天抜き 其の十八





 八百五十一「至福の流れなのだが」

 志貴「こたつでそのまま眠ってしまう話で、疎外感を感じるなんて……」



 八百五十二「ヨーグルトとか」

 アルク「朝のフルーツと乳製品は凄く健康と美容にいいんだって」
 志貴 「そうらしいな、琥珀さんも朝はしっかりととか言ってたし」
 アルク「で、どれだけ食べればいいのかな?」(山と積み上げながら)



 八百五十三「マスカットだったよ、確か」

 シエル「何かで読んで、わたし流にアレンジしたお菓子なんです。
     美味しさもありますが、作って食べ頃はほんの僅かな間だけという、
     儚さを味わうというのが、何とも日本風だなって思うんですよ」
 志貴 「へえ。外観すらすると普通の最中みたいだけど。
     どれ、いただきます……、カレー?」


 八百五十四「修学旅行名物」作:潜戸さん

 久我峰校長「いくら修学旅行といえども立派な学校行事。
       それなのに枕投げをしてふすまは破くわ、夜中に勝手に抜け出すわ、
       しばらくそうして反省していなさい。

       分かりましたな?知得留先生」



 八百五十五「誘拐事件」作:潜戸さん

 琥珀「大変です!志貴さん。さきほどこのようなお手紙が……」

   遠野家の長男の恋人を誘拐した。帰して欲しければ――

 翡翠「志貴様、早くしないと!」
 志貴「ああ。急がないと誘拐犯の命が危ない!」


 八百五十六「ゆうかいじけん?」作:潜戸さん

 手紙 「遠野家の長男の恋人を誘拐した。帰して欲しければ――」

 アルク「志貴の恋人?わたしはここにいるよ?」
 シエル「何をほざいてやがるんですが。
     まあ、それはとにかくとして、わたしもここにいますし――」
 秋葉 「はい。わたしも、それに琥珀と翡翠もここにいます。
     ……誰の事だと思います?兄さん」



 ハロウィン天抜き(後夜祭)

 八百五十七「人は罪を許せるが、赦せぬ罪も存在す」作:10=8 01さん

 志貴 「とりっく・おあ・とりーと♪」
 シエル「あら? 遠野くん。その格好はハロウィンですか?」
 志貴 「はい。というわけで、お菓子をくれないと悪戯しますよ」
 シエル「具体的には?」

 志貴 「先輩の家のカレー全てをハヤシライスにします」

   ・・・・・・・・・・・

 志貴 「なーんちゃって♪ あははは」
 シエル「あははははは・・・・・・セブン、悪魔狩りの時間です」



 八百五十八「11月5日にて(館バージョン)」作:10=8 01さん

 翡翠「最後には人形を燃やすのですよね」
 秋葉「ええ、それで祝いの篝火をたいて祭を終えるのよ」
 琥珀「確か、本場ではガイ・フォークスという狂信者でしたね、カトリックの」

   ・・・・・・・・・・・・

 志貴「さ、三人ともその人形って………誰かに似てるよーな……あわわっ」
 


 八百五十九「11月5日にて(アルクバージョン)」作:10=8 01さん

    ぽいっ!
 アルク「よしっ、これで祭しゅーりょー」
 志貴 「つか、それ本人――――!!


  ※ 注釈
  毎年11月5日には、子供たちは町の通りにガイ・フォークスに見立てた
 ぼろ人形を作って置き、そして最後にはこの人形に火をつけて焼き捨てる。
 当日は Bonfire Night(ボンファイヤーの夜)といわれ、花火を上げたり、
 祝いの大かがり火をたいて祭りを終える。



 八百六十「まじかるアンバーの場合」作:星詠師さん

 アンバー「どらっぐおあとりっぷー」
 志貴  「選択の余地無しですかっ!?」



 八百六十一「では、いたずら ver.10.31 を発動いたします」作:がんさん

 翡翠「とりっかとりー。」
 秋葉「翡翠のする『いたずら』ってのも気になるわね。」
 志貴「だな。」

 翡翠「とりっかとりー。」
 秋葉・志貴「じゃあ、トリックの方で。」
 翡翠「かしこまりました。」

 秋葉「…………」
 翡翠「…………」
 志貴「…………」
 翡翠「…………」

 秋葉「何もしないの?」
 翡翠「何もいたしません。」
 志貴「でも、トリックって。」
 翡翠「ですから、何もしないのです。」

 翡翠「姉さんが、掃除をしようとしたり、
    姉さんが、裏庭で怪しげに笑っていたり、
    姉さんが、料理に何かを混入させようとしたり、
    姉さんが、志貴さんのベッドの下の本を読んでいたり、
    姉さんが、秋葉さまのブラをオークションに出そうとしたり、
        :
        :
    していても何もしないのです。」

