天抜き 其の二十七




 某チャットにて、誕生日の際に、皆さんから19本も頂きました
 なるべく「誕生日」関連で秋葉といった感じで……。感謝。


 千三百一「水入らず」作:MARさん

 秋葉「まったく、私の誕生日だと言うのに」
 琥珀「昨日までの疲れが出てしまったのでしょう」
 秋葉「本当に、兄さんらしいというか……」
 琥珀「ふふふ、それでは私はこれで」
 秋葉「ええ。……でも、こういう時間も良いものね」



 千三百二「プライスレス?」作:MARさん

 秋葉「カードに限度額はありません。お好きな物をお買いになってください」
 志貴「何でも買って良いの?」
 秋葉「ええ。誕生日プレゼントですから」
 志貴「それじゃ秋葉の時間を買うよ。今日一日、ずっと」
 秋葉「! 分かりました。もう返品は効きませんからね?」



 千三百三「レベルアップ」作:MARさん

 秋葉「ごめんなさい、にいさ……ちょっ! それは!」
 志貴「ん、美味いぞ?」
 秋葉「(こんなに焦げてしまって、美味しいわけが無いのに)ありがとうご
    ざいます、兄さん」
 志貴「来年はもっと上手になってるんだろうなぁ。楽しみだよ」
 秋葉「ええ、任せてください!」



 千三百四「翌日繰越」作:MARさん

 羽居「こないね〜」
 蒼香「来ないな。まぁ、今日渡すのは諦めとけ」
 羽居「そっかぁ。秋葉ちゃん、ラブラブなんだね」
 蒼香「ああ……と、遠野の前では言うなよそれ?
    部屋が無くなるのは御免だ」



 千三百五「プレゼント」作:のちさん

 秋葉「……それで?」
 琥珀「いえ、ですから……」
 翡翠「お喜びになるものをと……」
 志貴「……みんなで考えて……」
 秋葉「……」

    上げ底ブラを手にしながら 


 千三百六「プレゼント2」作:のちさん
 秋葉「ふふっ」
 羽居「……秋葉ちゃん、怖い」
 蒼香「ま、ほっとけ」

    飽きずにプレゼントの腕時計を見ながら 



 千三百七「わからないけれど」作:のちさん

 アルク「誕生日って、嬉しい?」
 秋葉 「それはそうですよ」
 アルク「ふ〜ん? 妹も嬉しいんだ?」
 秋葉 「もちろんです」
 アルク「そっか、じゃ、これあげる」
 秋葉 「……はい?」
 アルク「なにあげたらいいかわかんなかったから、これ」
 秋葉 「……はい、ありがとうございます」



 千三百八「思いは、深くて」作:のちさん

 秋葉「ありがとう、ございます」
 志貴「えっと」
 琥珀「どうしました?」
 志貴「あんなに喜ぶなんて、思わなかったからさ」
 琥珀「……志貴さんは、もう少し女心を勉強した方がいいですね」
 志貴「そうかな?」
 琥珀「そうですよ」



 千三百九「ひとつ、空いて」作:のちさん

 琥珀「それでは、始めましょうか」
 翡翠「そうですね」
 志貴「……ああ」

    誰もいない、椅子を前にして。



 千三百十「空深く」作:のちさん

 秋葉「……こんな誕生日プレゼントだなんて」
 秋葉「こんなものを送ってくるなんて」
 秋葉「……こんなものより」
 秋葉「帰ってきて欲しいのに……」



 千三百十一「お花」作:のちさん

 翡翠「……」
 志貴「……」

 秋葉「……ふふっ」
 琥珀「仕方ありませんねー」

    花の冠を二人手にして



 千三百十二「小さい手が」作:のちさん

 秋葉「……くすっ」
 琥珀「あら、秋葉さまはレンちゃんのこと、お嫌いだったのでは?」
 秋葉「あら、今でも嫌いよ、あの子」
 琥珀「はあ」
 秋葉「……でも、ね」
 琥珀「……そうですねー」



