天抜き 其の十六





 七百五十一「自分で作らない以上は」

 琥珀「出されたもの、素直に食べるんですね、志貴さんは」
 志貴「料理人を信用しているからね」(事も無げに)
 琥珀「え……」(言い掛けた言葉を飲み込み、でも嬉しそう)



 七百五十二「お姉さま」

 秋葉「あら、瀬尾。それ」
 晶 「はい?」
 秋葉「スカーフが曲がっているわ」(手を伸ばしかける)
 晶 「あ、あああ、すみません。すみません。 
    すぐ直して来ますから許して下さい」(脱兎のごとく)
 秋葉「直して……って、瀬尾?」
 蒼香「後輩を泣かすなよ、まったく」
 羽居「アキラちゃん、可哀想……」
 秋葉「え、えっ!?」



 七百五十三「驚愕の事実」作:アラヤ式さん

 アルトルージュ護衛の一人、黒騎士シュトラウトは……









 幼女趣味である。

 アルト   「へぇ……」
 ヴラド   「フハハハハハ!!そうじゃないかとおもっていたよ!」
 ブライミッツ「(ヘンタイハ、ヒトリデジュウブンダ……)」
 シュトラウト「フィナ!貴様と一緒にするな!姫さま誤解です〜!!」



 七百五十四「婚礼の朝」作:鰯丸さん

 秋葉(……私はなんて愚かなのでしょう。今でも、今になっても兄さんが
    手を差し伸べてくれるのを待ってるなんて)

 志貴(俺は馬鹿だ……あいつの兄になろうって、そう決めたのに。
    …あの時そう決めたのに)

 琥珀(…秋葉さまが志貴さんの胸に飛び込んだら、志貴さんが秋葉さまの想いを
    受け止めたなら、その時はわたしも変われるのかしら?)

 翡翠(こんな感情を抱いてはいけない…、秋葉さまと志貴さまが御兄妹であるように
    わたしと志貴さまはメイドとあるじ。…それ以外の何物でもないのに。
    ……でも、もしも)



 七百五十五「明暗」

 秋葉 「今度、こんな事をなさるのなら……」(氷の如き冷たい目で見据える)
    「修復の為の費用は全て請求させて頂きます。よろしいですね?」
 アルク「うん、そうだよね。
     ええと、あれならこの家百回くらい壊しても建て直せるから、先払い
     しておこうかな」
 シエル「……」(顔面蒼白でがたがた震えている)



 七百五十六ノ一「志貴と秋葉とラムネ玉」作:がんさん

 志貴「ほら、これが中で栓をしているんだ。」
 秋葉「へぇ……」

    ちりんちりん

 秋葉「なんだか、綺麗な音ですね。」

    ちりん

 #「ものみの丘」とか,そーゆー想像はしないように.(^^;


 七百五十六ノ二「琥珀と秋葉とラムネ玉」作:がんさん

    かしゃん

 琥珀「これが欲しいだけで買う人もいるんですよー。」
 秋葉「へぇ……」

    かしゃん

 翡翠「姉さん…… またビンを割りましたね?」
 琥珀「いや、あのね翡翠ちゃん。これはお掃除に失敗したのじゃなくてね?」
 翡翠「割りましたね?」
 琥珀「……ごめんなさい。」


 七百五十六ノ三「志貴とアルクとラムネ玉」作:がんさん

 アルク「ほら志貴、見て見てー。緑のガラス玉、綺麗だねー。」

 志貴 (こいつだと割らずに取り出せるのか……)
 志貴 (いや、いいんだけど、いいんだけど……)
 志貴 (なんかこう、情緒が足りないような……)


 七百五十六ノ四「琥珀とシエルとラムネ玉」作:がんさん

 琥珀 「ふふ……」
 シエル「ふふふ……」
 琥珀 「ふふふふ……」

 志貴 「二人とも、ビンを握ったまま笑うの止めよ? な?」


 七百五十六ノ五「志貴と翡翠とラムネ玉」作:がんさん

 翡翠「あのビンでしたら、回収に出しておきましたが…… なにか?」


 七百五十六ノ六「秋葉と蒼香とラムネ玉」作:がんさん

 蒼香「おまえさん。力のいれ過ぎ。」
 秋葉「……」

 蒼香「中の玉まで割っちまって。」



 七百五十七「不可触の痕」作:もとはるさん

 志貴「驚いたな。琥珀さんにも、作れない献立があったなんて。
    カツ丼なら大丈夫なのに、どうしてこっちは駄目なの?」
 琥珀「作れないってうか、作りたくないんです。
    理由は聞かないでくださいね。女の娘には誰でも秘密があるものな
    んですよ。
    だから、どうしても食べたい時は、有間のお家にでも行ってくださ
    いね、『親子丼』」



