天抜き 其の十四





 六百五十一「期待、そして失望」

 志貴「あ、夕食がビーフシチューだって気づいたみたいだな、先輩」



 六百五十二「日長」作:のちさん

 シエル「これで、だいぶ楽になりますねえ」
 志貴 「なんで?」
 シエル「死徒の活動時間は夜なんですから」
 志貴 「なるほど」



 六百五十三「教育環境」作:のちさん

 レン「?」
 琥珀「あは〜、それは、(略)なんですよ〜」
 レン「……」(真っ赤)

 レン「?」
 翡翠「申し訳ありません、ちょっと分かりかねます」
 レン「……」(落胆)

 レン「?」
 シオン「それは原理的には(略)ということで、結論としては……」
 レン「(くー)」

 志貴「うーん……」



 六百五十四「詠み人知らず」作:のちさん

 藤乃「万葉集で、誰が作ったかわからない恋歌がありますね」
 鮮花「うん。……それで?」
 藤乃「名前も知らない人に送る、なんだかロマンチックですね」
 鮮花「確かに、そうかもしれないけど……」
 藤乃「?」
 鮮花「その場合は、そういう意味じゃないはずだと思うんだけど?」
 藤乃「……いいじゃないですか、浸らせてくれても……」



 六百五十五「やっぱり第二まで」作:のちさん

 シエル「……なにやってるんですか?」
 アルク「見ての通りだけど?」
 シエル「はあ……」

 シオン「なるほど、それで最近朝が静かだと」
 志貴 「うん、こんなにうまくいくとは思わなかったんだけどね」

   ラジオ体操をしているアルクェイドを見て



 六百五十六「古文」作:のちさん

 志貴 「向こうにも昔の言葉遣いってあるんでしょう?」
 シエル「ええ、日本のモノほどやっかいではありませんが」
 志貴 「先輩は古文苦手だからね。……でもさ」
 シエル「はい?」
 志貴 「500年生きているアイツは……」
 シエル「……えーと」

 アルク「あっ、志貴ー、一緒に帰ろ!」



 六百五十七「あばたもえくぼ」作:のちさん

 秋葉「そんな兄さんは……奪って差し上げます!」
 琥珀「あは〜。不思議なお薬と、不可解なお薬、どちらがよろしいですか〜?」
 翡翠「……志貴さまを犯人です!」(ぐるぐる)

 シオン「……なるほど」
 志貴 「ね? かならずしも正しいとは言えないんだよ」



 六百五十八「生き字引」作:のちさん

 アルク「はい、シエル」
 シエル「一体何事ですか? この大量の本は」
 アルク「だって、このままだと出番少なくなっちゃうよ?」
 シエル「は?」

 シオン「というわけでして、これは元来……」
 志貴 「ふんふん」

 アルク「蘊蓄おばさんとしての立場が……」
 シエル「誰がおばさんですか!」



 六百五十九「バタリアンとかかな?」作:のちさん

 琥珀「そうなんですか、楽しみです〜」
 志貴「うん、オレはもう見たから、どうぞ」

 琥珀「志貴さんの嘘つき……」
 志貴「あれ? 気に入りませんでしたか?」
 琥珀「全然でろでろ、べろ〜んじゃないじゃないですか〜」
 志貴「は? コミカルものが好きなんじゃないんですか?」
 琥珀「いいえ、ケミカルものです」
 志貴「……どんなのですか、それは」



 六百六十「言葉遣い」作:のちさん

 鮮花「なんですってえ! 式! もう一度言ってみなさい!」
 橙子「ほう、まったくお前等は楽しませてくれるな」

 幹也「礼園って……」
 藤乃「アレと一緒にしないでください」
 幹也「アレってね、きみ」



 六百六十一「触れるな」

 秋葉「……」
   「……」
   「……」
 志貴「あの…」
 秋葉「怒っていないと言っているでしょう!」
 志貴「は、はい」



 六百六十二「的確にね」

 羽居「ふうん、男の人との初めてかあ。
    どんななんだろうね、アキラちゃん?」
 蒼香「(何故に)」
 秋葉「(迷わず)」
 晶 「(わたしに訊くの?)」



 六百六十三「痛みの前には」

 志貴「うう……、琥珀さん、歯痛に効く薬なんて無いかな」
 琥珀「あいにく。
    まあ、痛みを和らげるという目的なら無くも無いですが。
    それより歯医者さん行かれた方が宜しいのでは?」
 志貴「え、いい、いいよ。ちょっと痛い気がするだけだから。
    だから、薬貰って様子を見てみるよ、うん」
 琥珀「そうですか。
    では……、こちらのお薬です」
 志貴「ありがとう」(すぐさま呑む)
 琥珀「……。
    志貴さんが、わたしのお薬を何のためらいも無く……。
    それほど酷い状態なんですね。
    行きますよ、歯医者さん。ええ、無理矢理にでも」



