天抜き 其の二十三





 千百一「寺より帰還」

 秋葉「久しぶりね、蒼香。お正月どうだった?」
 蒼香「うん、まあまあだった。のんびりはできたよ」
 秋葉「で、今年は実行したの?」
 蒼香「いや、やらなかった」
 秋葉「ふーん、そうなんだ」
 蒼香「さすがに、バイトとは言え、神社で巫女さんするなんて家族にもし
    もバレたらと思うとなあ」



 千百二「故郷の土産です」

 羽居「はい、蒼ちゃん、おみやげー」
 蒼香「ああ、ありがとう。
    しかし、なんだって日本各地のお菓子いろいろ持って来るんだ?」



 千百三「最強の二文字」作:Jinroさん

    ぶつかり合う鉄と火花

    加速する殺気と剣気

    ―――戦いの終わりが近い
    俺のサーヴァントが敗北すれば、次の瞬間俺の命はなくなっている

  「化け物か・・・藤ねぇは・・・」



 千百四ノ一「レン、探検する」作:かがみゆうさん

    ギ

 レン(見つからないように、そっと、そっと)

    イィィィィ

 レン(………………)

    バタンッ!!

 レン(ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!)

    レンは翡翠の部屋から逃げ出した
   
    しかし回り込まれた


 千百四ノ二「レン、追い詰められる」作:かがみゆうさん

 翡翠 「……ふふ」
 レン (ガクガクブルブル)
 翡翠 「……見ましたね?」
 レン (み、見てない!)

 レン (寝ぼけたマスターとかお風呂に入っているマスターとか他にも色々
     マスターの写真が壁中に貼ってあることとか部屋の隅にズタズタに
     されたアキハの人形が何個も転がっていることとか「琥珀印の媚薬」
     ってラベルのついた怪しい小瓶が机の上に乗っていることとか「シ
     エル死ね」「アルクェイド消えろ」「弓塚もいちおう」とか書いて
     ある札とそれぞれの毛髪が縫い付けられて五寸釘を打たれた人形が
     部屋の鬼門にあるとか(中略)そんなの見……ッ!!)

 秋葉 「フフフ」
 アルク「へー」
 シエル「あらあら」
 さつき「…………」

 翡翠 「!!」



 千百五「レン、出会う」作:かがみゆうさん

     メルティブラッド終了直後

 志貴 「シオン、紹介するよ。彼女はレン」
 シオン「……………………」

 シオン三番「……か、可愛い!!」
 シオン五番「無垢な美幼女……ハァハァ」
 シオン六番「キムチってどんな味だろう」
 シオン二番「萌えぇぇぇぇぇぇぇ!」
 シオン一番「どうでもいいけど私は猫型の方が好き」
 シオン七番「いやいや、小さい女の子もいいと思う」
 シオン四番「レンたん!レンたん!レンたん!!」

   ・
   ・
   ・

 シオン「レン、これからよろしく(ニタァ〜)」
 レン  ゾワゾワッ!!



 千百六「しみゅれーしょん」作:かがみゆうさん

 ???「好きです!!」
 志貴 「え、えぇっ!? そ、そんな……急に言われても……」
 アルク「なーにこのバカ女! わたしの志貴を取ろうって言うの!?」
 シエル「勝手に遠野君を『私のもの』扱いしないでください! 遠野君は
     私と付き合っているんですよ!?」
 ???「あ、あの…」
 アルク「あんたこそ何言ってるのよこのバカシエル! あんたなんか食べ
     過ぎて死ねるくらいカレーを食べてればいいのよ!」
 シエル「そ、そんなお金がないことを知ってて言うんですか!?」
 志貴 「いや、先輩。そこを怒るんだ?」
 アルク「……!!」
 シエル「……!!」

  ・
  ・
  ・

 シオン(???役)「駄目ですか」
 シオン二番(志貴役)「駄目だね」
 シオン七番(アルク役)「駄目ねー」
 シオン六番(シエル役)「はい、駄目です」

 シオン「……志貴」



 千百七「似ている……?」作:天戯京介さん

 マイケル「………」
 志貴  「………」
 シエル 「似ていますね…女を取っ替え引っ替えするところとか」
 志貴  「それじゃあまるで俺がスケコマシみたいじゃないか」
 アルク 「え、違うの?」

 豆知識・マイケルは事件で女と知り合う度に必ず口説く。
 編注:ここでのマイケルは、「ナイトライダー」の主人公です。



 千百八「修正」(1stなんだかZなんだか)作:天戯京介さん

 琥珀「私はマジカルあんばーです…それ以上でもそれ以下でもありません」
 志貴「!!――そんな使用人、修正してやる〜〜〜!!」

    ばきっ!!

