『シオン・キューブ ―錬金調教伝―』 ご紹介


最終更新2003/6/25

1.はじめに

 ここでは現在鋭意開発中のゲーム『シオン・キューブ ―錬金調教伝―』について、シ
ステムや内容などをご紹介しています。

『シオン・キューブ』とは、名前にあるとおりシオン・エルトラム・アトラシアをヒロイ
ンとしたゲームで、ジャンルとしては調教AVGを意図しています。
『MELTY BLOOD』で魅力的だったシオン、でもそれだからこそ全年齢向けなの
を、口惜しく思った方も多かったのではないでしょうか?
 そんな想いを妄想力で補完すべく、本ゲームは作られているのです。

 でも、18禁には興味あるけど、鬼畜外道なゲームは嫌だなあと言う方もいるでしょう。
 大丈夫です、大前提としてこれはシオン自身の意思の体現です(後述参照)。
 もっとも選択によっては酷い事にもなりますが、そこは頑張ってシオンを助けて下さい。

 調教物って面倒そう。
 そんな方でも大丈夫(に作られている筈です)。体力や気力というパラメータは存在し
ますが、細かな数字弄りではなく、シオンの反応を見ながらのやりとりで進みます。

 ところでタイトルのキューブって何?
 3乗の意味です。このゲームには実は3人のシオンが登場します。
 その3人のシオン全てを志貴(プレイヤー)は調教する事になります。
 詳しくは、以下の内容を読んでみて下さい。

   *現在、画面イメージや、イラストが色彩効果変更作業で全て取り外されています。
    リニューアルにご期待下さい。また、見苦しい表示となる点をお詫び致します。

2.プレストーリー

 吸血鬼化の治療の研究を進めるシオン。
 今、ひとつの仮説に基づく実験が佳境に入っていた。
 吸血衝動、または吸血鬼としての人格をシオンという主体から浮かび上がらせ補足する。
 そしてそれを隔絶・鈍化させ、無害化させる。
 自分を被験者としての投薬、エーテライトによる神経操作。
 
 成功したかに見えたその時、制御を離れた無数のシオンが解き放たれ混沌となった。
 拡散と崩壊、そして融合と新生。
 次々と誕生していく、シオンの中の別のシオン。
 必死に自分で自分を押さえ込むシオン、しかしやがて意識の海へと沈んでしまう。
 3人のシオンでは無いシオン達を残して……。


「頼みます、志貴。私を助けて……」
「もちろんだよ、シオン。でも、どうやって?」
「方法は問わない。何をしてもいいから、精神的に『私達』を屈服させて欲しい。
 そうすれば、私はまた主導権を握れる。
 計算では、あと二週間後の夜に私のバイオリズムが最適になる。
 それまで眠って力を蓄えて、この海から浮上する。
 その時までに、何とかして……、おね…が……い、し………   」


「どうすればいいんだろう。
 こんな時役に立ちそうなシエル先輩もアルクェイドもいないし……」
「シオンの言い残した事を行いましょう、兄さん」
「そうです、志貴さん」
「でも、彼女たちを精神的に屈服って……?」
「方法はあります。あまり……いえ、シオンの為ですから」
「お薬もありますけど、体は一つですし多用はできません。
 でも、古来より女性の心を曲げる方法は、効果的なものがありますよ」
「シオンを調教するんです、兄さんが」
「なッッ!?」
「言葉は過激ですけど、要は志貴さんの魅力でシオンさん達をめろめろにしてしまえばい
いんですよ。多少方法は違いますが、秋葉さまやわたし達にしたみたいに」
「秋葉さま、地下室の準備が整いました。かなり快適に過ごせると思います」
「ご苦労様。では、参りましょうか、兄さん」


 と言う事で、シオン本人の意思によりシオンの調教が始まります。
 ためらって調教が進まなければ悲劇的な結末が待つかもしれません。
 シオンの為に、時には心を鬼にしてシオン(の分裂人格)の精神を崩し従順になるまで
調教してください。

3.ゲームの流れ

 おおまかなゲームの流れの説明です。
 大きくわけて、このゲームは会話主体のパートと、シオン調教のパートに分かれます。
 時間軸による流れはこうなります。

   朝:遠野家の面々との会話(ランダムとゲーム進度によるイベントなど)
    ↓
   調教準備:どのシオンを調教するか選択。助手の有無と誰を伴うかの選択
    ↓
   調教(午前)
    ↓
   昼:遠野家の面々との会話(ランダムとゲーム進度によるイベントなど)
    ↓
   調教準備:どのシオンを調教するか選択。助手の有無と誰を伴うかの選択
    ↓
   調教(午後)
    ↓
   夜:遠野家の面々との会話(ランダムとゲーム進度によるイベントなど)
     琥珀さんによるシオン状況の報告

   *通常の流れであり、ゲーム進行に応じて変わります。


 (1)会話パート

   通常は、秋葉達が登場し会話が始まります。
   誰かを探しに場所を選択したり、誰と話すか選択する場合もあります。
   会話内でも選択肢が出る場合もあります。
   ここでのやり取りが調教に影響する事や、アイテムを貰える事もあります。
   夜の琥珀さん報告は固定です。参考にして下さい。

 (2)調教パート

   後述の3人のシオンのうち1人を選んで調教を行います。
   シオンによって力を奪われており、また呼び出しには拒む事無く応じます。
   体は一つですから、同時に何人も調教は出来ません。シオン達はそれぞれ独立して
  いて、他のシオンの事は分かりませんが、他のシオンの調教の影響は受けています。
   シオンを選んだら、調教のサポートをする助手を選択します。

