幸福の痛み

作:しにを

    〜『こんなアタシでも・・・』(WINTERS)より〜






 絶え間ない嬌声。
 それが途切れる。
 代わりにひゅうという呼気が混ざる。
 色めいた声にならぬ声。
 それだけでこっちの官能も刺激される。

 ビクンと体が動く。
 また軽くイッたな。
 ぼんやりとした頭でそう思って、奥まで突き上げる行為を続ける。
 幾分単調だった律動に、変化を交えて。
 さらに強く。
 さらに速く。
 さらに奥へ。

「だめ、アツノリ、そんな…ああッ、はぅぁ、あああッッ」

 強すぎる刺激への拒絶はほんの一瞬。
 それで真冬の体は快感をすべて受け入れる。
 過負荷ですら、苦しみすら、あっさりと享楽に転嫁してしまう。

 子宮を壊さんばかりに侵入しぶつかる俺のモノを、真冬の中はぎゅっと締め
つけた。ただでさえきついそこが、がっちりと挟まれたようになる。
 同時に襞が伸縮し、それは信じられないほどの快感を俺に与える。
 既に何回も真冬に放っているのに、また射精させられそうになる。
 最初だったら、何もしないうちに放出させられていただろう。
 だが、さすがにもう搾り取ろうとしても困難だった。
 きっと俺の精液タンクは空っぽに近い。
 むしろ出したくても出せないような感覚を抱きつつ、俺はひくひくと動くペ
ニスで真冬を責めたてた。

「アツ…ノリ……」

 もう、声の艶が変わっている。
 満足そうな声。
 横たわった俺に跨る形で、揺れる真冬。
 崩れそうになりながらもバランスを取り、自分でも腰を上下に動かしている。
 激しくも優美な腰の振り。
 形の良い乳房がふるぶると震えるのが目を引く。
 無造作に手を伸ばす。
 左の胸。
 白い肌に幾つも赤い痕がある。
 歯を当てた痕。
 しゃぶり、舐め、そして噛んだ証。
 中には血が滲んだ傷になっているものもある。
 掌で柔らかい乳を掴むようにして、指は優しくその赤く残った処をなぞる。
 何度も、優しく撫でてやる。
 そして、つんと尖った乳首を摘んだ。
 興奮に硬くなったサクランボ。
 転がし捻り軽く引っ張る。
 少しくらい力を加えてもまったく動じない。
 てっぺんの窪みを爪先で軽く掻いてやると、真冬は甘く喘いだ。
 それが嬉しくて、もっと柔らかい刺激を与えてやった。

 そして、ぎゅっと指先に力を込めた。
 潰れるほど強く。

「ふああッッ、や、痛い、あああッッ…」

 悲鳴が洩れる。
 敏感な部分への強い刺激。
 こんなに捩じ切れそうなほど力を入れて摘めば、それは痛いだろう。
 もっとも普段の真冬なら、どうという事も無い程度のこと。
 ただし、今は違う。
 執拗に何度も乳首を捻り、引っ張り、その都度小さく悲鳴を上げさせて、俺
は手を離した。
 真冬は僅かに息を乱している。

 赤味がさした乳首。
 しかしよく見れば、不自然な色と傷痕にも似たものが見て取れる。
 今、責めた痕ではない。
 それはもう少し前にされた事の名残り。

 今度は右の胸。
 手が動く。
 真冬が息を呑む。
 あえて腰の動きを中断した。
 真冬も動きを止めた。
 二人とも期せずして、真冬のピンクの乳首に注目する。
 正確には胸の先の、さらにその先に。
 それを指で掴む。
 軽く引っ張った。
 形を変える真冬の胸。
 真冬の右乳首には、小さな飾りがつけられている。
 短い鎖がついていて、さっきから揺れる度に音がしていた。
 ピアッシングするものではなく、挟むだけのものであるが、ちょっとやちょ
っとでは外れないほどにしっかりとつけられている。
 真冬の乳首に噛み込むように、何もしなくても乳首が伸びるほど強く。
 上にあげれば、乳房ごと引っ張り上げられ、左右に振ればその動きに従う。
 体が上下左右に揺れている時には、不自然な形に胸だけがおかしく歪む。