 七百五十八ノ一「学問」

 シオン「私もお世話になるだけでは申し訳ないですから、せめて勉学のお
     手伝いをしようと思います」
 志貴 「それだったら秋葉に……」
 シオン「秋葉は優秀ですから、志貴ですね」(断言)
 志貴 「……わかった」


 七百五十八ノ二「王道なし」

    一時間後

 志貴 「ありがとう、シオン。もういいから」
 シオン「まだ、ろくにやっていません。
     何ですか、志貴。その顔は?」
 志貴 「とりあえず30分で教科書全部記憶して、それから講義受けてな
     んて、普通の人間には無理だから」
 シオン「……?」(納得いかなげに)



 七百五十九「呪-Pop」作:八房 戒さん

 志貴「ほら、秋葉、琥珀さんってば楽しそうに……」
 秋葉「……まったく、仕事に対する真剣味がたりませんね」
 志貴「そんなこと言うなって、良いじゃないか」
 秋葉「ほんっと兄さんは甘いんですから、でも良しとしますか」
 志貴「そうそう、ところで琥珀さん何を歌ってるのかな?……」

 志貴「…………」
 秋葉「…………」
 秋葉「に、人間の趣味や嗜好には自身の本質が端的に現われると……」
 志貴「やめろ、それ以上言うな、というか考えたらダメだ」

 琥珀「嘘には罰を〜
      月には牙を〜〜
         あなたに報いを〜〜〜♪
    秋葉さま〜、志貴さ〜んお食事の支度が終わりましたので、食堂の方へど〜ぞ〜」

     Cocco:『けもの道』



 七百六十「絆」作:アラヤ式さん

 スミレ「リ〜タ♪」
 リタ 「きゃ!なんですの?」

  ずっと友達でいようね。



 七百六十一「絆・2」作:アラヤ式さん

 シュトラウト「何時いかなる災厄が訪れようとも、私は必ず姫様をまもる」
 ヴラド   「君となら、僕は誰にも負ける気がしないさ」

  月明かりの下、拳をあわせる二人の騎士。



 七百六十二「新たな刺激を」作:KTさん&しにを

 アルク「ねーねー志貴ー、これお勧めだって言うから買ってきたんだよ。
     試してみようよ」
 志貴 「・・・鞭? バカかおまえ」
 アルク「えー。痛いのはわたしじゃないし、やってみたくない?」
 志貴 「死刑宣告??!!」 



 七百六十三「炎上瓦解」

 志貴 「……何か言いたい事は?」(冷たく)
 アルク「あのね……」
 シエル「その……」
 志貴 「……」
 アルク「軽い気持ちでしただけなの」
 シエル「そうです」
 志貴 「ふうん。で、腕相撲がどうやったら…」



 七百六十四「願い事は叶えましょう」作: 阿羅本さん

 天使「私は主の御使い。信心深いあなたの願いを叶えてあげましょう」
 秋葉「よろしいですわ……それでは中東平和にキリスト教徒とイスラム教徒の和解を……」
 天使「ま、待ってください、それは他の宗旨が絡むので私にはちょっと」
 秋葉「……それでは日本の景気回復を……」
 天使「そういうマクロな事象は難しいんですよ、もっとこう個人的なことで何か」
 秋葉「……(ちっ)……分かりました、それでは私の胸を大きくしてください!」

   やおら天使は新聞を掴むと、経済面と国際面を読み始める

 秋葉「……どうしましたの?さぁ!早くなさってください!」
 天使「OK、分かりました、中東平和の実現と日本の景気回復の可能性を探りましょう」
 秋葉「……(無言で拳を振りかぶる)」