 千三百十三「黒髪も色あせて」作:のちさん

 秋葉「そう、それで」
 秋葉「……そうね、ありがとう」
 秋葉「……もう、そんな年になってしまったのね、私も」
 秋葉「ねえ、兄さん?」



 千三百十四「ピンク色」作:のちさん

 秋葉「もう、兄さんったらぁ」
 秋葉「だめですよ、そんなところ」
 秋葉「くすぐったいですよ、兄さん……」

 秋葉「……なんてこと、できるわけ無いじゃないっ!」
 琥珀「そうですかー?」



 千三百十五「桃色」作:のちさん

 秋葉「……というわけなのよ」
 翡翠「そう言われましても」
 秋葉「いつも近くにいるんだから、少しは……」
 翡翠「その、私……」
 秋葉「……そうね、ごめんなさい。今のは忘れて」
 翡翠「……はい」



 千三百十六「どうにもならない」作:のちさん

 秋葉「……だって」
 志貴「だってじゃないだろう」
 秋葉「……だって」
 志貴「あのなあ、秋葉」
 秋葉「……だって」
 志貴「……わかったよ。悪かったよ、秋葉」



 千三百十七「誕生日のケーキ」作:倦怠感さん

 琥珀「秋葉さま、お誕生日おめでとうございますー」
 秋葉「? 琥珀が作ったにしてはずいぶん不恰好なケーキね……ああ、なる
    ほど。そういうことですか」(視線を向け)
 志貴「ん?」(そ知らぬふりをして) 
 翡翠「そこで私という発想が出てきてないところがさりげなく傷つきます」
   (しゃがみこんで床に「の」の字を書きつつ)
 レン「……」(翡翠の頭を撫でて慰め) 



 千三百十八「数」作:ユウヒツさん

 志貴  「アルクェイドのケーキのろうそく八百本か……」
 士郎  「それならいいじゃないですか。こっちは千五百から千百本ですよ。
      セイバーのろうそくの数は」
 アルク 「志貴」
 セイバー「士郎」 

    その後、二人は「空想具現化」と「エクスカリバー」の一撃を食らう
    ことになる。



 千三百十九「父と子と聖霊の名に於いて」作:Jinroさん

 ロア    「ハッピバースデートゥユー、こういうのはお嫌いですか?」
 ナルバレック「そうじゃない・・・だが、私には似合わないだけだ・・・」
 


   ...ありがとうございました。ここから通常版



 千三百二十「ろまんてぃっく」作:かがみゆうさん

 凛 「きれいな月ね」
 士郎「だろ?親父のお気に入りの場所だったんだ、そこ」
 凛 「そうなんだ…。
    よく考えたらその人のお陰なんだよね、士郎と会えたのも」
 士郎「そうだな」

 切嗣「ハハハハハハ!! 大きくなったね士郎!女の子とそんなムーデ
    ィな展開になれるなんて、おとーさんはちょっと嬉しいゾ?」
 士郎「は―――!?な、なんで親父がいるんだよ!?」

 切嗣「ちょっとロマンティック(非現実的)に攻めてみました!なんち
    ゃって」



 千三百二十一ノ一「野生の王国1」作:かがみゆうさん


 藤ねぇ 「ごはんーごはんー!」
 セイバー ぐきゅ〜〜るるぐきゅ〜


 千三百二十一ノ二「野生の王国2」作:かがみゆうさん

 リン 「オラ、メシ食いたかったらさっさとならべ」
 ぶるま「さすが先輩! なんかムツゴ○ウさんみたいです!」
 リン 「ア? あんなのと一緒にすんなコラ、殺すぞワレ」
 ぶるま「わーお野蛮です」



 千三百二十二「無題」作:天戯京介さん

 凛 「ねぇ…士郎…今夜はスパゲッティーが良いなぁ…」
 士郎「ん、分かった…じゃあ、買い出しに行ってくるよ」
 桜 「ま、待ってください先輩、今夜は私のリクエストに応えてくれ
    るはずじゃ……!!」
 士郎「あ、そうだった…というわけで遠坂……悪いけど……」

