の事を。
私にとってはとても重大な事だけど、他の子にとっては「なーんだ」で収ま
るだろう。
ふぅ。
え?
何だか、凄く興味を引いた風な様子?
「遠野さんのお兄様ですか、素敵な方なんでしょうね」
「え? どうかな……」
「確か病弱で子供の頃から療養されていたとか」
「あ、瀬尾さんが見た事あるって言ってた」
「どんな方ですって?」
「声がぞくぞくするほど素敵で、それに優しくて格好よいって絶賛してたわ」
「やっぱり」
「遠野さんのお兄様なら、文武両道で凄いんだろうなあ」
「お兄様と暮らしたいから寮を出たって本当?」
「いえ、あの、その……」
……こんな感じで、兄さんの話で盛り上がってしまった。
まあ、それは一時で今度はまた別の娘の話題が俎上にのぼったのだが、兄さ
んの話題は妙に私を疲れさせた。
「素敵な人……か」
そこで全肯定できるならよかったけど……。
でも、私は怯みにも似た感情を覚えてしまった。
今は突然で戸惑ったけど、もちろん私はどう答えるかは別として誇りを持っ
て応じられる。
兄さんは兄さんだから私には……。
でも何処に出しても恥ずかしくない、誰にはばかり無く自慢できる、そんな
人じゃないとは思う。
そんな事、少しも私にとっては欠点にならないけど、でも……。
溜息。
自分でもよくわからないけど、何だろう、この精神の動きは?
兄さんが悪いんです。
私を放っておいたり。
他の女を関わったり。
心配ばかりかけたり。
だから、私が必要の無い気後れを感じるんです。
そうこうして、とぼとぼ歩いているうちに車の横まで近づいた。
ドアに手を伸ばし掛けたら、先んじてそれは開いた。
「え?」
不思議に思って座席を除くと、そこには見慣れた顔があった。
「に、に、にに、兄さん!」
「うわっ、何だよ秋葉。びっくりするだろう」
「それはこちらの台詞です。
なんで兄さんがいるんです」
うんと頷き、兄さんは奥に引っ込む。
私も棒立ちになっていた事に気がついて、とりあえず乗車した。
ドアを閉めると車はすっと動き始めた。
やっぱり、タクシーとは音も動きも違うわね。
兄さんの言葉を待ちつつも、ちらりと頭の隅で変な事を考えていた。
「迎えに着たんだよ」
「え?」
「今日は遅くなるって連絡あったろう?
家経由で車が秋葉の処向かうって言うから同行させて貰ったんだ。
朝もすれ違いで会えなかったし、下手すると今日中に顔も見れないかもしれ
ないから。
要はさ、秋葉に会いたかったんだよ」
わあ……。
なんでこんなタイミングで、普段なら頼まれても言わないような台詞を笑顔
で口にするのだろう、この人は。
さっきまでの自分でも良く分からないもやもやは消えていた。
むしろ突然笑い出して、兄さんに変な顔をされないよう注意しなければなら
ないくらい。
「おかえり……、じゃないな、まだ」
「いえ、よろしいですよ。ただいま帰りました」
何だか変なやり取り。
ああ、私嬉しくて少し舞い上がっているかもしれない。
こほんと咳払いをして気持ちを鎮める。
醜態を見せるのは嫌。
今日はどうしたの?
そんな話を振った兄さんに生徒会の話などしてみせた。
大変だな秋葉は、と変に感心される。
まあ、ねぎらいの言葉を貰うのは悪くない気分。
言葉だけでなく、傍らから何か包みを取り出し手渡してくれた。
ご褒美のつもりかしら?