 おそろしく強く固定されていて、外せばきっちりと締め付け痕が残る。
 それをもしも無理に力を加えていけば……。
 いや、もしもでなく俺はそうしようとしている。
 さっき左胸にしたように。

「このままだと痛いだろ、外してやるな、真冬」

 優しげな声。
 しかし真冬は一瞬、怖れにも似た表情をきらめかせる。
 さっきの絶叫を上げた痛みを思い出しているのだろう。

 しかし、俺は構わず自分の方へ引っ張る。
 これほど胸が、そして乳首って伸びるんだ。
 さっき見たばかりなのに、改めて女体の神秘に驚きを感じる。

 真冬は歯を喰いしばったまま、体を支えようとしている。
 さっきと違って素直だ。
 
 さらに乳首が伸びる。
 こうなると痛々しいを通り越して、笑いすら出そうになる。
 グロテスクであり、何かの冗談のようなおかしみもある。
 脇に溝状の線が出来ている。
 もう少し金具の食い込みが細ければあっさりと皮膚を破るだろう。
 だが、そこまでは至らない。
 外れる直前まで、胸の先に千切れんばかりの痛みを与えるだけ。
 下手をすれば乳首がぷちんと言ってとれそうにすら見える。

「痛い、痛いよアツノリ」
「ふうん、それにしては……」

 痛いのは本当だろう。
 涙がにじんで、苦痛に顔を歪ませ。
 恋人のそんな顔は、心が傷む。
 でも同時に……。
 視線を下にやる。
 俺と真冬の結合部。
 そこはさっきから見ると、洪水とでも言いたくなるほどびしょびしょになっ
ている。
 真冬は感じているのだ。
 どんな刺激でも、痛みでも恥辱でもなんでも快感にするこの淫乱女は。

「それに、凄い締め付けだな。うねうねいってて気持ちいいよ」

 言いながら、胸への責めをフィニッシュ。
 一瞬引張りを緩め、
 そして一気に引っ張った。
 
「あああッッッ!!!」

 絶叫。
 痛みと法悦。
 
 ぷしゅっと股間で霧状に汁が飛ぶ。
 潮吹きだろう。
 俺の胸に弾け、顔にも飛滴が届く。
 と、同時に手で握られるような感じで真冬の膣壁が俺をしごき上げた。
 信じられないほどの肉体的快感。
 そして、蕩けた真冬の顔を見る悦楽。
 オスとしてメスをイカせた充実。
 そんなものが混ざり合って、俺の臨界点も突破した。
 真冬の絶頂と合わせて、俺も真冬の中に撒き散らした。
 体内にあった残り、ありったけの精液を。

 どくどくと真冬に注ぎ込む。
 体の中を満たして溢れさせる程に激しく。

 ……。
 疲れた。
 崩れ、束の間二人で喘いで横たわった。
 火照った体と気だるさ。
 行為以上にセックスを感じさせる空虚な時間。

 しばらくそうしていて、真冬に言葉を投げた。
 まだ全部終わった訳じゃない。
 出して、はい終わりとはいかない。
 のろのろと真冬はベッドから下りて、床に立った。
 俺の指示に従っての動作。
 
 足を心持ち広く開いている。
 それだけで、真冬のぐっしょりとした秘裂から濁った淫液が滴る。

「どうした?」
「アタシに注いで下さったご主人様の……、精液をお見せします」

 さっきまでと二人の関係が変化している。
 ご主人様とペット、ないしは奴隷。
 もっとも、現実に俺は真冬を飼っているのだが。

 真冬の両の手が、濡れ光る肉唇に当てられる。
 ゆっくりと、左右に谷間が開かれる。
 これまでの酷使が信じられない綺麗なピンク色。
 さっきまで俺自身のペニスが入っていたのが嘘みたいな小さな膣口。
 ぽつりとしたクリトリス。
 触手のような陰唇。
 そんなものが、確かに激しい性交の跡を濃厚に留めながら俺の目に晒される。
 つやつやと鮮やかな色の媚肉の奥。
 そこから溢れ出す。
 白濁液と、真冬自身の分泌液が。
 とろりとこぼれ、床に落ちる。
 太股にも伝っている。