 琥珀「ほ、本気で殴りましたね親父にもぶたれたことがないのに!!」
 志貴「…………」(←「これが若さか……」と言って欲しかったらしい)



 千百九「それはそれでアリですが」作:星詠師さん

 セイバー「私はいないものとして扱ってください」
 士郎&凛「…………」

     ぺいっ

 セイバー 「何故追い出されるのだろう。理不尽だ」
 アーチャー「……同感だ」

     寝室前廊下にて。



 千百十「カウチポテトしながら」

 シエル「フランスでも、日本製のアニメーションっていろいろ放映されて
     いるんですよね」
 志貴 「ああ、ニュースか何かで見た事あるよ、人気あるって」
 シエル「私も幾つか観た事あったんですよ」
 志貴 「そうなんだ。で、それが?」
 シエル「でも古いものに出てくるカレーライスってカレー色してないです
     よね」
 志貴 「そうなの?」
 シエル「ええ」
 志貴 「……それだけ?」
 シエル「ええ」



 千百十一「さくさく」

 秋葉「ふうん、裏庭の方は霜柱出来ているんだ。
    まあ、小さい子が踏んで歩くのは見ていて微笑ましいわね。
    でも琥珀のあの姿……、気のせいかもしれないけど、とても屈託無
    いようには見えないわね」



 千百十二「見るがいい、我が真の姿を」

 秋葉「あなたを姉と呼ぶのは仕方ないかもしれませんが、なんであの子が
    私の義理の姉になるんです。
    だいたいこんな子供の……、ああ、むッ、胸がぁぁッッ」
    
    アルトルージュ、誇示するようにばいんばいんに変身。



 百万ヒット記念で、お題「百万」+キャラリクで書いて頂きました

 千百十三「宝くじが当たって」作:ユウヒツさん

 志貴 「はあー、どうしようかな」 
 アルク「どうしたの志貴、ため息なんかついて」
 志貴 「いや、宝くじで百万が当たったんだけど……」
 アルク「凄いじゃない、これでいつも言ってる『小遣い不足』が解消されるね」
 志貴 「けど、俺、まだ未成年だから、換金には保護者の同意が必要なんだ」
 アルク「あっ、妹にバレるね」
 志貴 「そういう事。本当にどうしよう」


 千百十四「温泉旅行は誰と行く」作:ユウヒツさん

 司会者「おめでとうございます。ちょうど貴女で百万人目のお客様です」
 啓子 「あらあら、まあ、どうしましょう」
 司会者「さあさあ、こちらに。記念品の贈与と写真撮影、それにインタビュー
     があります」
 啓子 「まあまあ、いいのかしら。こんな豪華なものを頂いて。あら、これは
     ペアで温泉旅行ね」
 司会者「そうです。誰と行きます? 温泉旅行」     
 啓子 「──息子の志貴と行きます」(少し顔を赤らめて)

 都古 「むう───(やっぱり、お母さんもお兄ちゃんを狙ってるー)」


 千百十五「百万人目記念」作:ユウヒツさん

 司会者「おめでとうございます。ちょうど貴女で百万人目のお客様です」
 一子 「……」
 司会者「さあさあ、こちらに。記念品の贈与と写真撮影、それにインタビュー
     があります」
 一子 「……」
 司会者「温泉旅行などもプレゼントします。嬉しいでしょう」     
 一子 「どうでもいいが」(不機嫌そうに)
 司会者「はっ?」
 一子 「あたしはここにはタバコを吸いに来たんだ。外の通りは何とか条例で
     禁煙だからな。だから、さっさと通せ」
 司会者「はっ、はいー」