薄いレース飾りのついた布が何かを包み、端をリボンで縛ってある。
軽くて、持つとがさがさと小さな音。
甘い香り。
何かお菓子みたい。
開けますよと目で問い、了承される。
「クッキーですか」
「ああ。疲れているなら甘いものもいいだろう?」
「ええ」
少しお行儀が悪いと思うけど。
でも、誘惑に屈する。
「いただきます」
かさかさとレースの包みを開けた。
白いクッキー、黒いクッキー、紅茶の葉らしき粒々があるクッキー。
形は長方形と丸いもの。
型抜きではなく、手で形作ったのだろうか。
やや、不揃い。
丸い紅茶入りのクッキーを手に取り口に運ぶ。
兄さんの目が少し恥ずかしい。
さくり。
感触は良い。
独特の紅茶葉の香りと、バターの風味。
口の中で溶けていく。
もう一枚。
チョコ風味の。
これも香ばしい。
うん、美味しい。
ミルククッキー。
あっさりとした甘みの薄い軽さが良い。
とりあえず全ての種類を食べて、もう一枚と取った処で、兄さんの視線に気
がついた。
じっと見つめていたらしい。
今も不思議なほど強く私を見つめている。
ちょっとどぎまぎとするほど。
つい夢中で、途中から見られている事を忘れてしまった。
はしたないとは思われていないだろうけど、そんなにお腹が空いていたのか
と見られるのもなんだか恥ずかしい。
「どう?」
兄さんの声。
口元まで近づけたものを戻すのは変だろう。
そのまま口にする。
味わっているというポーズでゆっくりと噛んで飲み込む。
「そうですね、美味しいと思います」
「そうか」
「でも、琥珀らしくないですね。
ややざらざら感が残っていますし、砂糖や紅茶の量など的確とは少々言い難
いです。
失敗作とまでは言いませんが、不出来と言っても良いでしょう。いつもの琥
珀のものと比べるなら」
「なるほど……」
なんだか琥珀に悪い気もするけど、捌け口になって貰おう。
「どうせならば、もっと…」
「ごめんな、秋葉。初めて作ったから……、秋葉の口には合わなかったか」
「……へ?」
間抜けな声が洩れる。
でも、そんな事どうでもいい。
今、何て仰ったのですか、兄さんは?
作ったって、何を?
私の疑問符に兄さんが補足する。
「だからさ、それ琥珀さんに教わって俺が焼いたんだけど、やっぱり上手くい
かなかったんだなって。
先輩達はそれなりに気に入ってくれたみたいだけど、やっぱり気を遣ってく
れたのかなあ」
「あの……、これって兄さんの手作りなんですか?」
「ああ」
なんで、兄さんが……。
あ、あああ。
もしかして。
もしかして。
これって、いや、きっと……。
「あの、兄さん。ちょっとお訊きしたいのですが……」
「なんだい?」
「これ……、その……、今日が3月14日だから……」
「うん、ホワイトデーのプレゼントだったんだけど」
やっぱり。
どっと体が熱を持った気がした。
体中から汗が噴出しそう。
兄さんからのプレゼント。
それも手作り。
私の為に。
さっきの先輩達とか言う忌まわしく響く言葉は無視。
嬉しい。
嬉しい。
嬉しい。
嬉しい。
嬉しい。
歓喜。
そして急に冷水を掛けられた気分に転じる。
「失敗作とまでは言いませんが、不出来と言っても良いでしょう」
自分のついさっきの言葉が頭の中で、鐘の音のように響き渡る。
何度も何度も。
ぐわらんぐわらんと。
兄さんの手作りを。
バレンタインデーのお返しを。
それを、私は、
無造作に食べて
あろう事か、ケチをつける真似を……。
馬鹿。
馬鹿。
馬鹿。
秋葉の大馬鹿。
……。
……。
……。
違う。
ああ、こんな事している場合じゃない。
早く何か言わなきゃ。
あ、あああ。
何で口が止まっているの。
言葉が出ない。
やだ。
何で目元が潤んで。
……。
違う、違うんです。
秋葉は、凄く喜んでいるんです。
本当です。
兄さん、兄さ…
「秋葉……」
兄さんの声。
少し苦笑混じりだった兄さんの表情が変わっていた。
何だか和んで、そして照れた顔。
私を見て、いえ視線は……胸元?