 六百六十四「利用」作:のちさん

 鮮花「うーん」
 藤乃「どうしたの?」
 鮮花「開かないのよ、これ」
 藤乃「なんだ、そんなことですか、ほら開きましたよ」
 鮮花「ありがとう……って、あれ?」
 藤乃「なに?」
 鮮花「今、私の手の中で開いたわよね?」
 藤乃「そう?」



 六百六十五「赤信号」作:のちさん

 シエル「何やっているんですか!」
 秋葉 「まったくです、ちゃんとルールは……!」
 琥珀 「あは〜、いいじゃないですか、車は来ていませんし」
 翡翠 「姉さん……」
 シオン「ですが、車が来ていない時に待っているというのは不合理では?」
 志貴 「と、言うよりも、アレは例外だろう……」

    ひとっ飛びにわたるアルクェイドを見て。



 六百六十六「できゃんたーじゅ?」作:のちさん

 琥珀 「吸血鬼の方は色々な血が混ざっている状態になるんですか?」
 アルク「まー、吸血していけばそーなるのかな?」
 琥珀 「じゃあ、吸血鬼の血を飲んだ方が効率はいいんじゃないんですか?」
 秋葉 「……世界中の美味しいものをまぜた料理は美味しいの、琥珀?」
 琥珀 「は? えーと、そうはうまくいかないと思いますが……」
 秋葉 「同じこと。一度に摂取するのが良いとは限らないのよ」

 志貴 「っていうか、試飲済みかい!」



 六百六十七「コレクター」作:のちさん

 秋葉「これが、まさか、こんなに……」
 都古「ふっふーん、どう?」
 秋葉「……わかりました。あなたの逗留を認めましょう」

 志貴「よく秋葉が認めたな」
 都古「……ちょっと、古着をあげただけだけどね」
 志貴「? ふーん」



 六百六十八「帰化」作:のちさん

 志貴 「なんの本を読んでるんだ?」
 アルク「んー、ちょっと待って……できた!」
 志貴 「ん? 亞瑠琥恵慰奴……あるくえいど?」
 アルク「ふふーん、これでいつでもオッケーよ!」
 志貴 「なにが?」
 アルク「とーぜん、遠野アルクになる準備!」



 六百六十九「復元能力」作:のちさん

 アルク「いいなー」
 シエル「いいですねー」

 有彦 「な、なんスか?」

 アルク「染まんないんだよねー」
 シエル「染めても、戻っちゃうんですよねー」

 志貴 「……なるほど!」



 六百七十「他人にやるなら」作:のちさん

 秋葉「あら、これは?」
 志貴「ああ、秋葉は知らないのか? 献血手帳」
 秋葉「は?」
 志貴「いつ、どこで献血したのか記録されてるんだよ」
 秋葉「……」
 志貴「まあ、俺はジュースが目的……あれ? どこ行ったんだろう、秋葉」

 秋葉「琥珀ッ! 急いで手配なさい!」
 琥珀「合点承知のすけですよ〜」



 六百七十一「表現方法」作:のちさん

   目はカッと見開き、虚空を睨む。
   苦痛に耐えるかのように体を縮こませ、足掻いた足はその形のまま硬
   直していた。
   それは、まさに、断末魔の姿、そのままであった。