 翡翠「では、そういうことで。」

                          以上です



 八百六十二「問題は程度と方向性な訳で」作:星詠師さん

 幹也 「藤乃ちゃん、君の能力って見えるものだけかな」
 藤乃 「? どういう意味です?」
 幹也 「いや、見えないものも可能なら、
    ある人の捻じ曲がった金銭感覚を元に……」
 燈子 「ほう、詳しく聞こうか黒桐」
 幹&藤「…………」(汗)
  


 八百六十三「バフ○リン」作:星詠師さん

 琥珀「私のお薬も半分は優しさですよー」
 志貴「で、残りの半分は」



 八百六十三ノ二「大した物じゃないんですよ?」作:がんさん

 志貴「で、残りの半分は?」
 琥珀「え? 有効成分ですけど?」
 琥珀「この前の風邪薬でしたら、解熱鎮痛剤と睡眠導入剤を少し。」

 志貴「じゃあ、ついでに訊くけど『やさしさ』ってなに?」
 琥珀「副作用を抑えるための胃薬や、飲みやすくするための甘味料ですね。」

 志貴「あ、なんだ、そうなんだ。ほっ。」
 琥珀「あー、『ほっ』だなんて酷いです。何が入っていると思われていたん
    です? もう、ひとをマッドサイエンティストみたいにいわないでく
    ださいな。」
 志貴「あはは、ごめんごめん。」

      :
      :

 琥珀「くす。」


 八百六十三ノ弐「『おや?』もありますね」作:がんさん

 志貴「で、残りの半分は?」
 琥珀「この前の風邪薬でしたら、解熱鎮痛剤と睡眠導入剤とそれから……」

 琥珀「あ!」
 志貴「あ?」

 琥珀「ちょ…… ちょっと待っていてくださいね。すぐに、お薬をお作りし
    ますから。大丈夫です。絶対に助かりますから、ですから……」

 琥珀「気を確かに持っていてくださいね!」


 八百六十三ノに「収束する単調増加級数」作:がんさん

 志貴「で、残りの半分は?」
 琥珀「四分の一が、『愛しさ』ですよー。」

 志貴「で、残りの四分の一は?」
 琥珀「八分の一が、『切なさ』ですよー。」

 志貴「で、残りの八分の一は?」
 琥珀「十六分の一が、『心強さ』ですよー。」

 志貴「で、残りの十六分の一は?」
 琥珀「三十二分の……」
      :
      :



 八百六十四「供養」

 アルク「うう、やっぱり好きになれないけど。
     でも……」(それでも何とかカレーを1匙もぐもぐと食べる)



 八百六十五「ふとした疑問」

 志貴「秋葉って、小遣いはどうしているんだろう?」



 八百六十六「で、オッケーになりました」作:星詠師さん
   (※天・月繚の四十六「三人までオッケーになったら?」の続きネタで)

 アルク「わたし吸血鬼だしー」
 シエル「超法規的行動などいつもの事ですし」
 レン 「(ほーりつってなに?)」

 秋葉 「…………」
 シオン「そもそも志貴が今更法律やモラルを気にするとは思えませんが」



 八百六十七「で、太陽が黄色くなりました」作:がんさん

 レン (わたし吸精鬼だし。)
 シオン「資料採取などいつもの事ですし。」
 アルク「種なしってなに?」

 志貴 「…………」
 シエル「そもそも遠野くんが、今更『赤い玉』を気にするとは思えませんが。」


 八百六十八「で、赤い玉出ちゃいそうです」作:がんさん

 琥珀 「わたし薬剤師だしー。」
 秋葉 「超法規的薬物などいつもの事ですし。」
 翡翠 「指ちゅぱには問題有りません。」

 志貴 「…………」
 シオン「そもそも彼女らが、今更志貴のペースを気にするとは思えませんが。」



 八百六十九「おにあい」作:のちさん

 秋葉「……」
 琥珀「あ、あはー」(汗)

