……最終更新2012/5/17
>ショートカット:【天抜き新作】/【お品書き】
■新 作■
なし。そろそろ何か書かないとなあ。
◇ ◇
【天抜き 絵無し4+αコマ漫画】
頂き物
639.「看病:式→幹也」作:あかゆめさん
式 「ほら、氷」
幹也「ああ……悪いね、式」
式 「いいから。……冷蔵庫は空か。買い物行くけど、
何か買ってくるか?」
幹也「……いいよ、式、寝てれば治るから……」
式 「お前なぁ……」
幹也「それに、ほら……移したら悪いし」
式 「……オレに迷惑かけるのと、オレに(風邪を)
殺されるのとどっちがいい?」
幹也「はは……治ったら、食事にでも行こうか」
式 「莫迦……行ってくる」
640.「看病:幹也→式」作:あかゆめさん
幹也「はい、式。氷」
式 「ああ……悪いな、幹也」
幹也「それと冷えピタとポカリとお粥に替えの下着に、
粉薬トローチシロップ漢方座薬――」
式 「おい……おい、おい。待て、幹也、ちょっと待て」
幹也「うん? 何だい、式」
式 「厭に準備がいいじゃないか。なんだよそれ、座薬ってお前」
幹也「ついさっき、そこで、秋隆さんが」
式 「……成程」
641.「看病:鮮花→幹也」作:あかゆめさん
鮮花「はい、兄さん、氷です。って……」
幹也「……」
鮮花「うなされてもいないし、呼吸もそこまで浅くない。これなら大丈夫ね」
幹也「……」
鮮花「誰も見ていない、幹也の部屋。二人きり……」
幹也「……」
鮮花「……ふぅ。少し片付けますか。全く、一人暮らしはこれだから」
(穏やかな寝顔を見て、苦笑しながら)
642.「看病:幹也→鮮花」作:あかゆめさん
幹也「ほら。鮮花、氷」
鮮花「うう……すみません、兄さん」
幹也「全く。僕の部屋に来るのはいいけどね、体調が悪いなら無理するのは
よしなさい」
鮮花「だって……久しぶりに兄さんに会えると思ったら、いてもたっても
いられなくなって……」
幹也「あのね。お前が呼んだらすぐに行くにきまってるだろ。調子が悪いなら、
電話でも何でもすればいいじゃないか」
鮮花「だって! それじゃ兄さんがまるで私が病気だから来るみたいに……!」
幹也「……? よくわからないことを言うなあ。家族と会うのに理由なんか
いらないだろ?」
鮮花「――ッ!」
(家族という言葉に泣きそうになる)
幹也「じゃあ、必要なもの買ってくるから、大人しくしているんだよ。
いいね?」
鮮花「……幹也ぁ」
幹也「大丈夫、すぐ帰ってくるから。……そんな顔しないで。」
鮮花「でも、私、幹也にめいわく――」
幹也「いいから。今日くらい僕に甘えてくれ。大切な妹の看病なんて、
兄冥利に尽きるんだから」
鮮花「……大、切」
(幹也のいない部屋で、切なそうに顔を歪める鮮花)
643.「看病:式→鮮花」作:あかゆめさん
式 「ほら、氷」
鮮花「くっ、不甲斐無い」
式 「全く。幹也なら出張中だ。当てが外れたな」
鮮花「うるさいわねバカ式。あんたこそなによ。幹也がいないのに何で
幹也の部屋にいるのよ」
式 「トウコに頼まれたんだよ。幹也の部屋に書類がないかってな。
ほら、水、ストロー刺しといたから」
鮮花「ん……なによ。いやに待遇いいじゃない」
式 「そうか? いつもこんなもんだろ。じゃあ、いろいろ買ってくる
ついでにトウコんとこ寄ってくる。素直に寝てろよ」
鮮花「……そうする。式、ありがと」
式 「伏せてるぐらいが可愛いよ、お前は。幹也も靡くんじゃないか?
――おっと」
(飛んできた枕を避け、早々に出ていく)
644.「看病:鮮花→式」作:あかゆめさん
鮮花「ほら、式、氷」
式 「ああ。悪い、鮮花」
鮮花「残念だったわね、幹也じゃなくて」
式 「別に。ああ、体がだるいな」
鮮花「珍しいわね、風邪なんて。鬼の霍乱ってやつ?」
式 「うるさいよお前……あー。水くれ、鮮花」
鮮花「はい」
式 「ん……くそ、幹也も幹也だ。どこから聞きつけたか知らないが、
妹を遣いに寄越しやがって。自分は出張か。薄情者」
鮮花「なによ、やっぱり幹也が良かったんじゃない」
式 「ふん。別に。お前でも文句はないよ」
鮮花「ひどい言い草ね、全く」
(拗ねた表情のまま、鮮花に汗を拭かれる式)
645.「看病:幹也→橙子」作:あかゆめさん
「橙子さんが病気で伏せるなんて、あんまり想像できないですよ」
「……だよなぁ。だからこそじゃないか?」
(講談社文庫版中巻168ページを読みながら)
自作物
三千二百六十七「標本理論」
幹也「式は着物の着付けって自分で出来るよね」
式 「ああ」
幹也「そうだな、式は当然か」
橙子「式はという言いかたは聞き捨てならんな。
私も出来るぞ、その程度の事」
鮮花「私だってできます」
幹也「そうなんだ。普通は出来るものなんだね」
三千二百六十八「影響」
式 「幹也がオレと関わらなかったとしても、それはそれで
普通に生活していたんだろうな」
橙子「そうだろうな。普通をどこまで指すのかは別として」
式 「……何だか不公平だな」
三千二百六十九ノ一「朱赤」
橙子「異常に見える異常者より、異常者の群れの中で正常を保つ者こそ
一番の異常者なのだ、とかいう論法があるだろう」
幹也「ありますね」
橙子「……」(少し考えるような目で)
幹也「何か?」
橙子「いや、別に」
三千二百六十九ノ二「泥蓮」
橙子「とは言え、朱に交わろうにもそうした要素が皆無であれば
孤を保つしかないのかもしれないな」
幹也「なるほど」
橙子「例としては変だが、魚の群れに人間を放り込んでも水の中で
呼吸はできないように」
幹也「狼だと狼少女になりますけどね」
橙子「……」
幹也「……」
三千二百七十「兄と妹」
橙子「鮮花が恋人ができたと連れてきたらどうするね。
いや、あくまで、もしもの質問だ」
幹也「……、どうでしょう」
橙子「ふふ。
今の表情と間を味わう為なら幾らでも代価を払うだろうに
見たのが私だけとは。
まあ、いたらこんな質問などしないけれど」
古いのは
こちらにまとめてます。
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「何となくチャーリー・ブラウンっぽいな」
2012年の目標:SS掲載2本(現在0本)、天抜き200本(現在40本)