 
 千百十六「百万部突破」作:ユウヒツさん

 蒼香 「羽居、なに読んでんだ」
 羽ピン「漫画だよー。これ、凄い大ヒットしていて百万部突破なんだって。凄い
     よねー。これは百万人が読んだ事になるの」
 蒼香 「ふーん(連載コミックスか。結構巻数があるからな。累計だし実際は……)」
 羽ピン「つまり、百万人がわたしと同じ世界と感動を共有してることになるのー。
     そう考えると本当に凄いよねー」
 蒼香 「そうだな(まあ、いうだけ野暮だな)なあ、あたしにも読ませてくれよ。
     あたしもその百万人の内に入れてくれ」


 千百十七「哀愁の会話」作:ユウヒツさん

 烏「はあー、うらやましいよな」
 豹「そうだよなー」
 犬「確かになー」
 烏「お前はまだいいよ。クールトーとしての話はあるから。しかもメイン」
 犬「けど、鹿のエトには負けるぜ。あいつ月姫リンクスに分類までされてるから」
 豹「くそっ、俺たちには専用の話なんて無いのに……」
 烏「そうだよ。俺は青い烏と目立つのに」
 犬「月姫、百万人プレイヤーの一人くらいそういう話を書いてもいいのに」
 豹「なあ、食っちまうか」
 烏「だな」
 犬「今からエトを食いに行くぞー」
 

 千百十八「誘拐の身代金」作:ユウヒツさん
 
     荒縄で縛られて眠っている秋葉を見て。

 犯人A「こいつが遠野秋葉。遠野グループの当主か……」
 犯人B「あっ、兄貴。身代金はいくらぐらいにします。やはり百万くらいはい
     けますかね」

 犯人A「馬鹿野郎、みみっちいこと言うな。そうだな……一千万。いや、三千
     万ぐらいはいけるだろう」 
 犯人B「おおっ、凄い大金ですね兄貴。俺、そんなの見たこと無いです」
 犯人A「ふん、こいつにはそれぐらいの価値があるさ」
 秋葉 「それぐらい……私にはそれぐらいの価値しかないのですか」
 犯人A「おおっ、気づいたか。大人しくしていれば手荒なことはしないぜ」

     ぷちぷちぷちっ。

 秋葉  「もう一度聞きます。私は三千万ぐらいの価値しかないのですか」
 犯人二人「うわっ、縄を引きちぎりやがったー」
 秋葉  「せめて、百万ドルぐらいは請求しなさい」
 犯人二人「誰か助けてー」


  ...以上です。ありがとうございました。



 千百十九「お大尽様」

 志貴「一度でいいんだけど、夢でいいから金持ちになって豪遊して
    みたい……、レン、そんなの出来る?」
 レン「……」(こくこく)

   そして夜が明けた。

 レン「……?」
 志貴「うん、まあ、想像したのとは違ったけど。
    レンの考えるお金持ちって、うんうん、可愛いな、レン」



 千百二十「百万円」

 秋葉 「それくらいのはしたお金が何だと言うのです?」
 琥珀 「ご用立てしますか? 方法はいろいろありますから」

 アルク「うーん、それ大金なの? カードとかならあるけど」
 翡翠 「お金ですか……、あまり意識した事が無くて」(当惑)