   調教は、コマンド選択→サブコマンド選択で行います。
    「シオンを可愛がる」→「唇を使う」→「……」
    「シオンにさせる」→「口でして貰う」→「……」
    「特殊プレイ」→「スクール水着(紺色)」→「……」
   
   調教の進度に応じてコマンドは増えていきますし、同じ選択でも内容が変わります。
   *「シオンの初めてを」は、ゲームの中で一度だけしか使えません。
    使わずに、開発されてしまった処女のシオンという通な状態にするのも自由です。 
    
   イベントによる期間限定コマンドもありますので、いろいろ試してみましょう。

   シオンか志貴の体力or精神力のバラメータが0になるまで続けられます。
   途中で止めるのもOKです。午前で0になっても、午後にはほぼ全快しています。

4.調教対象

 シオンとは似て非なる3人のシオンを紹介します。いずれも最初は志貴を拒んでいます。

(1)シオンα
   
 シオンの少女らしさ、か弱さ、儚げな処を集めた人格です。
 普通にしている本来のシオンと近いのですが、張りつめた感じが消えています。
 従わせるのは楽では? そう思うかもしれませんが、未知の物への警戒心が強く、特に
異性への感情は恐怖にまでなっています。
 手荒な真似などしたら決して心を開く事は無いでしょう。
 また、精神的な耐久性に欠けています。

          シオンα      【サンプル画像:絵師たぷぞう】


 サンプル

 【シオン】「嫌よ、絶対に嫌」       明らかな拒否。       志貴は困って、無意識に宥めるように近寄る。  【シオン】「やだ……」        不安げな恐怖の色。        普段のシオンからは考えられぬ、しかしシオンであるのは明らかな姿。        怯えさせちゃ駄目だ。        志貴はそう思いつつも、シオンを見つめる瞳に別な色彩を混ぜていた。        心の動きのままに。        その弱々しく庇護を誘うシオンの姿は、同時にもっと泣かせてみたい、思       うままにしてみたいと雄の心を擽る何かがあった。

(2)シオンβ      シオンの強さ、意固地さ、反発心を集めた人格です。  これもまた、ある意味シオンらしいキャラクターです。  逃げ出したり物理的に反撃したりは出来ないものの、精神の屈服はまったく無し。  こちらを欺いたり、出来うる限りの反抗を行おうとします。  精神的にも肉体的にも強固と言えるでしょう。  ただし、シオンである以上、その根底には脆弱さもほの見えるかもしれません。           シオンβ      【サンプル画像:絵師たぷぞう】  サンプル

 【シオン】「無駄ですよ、志貴」  【 志貴 】「え?」  【シオン】「くだらない思惑で近づいても無駄だと言っています」       「あなたが、そして別の私がどう思っているかは推測できます。         でも、私もシオン・エルトラム・アトラシアである事に変わりはない。        拘束されようと、何も出来なくても、足掻きそして逃げてみせます」        きっと見つめるシオンの目。        志貴は気圧され、しかしその視線を外せない。        シオンはさらに言葉を続ける。志貴に、そしてその向こうの何者かに。  【シオン】「期日まで耐え切れば逃げれば、それは私の勝ち。        志貴、あなたには私を屈服させる事など不可能だと警告しておきます」

(3)シオンγ      シオンの吸血鬼としての人格です。  獰猛かつ狡猾、しかしじっと身を潜める理性も併せ持っている難物です。  言葉は通じますが、思考パターンが異なる事も。  多少違和感あるほど、人間を見下しています。  身体つきも若干異なり、耐久性も段違い。八重歯のような牙が魅力的です。  他ならぬシオン自身にその力は抑えられていますが、油断は禁物です。  多少手荒な真似をしても肉体的に驚異的回復をしますが、その選択の正否は不明です。           シオンγ      【サンプル画像:絵師たぷぞう】  サンプル

 【シオン】「何をするつもりかは知らないが、忠告してやろう、人間」  【 志貴 】「なんだい、シオン」  【シオン】「もともとは、私を消そうとしていたのであろう、別の私は。        お前たちもその加担者だと言う事を、私は理解している」        シオンでない目。        志貴の中の七夜の血が反応する。  【シオン】「まあ、今は私が虜囚の身だ。        好きにするがいい。戯れに付き合おう。        解放の時には、この屋敷の全ての血を吸い尽くす事を夢想しながら……」


5.助手

 普段のシオンの世話については、翡翠と琥珀が行います。
 調教作業のみ、志貴がメインとして担当する事になります。
 ただし、1回の調教に付き誰か1人を助手として手伝って貰う事が可能です。

 何もしなくても志貴の体力・気力の減少値が小さくなりますし、誰がいるかによって
シオンの調教進度にも影響を与えます(マイナスとなる場合もありますが)
 また、一定の条件で特殊効果を発揮したり、誰かと一緒の時限定のイベントが発生する
事もあります。(逆に、志貴1人でいなければ発生しないイベントもあります)

(1)秋葉
  sion5-1
 シオンが比較的心を許している相手であり、羞恥心を煽る働きが増します。
 ただし嫉妬して志貴に調教方法の強制停止を命じるマイナス面も。
 志貴と秋葉でシオンに「見せつける」という方法も取れます。それが意外な効果を生む
場合もあるので試してみるのも良いでしょう。また、秋葉との親密度を高める事で、より
積極的な協力が得られます。