「それだけか?」
「もっと、あります。見て…ください」

 いったいどんな動きを体内でしているのだろう。
 男の俺には生涯わからないかもしれない。
 ともかく、真冬が下腹に力を入れると淫液が逆流した。
 ごぽりと音がしそうなほどの大量の性液。
 俺の精液と真冬の腺液。
 さらに、真冬は指を突っ込んで膣内をかき回している。
 残滓がとろとろと手を濡らし、そして糸を引いて落ちる。
 快楽の余波があるのか。
 そうしていると、真冬は小さく喘ぎ出す。
 そのまま快楽を貪らないのが不思議なほど感じ始めている。
 でも、俺の指示なしでそんな真似は許されない。

「けっこう出したものだな」
「……」
「まだ、あるだろ?」
「はい」

 ほんの僅か、羞恥の色。
 でも躊躇なく真冬は動く。
 今度は後ろを向き、身を屈める。
 白い丸い尻が突き出される。
 滑らかな肌。
 手で触れ指で突付くだけでぞくぞくするような快感を与える淫猥な尻。
 いやらしくて、そして染み一つ無い造形美を誇っている。
 その中央の不似合いな、でも充分に綺麗な皺と穴。
 そんな不浄なものがついているのが、かえってアクセントになっている。
 それに、ここもどれだけ俺を楽しませ、真冬も悦ぶか。
 両の手のどの指も、真冬の中の感触を知っている。
 食いちぎりそうな入り口の締め付け。
 ぬめぬめとした膣道とはまるで違う感じ。
 汚らしい排泄器官だと言うのに、まるで専用の快楽の道のよう。 
 指だけでなく、そそり立ったモノを何度も突っ込んでやっている。
 その真冬の肛門がひくひくと動く。

「どうした、何なら手伝ってやってもいいぞ」

 言いながら、最近責め具として使った筆を掴んだ。
 これなら奥まで突っ込める。

 しかし、俺の好意を遠慮して真冬は下腹に力を入れた。
 肛門が少し新たな動きを見せた。
 こんもりと盛り上がり、中から押し開かれたように内側を曝け出す。
 すこし濃い色の皮膚が露出する。

 ぴちょ。
 そんな音と共に、白く心持ち色付いた粘液が現れ、そして尻の谷間を伝う。
 一度ではなく、二度、三度と。
 それだけあると、重みで尻から下へと落ちていく。
 膣内から出したものと混ざっていく――、アナルファックの証。
 俺が注いだ精液。
 皺を濡らして、真冬の穴が小さく開き、そして閉じる。
 りきんでいるが、それ以上は中から逆流してくるものが無い。
 
「ごめんなさい。これ以上は……」
「そうだな、調子に乗ってまた真冬の糞の匂いが取れなくなっても困るしな。
 じゃあ、今度は床をきれいにして貰おうか。
 おまえが垂れ流して汚したんだから、責任を取れよ」

 理不尽な言葉。
 しかし真冬は文句ひとつ言わずに四つん這いになって、顔を床に近づけた。
 何も具体的に言われる前に。
 タオルで拭くとかじゃない。
 何も持たぬまま、犬の格好で、真冬は……。
 
 ぴちゃぴちゃ。

 そんな音がした。
 舐めている。
 床にこぼした精液を。
 自分の膣から、そして肛門からひり出した精液を舐めている。
 決して嫌々ではなく、熱心に。
 そして表情は見えないが、舌を鳴らす様は、美味そうにしているのだろう。
 喉がからからになりそうだった。