 凛 「……ぐすん、士郎私のお願い聞いてくれないの?」

 士郎「ミートスパでいいか?」(ああ、もう!!可愛いなぁコンチク
    ショウ!!)
 凛 「ん〜〜スープスパが良いわ」
 士郎「分かった…桜、悪いがリクエストは明日に延期だ。」
 桜 「は、はい……先輩」
 凛 「フフン……(勝者の笑み)」



 千三百二十三「無題」作:大崎瑞香さん

 凛 「等価交換? なにいってんの、三倍返しが基本でしょ、衛宮君」


   (編注:バレンタイン用に書き込んで頂いたもの……)



 千三百二十四「桜の魅力」作:MCさん

 イリヤ 「かまととのぶりぶりー」
 凛   「ガード不能技からの3連コンボ」
 せいばー「××から○○を引きずり出すシーンも強烈でした」

 桜   「……」



 千三百二十五「SSと人気」作:MCさん

 慎二「SSが多いのと人気は別の問題だよハハハ。そうだろ?
    べつに僕たちに人気がないって訳じゃないんだよ」
 桜 「……」
 慎二「僕たちの物語は本編で十分語られているからね、SSなんか
    別に必要ないんだ、なあ桜」
 桜 「……」
 


 千三百二十六「間桐さんちの桜ちゃん」作:かがみゆうさん

 桜 「先輩!質問があります!」
 士郎「? どうした桜」
 桜 「先輩はあくまみたいな赤色と清純可憐な桜色、どっちが好きですか?」
 士郎「?? 何かの喩え話か?」
 桜 「はい、で、どっちが好きですか?」
 士郎「うーん、どっちかっていうと『あくまみたいな』っていうのは苦手かな…」
 桜 「!! あ、ありがとうございます(真っ赤)」
 士郎「???」

  ・
  ・
  ・

 凛 「士郎、明日のデートについて話があるんだけど」
 士郎「わ、わかった、すぐ行く!」
 桜 「!!」



 千三百二十七「ぴんち!」作:かがみゆうさん

    プロローグより

 凛  「―――舐めるなっ!?」

   “よーく考えよー お金は大事だよー♪”

 凛  「!!」

    BAD END



 千三百二十八ノ一「剣と鞘」作:たいぷ・まぁキュウリさん

 セイバー「シロウ、貴方は私の『鞘』です。」
 士郎  「待てッ!セイバー!!それはちょっとイヤーーーーー!!!」
 凛   「ドキドキ」
 桜   「わくわく」
 イリヤ 「ワクワク」 
 士郎  「お前ら!!腐女子の目で見てないで助けろよッッッ!!」 



 千三百二十八ノ二「その後(うしろ)の剣と鞘」作:たいぷ・まぁキュウリさん

    その手にボラ*ノールを持ちながら

 士郎  「・・・」(ナニかを失ったような遠い目で)



 千三百二十九ノ一「検査結果は・・・」作:たいぷ・まぁキュウリさん

 有彦   「あれ?遠野はどこよ?」
 男子学生A 「ん?遠野なら保健室。再検査だってよー」
 有彦   「そっか・・・、再検査とはアイツらしいな」
 男子一同 「遠野だからな」
 男子学生B 「でも遠野の奴、なんの検査に引っかかったんだ?」
 高田君  「尿検査だってさー。タンパク出たらしいよ」
 クラス一同「・・・マジで???!!!」


 千三百二十九ノ二「相手は誰だ?」作:たいぷ・まぁキュウリさん

 男子学生C「遠野の奴・・・ナニやらかしたんだ??」
 男子学生A「健康診断前にヤルとはな・・・ある意味”漢”だぜ!遠野」
 男子学生B「で、相手は誰だ?それともロンリーでか??どっちにしろ淡白に
      見えて遠野って意外と・・・」
 男子学生A「淡白なだけにタンパクかよ!わははははッッ!!」
 男子学生D「高田くーん。一枚持っていきなさい」
 有彦   「(・・・相手は秋葉ちゃんか?それともあの双子のメイド姉妹?あ、
       もしかして・・・あの金髪美人か!?いや、まさかシエル先輩なんて
      ことは・・・遠野、ぶっコロ)」ブツブツ

