天抜き 其の二十二





 「眼鏡を題材に」で競作

 千五十一「X−メンのビデオを見ながら」作:ユウヒツさん

 アルク「ねえー、志貴ー。眼鏡を取ると危険なんてこの人と同じだね」

     画面ではサイクロップスが目からビームを撃っている。



 千五十二「これはこれで」作:MARさん

 アルク「わー、すごい。これ私の魔眼も使えなくなっちゃうんだ」
 志貴 「こら、返せよアルク……」
 アルク「どうしたの? 志貴」
 志貴 「……いや、良い。そのまましばらく掛けててくれ」 



 千五十三「眼鏡」作:のちさん

 青子「『お返しします』か……」
 青子「あの子らしいんだけどね」
 青子「まったく、本当に……あの子らしい」
 青子「……お休みなさい、志貴……」

    残された魔眼封じを手にして 



 千五十四「オンリー・ワン」作:しにを

 志貴「確かにシエル先輩の眼鏡いいよなって言ったけどさ、全員に眼鏡
    掛けられても、その……希少価値と言うか、何と言うか……」 



 千五十五「イメージ」作:のちさん

 志貴 「先輩、遅いなー」
 アルク「ほんと、なにしてるんだろうね」
 秋葉 「まったくですね」
 シエル「……あのー、さっきからいるんですけど……」



 千五十六「不意打ち」作:秋月 修二さん

 志貴 「あれ、シオン、その眼鏡は……」
 シオン「あっ。いえ、ちょっと視力が落ちてきたもので……」
 志貴 「暗い所で本読んでるからだよ。……まあ、そういうのも可愛い
     と思うけどね」
 シオン「(赤面)」 



 千五十七「致命的」作:しにを

 琥珀「ちょっと悪戯で居間で居眠りしていた志貴さんの眼鏡を隠しただ
    けで……、まさかあんな惨劇が起こるなんて、夢にも……」 



 千五十八「眼鏡」作:ユウヒツさん

 青子「さあ、この眼鏡をかけてみなさい」 

    志貴、眼鏡をかけて青子を見ると鼻血を出して倒れる。

 青子「あらやだ、間違えて透視眼鏡を渡しちゃった」



 千五十九「あなたの見ている世界」作:倦怠感さん

 翡翠「……」(じーっ) 
 志貴「……うーん……」(うっすらと目を開き)
 翡翠「おはようございます、志貴さま」
   (何食わぬ顔で眼鏡を元の場所に戻しつつ) 2:40



 千六十「見えないから」作:のちさん

 志貴 「ぎゃっ!?」
 シエル「あ、ごめんなさい、遠野くん」
 志貴 「せ、先輩、そこちが……ぐわっ!?」
 シエル「眼鏡外せだなんて、言うからですよ」 



 千六十一「わくわくとしながら」作:しにを

 幹也「ねえ、式、これ魔眼の力を抑えるんだって」
 式 「眼鏡? 橙子辺りの持ち物か。別にそんなの無くても支障ない」
 幹也「……」
 式 「なんなんだ、そのがっかりした顔は?」 



 千六十二「素朴な疑問」作:倦怠感さん

 志貴「よく考えたら、なんでこの眼鏡そのものの『線』は見えないんだ
    ろう?」(首を傾げ) 



 千六十三「そういえば」作:のちさん 

 有彦「……なあ、遠野」
 志貴「……ん?」
 有彦「……いや、なんでもない」

    まったく問題なくラーメンを食べながら 



 千六十四「眼鏡」作:ユウヒツさん

 志貴「いや、確かに線は見えなくなるけど……」

    壊れた眼鏡の代わりに魔眼封じの鼻メガネを渡されて 



 千六十五「疑問」作:しにを

 志貴「もしも視力が落ちたら、コンタクトレンズして眼鏡掛けなきゃい
    けないのかな?」 



 千六十六「マガン違い」作:のちさん

 鮮花「……そういうわけで、、マガンを封じる眼鏡があるんです」
 幹也「ふうん、橙子さんが掛けているのも、そうなのかな?」
 鮮花「ええ、あの顔を隠しているんですよ」
 幹也「……顔?」 