「真冬」
「はい、ご主人様」
「誰か舐めていいと許しを出したのか?」
「え」

 真冬がはっとした顔をする。

「がっつくとは意地汚い奴だな、おまえは。
 そんな奴にご主人様の精液を味合わせてやるのは勿体無いな」
「アツ…ご主人様……」

 謝罪と懇願の顔。
 それを見て、ひとつ罰を思いついた。

「口からはダメだ」
「……」
「代わりに……、鼻からすすりこめ。
 ほら、遠慮せずにさっさとしろよ」

 さすがに驚いた顔をする真冬。
 しかし俺が本気だと察すると言葉に従う。
 さっきよりより床に近く。
 ほとんどその端正な美貌を擦り付けんばかりにしている。

 ずびゅ、びゅびゅ……。

 形容しがたい音。
 本当に鼻からすすっている。
 そんな真似までするのか、真冬は。
 断続的にその濁った音がして、咳き込むようなむせぶような声がこぼれる。
 それは苦しいだろう。
 さすがに素に返って真冬を呼ぶ。

「真冬、平気か?」
「苦しい。でも鼻がツンとして、精液の濃厚な匂いが広がって、これ凄い。
 ご主人様の美味しい……」

 顔を上げた真冬の目は輝いていた。
 鼻だけでなく額も頬も口もべたべたにして、それでも喜んでいる。
 なんて奴。
 浅ましくて、狂っていて、でも……。
 でも、それを俺は綺麗だなと思った。

 また精液溜まりに顔を突っ込もうとする真冬を止めて、俺も傍に行った。
 顔を近づける。
 間近に見るとさすがに凄まじい。
 意図を察して、そのどろどろの顔を拭おうとする真冬。
 だけど、それに構わず、唇を合わせた。

 ちぅぅ、ぢゅぷッ……、ぴちゃ、はぁ、ちぅッ……。

 真冬の唇。
 真冬の舌。
 真冬の唾。

 舌に絡まる極上の感触の真冬の舌。
 精液の味。
 構わない。
 やがて薄れ、甘く変わっていく真冬の唾液。
 うっとりとしながら、舌と唇を味わう。
 また、高ぶる。
 ペニスはもうほとんど反応しない。
 でも気持ちは高ぶっている。
 真冬に情欲し、また真冬を隅から隅まで味わいたくなる。
 
 体中を舐め回したり。
 手首まで真冬に突っ込んでやったり。
 逆に真冬の舌で体中べとべとにして貰うのも堪らない。
 真冬とは何をしても、最高だ。
 どんな変態的な事だって、どんな禁忌だって、真冬は嬉々として……。

 !?
 ……アア。
 ……マズイ。
 ……コレハ、マズイ。
 
 気持ちが、高ぶりがストンと落ちた。
 突如、道に空いていたら地割れが起きたといったような様。
 真冬の舌を吸いながら、突然吐き気すら感じてしまっている。

 時折、こうなる。
 こうなってしまう。
 訳もなく醒めて、何もかもが嫌になる。
 自分の中の別の自分が上げている悲鳴に否応無しに気付かされる。
 目を背けている自分の声に気付かされる。

 こんな事をしている自分。
 こんな真似をさせる真冬。
 どろどろとした汚れに首まで浸かっているような気持ち悪さ。
 誰よりも愛している少女を、最低の淫乱女にするような扱いをしなければな
らないという矛盾。
 大切にして、喜ぶことならなんでもしてあげたいのに。
 なのに、彼女にしている事は……。

 心の奥底から何かが満ちてくる。
 否定。
 そして心を暗転とさせるもの。
 それは、ぜつぼ…待て!
 