      喧騒の中、一人苦悩する有彦


 千三百二十九ノ三「正解はこの人でした」作:たいぷ・まぁキュウリさん

      男子の輪から離れたところで

 女子学生A「まったく、男子ってあーいう話好きよね・・・」
      (男子陣の話に聞き耳を立てながら)
 女子学生B「アレ?さつきー、顔赤いよ?」(同上)
 女子学生C「もー、さつきったらウヴなんだから♪」(同上)
 さっちん 「(ごめんなさい!志貴君!!)」(顔を真っ赤にしながらうつむいて)



 千三百三十「美味しいです、シロウ」

 士郎「もっといろんなところに連れて行ってやりたかった。
    俺の料理なんかで喜んでくれたけど、もっと美味いものは幾らでもある
    んだから。
    好きなだけ、セイバーがもういいですって言うまで……。
    いや、まあ財布が許すまでだけど」

    ふと我に返り、そんな事を気にしたけち臭さに自己嫌悪。



 千三百三十一「等価交換ですから」
    
 士郎「いつか、取り立てに来るのかな、遠坂。
    いくらだろう、俺の命って……?」



 youiwaさんによるお花見題材の続き物16編です

 千三百三十二「お花見1」作:youiwaさん

 秋葉「兄さん、お花見に行きましょう」
 琥珀「あは〜、いいですねぇ」
 志貴「いいね。でも人が多いところはきらいじゃないのか?」
 秋葉「大丈夫です、兄さん。この間のデパートみたいに貸切にしますから」
 志貴「・・・・(遠野家、いや秋葉の発想ってやっぱりすごいな)」


 千三百三十三「お花見2」作:youiwaさん

 志貴「やっぱり貸切はまずいよ。たしか、この屋敷の庭にも桜の木がたくさ
    んある広場があったよね。あそこなら、わざわざ貸切にしなくてもいい
    んじゃないかな。なあ、翡翠?」
 翡翠「はい。私も人が多いところよりは・・・」
 秋葉「うふふ。わかってますよ。(ちょっと困った兄さんの顔が見たかった
    だけです)」
 琥珀「(志貴さんの困った顔が見たかっただけみたいね)」


 千三百三十四「お花見3」作:youiwaさん

 秋葉 「兄さん、外でのお花見はそんなに人が多いのですか」
 志貴 「うん。すっごく多いよ。有間にいたときには、有彦とイチゴさんと
     一緒に行ったりしたんだ。だけど、人が多くて眩暈がおきて倒れちゃ
     ったんだ。結局、お花見どころじゃなくて有彦が背負って乾亭にもど
     ったんだよ」
 琥珀 「そうなんですか・・・」
 翡・秋「・・・・」
 志貴 「あっ!今はもうだいぶ調子がいいんだぞ。それにここの庭だったら
     人が少ないし。そんなに心配することじゃないから!」


 千三百三十五「お花見4」作:youiwaさん

 琥珀「では、明日お庭でお花見をするということで。ではでは、明日のため
    にお弁当の下ごしらえと、お庭のお手入れを念入りにしておきましょう」
 志貴「あ、琥珀さん手伝います」
 琥珀「あは〜、では志貴さんお願いします。志貴さんはお庭の桜の木のそば
    に小石とか落ちてないか見てきてください」
 秋葉「(手持ち無沙汰と志貴と一緒にお手伝いしたい気持ちでもじもじ)」
 志貴「秋葉、お前も手伝うか?」
 秋葉「と、遠野家の当主がそのようなことを・・いえ、一緒に手伝います」
   (志貴のやさしい笑顔を見て真っ赤)


 千三百三十六「お花見5」作:youiwaさん

 志貴「じゃあ、秋葉はここを。おれはあっち辺りの小石を探すから」
 秋葉「はい。わかりました」
   (秋葉が少し土がついた、大きめの石を小石を発見。あんまり触りたく
    ないご様子)
 志貴「秋葉、そんなとこでじっとして、何を見て・・・(そっか)秋葉は石
    を見つけてくれ。拾うのは俺がやるから」
 秋葉「は、はい。兄さん」(またまた志貴のやさしい笑顔を見て真っ赤)
   (志貴の後ろをトコトコついていく秋葉)
 志貴「(秋葉、お前が前にいないと石を見つけれないぞ。でも、昔に戻った
    みたいで・・まっいっか)」