「あああ、そんな事まで……。
 兄さん、あくまでこれは治療行為なんですよ…あ、凄い……」


 サンプル/特殊イベント「シオン放置」

  sion5-1a  【 志貴 】「……そうか、そんなに嫌なら無理強いは出来ないね」  【シオン】「……」  【 秋葉 】「兄さん?」  【 志貴 】「秋葉なら、こんな時は素直にしてくれるよね?」        剥き出しのペニスがシオンの唇から離れ、横の秋葉に向けられる。        反り返った威容。        てらてらと光る淫液の名残、シオンの唾液の跡。        ぴちゃりと混ざり合った汁が床へと滴る。            志貴の言葉ならぬ視線に頷くと、秋葉は跪いた。        小さく開いた形の良い唇が、ためらいなく志貴のペニスに近づく。        嫌悪の色はまるでなく。        むしろ歓喜に満ちた表情。  【シオン】「秋葉……?」  【 秋葉 】「んん…ふぁッ、兄さんの……」  【 志貴 】「ああ、シオンとは全然違う」  【 秋葉 】「うんん……、はあ、んん……」        ちゅぷ、ぴちゅ、ちゅっ……。        シオンの目の前で繰り広げられる。        妹が兄のいきり立った生殖器を唇と舌とで愛撫する様。        志貴は愛しげに秋葉を見つめ、時折黒髪を撫ぜる。        目と目が明らかな交歓を示している。        ゆったりとしていて、それでいて淫靡な、喉がからからになるような様。        秋葉の白い喉が動く。        唾液を飲み込んでいるのか、志貴の先触れの液を飲み込んでいるのか。        志貴の陰毛が口に触れるほど深く飲み込む。        秋葉の頭を押さえる志貴の手が軽く震える。  【 志貴 】「いいよ、秋葉。舌が凄い。喉が……」  【 秋葉 】「ッッはぁ…んんッッ……」        粘りある水音。        荒い呼気。        シオンは見つめていた。        どうしても目を外せず、        そして体の中の確かな熱を、必死に心の中から打ち消しながら。

  (2)琥珀   sion5-2  さまざまなアイテムや、媚薬を中心とした特殊薬の数々を用います。  オールマイティに有能さを発揮しますから、まずは助けを借りると良いでしょう。  まれに積極的に関与してくれる事もあります。 「はぁ、志貴さんったら……。  次はこんなの試してみませんか?」  サンプル/特殊イベント「三人で?」

 【 琥珀 】「仕方ないですね、お手伝いいたしましょうか」               ちろりと琥珀は舌を出した。        志貴に見せるように。        そしてシオンに見せるように。        琥珀の顔がシオンの汚れた顔に近づく。        躊躇いもせずに、琥珀は伸ばした舌を近づけ―――        シオンに触れた。        舌先がちろちろと動き、シオンの唇の端に触れる。        そこについていたねっとりとした液体を舐め取る。        ほんの一瞬触れただけで、琥珀は離れる。        シオンの口元の濁った白濁液が拭われていた。  【 琥珀 】「志貴さんの……」  【 志貴 】「琥珀さん」           志貴は生唾を飲み込んだ。        いや、飲み込んだ気がした。        一時的に喉がからからに干上がっていた。        あまりに煽情的な琥珀の動作。         舌に付着したものを飲み込む。        嚥下を見せつけるように白い喉が動く。        そして改めて琥珀はシオンに顔を近づける。        志貴の位置からは見て取れない。        シオンの息の乱れ。        琥珀のくすくすと笑う声と、子供をあやすような言葉。        そして、何かを小さく吸う様な舐めるような音。        それだけが、シオンと琥珀の間で行われた事を窺わせる。        彫像のように志貴は固まっていて、突如自分は動けるのだと気付く。        回りこみ、シオンと琥珀の姿を、触れ合っている部分を目にする。        そして魂を奪われたように、また動きを止めて見入った。          煽情的に二人が裸で絡みあっているといった訳では無い。        シオンは、ほぼ裸ではあった。        が、それはさっきまで見るだけでなく触れ、好きにしていたもの。        琥珀はまったく肌の露出は無い。        普段の着物姿。        こんな淫らな調教の場には相応しからぬ姿。        ただ、僅かに肉と肉が触れ合っているだけ。        柔らかい小さな花弁のような唇が触れ合っているだけ。        琥珀がシオンと唇を合わせ、少し離し、また重ね合わせているだけ。        なのに、志貴はほかんと口を開けたままそれを見つめていた。        瞬きも惜しいくらいに。  【 琥珀 】「あら、志貴さん?」        あまり驚きもしない顔で振り返る琥珀。        志貴の目を見る。        そして先ほどまでは元気を失っていた筈の股間に、視線を落とす。        おかしそうに笑う。  【 琥珀 】「志貴さんがそうまでお望みでしたら」        むしろ誘うような言葉。        依然、女同士の口吻の姿を見せつけながら、自分の帯を指差す。        解いて下さい。        言葉によらず、志貴はその指示を理解した。        てきぱきと帯が解かれ、着物の中のすんなりとした姿態が露わになった。        琥珀の体を志貴は息を呑んで見つめる。        少し暗い部屋にあっても、その艶やかな白い肌は妖しいまでに目を引いた。        恥らうように片手で胸を隠す仕草。        そんな動きも、むしろ志貴を魅入らせ、誘惑するかのようだった。           琥珀      【サンプル画像:絵師ASH】  