 志貴「どうしたの?」
 翡翠「……姉さんが、秋葉様のブルマを着物の下に穿いて……」
 志貴「……それ、いいなあ」
 翡翠「しきさま?」



 八百七十「下着」作:のちさん

 アルク「ねえ、新しい下着、どう?」
 志貴 「どうって……」
 アルク「これ、暖かいし、動きやすいし、いいんだよ?」
 志貴 「ブルマは、下着じゃないんだけど」
 アルク「えー? 志貴の同級生、みんな履いてるじゃない」
 志貴 「……見たのか?」



 八百七十一「普通の格好ですよ」

 アルク「上から下まで揃えたんだよ。
     これなら、いいんでしょ?」
 志貴 「まあ、それ自体は……うん。
     組み合わせも当たり前なんだけど。それ、反則」
 アルク「じゃあ、似合ってはいるんだよね?」
     
    ブルマー+体育着装着。胸揺れから判断するにブラ無し。



 八百七十二「駆逐されつつありますが」

 琥珀「昨今、ブルマーからスパッツ等に変更されているのは、児童の体格が
    良くなって、いろいろと問題発生するからだというのも一つの理由に
    なっていますものね。
    ……って、志貴さん、夢中になってて聞いてませんね。
    ああ、アルクェイドさん、柔軟体操はあまりに……、えっちです」

             

 八百七十三「外見上は14歳」作:星詠師さん

    床にクレーター。
    底には黒焦げでぶるまを握り締めている殺人貴。

 ヴラド「姫様、一体何が……?」
 アルト「……訊かないで」


 八百七十四「続・外見上は14歳」作:星詠師さん

 アルト「……ちょっとだけ……」

 リィゾ「失礼しま……ひ、姫様?」 
 アルト「!?」
 リィゾ「……姫様ぁー!!」

    振動。

 ヴラド「今度はリィゾか……」



 八百七十五「想像禁止」作:星詠師さん

 ロア「よくその格好で税関が通れたな」
 ネロ「問題ない。我が分身達を持ってすれば、
    人間達の文明を使用せずとも海を越えることは容易だ」
 ネロ「見よ」(うにょーん)
 ロア「鬼太郎方式ッ!?」



 八百七十六「人として」作:星詠師さん

 志貴「もし斗波さんが反転したら、どうなるんだろう」
 秋葉「……もうしてますのでご心配なく」
 志貴「……成程」



 八百七十七「カレー葬式典」作:阿羅本さん

 カリー「ふははは!シエル、お前の遺骨はカレー粉と一緒にまぜてガンジス川に撒いてやる!」
 シエル「…………」
 志貴 「そこ!うっとりしないそこ!」 



 八百七十八「八仙飯店」作:阿羅本さん

 シエル「遠野君……私が死んだらあのカレーの鍋で一緒に煮てください……」
 志貴 「というか先輩死なないし」
 シエル「……そんな、ひどいっ!うわぁぁぁんー」 



 八百七十九「改宗」作:阿羅本さん

 シエル「もう私はカレーライスの女ではありません、こんどからハヤシライスの……ぐはぁつ!」
 志貴 「ああっ、先輩がなれないことをするから喀血を!」 



 八百八十「死してカレー粉拾うもの無し」作:風原 誠さん

 シエル「…こぼしませんよ、そもそも」 



 八百八十一「全身運動だし」

 琥珀「たくさん召し上がってくださいね」
 有彦「なあ、おまえいつもこんなご馳走食ってるのか?」
 志貴「ああ。琥珀さん料理の腕凄いから」
 有彦「よく太らないな」
 志貴「まあね」



 八百八十二「精霊だよね」

 シエル「物を食べるのは納得するとして、何故ニンジンなのでしょうね?」
 ななこ「え。えーと……?」(食べる手を休めて自問)



 八百八十三「秒殺」

 志貴「さすがに時間は殺せないなあ」



 八百八十四「アフタヌーンティー」

 アルク「うーん、いい香り。やっぱり違うなあ」
 秋葉 「なんで、私があなたとお茶を飲まねばならないんです」
 アルク「志貴が留守なんだもん。お客をきちんともてなすのは当然」
 秋葉 「あなたをお客様と認めてなどいませんが?」
 アルク「ふーん。あ、このビスケット美味しい」
 秋葉 「だいたい、この家に不埒な……、聞きなさい」
 アルク「ん…んぐ。何よー」