 千三百三十七「お花見6」作:youiwaさん

   (普段から琥珀さんから掃除されていたのでほとんど見つからなかった
    が、あらかた石を取り除いた志貴たち)

 志貴「もう、これくらいでいいだろう」
 秋葉「はい。兄さん」
 志貴「でも、秋葉も忙しいのに手伝ってもらって悪いな」
 秋葉「いえ、いいんです。最近は落ち着いてるんで」
 志貴「そうか。じゃあ、せっかくの休みなら秋葉は休んでろよ」
 秋葉「兄さんはどうするんですか?」
 志貴「明日のお弁当の下ごしらえを手伝おうかなって思ってるんだけど」
 秋葉「そのようなことは、琥珀にやらせればいいんです」
 志貴「でも、結構な量になると思うよ。それに、俺が手伝わなかったら、ほ
    かに誰が手伝うんだ?」
 秋葉「たったの4人分のお弁当ですよ?琥珀一人で・・・まさか、アルクェ
    イドさんとシエルさんの分も・・・兄さん!あの二人を呼ぶつもりなん
    ですか!!?」
 志貴「(あの二人は呼ばなくてもくるよ。絶対)」


 千三百三十八「お花見7」作:youiwaさん

 志貴 「琥珀さん。石拾い終わりました〜」
 琥珀 「お疲れ様です。志貴さんも秋葉様もお疲れでしょうから、お休みく
     ださい」
 秋葉 「そうするわ」
 志貴 「俺はそんなに疲れてないから、琥珀さんのお手伝いするよ。明日の
     お弁当結構大変ですよね」
 琥珀 「そうですか?では、この前のようにえんどう豆のスジ抜きでもして
     もらいましょうか?」
 志貴 「はい。わかりました。秋葉は疲れたろう?部屋に戻ってろよ」
 秋葉 「い、いえ。私も、それ手伝います・・・」
 琥・志「クス」
 翡翠 「志貴様・・・」(キッチンをのぞきながら、羨ましそうにしている
     翡翠ちゃん)


 千三百三十九「お花見8」作:youiwaさん

   (結局、翡翠ちゃんも一緒に、えんどう豆のスジ抜きをしている)

 秋葉「ところで琥珀、こんなに料理を作っても食べらないわよ」
 琥珀「そうですね〜。でも、不可抗力がある可能性がありますので・・・」
 志貴「琥珀さんもアルクェイドさんとシエルさんの分を考えていたんですね?」
 翡翠「(眉が八の字で、えんどう豆と格闘中)」
 秋葉「そう。やっぱりあの人外二人組みは来るのね・・・」(力あまって、
    えんどう豆の中身が飛び散る)
 志貴「うゎっ!秋葉散らかすなって、って秋葉さん何気に真っ赤っ赤!」
 翡翠「(それでも、眉が八の字で格闘中)」


 千三百四十「お花見9」作:youiwaさん

 琥珀「はい。これくらいでいいです。皆さんどうもありがとうございました」
 志貴「ううん。こんなことぐらいだったら、いつでも使ってください」
 秋葉「なれないことをしたら、疲れるわね」
 琥珀「お疲れ様です。翡翠ちゃんもありがとうね」
 翡翠「いえ」
 琥珀「すぐにお茶をお入れしましょう」
 志貴「お願いします」

   (土曜の昼下がり、庭を眺めながらみんなでお茶を飲んでいる)
 志貴「こんな、充実した一日久しぶりだな」
 秋葉「ええ。(兄さんと長い間一緒に過ごしたの久しぶりだもの・・・)」
 志貴「どうした?俺の顔になんかついてる」
 秋葉「ええ。おっきなえんどう豆が一粒ついてます」
 志貴「うわ。さっきのやつだ。どこについてる?」
 秋葉「嘘です(この朴念仁・・・)」