  (3)翡翠   sion5-3   積極的にはシオンの調教に役立ってはくれません。  ただ、翡翠自身がある種の羞恥責めにあっているようにシオンの調教プレイを見つめる 様は、秋葉とは違った効果を与えます。  特に、シオンが理性と悦楽を行き来している時には効果的です。  特殊能力として、洗脳探偵になる事があります。  シオンの内部パラメータを反則なまでに変化させてくれます。  その間の調教過程をショートカットされてしまうので、ゲームを楽しむ観点からは勿体 無いのですが、メイン以外の人格を調教する際などはたいへん有益でしょう。 「志貴さまがお命じになるなら、従います……」  サンプル/特殊イベント「後始末、そして……」

  sion5-1a  【 翡翠 】「志貴さま、後はわたしが……」  【 志貴 】「……うん、悪いね翡翠。シオンを頼むね」  【 志貴 】「はい、お任せください」        志貴は少し躊躇ったものの、きちんと畳まれた服を手に部屋から出る。        最後に、自分付のメイドに謝辞の意を目で伝えて。        翡翠は一礼し、主を見送った。        残されるシオンと翡翠。        シオンは志貴の出て行った事にも気付いていないだろう。        意識はあるものの、眠っているかの如く静かだった。        放心し、外と意識は遊離している。        格式ある女子高の制服をまとった姿のまま、横たわっている。        しどけなく、乱れた着衣のまま。        翡翠は、そのはだけた胸元を整えた。        乱れた髪も、軽く手で宥める。        そして太股まで露出させたているスカートの裾をさらに捲った。        濃紺の布の内側に、シオンは何一つつけていない。        つま先から、その付け根まで全て、裸だった。              脱がせたニーソックスも、ショーツも転がっている。                そっと翡翠は濡れタオルをシオンの局部に当てた。        シオンの太股と下腹部を、そして谷間を拭う。        無惨なまでに蹂躙された跡。        それが男のエキスが混じっているのならばまだ良い。        志貴はどういう意図か、挿入はしたものの終わりを迎えなかった。        だから、このほとんどはシオンの中から溢れ出したもの。        どれだけ感じ、指戯に震えたかの証。        シオン自身が理性をもってそれを眺めたら、途端に冷静さを無くすだろう。        必死に弁明するかもしれない。          【シオン】「っあ、ふぅ……、ひ、翡翠?」  【 翡翠 】「じっとなさっていて下さい。シオン様」                シオンが翡翠を、そして自分の姿を認識する。        身悶えして逃れようとし、そして力を抜くいた。        啜り泣きの声。        翡翠はどうしていいかわからないと、戸惑った顔をした。        しかし、彼女の主人に与えられた職務に従う。        止めていた手を再び動かし、シオンの欲情の跡を拭っていく。        まるで人形のように冷静に。                  でも、僅かに常ならぬ動きをしていた。        本当にじっと見ていても気づかないほど僅かに。        羞恥に咽ぶシオンは気づかなかったけれども。        翡翠の膝小僧の辺りが、もじもじと擦れる動きを起こしていた。        

 

6.アイテム

 ゲームの進行に応じていろいろなアイテムを手に入れる事があります。
 中でも多用するのが薬関係でしょう。

 ・回復薬(体力)...体力を一定量回復(シオン、志貴)
 ・回復薬(精神)...精神力を一定量回復(シオン) 
 ・媚薬...性的興奮を起こし、普段できないレベルのコマンドを可能に(シオン)
 これらは、琥珀さんと話していたりすれば、比較的高頻度で貰えます。

 他に、調教時に使用できるモノも多数存在します。

 ・ローター
 ・バイブ
 ・スクール水着(紺色,白)
 ・浅上の制服
 ・メイド服
 ・縄
 ・洗濯ばさみ
 会話や移動時に入手するのがほとんどですので、いろいろと試してみて下さい。
 
 サンプル/「ローター使用」*シオンγ

 【 志貴 】「凄いね、シオン。もう4つも入ったよ」  【シオン】「ふ、ぐぅぅ……、はぁ……」  【 志貴 】「お尻にも入れてみようか?」  【シオン】「や……」  【 志貴 】「え? まさかこんな事で弱音を吐かないよね、人間にさ?」  【シオン】「……好きにすればいい」  【 志貴 】「うん、そうさせて貰う。少しお尻を上げて欲しいんだけど」        志貴の言葉に、のろのろとシオンは従った。        もともとしゃがんで反り返り後ろ手にしていた姿。        それがブリッジをするように持ち上がる。        性器とさらにその下の不浄の部分を志貴の目に晒すために。  【 志貴 】「凄い眺め」          揶揄ではなく、感嘆したような響き。        その志貴の言葉が、かえってシオンの感情を揺さぶる。        膣口から何本も垂れた細いコード。        そこから光る粘液が新たに伝い落ちる。        シオンの動きを待ちかねたように、無造作に志貴の指が肛門に伸びる。        樹脂のカプセルの先端が、垂れた愛液の滲んだ窄まりへ触れた。        放射線状になった皺があるものは伸び、あるものは歪む。        さして苦労もせず、何度ももっと太い脈打つものを受け入れた穴は、その       淫具を受け入れる。        人差し指の根本まで、志貴は指を突き入れ、ゆっくりと感触を味わうよう       に引き抜いた。        シオンの足がぶるぶると震え、またとろりと膣口が反応を見せる。  【 志貴 】「さすがに琥珀さん達にはこんな真似は出来ないものなあ」  【シオン】「私なら…平気だと……」  【 志貴 】「うん、特に今のシオンなら。だって平気なんだろう?」  【シオン】「……」  【 志貴 】「さらにこんな真似をしてもさ」        コードの束を持ち上げて見せる。        とろんとした目でそれを見つめるシオン。        演技めいた手つきで、志貴の右手がローターのスイッチへと近づく。  【シオン】「やめて」  【 志貴 】「やめない」        次々にローターのスイッチが入れられる。        いきなり全てMAXの動きで、シオンの中でのたうち始める。        悲鳴が洩れ、ブリッジは崩れる。        志貴は慣れた手つきでシオンの手を手錠で拘束する。  【 志貴 】「ちょっと用を思い出したから、外すね」  【シオン】「止めて、志貴、あ、あああ……」  【 志貴 】「ちょっとだけだよ。それまで頑張って待っていてよ」          シオンの言葉に耳を貸さず、志貴は部屋を出て行った。        防音の扉を閉ざす。        それで、シオンの悲鳴も、のた打ち回る音も消え去った……。   sion6-1