 琥珀 「というわけで、今日はエビの天ぷらですよ〜」

 シオン「……翡翠の料理の原因は、味覚障害だけではないのでは?」
 翡翠 「……」



 六百七十二「財力」作:のちさん

   それぞれ、立ち絵を想像して下さい。

 アルク「姫だから」
 ロア 「金のあるところに転生していたからな」
 ワラキア「噂だからな」
 ネロ「……問題、無い」



 六百七十三「男の闘い」作:のちさん

  体の主導権を取り合う二人の闘いをご覧下さい。

 ロア「姫ーーーー!!!!」
 四季「秋葉ーーーー!!!!」

 ロア「ひめーーーーーー!!!!!」
 四季「あきはーーーーーー!!!!!」

 ロア「ひぃめぇぇぇええぇえーーー!!!!」
 四季「あぁあぁぁきぃはぁあぁああぁあーーーー!!!!」

 志貴「……まとめて、死ね」



 六百七十四「キャベツ畑とか、コウノトリとか」作:鰯丸さん

 志貴「心音とか、聞こえないかなぁ…(蕩けそうな笑顔で)」
 秋葉「…まだ無理ですよ(志貴の頭を撫でながら、同じく笑顔で)」
 志貴「女の子だったら、秋葉みたいにきれいで淑やかだろうなぁ…」
 秋葉「男の子だったら兄さんのように強くて、凛々しくて…」
 琥珀「……淑やか?」
 翡翠「……同意を求めないでください、姉さん」
 琥珀「…凛々しい?」
 翡翠「………志貴様は私のあるじですから」


    
 六百七十五「ヴィーナスの誕生」作:もとはるさん
 
 琥珀「秋葉さま、みるく風呂ってお肌にたいそういいそうですよねぇー」
 秋葉「え?…みるく…お風呂…はっ!…バスタブ一杯の…みりゅく…兄さ
    んの…はゥ」
 琥珀「あらー、なんかツボに入っちゃったみたいですねぇ。気分はエリザ
    ベス・バートリですかぁ?」
 秋葉「み、み、みるみれ…ああっ…そんなの…だめ…溺れてしまうわ…み
    りゅくで」
 琥珀「あはー。志貴さん死んじゃいますって。それに後からお掃除大変そ
    うですねぇー」



 六百七十六「どっちかな?」

 志貴 「こういう環境で暮らしていると、過敏反応になるか、反応しなく
     なるかどっちかなんだろうなあ」
 琥翡秋「……すぅー」(志貴を囲むようにして眠っている。周りに酒瓶)  



 六百七十七「でっぱってへっこんで」

 秋葉 「まったく……」
 琥珀 「でも、これでも形が……、見事ですねえ」
 翡翠 「……」(見比べている様子)
 秋葉 「こんなのは、単なる肉……」

 アルク「ふぁぁ……、寝てたんだ、わたし。
     って、何、何なの?」(囲むような面々の存在にびっくり)
 


 六百七十八「血のように赤く」

 秋葉「実際にはそんな鮮やかなものでもないわね」
 琥珀「そうですね」
 志貴「うん。もっと何と言うか……」

 翡翠「……」(仲間に入りたそうな、入りたくなさそうな微妙な様子)



 六百七十九「確かに」

 シエル「でも、遠野くん。
     食べてこんなに感激が味わえるメニューがある。
     これって、幸せと思いませんか?」



 天抜き らっきょ 恋愛風味

 六百八十ノ一「気晴らしに聞いてみる」作:秋月 修二さん

 橙子「なあ、私がオマエと添い遂げたいと言ったら、どう思う?」
 荒耶「……どういう冗談なのだ?」
 橙子「悪い冗談さ」

   退屈な吐息を。


 六百八十ノ二「からかい半分で聞いてみる」作:秋月 修二さん

 橙子 「私がオマエと添い遂げたいと言ったら、どう思う?」
 アルバ「答えは簡単だろう。私が君と添い遂げたいと言ったら、どうだ?」
 橙子 「……願い下げだ」
 アルバ「そういうことだ」

    呆れた声を。


 六百八十ノ三「取り敢えず伝えてみる」作:秋月 修二さん

 幹也「? どなたです?」
 霧絵「貴方は私を知らないと思います。私は、貴方を好きだから、知って
    いますけれど」
 幹也「ええと、あの……どういう?」
 霧絵「気にしないで下さい、ただの当てつけですから」