 千六十七「割と」作:秋月 修二さん

 志貴「邪魔になりません?」

    シエルとのキスの後に。 



 千六十八「趣味」作:のちさん

 秋葉「ところで、兄さんの眼鏡のフレームは、それ以外変えられないの
    ですか?」
 志貴「ああ、そうだけど」
 秋葉「じゃあ、それを選んだのは……」
 青子「……くしゅん!」



 千六十九「万が一」作:MARさん

 翡翠「ダメ、姉さん! それは志貴様の大切な…」
 琥珀「え〜、ちょっとだけ、ちょっと拭くだけよ翡翠ちゃん」
 翡翠「掛けるならともかく掃除するのはやめてー!」 



 千七十「職人としては」作:のちさん

 志貴  「いや、そう言われても……」
 眼鏡職人「いくらでも出す! これを造った人を教えてくれ!」



 千七十一「フィルター」作:秋月 修二さん

 志貴「オマエのは見えないから、ほっとする」

    裸眼でアルクと見詰め合って。 



 千七十二「眼鏡」作:ユウヒツさん

 アルク「……あなた、誰?」
 志貴 「おい、何いってんだ。俺だよ。志貴だよ」
 アルク「確かに言動、癖、しぐさは志貴そのもの。でも、眼鏡は普通の物。
     そんなの志貴なわけない」
 偽志貴「さすがだな、真祖の姫君」 



 千七十三「子どもの発想」作:のちさん

 少年有彦「そういえば、お前、俺と殴り合った時……」
 少年志貴「……ええっと」
 少年有彦「超合金なんだな? そうなんだな? 格好いい!」
 志貴「……そうなのかな?」 



 千七十四「通してないから」作:のちさん

 志貴「線が出ているから、壊れたのかと思った」
    積もった雪をのけながら 



 千七十五「宴ノ後」作:MARさん

 紅秋葉「綺麗な、蒼い瞳……それを見れるのは私だけ、なのね」
 七夜 「ああ……これだけはお前の物だ」
 紅秋葉「嬉しい、兄さん……」
 七夜「……すまない、秋葉」 



 千七十六「最期を迎えて」作:しにを

 橙子「もう用済みと聞いて取り戻しに来たんだが、形見分けなどやって
    いるのをむんずと掴む訳にもいくまいしな。どうしたものか」  


   ...眼鏡モノ終了です。



 千七十七「メカ翡翠グッドエンド?」作:nightさん

 翡翠 「う………ん……はぁ………」
 琥珀 「やっぱり熱があるみたいね。ただの風邪だと思うから
     今日は一日ぐっすり休んでね翡翠ちゃん」
 翡翠 「う………で、も……し…き……さまを」
 琥珀 「大丈夫!志貴さんのことならお姉ちゃんにまかせなさい♪」(にやり)
 翡翠 「それが一番心配です。ごほっごほっ…」(げんなり)

 ???「シキ、サマ、オキテ、クダサイ」(98回目
 志貴 「ZZZzzz………う…ん」
 ???「シキ、サマ、オキテ、クダサイ」(99回目
 志貴 「ん……翡翠?その声は一体どう…」
 ???「シキ、サ…マ……」(100回目!
 志貴 「えっ!?え?う、うわあああぁぁぁぁ……」

     DEEP KISS!(超合金使用



 千七十八「あーるぴーじー」作:かがみゆうさん

    “ドラキーの攻撃、マキヒサは5ポイントのダメージを受けた”
    “マキヒサは死んだ”

    “スライムの攻撃、シキは3ポイントのダメージを受けた”
    “シキは死んだ”

    “パーティーは全滅しました”

 志貴「……楽しい?」
 琥珀「わりと」

 琥珀「フフ」



 千七十九「起・承・転・結」作:かがみゆうさん

 翡翠 「志貴さま、朝です」
 志貴 「……スゥ〜」
 翡翠 「早くお起きにならないと、秋葉さまがまた不機嫌になりますよ」
 志貴 「秋葉、」
 翡翠 「そうです、秋葉さまです」
 志貴 「秋葉、もう眠らせてくれよ……さすがの俺も4回は……」
 翡翠 「…………」

     暗黒翡翠拳奥義
     起・床・点・穴

 志貴 「ギャァァァァァァァァァァァッ!!」

 シオン「説明しましょう。翡翠がご奉仕の末に編み出した暗黒翡翠拳。
     その一〇八の奥義の一つであるこの技は、ギリギリ廃人化を免れるくらいの
     痛みを与えることで、瀕死人すら目を覚まさせる最強の起床術なのです」

