天抜き 其の二十五





 千二百一「ふぇいと/ふぇいく」作:かがみゆうさん

 藤ねぇ「はーはっはっは! 聖杯戦争、前・勝者の実力を見よ!」

     暴走する藤ねぇ、冬木市壊滅一歩前

  ・
  ・
  ・

 凛「はっ! ゆ、夢……」



 千二百二「しき」作:かがみゆうさん

 琥珀「乗られます」
 レン(熱いのが大好き)
 秋葉「硬いです」
 志貴「な、何の話だよ!?」

 翡翠「鍋しき(←)の話ですが何か?」



 千二百三「志貴式」作:かがみゆうさん

 シオン「1+1=2です」
 シオン「でも志貴にかかれば1+1=∞になります」
 志貴 「……何のことを言ってるんだ?」

 シオン「では生物の授業に移りましょう。
     オシベとメシベが…」



 千二百四「宗教者シエル」作:かがみゆうさん

  「偉大なる父と子と精霊の御名において……」
  「この人参泥棒を抹殺します!」

  「私も精霊ですがー!?」


    (編註:あえて聖霊でなくて、精霊にしてます。念の為)



 千二百五「愛とはなんぞや?」作:かがみゆうさん

 シエル「『愛』、それは神の与えたもうた至高にして善なる…」
 アルク「肉欲ね」
 シエル「!!」



 千二百六「誇りの価値」作:星詠師さん

 志貴(七夜の短刀をじっと見る)
 琥珀「あの……流石にそれは止めた方が……」

 TV「さあ、オープンザプライス!」



 千二百七「三者面談のお知らせ」作:星詠師さん

 凛   「……来るの?」(げっそり)
 アーチャ「うむ」(行く気満々)

 アーチャ「父と兄、どちらが良いかね?」
 凛   「……何処から出したのそのヒゲ」



 千二百八「魔眼」

 シエル「…そういう訳で、自分で魔力を付加するのが魔眼なんです。
     魅了や催眠など、術者によってもいろいろな種類があります。
     でも、本当の魔術に匹敵する力。見ただけで動きを封じる、石にする、
     遠野くんのように、死の線を見てしまう。
     これは生まれつきのものです。
     はい、遠野くんは後天的に得ましたけど、同じ体験をすれば誰でもそう
     なるかと言えば、違うでしょう?
     才能、血筋、研鑚の果てに得るはずの魔術の力を、あっさりと目で見る
     だけで発揮する……、それが魔眼です。
     ええ、望んだとて適わないほどの力に恵まれた幸運とも言えます。
     遠野くんはどちらです?
     反対に、呪いと思いますか?」



 千二百九「あたま山」

 志貴「それで、何もかもに絶望して、直死の魔眼の死の線をザクリと……」



 千二百十「戯言に一杯の酒を」作:Jinroさん

   「所詮は血塗られた道・・・だが志貴に人並みの幸せを願うのは―――いや、
    どちらにしろ俺の戯言だな」



 千二百十一「願いを一つだけ叶えよう」作:Jinroさん

   いま俺の手には聖杯が握られている。
   その虹色に輝くちっぽけな器は,
   凛やセイバー,そして多くの魔術師達の命の代価としてはあまりにもしょぼい。
   聖杯は俺に問う。

   「汝の願いは?」と

   俺の願いは―――

    ・聖杯戦争の終結と,それで死んだものを生き返らせてくれ
   
    ・時を戻して・・・もう一度,この戦争をはじめからやり直させてくれ

   →・二週目はハーレムルートをヨロシク☆



 千二百十二ノ一「科学者のSAGA」作:かがみゆうさん

     もぞもぞ
     ぐにょぐにゃぐちゃ

 志貴 「あのさ」 
 シオン「なんでしょう」
 志貴 「この穴の底にいるのは何?」
 シオン「科学者たるもの、一度は作らないといけないもの。
     ……だそうです」
 志貴 「大ダコ?」
 シオン「触手」


 千二百十二ノ二「震・最強の敵」作:かがみゆうさん

   もぞもぞもぞ
   ぐにょぐにょぐにゃ
   ぺちゃ

 志貴 「『だそうです』って言ったね」
 シオン「はい」
 志貴 「誰に聞いたの?」
 シオン「翡翠です」


 千二百十二ノ三「末路」作:かがみゆうさん

 シオン「翡翠です」
 志貴 「…………」

     ドン! ドン!