   らしくもない皮肉を。


 六百八十ノ四「解っているのに聞いてみる」作:秋月 修二さん

 藤乃「好きです、と言ったら、受け止めてくれますか?」
 幹也「……いや。嬉しいけれど、困る、と思うな」
 藤乃「……いえ、それだけで充分です」

   晴れやかな微笑を。


 六百八十ノ五「諦めるため聞いてみる」作:秋月 修二さん

 巴「好きな男はいるのか?」
 式「……いる訳ないだろ。何だいきなり?」
 巴「いや、何でも(自覚は無いのか)」

  苦笑を溶かし込んで。


 六百八十ノ六「解らないから聞いてみる」作:秋月 修二さん

 黄路「好きです」
 玄霧「そうですか。ならそうなのでしょう」
 黄路「……ええ」

   首を傾げる。


 六百八十ノ七「聞いているのかいないのか」作:秋月 修二さん

 白純「欲しいんだ」

   誰が、何が。


 六百八十ノ八「覚悟を決めて言ってみる」作:秋月 修二さん

 鮮花「兄さん……す、好き、です」
 幹也「うん、ありがとう。僕も好きだよ」
 鮮花「え、あ、はい、あの、その……じゃあ、そういうことで!」
 幹也「……? 何だったのかなあ」

   無意識な卑怯を。


 六百八十ノ九「最後に聞いてみる」作:秋月 修二さん

 式 「す……す……」
 幹也「す?」
 式 「好き、だ、幹也」
 幹也「うん、愛してるよ、式」

   心からの、口付けをしよう。



 六百八十一「一片の疑問も無く」

 シエル「まったくあなたときたら、呆れますね」
 アルク「なによー、シエルに関係ないでしょ」
 シエル「あいにくですが、充分すぎるほどあります
     だいたい、遠野くんはどう思っているか」
 アルク「志貴?
     わたしは志貴といてあんなに楽しいんだもん。
     志貴だって凄く楽しいよ」
 シエル「……ある意味、羨ましいですよ」



 六百八十二「豆腐を掌に載せましてね」

 琥珀「ここで、刃を真っ直ぐに落とすの。
    軽くね。見てて、翡翠ちゃん。
    ほら、手は切れないでしょ?」
 志貴「……うッ」
 琥珀「あわ、どうなさいました、志貴さん?」
 志貴「いや、何も……」(線を見ないようにしつつ)



 六百八十三「強からず、弱からず」

 アルク「うん……、いい気持ち。
     今度はね、首の辺りもう少し強く。
     うー、いいよ、志貴。気持ちいい」
 志貴 「そうか。
     ……でも、おまえが肩凝るなんて信じられないんだけど」



 六百八十四「素朴な疑問」

 秋葉「形見の品とは伺っていますけど、なんで兄さんは刃物など持ち歩
      いているんです?」
 志貴「何故だろうね」
 


 六百八十五「別腹」

 志貴「先輩……。
    デザートって、それ……」



 六百八十六「夏場はちょっとねえ」

 志貴 「そうか、アルクェイドは平気なのか……」
 アルク「うん。そんなの気にしてたら死徒と戦えないでしょ?」
 志貴 「まあ、そうだろうなあ」
 アルク「でも、綺麗だよ、お鍋の中」
 志貴 「見るな、見せるな。
     いいから、今度から残り物は捨ててくれ、いいな?」



 六百八十七「体力と知力と運と、それと財力」

 晶 「ふふふ、楽しみ……」
 秋葉「随分と楽しそうね、瀬尾?」
 晶 「はい。日曜日が待ち遠しくて」
 秋葉「ふうん、兄さんは何処に連れて行ってくれると?」
 晶 「は?
    志貴さんがどうしたんです?」(心底不思議そうに)
 秋葉「え、その……」(当てが外れたように)



 六百八十八「でも、でも……」

 琥珀「大変です、秋葉さま。
    志貴さんが突然、喀血を。
    そんな事考えてうっとりしている暇は……、早くこちらへ」



 六百八十九「無敵?」

 志貴「琥珀さんてさ、頭の上がらない人っているの?」
 琥珀「それはわたしだって……。
    秋葉さまは違うし、宗玄先生……、ううん。えーと。
    ………………。あれ?」
 志貴「いないの?」
 琥珀「いますってば、そんな目で見ないで下さい。
    翡翠ちゃんもどうも……、後は……」
 志貴「なるほど……、わ、危ないから。
    琥珀さん、おたま振り回したりしないでってば。うわあ」