 翡翠 「……おはようございます、志貴さま」(まるで琥珀のような笑顔)



 千八十「時間の不思議」作:かがみゆうさん

 シオン「物事にはカオス的な側面がありまして、どのような小さな事柄からも未来と
     いうものは変動し・歪曲し、完璧な未来予想図というものは作る事ができな
     いようになっているのです」
 琥珀 「そうですよぉ、未来はある程度操作可能ではありますけど、完全に予測する
     ことは不可能なんです」
 秋葉 「…………」

 秋葉 「うわぁぁん!シオンも琥珀も、私の胸がこれ以上大きくならないって遠まわ
     しに言ってるぅぅぅ!」
 シ・琥「あ、秋葉(さま)どこへ!?」



 千八十一「安心してお休みください」作:かがみゆうさん

 アルファ『(ザッ)こちらアルファ分隊、前進する(ザッ)』
 ベータ 「ではこちらは後方につく。いいか、決して月明かりに照らされないように
      しろよ」
 アルファ『(ザッ)分かって……な、なんだ!? 連中ぐッ!(ザッ)』
 ベータ 「アルファ!?一体どうしたんだ!?」
 アルファ『(ザッ)(あは〜♪ 人がゴミのようです〜♪ ボカンボカン!)
      に、人間が箒で空を飛ぶだと!?それになんだあの連中は!?9ミリ弾が
      効かな(シキサマビームビームチュィィィィィ
      シキサマドカンドカン!)がぁぁぁぁぁ!(ブツ)』
 無線  『……………』
 ベータ 「……あ、アルファ!? 一体どうしたんだ!?」
 ??  「失礼します」
 ??  「我らが主は皆様既に休息中です。申し訳ありませんが、お客様にはお帰り
      いただきます」
 ベータ 「め、メイド?」
 翡翠  「恐怖に駆られて背を向けて無駄死ね(それでは、また)」

      暗黒翡翠拳奥義・極殺
      永遠休眠(二度と来るな)

      ―――暗転

     ・
     ・
     ・

 志貴「昨日の夜は、またなんだか騒がしくなかった?」
 秋葉「本当ですか、兄さん?」
 琥珀「気付きませんでしたね、翡翠ちゃんは?」
 翡翠「存じません」



 千八十二「ビデオ」作:天戯京介さん

 有彦「よぉ、姉貴の部屋からこんなもの出てきたぜ」
 志貴「ビデオテープ?いいのか勝手に部屋入って持ち出して?」
 有彦「いいってことよ、見たらすぐ元の場所に戻せばいいんだし」

    再生……

 一子『今日、子猫を拾って来た…警戒心を抱き、隅で怯える姿はとってもラブリー♪』

 一子『二週間後……つ、ついに…私の手から餌を食べるようになった……もう手は一
    生洗わないわ!!アハハハハハハハ!!(歓喜の涙)』

 志貴「見なかったことにしておこう……」
 有彦「ああ……」



 千八十三「若さ故の……」作:天戯京介さん

 一子「今思えば…お前も昔はやんちゃだったな……よくあの馬鹿と喧嘩して……」
 志貴「え?あ…そうですね…今思うと懐かしいですね…」
 一子「なぁ、覚えているか有間…お前はあの馬鹿と私の前でこんなことを言ったんだ
    ぞ……」

 志貴『ボク、大きくなったら一子お姉ちゃんと結婚するんだ!!』

 一子「有間…よもや忘れたとは言うまいな?」(←結婚適齢期)
 志貴「認めたくないモノだな…自分故の、若さ故の過ちというモノを……。」



 千八十四「紅い瞳」作:天戯京介さん

 シオン「…申し訳ありません、私は取り返しの付かないことをしてしまった…私は貴
     方を…!!」
 志貴 「いいんだ…いいんだよシオン…気にしなくていいんだ」
 シオン「でも志貴!!」
 志貴 「お前の傍にいると決めたときから覚悟していたことだ…」
 シオン「そんな……」
 志貴 「後悔はしていない…お前の傍にいられるなら俺は死徒になっても構わない…」
 シオン「うぐ…ひくっ……ひん!!」
 志貴 「泣くな…シオン…可愛い顔が台無しだ……。」

     紅く染まった瞳……。
     二人には永久の時が横たわり
     ……いまだ二人の視線の先に光はささない――。



 千八十五「TYPE−MOON企業ブース」作:10=8 01(と〜や れいいち)さん

   ざわざわ
   もっさぁぁ
   むっさぁぁ
   じとじと

   ―――っ!