 志貴 「え――!?」
 シオン「は――!?」

     べちゃっ! べちゃっ!

 翡翠 「……………ふ♪」

     もぞもぞぐにゃぺちゃ、
     ぐにゃうねうにぐにゃぺちゃ
     ぺちゃ、ぺちゃ、うねうにくちゃ、ぴちゃ
   
 志貴 「は――――――!!」
 シオン「あ〜〜〜〜〜〜!!」   
   


 千二百十三「たのしい生物・裏」作:かがみゆうさん

 琥珀 「みんな、おはようー」
 シオン「おはようございます」
 琥珀 「今日はいつもの先生がお休みなので、
    代わりにシオン先生が生き物について教えてくれますよー」
 シオン「よろしく」
 琥珀 「さてシオン先生、最初に何をするんですか?」
 シオン「とりあえずこの生き物を首チョンパしましょうか」

 琥珀 「…………」
 シオン「…………」

 琥珀 「し、シオン先生?できれば最初は外から気付けることを、」
 シオン「では針を使って身体中の皮膚強度を見るということで」

 琥珀 「…………」
 シオン「…………」

 琥珀 「さ、最初は直接触らないで分かることを調べましょうねー
     ……レントゲンなんてのも良いんじゃないですか?」
 シオン「ふむ、放射能というテもありましたか」

 琥珀 「…………」
 シオン「…………」

 琥珀 「もういや〜!この仕事辞める〜!!」
 シキ 「たすけて〜!」←被検体



 千二百十四「調理実習」作:星詠師さん

 後輩 「先輩、授業でクッキー作ったんです♪」
 先輩 「あ、いいの? ありがとう」

 シエル「遠野くん、授業でカレー作ったんです♪」
 講師 「鍋ごとは止めなさいシエルさんッ!」



 千二百十五「夫婦最初の共同作業です」作:星詠師さん

 大介「……最近のケーキカットは日本刀でやるのか」



 千二百十六「鍋底」

 秋葉「おでん?」
 琥珀「はい、志貴さんのリクエストで」
 秋葉「ふうん、美味しいのかしら」
 琥珀「はい。朝から煮込んでいますし、味が染みてますよ」
 秋葉「そう。いろいろあるのね」
 琥珀「大根なんか良い感じですよ。あ、取りますね」
 秋葉「確かに、美味しそうね」
 琥珀「(あ、あんなに大きいまま、口の中に……)」
 秋葉「(何かしら、琥珀の期待の目)」



 千二百十七「コーヒーにはミルクを」

 志貴「そうだな、琥珀さんと翡翠がいる喫茶店なら、男の客は多いだろ
    うな。出されるものも保証付きだし」
 秋葉「そうですか」(何か面白くなさそうに)
 志貴「その上、秋葉がウェイトレスなんてやってたら、考えただけで凄
    いな。少なくとも、俺は通うよ」
 秋葉「え?」
 志貴「秋葉目当てに行くな、絶対」
 秋葉「……」(赤面)
 志貴「(秋葉が愛想良く応対して、注文聞いて運んで、ありがとうござ
    いますとか言って頭下げて……。想像だけで、堪らないなあ)」    



 千二百十八「勝者、それはただひとり」作:かがみゆうさん

 シオン「時は来ました」
 秋葉 「始まるのですね…」
 アルク「まけないからー」
 シエル「それはこっちの台詞です!」
 シキ 「なんだかよく分からないがオレが勝つ!」

   ・
   ・
   ・

 琥珀 「さーて、志貴さんのお風呂に一つある覗き穴、先に到着するのは
     誰でしょうねー!! はったはった!」
 
 レン (妹にメザシ一匹)
 エト 「エジプト女に鹿せんべい3枚でちゅ」
 ネロ 「姫君にこのプリンを賭けよう」
 ななこ「マスターに人参にほ…いえ、1本でお願いします」
 志貴 「シキに、琥珀さんの命っていうのはどうかなぁ?」