 七百六十五ノ一「ハッシュ・ド・ビーフから転じた説も」作: 阿羅本さん&のちさん

 シエル「なんですかこのカレーのニセモノはっ、ぶぁはぁ!」
 志貴 「先輩!血が!血がぁぁ!」 

 志貴 「というわけで、林さんが作ったからハヤシライスって言うんですよ」
 シエル「どこですか! その悪魔は!」
 志貴 「せ、先輩! そんないきり立たないで!」 


 七百六十五ノ二「固定観念」作: のちさん

 志貴 「つまりハヤシライスというのは牛肉を」
 シエル「ビーフカレーですね?」
 志貴 「いや、タマネギの風味が」
 シエル「ビーフカレーですね?」
 志貴 「ええっと、そのまろやかなルーが」
 シエル「ビーフカレーですね?」
 志貴 「……はい、ビーフカレーです」


 七百六十五ノ三「一神教」作: のちさん

 シオン「それで、貴方はどれが好みなのですか?」
 シエル「カレーです」
 シオン「ですから、インドカレー、欧風カレー、和風カレーと世の中には様々
     な……」
 シエル「カレーです」
 シオン「カレーと一言に言ってもですね……」
 シエル「カレーです」

 志貴「あの二人、いつまで続けるんだろう?」



 七百六十六「琥珀ルートにて」作:jinroさん 

 志貴「秋葉は、俺の女だ!!」
 秋葉「・・・・」
 秋葉「叶わない幸せな“イフ”ほど、見ていて哀しい物はありませんね・・・」 
    束の間の夢に、その瞳に光る雫を拭う 



 七百六十七ノ一「青年の主張。もしくは、状況定義」作: がんさん

 志貴「猫耳少女ブラボー!」
 志貴「猫耳少女マンセー!」
 志貴「自分にだけは従順で、自分にだけは懐いてくれて、自分にだけは甘え
    てくれて、たまにちょっと拗ねたりする猫って、ステキー!」

 志貴「ってことで、この猫耳カチューシャ付けてね。」


 七百六十七ノ二「状況の展開。アルクェイドの場合」作: がんさん

 アルク「付けてみたよ。これでいい?」
 志貴 「おお、似合う! さすが真祖の姫!」
 アルク「えへへー。」

 志貴 「じゃあ早速、顎の下とか、なでなでなで。」
 アルク「きゃはははは、やだ志貴。くすぐったいってば。」

 志貴 「……うーん、何か違う。」


 七百六十七ノ三「状況の展開、その二。シエル先輩の場合」作: がんさん

 シエル「はい。付けてみました。どうでしょう?」
 志貴 「うん、なかなか。」

 シエル「今日はこういうプレイですか? 二人ケダモノのようにって事です
     よね。もう、遠野くんたらえっちなんですからっ。いえいえ、反対
     じゃないんですよ。むしろ、のぞむところってことで、早速お部屋
     へ行きましょう。あ、それとも野外ですか? やだ、遠野くんたら
     せっかちなんですからっ……」

 志貴 「そうじゃないんだ…… そうじゃないんだよ、先輩。」


 七百六十七ノ四「そりゃこうなるでしょ。秋葉の場合」作: がんさん

 志貴「例のポーズ!」
 秋葉「しゃあー、食べちゃうにゃー!」

 志貴「…………さ、猫耳、外そうな。」
 秋葉「なぜですか? なぜですか? なぜですか?」


 七百六十七ノ五「ふさふさ尻尾は、ふーりふり。琥珀さんの場合」作: がんさん

 琥珀「ついでに、尻尾も付けますねー。」

    ふさふさ

 志貴「狐尾?」
 琥珀「いえ、猫尾ですよ?」

    尻尾ふさふさ

 志貴「狐でしょ?」
 琥珀「いえいえ、猫ですよ?」

    ふさふさ尻尾、ふーりふり

 志貴「じゃ、そういうことで。」

    志貴くん、戦略的撤退。


 七百六十七ノ六「猫耳といえばメイドさんでしょう。翡翠の場合」作: がんさん

 志貴「じゃあ、俺のことは『ごしゅじんさま』って呼んでくれるかな? も
    ちろんひらがなで。」
 翡翠「かしこまりました、志貴さま。」

 志貴「……」
 翡翠「……なにか?」


 七百六十七ノ七「猫耳といえばメイドさんでしょう。翡翠+ななこの場合」作: がんさん

 志貴「じゃ、じゃあ、語尾に『にゃ』を付けてくれるかな?」
 翡翠「はにゃ!」

 志貴「…………」
 翡翠「…………お気に召されませんでしたか?」


 七百六十七ノ八「真打ち登場。レンの場合」作: がんさん

 志貴「猫耳付けてくださいよー。」
 レン(ぷいっ)