ふと自分を省みる。
両手が胸に。
兄さんのプレゼントを抱えている。
抱き締めるように。
宝物のように大事そうに。
ううん、宝物のようにでは無い。
これは誰にも取られる訳にはいかないもの。
本当に大切なものなんだから。
「喜んでくれたなら、嬉しいよ」
「はい……」
強く頷く。
兄さんと視線が絡み合う。
……。
あ、
これは、
何だか、
凄く、
良い雰囲気。
一応は他人の目がある車の中だと言う事も忘れてしまいそうな、
世界に兄さんと私しかいないみたいな、この近しく、
そして……。
そして、そこで、お約束のように。
その雰囲気をぶち壊しにしてくれた。
小さな音が。
それは他ならぬ私の……。
私の……。
その……。
……。
だって、空腹な処に、中途半端に食べたりしたから……。
う。
うう。
うううう。
顔が真っ赤。
泣きたい。
「いや、秋葉、こんな時間だし……」
「言ったら酷いですよ、兄さん」
「はい」
それからしばらく無言で過ごした。
お腹が鳴ったのは、その一度だけ。
……。
……。
……。
せっかく兄さんといるのにだんまりも勿体無いな、と思っていると兄さんが
さりげなく会話を再開させてくれた。
ほっとして、さっきの出来事を過去に捨て去り新たな話題に飛びつく。
生徒会の話。
学校の事。
寮での事。
車の中でじっとしていたとは言え、私の学び舎を目にしたからだろうか。
兄さんは浅上女学院に関心を持ったようだった。
最初は質問に答え、そしていつしか自分からいろいろと話していた。
思えば、こんな他愛の無い事をあれこれ話すのは初めてかもしれない。
私の日常生活なんかに、兄さんがこんなに興味を示すとは思わなかった。
兄さんもお返しのように自分の学校の事を話してくれた。
それを聞くのもとても楽しい。
時の経つのを忘れて話に興じた。
気がつくと、かなりの時間が経過していた。
車はかなりの距離を走っていた。
外の街並み。
もう少しで家に着く。
ちょっぴり残念な気もする。
なんだか散々だった気もするけど、兄さんとこうやって過ごせる時間なんて
本当に珍しいのだから。
あと少し、こうしていたかったな。
「あら?」
少し驚いて声が独りでに口から洩れた。
私の願いが通じたかのように、いつもの道から車が横へと方向を転じた。
どうしたのだろう?
そんな私に気付いたのか、気付かなかったのか。
兄さんが声を発した。
「なあ、秋葉、お腹空いているよな」
軽く睨んでみせる。
最後に人をからかうつもりだろうか?
でも兄さんはちょっと読みづらい表情をしていた。
「ええ、早く帰って…」
「それがだな、実は家に帰っても食事の仕度はしていないんだ」
「え?」
「琥珀さんは翡翠と二人で食事を済ませていて、もう片付けも終わっている」
「何故です」
「俺が作らなくていいよって言ったから」
私はどんな顔をしていただろう。
訳がわからなくて軽い混乱。
何だか急に空腹感も増して、恨めしそうな顔をしていたかもしれない。
「そ、そんなの、今からでも作らせれば……」
言いかけてふと気がつく。
「あの、琥珀と翡翠でって、兄さんは?」
「まだ食べてないよ。だから実はさっきから腹ぺこでさ、秋葉を笑えない」
「……」
まじまじと兄さんを見つめる。
そんな私を何だか嬉しそうに兄さんは見つめ返す。
なんだか、してやったりとでも言いたげな様子。
「だからさ、秋葉。夕飯食べて帰らないか。奢ってやるから」
「え……」
「もう遅くて悪いから降りたら、車はもう帰ってもらって。
ここからなら歩いて帰っても、そんなに遠くは無いしさ」
「……」
「コートも持ってきたから、帰り道もそんなに寒くはないだろう?
まあ、あくまで秋葉が良ければだけど」
「……」
「秋葉?」
「あ、ごめんなさい、兄さん。ちょっと呆然として」
「変なヤツだな。それでどうする?」
「それはもちろん、イエスですけど」
「よし、決まり」
最初からそういう段取りだったのだろう。
兄さんは特に指示しないのに、車はどんどん進んでいく。
「でも、何処へ向かっているんです?」
「うーん、見てのお楽しみ」
まあ、いいでしょう。
少しわくわくして窓から辺りを見る。
でも、こんな処にお店なんてあったかしら。
と、車がすっと止まった。
兄さんがさっと降りて、外から私の側のドアを開けた。
「さ、どうぞ、お姫様」
「……はい」
降りると、すっと車は行ってしまった。
周りを見る。
駅に近い辺りかしら、ここは?