     サンプル/「スクール水着」*シオンα

 【シオン】「また、酷い事をするの?」  【 志貴 】「しないよ。それにいつものは酷い事なのかな?」  【シオン】「それは……」        まっすぐな志貴の問い掛ける目に、シオンは頬を赤く染める。        確かに、今は、志貴の視線、志貴の唇、志貴の手に恐怖は感じない。        まだ怖れはあっても、それ以上に……。  【 志貴 】「これを着て欲しいんだ」  【シオン】「これは?」  【 志貴 】「おかしなところは無いよ。ただの水着」  【シオン】「そうですね」        訝しげにシオンは志貴の手渡したワンピースの水着を見つめる。        過度に露出的なものでもなければ、透けるような素材でもない。        最終的に脱がされれば同じかもしれないが……。        しかし、この水着は?        シオンの目には色気の無いこの水着は野暮ったくすら見える。        なのに、なんで志貴はこんなにも―――        興奮し、期待に目を光らせているのだろう?  【 志貴 】「シオンの為に用意したんだ」  【シオン】「私の為?」               その言葉が結局はシオンの背を押した。        どの道、選択権は無いが、それでも懇願に応える形。        志貴が背を向けると、シオンは着替え始めた。  【シオン】「どうですか……、志貴?」  【 志貴 】「……」        志貴は押し黙っている。        シオンは、不安そうにその心を表さぬ志貴の顔を見つめた。        似合わなかっただろうか。        そんな心配を、憎むべき陵辱者に対して抱くには相応しくない心配。        そしてさらに、おかしい事に、        感嘆と賞賛の色を見て取ったシオンは、恥らいつつも喜びの表情になった。           スクール水着    白スクール水着  【サンプル画像:絵師ASH】

 

7.エンディング

 ゲームの進め方の如何を問わず、ゲーム開始より二週間でゲームは終わりを迎えます。
 どのように調教を進め、どのようにシオンに対していたかで、その結果は変わります。
 三人のシオンが相互に調教の影響を受けるように、本来のシオンも何らかの影響を受け
ているのです。ある意味、誰よりも深く。
 最後にはプレイ内容の解説などもありますから、それを参考にできるだけシオンを幸せ
に出来るエンドを目指して下さい。


 サンプル/エンディングNo.3「ハーレム2」

  sion7-1    「今夜は誰かしら?」      テイーカップを傾けつつ、秋葉がぽつりと呟く。   和やかだった雰囲気が、急に姿を変えた。   緊張感。   あるいは期待の渦。  「それでは、決めますか、志貴さんのお相手?」   琥珀が問い、秋葉は当然と言うように頷く。   テーブルが手早く片付けられ、厚手の布が敷かれた。  「もう負けません」  「それは、私も同じですよ、秋葉」   シオンが言葉を返す。   軽い笑み。   これまでなら、見せなかったような笑み。  「でもシオンはいいじゃない。私なんて……」  「秋葉さまですよ、ローテーションでなくて、今週はダイスで決めようと言ったのは」  「それはそうだけど……、ずるいわ、翡翠ばかり可愛がって貰って」   「それは……」   翡翠が僅かに頬を染める。  「普段、志貴さんの為に尽くしてますから、勝負の女神も微笑んでくれるんですよ」  「私はその言葉には異議がありますね」  「いいわ、始めましょう」   順番に二つのダイスが手に取られ、振られる。  「さあ、秋葉さまですよ。ちょっと難しそうですけど……」  「10以上ならいいのね。大丈夫、出ない数ではないわ。   お願い、10以上、出て……」   ダイスが投じられた。   ころころと転がり、軌跡を描く。   4人の見守る中、一つが動きを止める。   3。   と、ひょいとそのダイスと未だ止まらぬダイスに手が被さる。  「志貴さま」  「志貴さん」  「志貴」  「……兄さん」      目に落胆を湛えた秋葉の声がいちばん遅れた。  「どういうつもりですか、志貴?」   今夜の勝者であったシオンが詰問調で志貴を睨む。   志貴は、あまり気にせず、ダイスを弄んでいる。  「うん、ひとつお願いがあってさ」  「私にですか?」  「シオンにも。それに、秋葉や琥珀さん、翡翠にも」   四人の疑問の顔。  「こんな風に二人決めるのも面白いと思うんだけどね、今夜は試したい事があるんだ。   一度、四人いっぺんにどうだろうかなって思って……。   ダメかな?」   沈黙。   そして、誰からとも無く、同意が示される。  「なんだか、ぎすぎすしてたからさ。    うん、みんな賛成で良かったよ。じゃあ、そうだなあ……、離れに行こうか?」   ぱっと秋葉が志貴の手を取る。   シオンも空いた手にしがみ付く。   出し抜かれましたねという琥珀の苦笑。   感情が読めぬ翡翠の顔。   志貴を中心としての熱っぽい空気を纏う一団。   離れへと向かう、遠野家の面々だった。   夜の饗宴の開幕。