 琥珀 「…………」
 琥珀 「し、シキさま〜! 頑張ってください〜〜!!」



 千二百十九ノ一「優雅な朝」作:かがみゆうさん

 志貴「すー」
 翡翠「志貴さま、朝でございます」
 志貴「すー」
 翡翠「…………」


 千二百十九ノ二「優雅な(?)朝」作:かがみゆうさん

     数日後

 翡翠S「志貴さま」「シキサマ」「シキー」「シキサマ」…
 翡翠S「朝でございます」「アサデス」「アサダヨー」「アサデス」…

 志貴 「起きる!起きるよ!」



 千二百二十「一成の立ち姿」作:月影さん

 士郎「…かゆいのか?」
 一成「いや、おさまりが悪くてな…。」



 千二百二十一「メンテナンス」作:星詠師さん

        かちゃかちゃ

 エンハウンス「おいおい、大丈夫か?」
 殺人貴   「心配するな、手順は聞いてる。次は……これか」
 エンハウンス「待て待て待て! 何だそれは!!」
 殺人貴   「? ドリルは付けないのか?」
 エンハウンス「……お前、あの女から何を聞いた?」



 千二百二十二「緋 / 紅」作:鰯丸さん

    貴方のために伸ばした髪を、貴方の指がまさぐる。

    まどろむ貴方の寝顔を見つめて、わたしは微笑む。

    貴方を癒すために重ねた肌も、今ではすっかり貴方の身体に馴染んだけれど

    それでも貴方のその指が探し求めるのは、決してわたしの髪ではなくて。

    わたしは貴方の女になってしまったけれど

    貴方の指が今も求めるのは、わたしの緋い髪ではない、紅い髪の女(ひと)。

    今はもういない、紅い髪の女(ひと)。


    ……最初から、勝ち目なんてなかった恋(こと)。


    ここにいるのは、ひとりの愚かな女。

    諦めきれない想いに身を任せた、ひとりの女。

    そうして今宵も独り涙する、愚かな女の、愚かな恋。



 千二百二十三「一子、台所に立つ」作:天戯京介さん

 有彦&志貴「…………(絶句)」
 一子「ど、どうしたんだお前等?ビッグフット見たような顔して」
 有彦「姉貴が……」
 志貴「だ、台所に立って……」
 志貴&有彦「お料理している……」
 一子「む…私だって女だ…料理の一つぐらいこなせんでどうする?」

    数分後――
 志貴「うん…でもやっぱり一子さんだ…」
 有彦「ああ…本当だ…不味すぎて涙が出るや……」
 一子「地獄へ行くかお前等?」(ポキポキ……)



 千二百二十四「料理実習」

 藤乃「あ……」
   「……」(周りを見て、手を……)

 鮮花「え、今、何か凄い事しなかった?」
 藤乃「な、何でもないですよ」
 鮮花「そう?」



 千二百二十五「寿限無」

 イリヤ「別にイリヤでいいけど、そんなに長くなーい」



 千二百二十六「たらちね」

 士郎「ちんちろりんのさーくさくって感じじゃないな、うちは。
    はいはい、おかわりね」



 千二百二十七「目黒のさんま」

 セイバー「美味ですね、うん。脂の乗り具合が、こう……」
 士郎  「骨とか平気かなって心配したんだけど、なるほど」
 セイバー「骨が何か?」
 士郎  「何でもない。体にはいいだろし、うん」



 千二百二十八「曲線咆哮」作:かがみゆうさん

 シオン「このグラフを見てください。そうです右肩上がりになってますね? 
     これがどういうことかわかりますか?」
 志貴 「考えたくないけど、その。遠野家屋敷の損害率?」

     がしゃーん!ぎゃおー!しゃげぇぇぇ!おやめなツッ!この糞妖怪が!



 千二百二十九「さぁどっち?」作:かがみゆうさん

     腕を組んでグルグル回る翡翠とメカ翡翠

 翡翠s 「さぁ/サァ」
 翡翠左「翡翠は私ですか?」
 翡翠右「ヒスイハワタシデスカ?」

 琥珀 「右が翡翠ちゃんですね〜♪」
 翡翠右「サスガネエサン」
 翡翠左「ち、ちがっ!」

     <間>

 琥珀 「こっちが翡翠ちゃんったら翡翠ちゃんなの!!」
 琥珀 「メカ翡翠ちゃんはさっさと格納庫で核融合炉でも積んでもら
     ってなさい!」

     ガコン

 翡翠左「ねぇさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……!?」



 千二百三十「踏。」作:星詠師さん

 士郎  「…………」
 セイバー「――問おう。貴方が私のマスターか」
 ランサー「その前に降りろー!」(じたばた)