昼ならやっているだろう店もこの時間だと既に閉まっている。
「こっちだよ、秋葉」
「はい、兄さん」
迷い無く歩く兄さんに近づき、少し寄り添う。
こつこつと靴の音がする。
「期待させたら悪いんだけどさ、今夜はこの辺りで高田君のお兄さんが店開い
ているんだ」
「高田君のお兄さん?」
聞き覚えがある。
ええと……、そうだ兄さんのクラスメイトが高田さんで、そのお兄さんが……。
「ラーメン」
「そう。前に話した時、ちょっと行きたがってたろう?」
今日の兄さんはどうしたんだろう。
それとも普段の鈍感で物忘れが酷くて気の利かない兄さんは嘘で、実は…い
けない、いけない。
いつの間にか恨みがましい愚痴に。
でも、そんな些細な会話を憶えていたなんて。
それが何だか感激すら起こしてくれた。
「こういう少し寒い日は特に美味しいんだ。
一度連れてきてやりたかったし、ここなら俺でも秋葉の分くらい兄貴らしく
奢ってやれ……秋葉?」
「あ、はい」
「やっぱりがっかりさせちゃったかな」
違います。
発作的に、私はこんなに兄さんが好きなんですよと大声で説明したくなった
衝動を抑えていたんです。
ぶんぶんと首を左右に振る。
「嬉しいです」
「そうか。遅くまで頑張って帰って来て、一人で夕飯じゃ寂しいだろう?
前に行ってみたいって言ってたからちょうど良いなって思って」
次はクラスメイトだろうが誰であろうが、兄さんについて言われたら「世界
一素敵な兄さんだ」と言おうと私は強く心に誓った。
公園の空き地に明りが見えた。
赤い、提灯のような明かり。
「でも、ホワイトデーにラーメンってのも……」
ちょっと立ち止まって首を捻った兄さんを引っ張る。
この期に及んで気を変えないで下さい。
二人して屋台のパイプ椅子に腰掛けた。
「今夜はスペシャルのみ」
ぼそりと、その高田君のお兄さんと言う方は独り言ともつかぬ言葉を告げる
と、注文も取らず麺を茹で始めた。
独特の風格。
何となく二人で黙ってしまい、その手際の良い動きをを見守ってしまった。
やがて前に出された湯気を上げたどんぶり。
量に微妙な差がある。
兄さんの方が多いみたい。
それに違いはそれだけでは無い。載っている具がなんだか違う。
全体に私のラーメンの方が豪華というか、とても同じものとは思えない。
「贔屓だ」
兄さんは一言呟いて割り箸を手に取った。
私もそれに倣う。
ほんの三十分ほど前には想像もしなかった状況。
制服姿で、こんな処で風を背に受けているなんて。
割り箸を手にラーメンどんぶりを前にしているなんて。
まるで変な夢みたい。
でも、それはとても幸せな夢。
ううん、これは夢幻ではない現実。
私はぱちんと割り箸を綺麗に割って、兄さんと並んで肩が触れ合う距離での
食事を始めた。
「いただきます」
《了》
―――あとがき
バレンタインデーでSS書いたら、何だかホワイトデーにも書く義務が発生
したような気分になるのは何故でしょう。
それと公式の人気投票で第三位に転落な妹が不憫だったので秋葉SS、それ
も少し甘めなやつを……、という趣旨で書かれています。
今年のバレンタインデー用に書いたレンSSではなく、昨年のホワイトデー
SS「深夜の密会」の続きをイメージしております。
別につながりを意識しなくてもいいんですけどね。
秋葉ってどう書いても秋葉になるから、書き手としてはありがたいなあ。
お読みいただきありがとうございました。
by しにを(2003/3/14)
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