     サンプル/エンディングNo.5「少年と犬」

      シオンの背が少し反る。   しゃぶられ噛まれ、しかしつんと突き出したままの乳首。   胸のふくらみが小さく揺れる。   志貴の手が胸の先を摘み、軽く引っ張った。   喘ぎつつシオンは仰け反った体を前に倒す。   舌を伸ばし、志貴の唇に近づける。   志貴は優しくそれを迎えた。   仰向けに寝た志貴に跨る形のまま、シオンは唇を合わせた。   くちゅ、ちゅぷッッ、ちぅう……、ちゅう……。じゅん……。   唾液が唇の隙間からこぼれる。   満足そうに吸われた舌を伸ばしたままシオンは口を離した。   そのまま立ち上がる。              志貴は騎乗位での放出の余韻に浸ったまま、横目でシオンを見ていた。   躾けた通りにシオンが振舞う様を。                シオンは志貴の方を向いている。   僅かに足を開いた格好。   滴るほどに濡れた谷間を余す処無く視線に晒している。   濡れた恥草。   さんざん弄られた肉芽。   赤く充血した秘唇。   とろり……。   白い濁りをもった淫液が、糸引き落ちる。   幾分腫れぼったくなった媚肉に白い指が伸びる。   ためらい無くぐいと開かれた。   堰を切ったように、膣口からシオンの蜜が溢れ出す。   そして後を追うように、子宮から逆流したどろどろとした男の液が。   こぽりと白濁液がこぼれ落ちる。   こぼれて弾ける。   シオンの股間の下、それ自体はかなりの高級と見える陶器の平皿へと。   シオンの蜜液を、志貴の精液をすべて受け止め、溜りを作っている。   自ら滴るものが無くなると、指が膣内の奥をかき混ぜる。   また、どろりとした粘液がぴちゃりとこぼれ落ちる。  「くぅ?」     理知をもって己の存在意義としていた少女が、犬のように鳴く。   声と目による言葉。  「いいよ、おあずけはしないよ」   志貴の言葉に、シオンは満面の笑みを浮かべ、ぺたんと地に伏せる。   ぴちゃぴちゃぴちゃ。     両の手で皿を押さえ守るようにして、その混合した性汁を舐める。   嬉しそうに。   美味しそうに。   全て舐め終え、志貴を問うように見つめるシオン。  「腹ごなしに出かけようか」   シオンの首輪に鎖がかけられる。   志貴の横、足にぶつかるほど寄り添いシオンは四つ足で歩く。  「幸せ?」   ふと、志貴の口から独り言めいた言葉が洩れる。   シオンは頬を志貴の靴に擦りつけた。  「そう……」   志貴は身を屈め、シオンの髪を撫でてやった。   少し寂しそうに、しかし優しく。   シオンは嬉しそうに目を細める。   後は言葉なく月明りに照らされた庭を、犬と飼い主は歩き続けた。           琥珀      【サンプル画像:絵師ASH】  

     サンプル/エンディングNo.6「癒される傷痕」

  sion7-2    「……志貴」     控えめなノックの音。   ドアを開けると、予想に違わずシオンが佇んでいる。   無言の問い。   無言の答え。      志貴とシオンは連れ立って向かう。   かつての調教の場へ。      統合されたが、その影響は今のシオンに残っている。   調教されて開発された体が、シオンの意志に拠らず求める。   快楽を。男を。責めを。―――志貴を。   強い衝動をシオンは押し殺している。   しかし、あまりに強くシオンの体が志貴を求めた時、   シオンは志貴の部屋を訪れる。      今のように。   優しく志貴はシオンの体に触れる。   なだらかな胸の膨らみが形を変える。    志貴の手の動きに、切なくシオンは声を洩らす。  「もっと強く?」  「はい」  「ほら、こんなに尖らせて……」   秋葉達も知らぬ振りをしている夜の密会。   拘束も責め具も薬も無い。   ただ、肉と肉が触れ、肌を合わせる。   時折、三人のシオンが垣間見える。     怯えた顔。   否定する顔。   敵意を隠した顔。   いや彼女らが到達した姿が。  「それでも、こうしている時の表情は同じになるんだな、シオンは」   志貴は呟き、シオンの脇腹を摩るように撫でた。   くすぐるような軽い感触にシオンは身悶えする。   でも、志貴はやめない。   乳房の下のラインから、くびれて腰へと続く曲線を飽く事無く楽しむ。   やがてその刺激ら慣れたシオンの声に艶が混じる。    「志貴……」  「ん?」  「いやらしい女だと思っていますよね」  「そんな事は無いよ。   それにそうだとしても、普段は硬いくらいのシオンがこんなに可愛くなるなんて、  悪くないと思うよ」  「志貴……」   ぎゅっと己を抱く腕の感触に、シオンは歓喜の表情を浮かべる。  「だから、遠慮しないで言ってごらん。   シオンはどうして欲しいの?」  「志貴に……、志貴のモノで私を貫いて欲しい。   いっぱい、後ろから……、恥かしい格好で、私のお腹をいっぱいにして欲しい」  「そんなに可愛くお願いされたら、従わずにはいられないよ」   志貴は優しく頷いた。   ちゅっと唇を合わせ、身を離す。    あえて、シオンに命じて四つん這いにさせた。   シオンは嬉々として動き、言われる前に自ら下半身を上にあげた。   志貴の目に、全てを余さずに晒す為に。   すでにとろとろと蜜液の溢れた秘肉が、どれほど志貴を望んでいるか見せる為に。      その行為にはあまり恥じらいを見せない。   慣れの為か、それとも期待ゆえか。   しかし、志貴が押さえきれぬ賞賛の声を洩らすと、心の傾きは別方向に動いた。   志貴には見えないが、顔が赤くなっている。   そして、開きかかった膣口から、とろりと蜜液が分泌された。      志貴は、シオンの腰に手を当てた。   ずっと、腰を突き当てる。   ねちゃっとした粘音がこぼれ落ちる……   