 千二百三十一「手加減したんだよね?」

 士郎  「前に、セイバーと打ち合いした時って、けっこう本気出しただよね?」
 セイバー「大河の言うように、殺気剥き出しだった訳ではないですが、その、
      闘気に反応してと言うか、その……」
 士郎  「まあ、わかるよ。
      でも、藤ねえ、ぴんぴんしてたよね。擦り傷一つなくて?」
 セイバー「はい」
 士郎  「やっぱり、化け物じみてるなあ」



 千二百三十二「いぢわる」

 凛   「確認するまでも無いけど、わたしがセイバーのマスターよね」
 セイバー「はい。私は凛のサーヴァントです。
      膨大な魔力を提供されていますし、凛のおかげでここに留まっています」
 凛   「じゃあ、セイバーに命令したら言う事きくのよね?」
 セイバー「当然です。騎士としての信条に外れる行為に関しては、拒否しますが」
 凛   「それじゃあね、もう士郎と会う事はまかりならん、って言ったら?」
 セイバー「え……」
 凛   「お返事は?」
 セイバー「…………はい」(搾り出すような小声)
 凛   「あ、その……、冗談だから。ね。
      ああ、もう、葛藤するのちょっと楽しもうとしただけなのに。
      ね、落ち込まないでよ、ねえったら、セイバー」
 


 千二百三十三「人生を刻んで」

 凛「そうねえ、長生きできるとも思えないけど。
   もし平穏無事にいったら、いつもにこにこしているきっと可愛い感じのお婆
   ちゃんになるんじゃないかな」
 


 千二百三十四「まだ癒されぬ痕」

 凛「なんなのよ、ここは。
   まー、魔術の総本山のひとつだもの、変な排他意識あるのはわかるけど。
   私が日本人だってわかると、みんな変な顔して。
   同類かって、いったいどういう意味なのよ、まったく」
 


 千二百三十五「憧れ」

 士郎「非の打ち所なく見えたんだ」
 桜 「はい」
 士郎「ギャップどうだった?」
 桜 「……」
 士郎「俺も、昔は憧れててさ」(感慨深く)
 桜 「そうだったんですか」(動揺はなし)
 士郎「うん。知り合う前はさ」
 桜 「あ、ああ……」
 士郎「うん」



 千二百三十六「中途半端よりは」

 凛   「そう言えば、アーチャー」
 アーチャ「なんだい、凛?」
 凛   「初日にね、どうやって一晩で修復したの?」
 アーチャ「ああ、部屋か。
      片付けて補強というのも時間が掛かりそうだったのでね。
      一度全て壊した」
 凛   「……何ですって?」
 アーチャ「壊したと言った。まっさらにして、その上で新たに作った。
      魔力の消費はあるが、遥かに速い」
 凛   「新たにって……、まさか、複製?」
 アーチャ「その通りだ。さすが、凛。察しが良いな」
 凛   「その通りだって、あんた、あっさりと……。じゃあ、これって本物
      じゃない訳?」
 アーチャ「強度は問題ない。多分な」
 凛   「多分なって、ちょっと、勝手に姿消さないでよ、アーチャー!」



 千二百三十七「名は体を表す」

 凛   「サーヴァントではあっても、もうセイバーではないわよね」
 セイバー「そうですね。聖杯戦争の役割としてのセイバーと言えます」
 凛   「じゃあ、これからはどう呼んで欲しい?
      好きな名前でいいわよ」
 セイバー「…………」
 凛   「あ、なんだか、アイデンティティの崩壊っぽい……」



 千二百三十八「どれも熱心に食するけど」

 セイバー「シロウの作った料理がいちばん美味しいです」
 士郎  「うーん、その言葉は嬉しいけど、食べっぷりを比べると……。
      まあ、もっと精進するか」



 千二百三十九「胸とか生脚とか」

 ライダー「まずはさておき、着替えなさいですか。
      はい、桜がそう言うのなら。でも、何故です?
      え、先輩の眼がわたしを……、どうして口ごも…はい、桜」



 千二百四十「どこぞの坂の上のお屋敷も凄いがね」

 士郎「ほい、おかわり。そっちは、もういい?
    しかしこう見えても……。
    本気になったら世界の一つや二つ滅ぼしそうなメンツだな」
    


 千二百四十一「もじもじ」作:とおりすがりさん

 セイバー「……シロウ、そろそろ魔力の補充をしていただきたいのですが……」
 士郎  「あれ?そんなに魔力を消費するようなことしたっけ?」

     しこたまなぐられました。


 千二百四十二「もじもじ2」作:とおりすがりさん

 セイバー「……シロウ、魔力の補充をしていただきたいのですが……」
 士郎  (今日の鍛錬、みょーに気合が入っていたのはこのためなのか!?)