 千三百四十一「お花見10」作:youiwaさん

   (夕食後のお茶会の締めくくりに)
 志貴「では、また明日。時間は朝の10時から」
 秋葉・琥珀・翡翠「はい」
 志貴「じゃ、早く起きなきゃいけないから、風呂に入って寝るよ。翡翠。明
    日よろしくな」
 翡翠「はい。志貴様」
 志貴「うん。お休み。みんな」
 秋葉「おやすみなさい。兄さん」
 琥珀「おやすみなさい。志貴さん」
 翡翠「おやすみなさいませ。志貴様」
 琥珀「志貴さん。今日は本当にありがとうございました」
 志貴「いえ〜。また、使ってください」

   (志貴がいなくなったのを確認して)
 琥珀「秋葉様も今日は本当にありがとうございました」
 秋葉「い、いえ。いいのよ。成り行きみたいなものだから・・・」
 琥珀「翡翠ちゃん、今日はあんまり志貴さんと一緒にいることができなくて
    残念でしたねぇ」
 翡翠「(真っ赤)」
 琥珀「明日は、一日中志貴さんのそばにいることができるといいですね〜」
 翡翠「(真っ赤)」
 秋葉「ちょっと!琥珀」
 琥珀「いいじゃないですか。きょうは、秋葉様は志貴さんを独占することが
    できたんですから」
 秋葉「それはそうだけど・・・でも!」
 琥珀「(秋葉様必死で抗議してますねぇ〜)」
 翡翠「(秋葉様、必死です)」


 千三百四十二「お花見11」作:youiwaさん

   (お花見当日、朝7時30分。翡翠が志貴の部屋をノック)
 志貴「翡翠?どーぞ」
 翡翠「!失礼します」
 志貴「昨日、早くねたから約束の時間より二時間も早く起きることができた
    よ。ははは。
    おはよう。翡翠」
 翡翠「おはようございます。志貴様。今日は御加減がよろしいようで」
 志貴「うん。そうかな?たっぷり寝ることができたからね」
 翡翠「そうですか。着替えをここに。姉さんに朝ごはんを用意してもらいま
    す。ではまた後で」(微笑みながら)
 志貴「うん。ありがとう」
 翡翠「それでは、失礼します」
 志貴「はい。(翡翠はいつもの朝とおんなじだけど、楽しみにしてるのがな
    んとなくわかる)」


 千三百四十三「お花見12」作:youiwaさん

 秋葉「おはようございます。兄さん。今日は御加減がよろしいようですね」
 志貴「ああ。おはよう。翡翠にもおんなじこと言われたよ」
 秋葉「そうですか。紅茶をご一緒にどうですか?」
 志貴「うん。いただくよ」
 秋葉「はい。どうぞ。
    兄さんが、毎朝これくらいにおきてくだされば、こんなにすがすがし
    い朝が迎えることができるんですよ」
 志貴「うん。そうだな。毎日ってのはむりだけど、努力はするよ」
 秋葉「はい。兄さん(ふふふ。私がこうやって言ったら、兄さんはいっつも
    そうやっていうのよね。でも、いまはその気持ちだけで十分です)」
 琥珀「(うーん。そろそろいい雰囲気になってきそうですね〜。そしたら、
   『志貴さん、朝ごはんできましたよ〜』っていって雰囲気台無しに・・・
    あは〜)」


 千三百四十四「お花見12.5」作:youiwaさん

 秋葉「そうです。兄さんがちゃんと早起きしてくださったら、私は怒らない
    で笑顔で朝の挨拶をすることができるんです」
 志貴「そうだな。おれも、できたら毎朝秋葉の笑顔を見ていたいもんな」
 秋葉「え・・・・」
 琥珀「(く〜。志貴さんあんなことしれっと言っちゃって。あの朴念仁の女
    たらし。ほらほら。秋葉様が顔がどんどん赤くなっているのがわかりま
    す)」
 秋葉「・・・・」(真っ赤)
 琥珀「志貴さん、朝ごはんできましたよ〜」
 志貴「はい。ありがとうございます。琥珀さん」
 秋葉「!!!」(キッ!と琥珀をにらめつける)
 琥珀「あは〜。(今度は違うところがどんどん赤くなってます)」