 晶「………こ、こんな未来厭ぁぁぁっ!!」



 千八十六「32 ≦ n < 1024」作:がんさん
    ※九百五十五「1<X<∞」に続けて

 シエル「さあ何人を選ぶんです?」
 秋葉 「『片手で数えられるくらい』とかいいませんよね?」
 志貴 「いや…… その……」

 シオン(片手で? 片手で数えることができる最大数は 31 = 2^5 - 1。しか
     し、私の持つ情報では、志貴の恋人は候補を含めても 20 人しかい
     ません。一体どこに女を隠しているのか、調査が必要です。)

 秋葉 「まさか、『両手で数えられるくらい』ですか?」
 志貴 「あははははははは……」

 シオン(りょ、両手ですか? 両手で数えることができる最大数は 1023。そ
     んなに大勢いたのでは、「私の晩」もとい「私の番」は、年に一度
     も回ってこないのでは…… いけません、まずは計算してみましょ
     う。)

     志貴が使える時間は、睡眠を 8 時間、その他のロスタイムを 3 時
     間として、一日 13 時間。

     志貴が、3 人を同時に相手にするとして…… 1 時間あれば 3 人と
     もノックアウトするはず。ということは,一日で 39 人。1023 人
     だと 26 日と 3 時間で一巡。

 シオン(つまり月に一度程度は「私の番」が回ってくるわけですね。ならば、
     「都合の良い日」を割り当ててもらうことにすれば……)

 シオン「志貴。」
 志貴 「ん?」
 シオン「頑張ってください。」


 千八十六ノ二「親指から数えるんです」作:古守久万さん

 シオン「ではいきますよ、1,2,3,4,……11」
 志貴 「グワシ!」
 シオン「?」
 志貴 「いや、何でもない」
 シオン「はぁ(訝しげに)……11」
 志貴 「グワシ!」



 千八十七「その娘の名は・・・」作:kazuさん

     聖母のような表情で赤子を抱くナルバレック。
     嫉妬と羨望の表情でそれをみつめるシエル。

 ナルバレック「この娘に名前をつけねばな。」
     シエルをちらりと見るナルバレック。
 シエル「??」

 ナルバレック「・・・エレイシアと名付けよう。」
 シエル「!!」
     驚愕、そして憎悪の表情をむけるシエル。

 ナルバレック「すべてを愛し、誰にでも愛される、やさしい娘に育っておくれ・・・
        エレイシア。」
 シエル「・・・・・・」



 千八十八「神学的討論」作:真さん

 シオン 「神ですか、あなたは!」
 さっちん「とんでもない、あたしホトケ様だよ」



 年末年始モノ

 千八十九「身元引受人をお願いします」作:がんさん

 シエル「大晦日だぞー!」
 ななこ「おー!」
 シエル「今日は飲んだぞー!」
 ななこ「おー!」
 シエル「とっとと帰るぞー!」
 ななこ「おー!」
 シエル「こらー馬。わたしを乗せろー。」
 ななこ「おー!」

 警官 「あー、チミチミ。」

        :
        :

 秋葉 「で、酒気帯び運転の現行犯で逮捕されたと。」
 秋葉 「未成年(?)かつ泥酔でそのまま保護されたと。」



 千九十「はつもうでー」作:星詠師さん  

 式 「悪い、遅れた」
 幹也「あ。明けましておめでとう、式。
    ……あれ、振袖じゃないの?」
 式 「混んでるって解ってるのにか?
    崩れたら直すの大変なんだぞ」
 幹也「そっか、ちょっと残念」
 式 「…………」
 幹也「?」
 式 「……1時間待ってろ」
 幹也「あ、うん。ありがと」(満面の笑み)
 式 (くそー)



 千九十一「おせちもいいけど?」 

 シエル「さすがに遠野くんのお家は、おせち料理も手が込んでますね。
     遠慮なくいただきます。
     うん、黒豆の煮方が素晴らしいですね。
     紅白なますも、味付けが……、隠し味教えて欲しいです。
     伊達巻やかまぼこも全然違いますね。材料から選りすぐりなん
     でしょうね。
     ローストビーフなんかが無造作に穴埋めになっていたり。
     さてと、今度は栗きんとんを……。
     無理なんかしてません。なんですか、皆で!」