 シエル「……遠野くん」
 志貴 「うん、何となく仲間だね、先輩」
 シエル「嬉しいような、嬉しく無いような……、複雑です」



 千百二十一「見上げてごらん、冬の星を」作:がんさん

 アルク「左上の“かすとる・ぽるっくす”は、ふたごー。」
 琥珀 「双子ですねー。」
 翡翠 「双子です。」

 アルク「右上の“うし”の“あるでばらん”は、いもーとー。」
 秋葉 「私が牛…… うふふふふふふ……」
 アルク「あかいだけー。」

 アルク「左下。こいぬの“ぷろきおん”。」
 晶  「え? わたしなんですか?」

 アルク「下。“しりうす”。」
 アルク「これ、わたしー。」

 アルク「上の“かぺら”は、しえるー。」
 シエル「黄色いですしねぇ。」

 アルク「右下。“りげる”は、しおんー。」
 シオン「オリオン座β星のリゲルは青い星です。
     私よりも志貴の方が合うと思いますが。」

 アルク「“どせー”。わっかが“みみ”みたい。」
 レン  にぃ
 アルク「さいせっきんちゅー。」
 
 アルク「真ん中。“べてるぎうす”は、しきー。」

 
 千百二十二「ベテルギウス?」作:がんさん

 秋葉 「兄さんが真ん中で、輝く星々に囲まれているってこと?」
 一同 「なるほどー。」
 志貴 「洒落になっていないんだけど。」

 シオン「オリオン座α星・ベテルギウスは赤色巨星。
     死にかけている星です。」
 一同 「なるほどー。」
 志貴 「洒落になっていないんだけど……。」

 シエル「オリオンは、七人姉妹を追いかけ回した嫌われ者です。」
 一同 「なるほどー。」
 志貴 「洒落になっていないんだけど…………。」



 千百二十三「お前じゃなくて」作:星詠師さん 

 志貴 「全くお前は何度言ったら、……何で嬉しそうなんだ」
 アルク「えへへー、だって志貴が心配してくれてるし」
 志貴 「っ、……俺はお前じゃなくて、お腹の子の心配をしてるんだよ」
 アルク「いいの、それでも嬉しいから」
 志貴 「……ばかおんな」
 アルク「えへへー」

    
   ※編注:アルク誕生日記念天抜きとして貰ったものです



 千百二十四「お昼の情事」作:星詠師さん 

    がちゃ

 幹也「あ……」
 式 「あ……」
 橙子「あら」

    すたすたすた
    ぎし

 橙子 「2時間4000円ね」
 幹&式「有料ッ!?」



 千百二十五「未知」作:かがみゆうさん 

 ロア「――やめろ。その目で――その目で私を見るな」

 ロアの声に恐れが交じる。
 いみじくもヤツ自身が言っていた。
 ヒトは、未知なるものを本能的に恐れる生き物だって。

  ・
  ・
  ・
 
 ワラキア「カット?」←可愛らしく小首をかしげる



 千百二十六「中華まん」 

 志貴 「ほら、買ってきたよ。
     手作りでいろんな種類の作ってる店でさ、適当に見繕って来たから
     好きに取ってみて。あ、外れ引いても文句言わない事」
 アルク「ふうん、いろいろあるー。外の色も違うんだね」
 琥珀 「肉まんひとつ取ってもバリエーションあるんですよね」
 志貴 「そうだろ。挽き肉の割合とか、揚げた肉片が入っていたり。
     餡子も漉し餡、つぶ餡はもちろん、変り種もあったよ」
 翡翠 「この緑色のを頂きます」
 秋葉 「私はこれにします」(やや、屈折した思いを向けつつ)
 アルク「あ、志貴、何これー」
 秋葉 「海鮮ですか、美味しいです」
 琥珀 「翡翠ちゃん、それって……」
 翡翠 「え?」(何の問題もなく食べつつ)
 シエル「あの、遠野くん……」
 志貴 「あ、先輩のは別にしといたんだ。これね、カレーまん」
 シエル「ありがとう、遠野くん(でも何だか疎外感あるのは何故?)」
 


 千百二十七「冬日」 

 シオン「何が悪いと言うのです?」
 志貴 「それは、シオンは構わないのかもしれないけど。
     でも、お願いだから着替えてよ。見てる方が寒いから」


 千百二十八「冬服を新調しました」 

 シオン「私が目にするサンプルから、もっとも適切だと思う衣服を基に
     しました。これが問題だと?」
 志貴 「ううん。似合っているとは思うよ。
     ただ、レンが真似されたって気分悪くしないかなあってさ」



 千八十六ノ二「親指から数えるんです」作:古守久万さん

 シオン「ではいきますよ、1,2,3,4,……11」
 志貴 「グワシ!」
 シオン「?」
 志貴 「いや、何でもない」
 シオン「はぁ(訝しげに)……11」
 志貴 「グワシ!」



 千百二十九「不変は変化よりも難しい」作:星詠師さん 

 式 「お前も前と変わり栄えしないよな。髪くらい染めればいいのに」
 幹也「……見た目が変わったら、
    君が目覚めた時に僕と分からないんじゃないかと思って」
 式 「……馬鹿」(そっと寄り添う)


 千百三十「不変は変化よりも難しい・裏」作:星詠師さん 

 式 「お前も前と変わり栄えしないよな。髪くらい染めればいいのに」
 幹也「……給料が滞りがちだから余計な事に使えなくて……」
 式 「……馬鹿」(脱力)