 志貴「猫耳付けてくださいよー。」
 レン(ぷいっ)

 志貴「シカト? シカトですか?」
 レン(ぷいっ)

 志貴「猫耳付けたらモテるよー、モテちゃうよー。」
 レン(ぷいっ)

 志貴「猫耳付けてくださいよー。」
 レン(ぷいっ)

    「付け耳」というのが、レン的には駄目らしいです。


 七百六十七ノ九「違いの分かるひと。晶ちゃんの場合」作: がんさん

 晶 「付けてみました。どうですか、志貴さん?」
 志貴「うんうん。やっぱり、セーラー服といったら猫耳だよねぇ。」
 晶 「えへへ。」

 志貴「じゃあ、アキラちゃんの顎をなでなでー。」
 晶 「ごろごろごろごろ。」
 志貴「うおお!」

 晶 「じゃあ、志貴さんの膝の上にちょこん。」
 志貴「うおおお!」

 晶 「さらに、志貴さんの胸に頭をぐりぐりー。」
 志貴「うおおおお!」

 晶 「ごしゅじんさまぁ。」
 志貴「うおおおおお!」

 晶 「あきらは、ごしゅじんさまだけの猫にゃ。」
 志貴「うおおおおおお!」


 七百六十七ノ十「晶ちゃんの場合。の後日談」作: がんさん

 羽居「あきらちゃんって、ネコちゃんなんだってね?」
 蒼香「前から怪しいとは思っていたが、遠野とアキラって、やっぱりそうい
    う関係……」

 羽居「セーラー服のままがいいんだって。」
 蒼香「マ、マニアックだな。」

 羽居「『ごしゅじんさま』って呼ばせているとか。」
 蒼香「おいおい、そこまでやるか。あいつ。」

 羽居「首輪を付けたりもしているらしいよ?」
 蒼香「奴隷調教済み!?」

        :
        :

 蒼香「遠野…… 若さ故の暴走もわかるが、ほどほどにな?」
 秋葉「はい?」


 ※ なぜか解説 
  ・「例のポーズ」:『神聖モテモテ王国』
  ・「猫尾」:「にゃんぴ」と読むらしいです.
  ・「ふさふさ尻尾」:ソマリという猫は,ふさふさの尻尾ですが.
  ・「はにゃ」:NHK の『おーい!はに丸』
  ・「猫耳付けてくださいよー」:「ペリーのお願い」で検索



 七百六十八「きょうの料理」

 志貴 「それはみじん切り」
 アルク「うん、……はい」
 志貴 「よし、そっち煮立ってきたから弱火、塩2g投下。
     じゃあ、今度は魚捌いてみて」
 アルク「ええと、こうね」
 志貴 「ああ、うまいぞ」
 アルク「へへぇ」
 志貴 「(一個一個の作業は教えたらすぐ俺より上手くなるんだよな。
     なのになんでこう好きに作らせると……)」



 七百六十九「練習済みだったのに」

 秋葉「これなんかもいいかしら」
 志貴「あまり着る機会も無いんだし、そんなに何着もいらないよ」
 秋葉「兄さんも少しはフォーマルな場にですね……、似合います」
 志貴「そうか?」
 秋葉「これがいいですね。
    その色で兄さんなら……このネクタイですね」(楽しそう)
 志貴「ネクタイかぁ」(嫌そう)
 秋葉「兄さん、私が……え?」
 志貴「どうした?」
 秋葉「ひとりで結べるんですね、ネクタイ」
 志貴「まあね。……何を不機嫌になっているんだ?」
 秋葉「何でもありません」



 七百七十「故人の遺徳(昼)」作:鰯丸さん

   冬の昼下がり、離れにて。

 秋葉「……葬儀に愛人と隠し子が現れて大荒れに…っていうのは聞くけれど」
 琥珀「別段、隠してませんものねぇ。どちらも」
 翡翠「そもそも、どなたが本妻で愛人なんでしょう?」   
 三人「……………」

   有間家のお嬢さんから、真祖の姫君まで。子連れでぞーろぞろと。


 七百七十一「故人の遺徳(夜)」作:鰯丸さん

  ひっそりと夜の帳につつまれて

 朱鷺恵「御焼香に来て下さるのは嬉しいんだけど…」
 シオン「……既に死せる存在に弔問されるというのも」
 一子 「まぁ、そうあることじゃないだろうな」

 メレム「シエル、茶菓子はないのかい」
 アルト「あ、スコーン発見」
 ヴラド「……姫様、夜中に召し上がりますと体重g」
 さつき「…アルトルージュさん、そんなに殴ったらヴラドさん死んじゃい
     ますよ」