 琥珀 「何だかんだ言っても、きちんとお付き合いなさるんですよねー」


           
 八百八十五「アトラス学院最強の優等生・シオンの秘密」作:かがみゆうさん
 
 志貴 「なぁシオン」
 シオン「はい?」
 志貴 「エーテライトって誰にも見えなくて、人の記憶も読み取れるんだよね?」
 シオン「・・・それがなにか?」
 志貴 「つまりそれは最強のカンニング・ツール……がっ!」

 ・
 ・
 ・

 秋葉 「…さん。兄さん? 一体どうしたんですか?」
 志貴 「…あれ? 俺何してたんだっけ?」



 八百八十六ノ一「月姫 de 特撮(その1)」作:かがみゆうさん

 アルク「今はまさに文化の秋! あたし達もなにか文化的なことをするわよ! 」
 アルク「というわけで、志貴の高校の文化祭に乱入して「有志による演劇」をする
     ことにしたから!」

 秋 「あの馬鹿女、また一体どうしたんですか?」
 志 「『無駄なこと』に目覚めて最近特撮にハマってるらしい」


 八百八十六ノ二「月姫 de 特撮(その2)」作:かがみゆうさん
 
 アルク「メンバー発表するから!」
 アルク「主役はもちろんあたしと志貴、悪役はネロとロア(シキ)、琥珀と翡翠と
     さっちんはエキストラ」
 アルク「妹とシエルは戦闘員! 『イー!』って言うのよ!」

 志貴 「あわわわ…!」


 八百八十六ノ三「月姫 de 特撮(その3)」作:かがみゆうさん

 アルク「やっぱり必殺技は叫ばないと燃えないわね」
 アルク「というわけみんな叫んでみよう!」

 シエル「爆殺・第七聖典!!」
 ななこ「ひぇ〜〜〜〜!」
 
 秋葉 「くたばりなさい! 赤主・檻髪!」
 シキ 「アウチ!」(尻が燃えて上がって飛び跳ねながら駆けていく)

 志貴 「必滅・十七分割」
 悪ク 「・・・殺す」(何かを思い出したらしい)



 競作企画のコン119.「主張したもの勝ち?」より連作

 八百八十七「主張しないと負け」作:がんさん

 翡翠 (志貴さま、志貴さま、志貴さま、志貴さま……)

 琥珀 「法は『権利の上に眠る』者を保護しませんよー。翡翠ちゃんは、ちゃ
     んと『お手つき』だってことを主張した方がいいですねー。」


 八百八十八「相続になるのでしょうかね?」作:がんさん

 さつき「わたしー!」
 琥珀 「亡くなられている方が、いまさら権利を主張されましても……」
 さつき「ちぇー。」

 琥珀 「いまさらですけど、遺書とか書きます?」


 八百八十九「不動産?」作:がんさん

 琥珀「『志貴さんの膝の上』を登記済? レンちゃん名義で?」
 レン こくこく


 八百九十「いや、動産でしょう」作:がんさん

 アルク「えー、だって志貴はわたしのものじゃない。」(志貴の右腕をぐい)
 シエル「なにぬかしやがりますか、このアーパーは。」(志貴の左腕をぐい)
 秋葉 「兄さんは私のものですっ。二人とも出て行きなさいっ!」
 アルク&シエル「はーい。」