 千二百四十三「もじもじ3」作:とおりすがりさん

 セイバー「シロウの馬鹿!魔力なんてもういりません!」
 士郎  「ふん!俺は間違ってない!絶対謝らないぞ!」

 藤ねえ「目玉焼きにかけるものでここまで喧嘩できるなんて………」


 千二百四十四「もじもじ4」作:とおりすがりさん

 セイバー「………シロウ……、その、ぜんぜん魔力が足りません……(もじもじ)」
 士郎  「……精一杯努力する……」(栄養ドリンクを飲みながら)


 千二百四十五「もじもじ5」作:とおりすがりさん

 セイバー「……シロウ、魔力の補充は充分です……(ぽっ)」
 士郎  「………」
 藤ねえ 「士郎!?ちょっと尋常じゃないくらいやつれてるけど大丈夫!?」


 千二百四十六「もじもじ6」作:とおりすがりさん

 セイバー「……シロウ……、おいしい……(もじもじ)」
 士郎  「……あ、ああ……」
 凛   「(イギリスの料理はまずいって聞くけど、アレ、おいしいのかな……)」


 千二百四十七「お目付け役」作:とおりすがりさん

 ライダー「士郎、浮気は死を覚悟なさいな。桜を泣かしたら許しません。」
 士郎  「そ、そんなことするわけないじゃないか!」

 桜   「……大丈夫、浮気なんてできないくらい搾り取りますから(ぼそっ)」



 千二百四十八「―――問おう」作:かがみゆうさん

 セイバー「―――問おう。貴方がここの料理長か」
 士郎  「和洋ならどれでも、中華は勘弁な」
 セイバー「では焼鮭定食を」
 士郎  「あいよ!」



 千二百四十九「赤い人」作:かがみゆうさん

 一成「私服だと被害者が三倍だと!? バケモノめ!」



 千二百五十ノ一「少し遅めの時間に」

 鮮花「あら、兄さん、どちらへ」
 幹也「これから昼ご飯、どこか外で食べようかと思ってさ」
 鮮花「そうですか、ふうん」
 幹也「鮮花もどう? まだだったら」
 鮮花「いいんですか」
 幹也「ああ」
 鮮花「……せっかくのお誘いですから、ご一緒します」
 幹也「でも、何処行くかはまだ決めてないんだ。
    鮮花も一緒となると、何がいいかなあ、ねえ、式?」
 式 「うん? なんだ、オレもいる事になってたのか」


 千二百五十ノ二「加わった方の視点」

 幹也「鮮花もどう? まだだったら」
 鮮花「いいんですか」
 幹也「ああ」
 鮮花「(誘われるのは嬉しいんだけど、式も一緒。
    どうでもいい、ついでと思われているのかしら。でも、式と二人っきり
    になるのをみすみす……。そうよ、少なくとも、適当にごまかしたりして
    いないし、兄さんだから、本気で誘ったんだろうし。そうよ、そうよね)
    ……せっかくのお誘いですから、ご一緒します」


 千二百五十ノ三「で、さらに」

 橙子「お、なんだ、幹也達も来たのか。
    ちょうど泡銭が入った所だ。奢ってやろう」
 幹也「そんな臨時収入の当ては皆無だと、さっき言ってたじゃないですか」
 橙子「仕事がらみではないんだ、あいにくな。
    どうした、二人とも、さっさと座ったらどうだ」(笑み)
 鮮・式「……」(憮然)


 千二百五十ノ四「食べ飲み喋り」

 橙子「おまえら、遠慮というものを知らないのか」
 鮮花「好きなものをと仰ったのは橙子師です」
 式 「そうだ。次はどうするかな」
 鮮花「その海老の、なかなか美味しいって聞いたけど」
 式 「うん、いいな。レタスの蒸したのと合いそうだ」
 幹也「珍しく気が合ってるね、二人とも」
 鮮花「……」
 式 「……」
 幹也「あ、あれ……?」
 橙子「ククッ、ククク」


 千二百五十ノ五「ふと省みて」
 
 幹也「僕たちって、周りから見て、どう映るんだろう?」



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