 

8.おまけ
 
 現在開発中のイベントや調教シーンの紹介です。
 *実際のゲームでは使われない場合もあります。

 サンプル/シオンα・通常調教

  sion8a    【 志貴 】「どうして欲しいの、シオン?」  【シオン】「……」        問うような志貴の声。        しかし口にせずとも志貴にはわかっている。        シオンにはそれがわかっていた。        事実、志貴の目は面白がっている色が浮かんでいた。           志貴は意地悪です。        声に出さず、シオンは内心で呟く。        しかし、そうやって志貴が期待の目で見ている事が、シオンの官能を刺激       しているのも確かだった。        甘い何かがシオンを蕩けさせる。  【シオン】「自分で示さないといけないのですね」        確認と言うよりも、志貴に頷かれる事でさらに感じさせて貰う為の言葉。        シオンは少しの躊躇も無く、身を屈め四つん這いになった。        犬のような格好で志貴に近づく。                赤黒く屹立した志貴のペニス。        まったく恐怖も嫌悪もシオンの心に生じない。        ほんの数日前までは、目を背けずにはいられなかった醜悪だった逸物。        それをむしろ惚れ惚れと見つめている。        魅入られた様に、目を離せない。        より近く。        目が、        鼻が、        口が、        志貴のペニスにくっつかんばかりに近づく。        視覚を、嗅覚を、そして触覚と味覚とを満足させる。        シオンの小さな可憐な唇が志貴の熱いペニスに触れる。        ゆっくりと亀頭を擦るように動く。        ちろりと舌の先が覗いた。        露をにじませた鈴口を、舌が突付く。        粘性を持った腺液をすくう様に舐めとる。        志貴の声が洩れる。        もっと聞かせて欲しい。        そんな熱意を持って、シオンは積極的に舌を動かし続けた……。     

   サンプル/シオンγ・通常調教

  sion8b    【 志貴 】「ほら、シオン」  【シオン】「……」        無造作に口元に近づけられた指。        シオンが少し首を伸ばせば、あっさりと食いちぎられるだろう。        しかし志貴は何ら恐れを見せない。        指先にはねっとりとした雄のエキス。        シオンは見つめている。        志貴は待っている。        シオンは躊躇った末に舌で触れた。        嫌々ではなく。        しかし、その行為をする自分に疑問を抱いたように。    【 志貴 】「美味しいかい?」  【シオン】「……」       優しく志貴は尋ねた。       その目から逃れられず、シオンは無言で頷いた。       そうかと志貴は呟き、さらに指を動かす。       精液を犬歯に塗りたくっていく。       吸血鬼としての象徴的な部分。       シオンは拒まない。

   サンプル/シオンβ・通常調教「髪を汚す」

  sion8c          口から志貴の強張りが抜かれた。        驚いた顔のシオンに構わず志貴は淀みなく動く。        形良く編み上げられた髪を手に取る。        唾液と先触れで濡れるペニスの先が菫色の髪に触れる。        拭うように三つ編みがはちきれそうな亀頭を動く。        そして志貴は螺旋を描くように髪を巻きつけ、そのまま精を放った。        手を放すと、髪は自ら逃れるように動いた。        垂れた髪は濃厚な白濁液に塗れている。  【シオン】「あああ」            小さく声が洩れる。        押し殺した声。        喉奥にいきなり注がれた時にも、固定された顔めがけて射精された時にも、       出さなかった声。        それらの時より、はるかにシオンは傷ついた顔をしていた。        汚された痛みを、その瞳は雄弁に語っていた。        ついに悲鳴は洩らさなかったけれど。