 琥珀 「動産の物権の譲渡については、引渡を受けている事が重要なんです
     ねー。つまり……」

 秋葉 「ちょ、ちょっと待ちなさい。出て行くのはお二人だけっ。兄さんは
     置いていきなさい。兄さんは。」

 琥珀 「秋葉さまは、志貴さんの引渡を受けていないので、お二人に対し
     『志貴さんの所有権』を主張できないですねぇ。」

 秋葉 「兄さんも、そんな『拉致された宇宙人』みたいに連行されていない
     で、少しは抵抗を。兄さんっ!」


  ...以上です。            



 八百九十一「あにいもうと」作:鰯丸さん

   すべらかな肌に痕をつけ、やわらかな乳房をまさぐる大きな手
   聞こえるのは熱っぽいあえぎ声と、ぬかるんだような水音

   オトコは、つぶやく

 志貴「……地獄に、堕ちるかもしれないな」
 秋葉「もう、堕ちて、いますよ」

    …………

 志貴「そうか、そうだったな」


   すべては、すべては闇のなか



 八百九十ニ「ダイレクトメール」

 志貴「金融関係に貴金属、土地にマンションに……。
    どこでどう調べるか知らないけど、やっぱり扱うものが違うなあ」
 琥珀「一度利用するとそこから来たり、同業の会社から来たりしますね」
 志貴「そうだね。ん。そっちは琥珀さん宛?
    どんなのが……、あのさ、琥珀さんいったい何を買ったの?」



 八百九十三「仮分数状態」

 志貴「いいよ、気にしないで食べてよ。もともとそんなに甘いのは食べられないし、
    俺が遅れて帰ってきたんだからさ。
    ちょうどの数だったのが運が悪かったと諦めるよ」

   ケーキの皿を手にした面々。ドアから入って来た志貴。

 琥珀「志貴さん、お茶だけではお気の毒ですし。
    食べ掛けですみませんが、一口どうぞ」
 志貴「そうだな、少しわけてくれるなら」
 琥珀「はい、あーん」
 志貴「ちょっと、琥珀さん…、ん……」
 琥珀「ふふふ」
 周り「な……!!」
 志貴「え、いや、そんなにいらないし。
    いや、わたしのは食べられないのかって、ちょっと……」
 琥珀「ふふふ」   



 八百九十四「無言の仕事中に」

 橙子「結婚したら、さすがに此処は出ないといけないだろうね」(唐突に)
 幹也「そうですね」
 橙子「どうしたものかな」
 幹也「事務所と工房としてのみ使って……。
    そうだ、ここに住んでもいいって人と結婚したら問題ないですよ」
 橙子「なるほど、考慮に値するな」

 式 「なんだ、あの異様に淡々とした会話は?」
 鮮花「急な仕事で徹夜続きだそうだけど。怖いわよねえ」



 八百九十五「お前な。……じゃあ俺はしないに賭ける」作:星詠師さん

 有彦 「おーい、カレー先輩ー!」
 シエル「はい、何ですか?」
 有彦 「ほら、な。じゃ明日の昼メシよろしく」(ひそひそ)
 志貴 「……先輩」(滂沱)
 シエル「え、え? 私何か悪い事しました?」



 八百九十六「ホタル族」作:星詠師さん

 アルク「妹の体質は知ってるんだけどねー」
 シオン「すいません、臭いだけでも気になるので……」

 秋葉 「納得できるんだけど、何か腑に落ちないわね」
     ベランダで血液パックをちゅー。



 八百九十七「呼ばなくても怒りますが」作:星詠師さん
   ※八百七「華燭」と八百八「雨降って地固まると申しますが」の続きで。

 燈子「…………」(眼鏡着用を義務づけられた)
 鮮花「…………」(不機嫌さを隠そうともせず)
 藤乃「…………」(いつもと変わらぬ笑顔)
 霧絵「…………」(何を考えているのか読めない)

 大介「……なあ、あの一角、何か凄い迫力が……」
 幹也「ご免、聞かないで」



 八百九十八「おもいで」作:鰯丸さん

   シーツの上に紅い花びらひとつ

 秋葉「夢がかないました……」

   ほんとうにうれしそうにほほえんで

 秋葉「……この思い出だけで、生きていけます」

   下腹をてのひらでおさえ

 秋葉「兄さんを想いながら、……生きていきます」


   分家より婿を迎える朝、志貴の部屋にて



 八百九十九「割れ蓋?」

 橙子「こう見えても、私は尽くすタイプなんだがな」
 幹也「……そうですか」
 橙子「異議がありそうだな、黒桐。
    あくまで自己認知の領域の話であるかもしれんが、事実だ。
    だが、あいにく尽くすより罵ってくれと望む奴ばかり寄って来るんだ」



 九百「熱血活劇浪漫」

 志貴「気に入ったんなら、映画くらいまた連れてってやるよ。
    だけど、『あれくらい跳べばいいのに』とか『百人くらいな一人で倒
    せるのに』とか始終言葉にするなら、もうアクション映画は一緒に観な
    いからな」


二次創作頁へ TOPへ