 六百九十「何処で?」

 志貴 「う、うう……」
 シエル「大丈夫ですか、遠野くん」
 志貴 「少し無理しすぎただけ。
     うん、眩暈くらい、慣れているから平気だよ」
 シエル「でも、わたし心配です」
 志貴 「安心してよ。何度となく体験しているんだから。この前だって……」
 シエル「そうですか。
     ……体験って、こーいうシチューションでですかね、遠野くん?」
 志貴 「……」(顔面蒼白)
    「うう、眩暈が酷いや」
 シエル「……、追求はやめておきます」



 六百九十一「風情はあります」

 志貴「あ、もう蚊取り線香なんて出しているんだ」
 琥珀「はい、志貴さんの部屋にも用意しますから」
 志貴「でも、そんなに涌いているかな?」
 琥珀「そんなにはいないでしょうけど。
    刺されたら……、いえいえ」
 志貴「何?」
 琥珀「何でもありませんよ?」
 志貴「刺されたらどうにかなるの?
    あ、その顔。琥珀さんッッ、ねえってば、ちょっと……」
 琥珀「ああ、忙しいなあ」(足取り速く)



 六百九十二「自信満々でもないけどね」

 志貴「どうかな?」
 秋葉「確かに……」
 翡翠「……似合いませんね」

 琥珀「あれ、何です。わたしの噂ですか?
    謙虚がどうしたんです、ねえ?」



 六百九十三「ふりふりピンクとかならどうにか」

 志貴「沼なんてのもあるのか」
 琥珀「河童が出るんですよ」
 志貴「河童?」
 琥珀「はい、メルヘンですよね」
 志貴「河童? メルヘン?」
 琥珀「ふんふーん」(立ち去る)
 志貴「冗談……だよな?」



 六百九十四「血」作:鰯丸さん

   「…ねぇ琥珀小母さま。母様の髪も、私みたいに紅かったのかしら?」


    暗。



 六百九十五「見た所は特に……」

 琥珀「あ、志貴さん、そちらは秋葉さまのお皿ですよ」
 志貴「あれ、違うの?」
 琥珀「はい、違っておりますよ」
 志貴「……」
 琥珀「微妙な塩加減の好みとかで差をつけたり。
    いったい何をお考えになっていたんです?」



 六百九十六「ちょっとした、疑問」作:大崎瑞香さん

 志貴「なぁ秋葉」
 秋葉「なんですか、兄さん?」
 志貴「もう反転してないんだよな?」
 秋葉「もちろんです。それとも兄さんには私が紅赤朱にでも見えるのですか?」
 志貴「じゃあさ、なぜ血液パックを飲むんだ」
 秋葉「…………」



 六百九十七「自衛はしておかないと」作:アラヤ式さん

   城の書庫にて。読書中のアルトルージュ。

 ヴラド「勉学に励む姫様のお姿、美しいですねぇ。」

   本のタイトル 『ショタコンの倫理的価値観』
          『ロリータコンプレックス〜罪と罰〜』
          『あなたの隣のホモセクシャル』

 ヴラド「……。」



 六百九十八「にぎやかな未来」作:鰯丸さん

   「あきはかあさま、お花のくびかざりあげる。はい」
   「こはくママ、それなんのおくすり?」
   「ひすいママ、ぼくもおそうじおてつだいするー」
   「おとうさま、わたしとおかあさまどっちがすき?」
   「シエルママのごはん、…いつもおんなじあじがする」
   「とうさん、ありひこにいちゃんが、飯くいに行こうって」
   「おかあさーん、おじいちゃんからお電話ー! 」

 志貴「まるで託児所か幼稚園のようだ」幼な子を寝かしつけながら。
   
 蒼香「…因果応報って言葉知ってるか」ミルクを飲ませながら。



 六百九十九「横断歩道」作:風原 誠さん


 アルク「跳んでいけば楽なのに〜」
 志貴 「分かってくれるまでこのままな!」

 その他「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

   しっかと手を握って横断歩道を渡っている二人を見て

  
       (編註:六百六十五「赤信号」を受けての作品です)



 七百「割り切れるものでも無いです」

 晶「せめて、会っているのを秘密にしなくてすめばなあ。
   どうしたら……、そうだ、遠野先輩が見つければいいんだ。
   志貴さんよりも素敵な人。
   ……ダメだなあ。
   そんな人いる訳な…………、どうだろう?
   ううん、志貴さんは……、そうよね、うん」 



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