 千百三十一「慕情」作:かがみゆうさん

    朝、目を覚ますと

    大きな鼠の死体が目の前に



 千百三十二「しゅーてぃんぐ」作:かがみゆうさん

 シエル「はっ!はっ!とりゃぁ!!」
 志貴 「毎日よく頑張りますね」
 シエル「はい。いざという時に黒鍵を上手く扱えないと、生き残れないですから」
 志貴 「俺にも何か手伝えることありませんか?」
 シエル「うーん、そうですねぇ」

  ・
  ・
  ・

 志貴 「せ、先輩……」
 シエル「私を信じるんです。じっとして動くんじゃありませんよ?」



 千百三十三「必殺技」作:いぐれっとさん

 アルク「ね、ね、志貴はやっぱり手の届くところにしか攻撃できないんだよね」
 志貴 「ああ、そうだな」
 アルク「当然飛び道具なんかも無いんだよね、
     じゃあ、そのナイフを相手の点に向かってえい!っと…。
 志貴 「一つしかない武器を投げつけちゃいかんだろ
     第一外したらどうするんだ」
 アルク「大丈夫だよ、この技は絶対に外れることの無い技だから」
 志貴 「ふーん、それは心強いな、で、どんな技名なの」
 アルク「ソードヴィッ…」
 志貴 「そんな蜘蛛男の操る、触ることさえ許さない無敵ロボの話はやめなさい」


  ※注釈:特撮の和製スパイダーマンで登場した最強巨大ロボの必殺技です、
      とにかく強い、1分持てば敵は頑張ったほうです。



 千百三十四「練習の成果」

 志貴「うん、なかなか、見事だ。
    翡翠も料理に慣れてきたなあ。頑張ってたものね」
 翡翠「ありがとうございます」 
 志貴「これなんか、もう少しで琥珀さんレベル、美味しい」
 翡翠「志貴さま……(でも少しつまらなそうなのは何故?)」



 千百三十五「冬の姿」

 志貴「やっぱり、半纏はいいな。暖かいし落ち着く」
 秋葉「男の人も着るものなのですね、知らなかった}
 志貴「ふうん?」
 秋葉「寮でしか見た事なかったんですもの」



 千百三十六「同体と別体の違いかな?」

 シエル「カレーライスとライスカレーの違い……、うううん」(苦悩)



 千百三十七「プレイ」作:かがみゆうさん

 志貴 「なぁアルクェイド」
 アルク「んー?」
 志貴 「お前って一応、真祖のお姫様なんだよな?」
 アルク「そうだけど?」
 志貴 「ちょっとさ、“お姫様”ってどんな感じかみせてくれないか?」
 アルク「いいよ、ちょっと待っててね」
 志貴 「…………」
 アルク「…………」
 志貴 「…………あの、アルクェイド?」
 姫アルク「黙れ下郎」
 志貴 「っ!?」
 アルク「…………っと、こんな感じかな」
 志貴 「…………」
 アルク「? どうしたの?」

   志貴は新たな嗜好に目覚めた!!



 千百三十八「スーパー宇宙人」作:かがみゆうさん

 志貴 「不思議なんだけどさ」
 アルク「ん?」
 志貴 「なんで髪が逆立ってるんだ?」
 アルク「スーパーアルクェイドだから」
 志貴 「…………」

 Sアルク「フュージョンする?」



 千百三十九「すーぱー」作:かがみゆうさん

 志貴「…………」
 志貴「一応聞くけどさ」
 翡翠「なんでしょう?」
 志貴「それはなんの冗談?」
 翡翠「スーパーの袋です」
 志貴「…………」

 S翡翠「今日の夕食はご期待ください」



 千百四十「日記」作:かがみゆうさん

 1がつ13にち
 きょうはいっしょにそとにでかけました。ゆうえんちにいっ
 た、りれすとらんでごはんをたべ、たりとてもたのしかった
 です。

 レン (…………)
 シオン「…………」

 シオン「『知っている』のと『書ける』のは違いますか」
 レン  ポンポン



 千百四十一「教えて! 知得留先生」「教えろ! アルク先生」に続く第三弾!!
 「教えるな! シオン先生」作:かがみゆうさん

 シオン「テストで0点を取ったそうですね」
 志貴 「……うん」
 シオン「私が勉強を手伝ったというのに。こんな点数を取れるとは
     ……一度志貴の脳を解剖して見てみたいものです」
 志貴 「でもさ、シオン」