 アルク「……あんたたちねぇ」

    死徒、大集合。




 七百七十二「しろがねもこがねもたまもなにせむに」作:鰯丸さん

 琥珀「……気を落とさないで下さいな、秋葉さま」
 志貴「そうだぞ、秋葉」
 秋葉「でも……、兄さんの子が欲しいんです。……私と兄さんの子が」
 琥珀「これからいくらでもお出来になりますよ。……さぁ、お食事になさ
    って下さい」
 秋葉「そうね……(気を取り直して)今日はなに?」
 琥珀「はい、秋葉さまの御身体のことを考えて、豆を沢山使った献立です」
 志貴「最近、豆が続くね」


 ※豆知識
  『豆類、特にエンドウマメや大豆を主食並みか、それに準ずる量食べる
   と受精、妊娠を妨げ、男性の精子を半分程度まで減らす。
   主因は豆類一般に多く含まれるエストロゲン様物質など。
   民間療法で避妊の為に用いられた歴史がある』



 七百七十三「プロ意識ですよ」

 志貴「まだまだ暑いなあ。へばるよ」
 秋葉「だらしないですね、兄さんは」
 志貴「だって、冷房一つないんだぞ、この家は。なあ、秋…」
 秋葉「不要です」
 志貴「まだ、言ってない」
 秋葉「聞くまでもありません。私だけではありませんよ。
    琥珀や翡翠だって、平気でいるではないですか」
 志貴「それ、言われると言い返せないな。
    暑そうな顔もしないし、文句一つ言わないできちんと仕事するし。
    服を脱いでもほとんど汗かいていないくらいだものなあ」
 秋葉「そうでしょう。心の持ち方一つです。
    時に、兄さん?」
 志貴「うん?」
 秋葉「二人のが服を脱いだ状態を、何故、…ちょっと、にいさんッッ!!」



 秋葉誕生日特集(03/09/22掲載)

 七百七十四「いや実際それくらいの権力はありそうな」作:星詠師さん

 TV「……が与党3党の賛成多数で可決され、成立しました。
    これにより、限定的ではありますが日本でも多重婚と近親婚が可能となります。
    この法案に関しては、財界から強い働き掛けがあったのではないかとの……」

 秋葉「さあ兄さん、約束通り私を正妻にして頂きますからね」
 志貴「……いや法律変えるしかないだろとは言ったけど、変えてくれって意味じゃ……」



 七百七十五「血を継ぐ者」作:星詠師さん

   秋葉のお腹を撫でながら

 志貴「この子に流れる七夜の血が、遠野の血を……
    自分自身を否定するかも知れない。……正直それだけが、恐い」
 秋葉「……大丈夫ですよ、……きっと」

   志貴の手に自分の手を重ねて

 秋葉「本当に七夜と遠野が相容れないなら……
    こうなる事も無かったのですから」(微笑)
 志貴「そっか……そうだな」



 七百七十六「秋の嵐の日に」作:がんさん

 秋葉 秋の葉は 嵐に舞いて 消え去りぬ
    君が来(きた)るを 一人待つ間に

 志貴 秋の葉の 庵やいずこ 追いゆかん
    なほ吹く嵐 我(わ)を案内(あない)せよ



 七百七十七「痕」作:鰯丸さん

 蒼香「遠野………、ジャージを着ろ、いや、むしろ履け。頼むから」
 秋葉「別に寒くないでしょ?これぐらい」
 蒼香「いや、あのな……」

    鬱血痕発見、……太腿の付け根に点々と。



 七百七十八「雨降って」作:鰯丸さん

 羽居「今日は秋葉ちゃん、機嫌いーねー、それに何だかキレイだし」
 蒼香「昨日不機嫌だったからな……」
 羽居「……?、昨日不機嫌だと、今朝はご機嫌なの?」
 蒼香「いや、『ケンカして』『仲直り』したんだろ、多分」
 羽居「……それでキレイになるの?」
 蒼香「遠野の兄貴が、頑張ったんだろうな」
 羽居「…………?(よく解らない様子)」