 違う。
 俺は平気だ。
 全てを肯定している。
 男に抱かれるのが好きで、好き放題に弄ばれるのが好きで、言葉で体で道具
で責められるのが好きで、とにかくセックス無しではまともに生活する事すら
出来なくて……、そんな最低の淫乱女だと知ってなお俺は真冬を望んだんだ。
 だから、絶望しない。
 どんな事があっても真冬に対して絶望を抱かない。
 絶対に。
 絶対にだ。

 俺は絶望なんかしない。
 
 キスを止めて言葉を無くしている俺を少し不思議そうな顔で見て、真冬はこ
のプレイは終わりと見たのだろう。
 タオルで俺と自分の顔を拭った。

 また二人でベッドに横たわる。

 まだ髪は汚れ、あちこちに乾いた淫液の跡を残しているのに、穏やかな顔を
している真冬は言葉に出来ないほど可愛かった。
 綺麗で可憐で、手の届くところにいるのが信じられない美少女。
 初めて会った時と同じく、憧憬の眼差しになってしまう。
 今しがたの淫らな行為が幻だった、そんな錯覚すら起きそうだった。
 なんで真冬は……。
 そしてこの最低の女がどうしてこんなにも愛しいのだろう。
 
「アツノリ、アタシの事、好き?」

 どうしてだろう、こんな時に真冬が問い掛けた。
 否定される事を少しの疑いもしない顔で。

「好きだよ」

 そして俺も何の躊躇いも無く、返事を口にする。
 考えるより先に、中から出る言葉。

 あたりまえだ。
 他の答えなんて出てこない。
 俺は真冬を愛している。

 でも、なんで哀しくなるのだろう。
 嬉しそうな顔をする真冬を見て、なんでこんなに……。
 偽りではない。
 嘘ではない。
 心からの真実の言葉だからこそ、哀しくな…。
 いや、違う。
 俺は哀しくなんて無い。
 絶望しない俺が、哀しい訳が無いんだ。

 不思議そうな顔をして、真冬が身を起こした。
 汗ばんだままの体が重なる。
 また、交わりを求めるのか。

 いいよ、気の済むまで……。

 そう思ったけど、真冬は動かない。
 細い手が、俺の背に回される。
 でもそれだけ。
 ほんの触れ合うだけの軽い抱擁。

「真冬?」
「こうしているだけでも、アツノリをいっぱい感じる」

 少しだけ真冬の手に力が入る。
 顔を下に向けると、こちらを見上げてにこりとする真冬。
 優しい微笑み。
 言葉も、本当に幸せそうな響き。

 そうだな。
 その真冬に、  
 今日のどんな行為よりも、真冬の全てを貪ったどの行為よりも――
 満たされた。
 
「このまま抱いていてくれ、真冬」
「うん」

 真冬の声を目を瞑って聴く。
 大丈夫だ。
 俺は大丈夫だ。

 また、幾らでも、真冬を満たしてやれる。
 どんな事でもしてやれる。
 他の男を必要としないくらい、俺だけで真冬をいっぱいにしてやる。

 だけど、今だけはこうしていてくれ。
 
 かすかな空虚、あるいは緩やかな諦観。
 それでも何より大切なものに抱かれ抱いている喜びは、それを忘れさせない
までも、何処かへ遠ざけてくれる。
 俺からも真冬をぎゅっと抱き締め、後は言葉を忘れて、ただ真冬を感じた。
 真冬だけを。
 
 俺は幸せだった。
 その幸福感はイビツではあったとしても。
 偽り無く幸せだった。
 痛み、それすらも全て一緒にして……。


  《FIN》









―――あとがき

 初のWINTERS作品の二次創作です。
 とりあえずはヒロイン中のヒロイン、東雲真冬で。
 ……。
 どれくらい認知度があるのだろう、「こんなアタシでも・・・」って?
 前に「月姫」で書いてみようかと考えてみたのですが、(ちなみに配役は真
冬→志貴、アツノリ→さっちんor晶ちゃん、凄いな……)断念しました。
 あまりにもファン層が被って無さそうなので。賢明でしたね。


 一応書いておくと、真冬奴隷エンド後のお話です。
 普通ならこのエンドってバッドエンドだよなあ。

 お楽しみ頂けたら、幸いです。
 WINTERSの作品愛好者には生温くて、未プレイ者には「何これ?」な
代物なんだろうけど。

  
  by しにを(2003/3/31)



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