   サンプル/シオンβ・通常調教「正面座位」

  sion8d    【 志貴 】「どう、シオン」  【シオン】「うん、気持ちいい」  【 志貴 】「もっと動いてもいいかな?」  【シオン】「志貴が好きなようにして」        あぐらをかいた志貴の足に座し、シオンはしがみつくようにしていた。        足も手も志貴の背に回されている。        離されたくないと言わんばかりに、ぎゅっと。        そのシオンの体を、ゆるやかに志貴は上下に揺らした。        胸が揺れ、ぽつんと突き出た乳首が志貴の胸を擦る。        すべすべとしたシオンの肌が、志貴に溜息をつかせるほど心地良い。        片手でシオンを支え動かし、志貴は空いた手で背中の感触を楽しんだ。        つながった部分からも、もちろん尋常で無い快感が広がっている。        シオンも揺すられる度に感じて時に甘く声を洩らしていた。        穿たれた支柱の脇、後から後からシオンの蜜液がこぼれ落ちる。  【 志貴 】「ああ、シオンの中、凄く気持ち良いよ」  【シオン】「本当?」  【 志貴 】「うん、ずっとこうしていたいくらい」  【シオン】「嬉しい」        どちらともなく唇が近づき合う。        ちゅっと唇が合わさる。        ただ柔らかく唇を擦り、その感触に互いに酔う。        そうして吐息を絡ませあいながら、志貴は数日前を思い出していた。        唇を、舌を噛まれそうになった時を。        試しに舌を差し入れた。        嬉しそうにシオンも舌を絡めてくる。        そのシオンに、憎悪まじりに志貴を睨んだその面影は無い。        ちゅ、ちぅぅ、ぴちゃ、…ふぅ、ちぅッ……。        唾液を飲み合い、飲ませ合う。        美酒のように頭が痺れてくる。        はぁ、とシオンが大きく息を吐いた。        そしてひしとしがみ付く手にさらに力を込める。        そして胸の先を志貴の胸板にこすりつけるように動く。        潤んだ目が志貴を見つめる。  【シオン】「何……、これ、わからない。なんだか切ないの」        ぎこちなくシオンの体も上下に動いた。        意識してと言うよりひとりでに。        そうせずにいられないように。        志貴はそれにあわせてより深く貫く。    【 志貴 】「もうイキそうなんだね」  【シオン】「わからない、どうしたらいいの、志貴?」  【 志貴 】「そのままでいれば大丈夫だよ。シオンの可愛い声、聞かせて」  【シオン】「志貴、あッ、あああ……」        シオンの絶頂の声。        泣き顔にも似た放心の悦顔。        その瞬間肩をぎゅっと掴んだ手。        それによって志貴は肉体でより先に精神的な絶頂を迎えた。        そして圧倒的な至福の止めとして、        シオンの狭道の奥へと精を勢い良く放った……。

   サンプル/シオンα・通常調教「放尿させる」

  sion8e    【 志貴 】「ダメだよ」        泣き声での懇願に志貴は耳を貸さない。        話の間止めていた指が動く。        強い抵抗をものともせず志貴は数回動かした。        第一関節、第二関節と潜るたびにシオンの小さな呼気と悲鳴。        翻ってゆっくりと抜く時に、今度は声にもならぬのか、喉だけが震える。  【 志貴 】「それにしてもけっこう馴染んだね、シオンのここ。        まあ、あんな太いものまで呑み込むくらいだから」        にゅぽんと指が抜ける。        まだ開いている肛門と、ぬめぬめとした腸液に汚れた指を見る。  【 志貴 】「見られながらはいやだって言うから、下着はそのままにしてあげたのに、       いったい何が不満なの? シオンは我が侭だなあ。        いいんだよ、もっと凄いことしたって。        そうだなあ……、熱いのと冷たいのどっちがいい?」        シオンの太股がぷるぷると震える。        すでにショーツは内側からの湿り気に染みとなっていた。        さらにそれが広がる。        それも急激に。        白い布地が濡れるだけでなく、色がついていく。           シオンの口から嗚咽が洩れる。        しかしそれを構わず、志貴はそこを見つめていた。        シオンが従った様を。        下着を着けたまま、放尿している姿を。        吸収しきれぬ尿液が染み出てこぼれた。        太股をじょぼじょぼと伝い落ちる。        放心。        どこかシオンのその表情はさっきまでと違う。  【 志貴 】「峠を超えたかな?」              濡れたショーツを脱がしてやりながら志貴は呟いた。        シオンを言葉で嬲っていた時とは別人のような志貴の表情。        冷徹に化学実験を見守るのにも似た冷たい必死さ。         

 













 後書き
 
 念の為に書きますが、こんなゲーム無いですからね。
 あくまで、「無いものをもっともらしく紹介する」というお遊びです。
 似たコンセプトのゲームは何処かのどなたかが作っているかもしれませんけどね。

 こんな馬鹿企画モノ好きなんですよ。
 
 本当は「裏紫苑祭」に出そうかと思ったのですが、ちょっとどう受け取められるのか怖
いので自分の処で。
 スタイルシートの勉強兼ねてちょこちょこ直してみようかな等と思っています。

 タイトルは「リンダ・キューブ」から取ったのですが、よく考えたら「お姉ちゃんの3
乗 〜おねーちゃんきゅーぶ〜」により近いのかな、イメージは?

 まあ、お楽しみ頂けたなら、嬉しいです。

  by しにを(2003/3/16)


 追記
 サンプルを追加。助手の琥珀&翡翠、スクール水着。エンド6。
 そして、ASHさんの魅惑的なスクール水着絵。ああ、素晴らしい(4/13)

 ASHさんの、琥珀さん絵、犬エンドラフを追加です(5/12)

 たぷぞうさんより、シオンα、β、γの人物紹介絵を追加です。多謝(6/25)


二次創作頁へ TOPへ