 七百七十九「秋空恋歌」作:Jinroさん

   紅葉散る 秋の夜空に 兄さんと 肩抱き観るは いずれの月か


 七百八十「哀惜残歌」作:Jinroさん

   幼子を 抱きて観ゆるは 秋の月 四季は巡りて 秋は死に行く

 
 七百八十一「蒼月葬歌」作:Jinroさん

   蒼き月 見下ろす庭に 朱き夢 想いを残し 夢と成り行く


 七百八十二「想愁」作:Jinroさん

   秋の葉に 想いを込めて 月の夜 硝子の月と 共に散り行く



 七百八十三「お出迎え」

 秋葉「ふうん、いつもこの時間になると出迎えに行くんだ」
 琥珀「ああ、秋葉さまは普通こんな時間にいませんものね。
    翡翠ちゃん、ああやって志貴さんを待っているんです」
 秋葉「そうなんだ。そう……」
 琥珀「あら、秋葉さま。何処へ……って、なるほど。
    じゃあ、わたしも」

 志貴「ただい…………、何だ、いったい?」



 七百八十四「都古 vs. 秋葉」作:がんさん

   秋葉 のっくあうと

 都古 「十年早いんだよー」

 志貴 (胸がか!?)
 シオン(胸ですか!?)
 アルク(胸ね!)



 七百八十五「Shall I help you?」作:がんさん

 琥珀「あはー、翡翠ちゃんたら、今日はお休みのはずなのにお仕事? 手伝っ
    てあげましょうか。もちろん、ただとはいきませんけどー。」
 翡翠「結構です。これは、私の楽しみなのです。そもそも、難しすぎて姉さ
    んには無理です。」
 琥珀「えー、そんなことないわよ。簡単よー。」
 翡翠「無理です。」
 琥珀「じゃ、じゃあ、試しにさせてみてよ。ね? ね?」

        :
        :

    その日、志貴の周りの女の子は、みんな服をべったりと汚したそうな。
    めでたし、めでたし。

  

 七百八十六「どろどろでぐちょぐちょな秋葉…更にべたべた」作:権兵衛党さん

 秋葉「さあ兄さん、白状したくなるまで飲んでもらいます」
 志貴「お、おい、無茶を…むぐっ!?」

   ごっごっごっごっごっごっご………

 志貴「ぷはっ!あ、秋葉、おま、むぐぅっ!?」
 秋葉「さ、息継ぎは終りです♪」

   ごっごっごっごっごっごっご………(繰り返し)


 秋葉「さあ兄さん、白状してください。一番好きなのは私ですね?」
 志貴「………あ、秋葉…お、おれ…」
 秋葉「はい(キラキラした目で)」
 志貴「もう、駄目…う、うぷっ!!」


    *編注:ある種の表現が必ずしもエロならずという話題が出た時のものです。



 七百八十七「ともにしらがのはえるまで」作:鰯丸さん

    鏡台の前で髪を梳る秋葉。
    ため息をついてブラシを鏡台に置き志貴の腕の中へ。

 秋葉「私も歳を取ってしまいましたね、髪も肌もツヤが無くなって……」   
 志貴「秋葉はキレイだよ。……年齢なんか関係なく、本当にきれいだ」   
 秋葉「兄さんが、そう言ってくれるなら……良いんですけど」   
 志貴「二人きりになると『兄さん』って呼んでくれるね、秋葉は」
    
   秋葉を抱きしめながら囁く

 秋葉「もう……イジワルなんですから、兄さんたら」   
  
   「……姉さん、父さまと母さまは?」
   「今日も離れで御休みになるっていってたけれど」
   「また?……オレ、これ以上歳の離れた弟も妹もいらないんだけどな」
   「いいじゃないの、仲がよろしくって」
    
   「……にしてもバスケのチームが出来るほどの兄弟はどうかと思う」



 七百八十八「この目に映るものは」 作:星詠師さん

 黄理「行ってくる。……なんだ、志貴」 
 志貴「ぱぱー、ぼくもたいこたたくー!」 
 黄理「…………(ちょっと落ち込む)」



 七百八十九「100/1HG」 作:星詠師さん

 ヴァン=フェム「何が気に入らんのだね」 
 ロア     「七大ゴーレム並みにデカい姫君など要るか馬鹿たれ」 



 七百九十「その可能性は十分にあると」  作:星詠師さん

 志貴 「アレって子供を作る方法だったんだ……」 
 全員 「知らんかったんかい!」(裏手ツッコミ) 
 朱鷺恵「そう言えば、手順だけ教えて他の事は教えて無かったわねー」 
 全員 「アンタのせいかい!」 