 千九十二「実を取ります」 

 志貴「そりゃ少しは引っ掛かる部分も無くはないよ。
    でも、別に妹からどうかとか、男としてのプライドがどうとかは
    いくらでも目をつぶるからさ。
    だから秋葉が変に気にしたりする必要は無いから。
    だから……、はい、ありがたく頂戴します、お年玉」



 千九十三「忍ぶれど……」 

 志貴「誰が何と言おうと、もう金輪際、先輩とアルクェイドと一緒には、
    カルタなんてしません。百人一首? 同じです」



 千九十四「陰と陽」作:かがみゆうさん

     チャン、チャラララララ♪

 シエル「ああ、やはりお正月はこの曲ですよねぇ」
 シオン「日本文化の極みです」
 シエル「たしか『春の海』という題でしたか」
 シオン「ええ、日本古来の楽器により演奏される雅な曲です」
 シエル「…………」
 シオン「…………」
 エ・オ「尺八「何を考えてるんですか?」」



 千九十五「ヤサシイトキ」作:かがみゆうさん

   「ねー志貴?」
   「んー?」
   「毎日毎日楽しいね〜 こんな時がずっと続けばいいのに……」
   「そうだね〜」

     ・
     ・
     ・

   「まさか本当にそうなるとは思ってもみなかったけど、ね」

    臨終のベットの上で



 千九十六「ヤサシイトキ´」作:かがみゆうさん

   「ねー志貴?」
   「んー?」
   「毎日毎日楽しいね〜 こんな時がずっと続けばいいのに……」
   「そうだね〜」

     ・
     ・
     ・

   「なんて時が、あっても、良さそうだったのにな、俺たち」

    大きな木の下、地には赤い花畑、そして糸の切れた操り人形



 千九十七「病める時も、健やかなる時も」作:かがみゆうさん

 志貴「別にやることに違いはないよね」
 翡翠「……そうですね(真っ赤)」



 千九十八「下着泥棒」作:潜戸さん

 志貴 「また盗まれたんですか?」
 朱鷺恵「そうなのよ。これで今月5回目」
 志貴 「大変ですね」
 朱鷺恵「わたしよりお父さんのほうが気にしちゃって。
     そういうものなのかな?男の人って」
 志貴 「まあ……、分からなくはないですが……」
 朱鷺恵「……ねえ、もしかして犯人は志貴くん?」
 志貴 「なっ、何てこと言うんですか!盗むわけないでしょう!

     あのヤブのふんどしなんて!」



 千九十九「兄妹喧嘩」作:天戯京介さん

 秋葉「兄さんの馬鹿!!兄さんなんて大嫌いです!!」
 志貴「ほ〜〜そういうこと言うんだ…秋葉は…じゃあ……」
 秋葉「?」
 志貴「我が儘な秋葉は放っておいて晶ちゃんを俺の妹にしちゃおう♪」
 晶 「え!?」
 秋葉「!!………ふん、なら私は四季を兄にします!!」
 四季「おお!!マイ・ビューティフル・プリンセス秋葉、ついに俺の
    愛に気が付いてくれたんだね!!」
 志貴「あ……なろ!!じゃあ、俺は蒼香ちゃんを妹にしてやる!!」
 蒼香「!!……お、おい!!」
 秋葉「きーーーー!!なら私は乾有彦さんを兄に……!!」
 志貴「ぬ〜〜!!なら俺は……レンたんをお嫁さんに!!」

    ぷすっ×2

 琥珀「はい、いい加減にしましょうね♪」



 千百「秘伝の」

 志貴「ええと、琥珀さん。
    椎茸と蓑虫と、ええと……」
 琥珀「ああ、蜜柑のヘタですね。もう用意してあります。
    珍しいですよね、秋葉さまが風邪なんて」
 志貴「そうだね。
    ところでさ、それって、本当に使うの?」
 琥珀「もちろんですよ。
    おかしな事を仰いますね。昔から遠野家ではこれです」
 志貴「そうか。高熱で錯乱したのかと思った。
    まあ、効果あるならいいけど、特効薬ねえ?」


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