    「フェルマーの最終定理がどこにも出なかったんだ」 


 
 千百四十二「契約において最も重要な交換」作:神楽月 真十郎さん
 
 凛「体液の交換!!??」



 千百四十三「臭」作:星詠師さん

 シエル「カレー臭!?」
 志貴 「違います先輩。加齢臭です」



 千百四十四「本式に」

 志貴「とうとう手で食べるようになりましたか、先輩」



 千百四十五「動物に例えると」

 ななこ「わたしですかぁ、そぅですねぇぇ」



 千百四十六「毒」作:いぐれっとさん

    昼休みに茶道部で食事を取っている志貴とシエル

 志貴 「あ、これ美味しいですね」
 シエル「そうですか、良かったこれ自信作なんです」
 志貴 「へー、そうだったのですか…、これも美味しいや」
 シエル「遠慮せずどんどん食べてください」
 志貴 「はい、…でも今日のメニューはたまねぎとベーコンの重ね煮、
     たまねぎのキッシュ、たまねぎと鶏肉の酒蒸し、たまねぎのかき揚げ、
     更に水筒の中にいれて持ってきて今暖めなおしたたまねぎの味噌汁…、
     たまねぎ尽くしですね」
 シエル「昨日安かったのですよ、それにレパートリーを広げようかなと思いま
     してね、まあ、他にも一応目的がありますが」
 志貴 「目的って…?」

     首をかしげているところに猫アルクが窓からいきなり乱入してきた。

 アルク「ふっふっふっ、シエルったらまーたこんな不味いものを志貴に食べさ
     せているとわ…、
     こんな物はこうにゃ!」

     弁当箱を口の上で逆さまにして一口で食べてしまった。
     もぐもぐと咀嚼してごくんと飲み込み不敵な顔を浮かべた、
     …と思ったらいきなり苦しみだした。

 志貴 「うわ!アルクェイド!?
     先輩!毒でも入れたのですか」
 シエル「何を言っているのですか?
     毒が入っているなら遠野くんの方が先に苦しむ筈ですよ?
     見た目だけかと思ったら本当に猫が入っていたとは驚きですけど」

    注 猫にたまねぎは毒です、真似しないで下さい



 千百四十七「嗚呼」作:かがみゆうさん

   ああ――
   なんでこんなことになったんだろう――
   こんなはずじゃなかったのに――

 翡翠「志貴さま。志貴さまが鬼畜なのは知っているつもりでしたが、さす
    がにあの年齢の少女をベッドに連れ込むほどとは思いませんでした」
 琥珀「鬼畜な上に○リコンだなんて……槙久さまに勝るとも劣らない変態
    野郎ですね」
 秋葉「兄さん、黙っていないできちんと釈明してください!」

 レン(猫) 耳の裏をカリカリ

 志貴「(レンのことをきちんと説明しておけばよかった――!!)」

 レン(猫) あくび 



 千百四十八「無情」作:かがみゆうさん

    目を覚ますと

    目の前で

    ヒトの死体が

 四季「オイ志貴!寝ぼけながら人を解体するなよな!
    ちょっと悪戯しようとしただけだろうが!!」

    文句を言っていた



 千百四十九「ヒーロー」作:かがみゆうさん

    俺は夜の街を駆ける

    大事な女性(ひと)を守るために

    大事な女性(ひと)の生きる街を守るために

    俺は戦い続けている

    ・
    ・
    ・

 秋葉「兄さん、また夜中に抜け出しましたね?
    またあの女の所に行っていたんですか?
    それとも別の女を引っ掛けていたんですか?
    兄さんは私のことなどどうでもいいっていうんですか!?」

    ・
    ・
    ・

    俺は夜の街を駆ける

    俺が駆け抜けた後に

    涙が、落ちた



 千百五十「月姫舞台・明地凍朗(あけちこごろう)
         vs 灰燼二十面相」作:かがみゆうさん

 志貴 「はーはっはっはっは! 見事だ! だがこの灰燼二十面相を捕
     らえることは無理だったようだな! また会おう明地君!!」
 シエル「ていっ」

    グサ

 志貴 「飛び道具禁止〜〜〜!!」 


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