 七百九十一「まずは右目から」 作:星詠師さん

 志貴「うーん、2本」
 式 「……3本」
 ロア「0本。だから非生物には見えんと言っているだろう」
 橙子「……お前達、視力検査の意味が解ってるか?」    



 七百九十二「時を越えた手紙」 

 アルク「あれから随分経って、随分とこの辺りも変わったなあ。
     あっという間の気もするけど……、うん、ここね」
    
    木の根本を掘り返す。

 アルク「百年経ったら開けろって言うから、楽しみだったんだよ、志貴。
     タイムカプセルとか言うんだったよね。
     よし。あ、懐かしいなあ。それと、志貴の手紙。
     ……。
     馬鹿、何……、何を書いているのよ、志貴のば…か……」(嗚咽)



 七百九十三「未来への遺産」 

 橙子「いや、別に子供嫌いと言う訳でもないぞ。
    それなりに母性本能もあると思うしな。結構願望だってある。
    そうだな、男でも女でも構わんよ。
    ただな、双子の姉妹なんてのが出来たら、同じ扱いをしてやれるか……」



 七百九十四「老若男女?」作:がんさん

 朱鷺恵「志貴君って、ほんとにケダモノねぇ。老・若・男・女に手を出しちゃ
     うなんて。」

 朱鷺恵「あら、もうこんな時間。わたしは帰りますね。お茶、ごちそうさま
     でした。」

        :

 琥珀 「今の『老・若・男・女』って、それぞれ、どなたのつもりだったの
     でしょうね?」


 七百九十五「老?」作:がんさん

 アルク「シエルでしょ?」
 シエル「なんでですかっ!」

 シエル「年齢でいえば貴方の方が。」
 アルク「トキエは事情を知らないんだから、わたしとかレンとか、見たまん
     まの歳だと思っているはずだけど?」

 シエル「なら、ブルーとか、乾くんのお姉さんとか、有間の家のお母さんと
     か、それからそれから……」
 アルク「ライバルが増えるの、嬉しい?」

 シエル「…………私が『老』でいいです。」


 七百九十六「若?」作:がんさん

 シエル「これは、レンで確定でしょうか。」
 アルク「志貴が『レンに手を出すようなロリコン』って思われているのも、
     ちょっと嫌。」

 秋葉 「では、メインヒロイン最年少の私。」
 琥珀 「……」
 シエル「……」
 アルク「……」
 秋葉 「何か、異議がありまして?」

        ・

 羽居 「こそこそ隠れたりして、どうしたの?」
 晶  「しー、しー。」


 七百九十七「男?」作:がんさん

 蒼香 (多分、あたしのことなんだろうなぁ。)

 秋葉 「兄さんと乾さんが、そんな関係に……」
 琥珀 「秋葉さま、鼻血、鼻血。」

 シエル「クラスメートの高田くんとも仲が良いようですが。」
 晶  「さささささ、三角関係で、くんずほぐれつー!」
 琥珀 「晶さまも、鼻血、鼻血。」

 シエル「お尻の方も、慣れているようでしたしねぇ。」

 蒼香 (面白そうだから、黙っておこう。)


 七百九十八「女?」作:がんさん

 アルク「『女として魅力的』ってことだよね? わたしー。」
 秋葉 「『才色兼備』を重視した発言でしょう。ずばり私です。」

 琥珀 「では、『奥ゆかしさ』で、わたしってことで。」
 おーる「…………」
 琥珀 「何か、異議がありまして?」


 七百九十九「老若男女」作:がんさん

 朱鷺恵「『古今東西』の方が正解だったかしら?」



 八百「魔術師の弟子」

 式 「なんで魔術師なんだ?」
 鮮花「ひとつは特別の存在と認識させる為」
 式 「胡散臭いだけだと思うが、なるほど」
 鮮花「ひとつは、付かず離れずで兄さんと接点を持つ為」
 式 「あー、なるほど。まだあるのか?」
 鮮花「最後は、兄さんにとっての魔術師って橙子師が基準でしょ?」
 式 「そうだな。そんなにふらふらしているものでもないだろう。
    だけどそれならなおさら、妹があんな社会生活不適応者に弟子入りする
    と知ったら、心配し……、ふぅん」


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