 千三百四十五「お花見13」作:youiwaさん

 志貴「じゃあ、そろそろ10時だから、お花見会場に行きましょうか」
 秋葉・琥珀・翡翠「はい」

   (ビニールシート♪寒くないように毛布♪ ピクニック気分で荷物を持
    つ志貴)
   (お弁当♪水筒♪ 無表情に見えてかなり喜んでいる翡翠ちゃん)
   (日本酒・・・ワイン・・・ウィスキー・・・ブランデー・・・もはや
    お花見とはいえない量のお酒を台車で運ぶ琥珀さん)
   (猫よけペットボトル?カレーパン? 敵に備えて完全装備の秋葉様)

 志貴「琥珀さんそんなにお酒を・・・。秋葉、猫よけペットボトルとカレー
    パンは効果ないと思う・・・」


 千三百四十六「お花見14」作:youiwaさん

 志貴 「ほら、そこの角を曲がった先が、お花見会場だよ」
 琥珀 「クスッ。まだ会場って言ってる」
 秋葉 「わぁ。なんてきれいな桜・・・

 アルク「ヤッホー志貴」
 シエル「今日はお招きいただき、ありがとうございます」
 秋葉 「あなたちは呼んでません!」
 アルク「わ!やめてよ妹。ペットボトル投げないで!」
 シエル「ああ。カレーパンが遠くに!!」

 志貴 「効果テキメン?」


 千三百四十七「お花見15」作:youiwaさん

    (結局みんなで、お花見することに)
 志貴 「すごくきれいだね」
 秋葉 「はい。すごくきれいです」
 アルク「ねぇ。志貴。どうしてあんなに桜ってきれいなの?」
 シエル「あなたは、馬鹿ですか。きれいなのはきれいに決まってるじゃない
     ですか」
 アルク「何よぉ。知得留」
 志貴 「うん。そうだね。見ているだけでもきれいだね。だけど、それはき
     っとはかない命に美しさを感じるんじゃないかな?」
 琥珀 「・・・」
 志貴 「桜は春しか咲かない。そして、すぐ散っちゃう。春雨なんかに当て
     られたらもっと早く散っちゃう。一年間に1、2週間しか咲かない儚
     い美しさ。うまくいえないけど、そんな儚い美しさがあるから桜って
     美しいんじゃないかな」
 アルク「・・・」
 志貴 「あっごめん。別にお前が美しくないって言ってるんじゃないぞ」
 アルク「うん。わかってる」
 シエル「・・・」
 翡翠 「志貴様・・・」
 志貴 「なあ。どうしたんだよ。みんな?」
 秋葉 「兄さん。兄さんは美しくなくてもいい。」
 志貴 「なんだ?」
 秋葉 「兄さんは美しくなくてもいいから、儚い命でなく、長生きしてくだ
     さいね」
 志貴 「・・・。ああ」
 アルク「うわー!ずるい。妹。抜け駆けしようとしてる!」
 琥珀 「さあ。飲んでくださいね。みなさん」
 シエル「アルクェイド。遠野君から離れなさい!」
 翡翠 「志貴様。ウメサンドを是非・・」
 秋葉 「アルクェイドさんとシエルさん、兄さんにまとわり着かないでくだ
     さい!琥珀!どさくさにまぎれて兄さんの手をつながないで!」
 志貴 「うう。せっかくの桜がどたばたで散っていく〜」
    (でも、たのしかったからいっか!!)

                           END



 千三百四十八ノ一「メイドさん(洋)は見た」作:無双さん

 志貴「ん? どうしたレン…おなかが空いたのか? 仕方ないな。」
    足元に擦り寄ってきたレン(黒猫モード)を抱えあげて周囲を窺う。
 志貴「とりあえずこれで我慢な。」

    ちゅ

 翡翠「…ッ!」
    精気受け渡しの場面に偶然出くわしちゃってあわてて物陰に隠れていたメイドさんだった。


 千三百四十八ノ二「メイドさん(和)は見てた」作:無双さん

    監視カメラ制御室にて。
 琥珀「うわあ…翡翠ちゃんが楳図かずお漫画の見開き後〜驚愕みたいな顔に。」


 千三百四十八ノ三「メイドさん(洋)その後」作:無双さん

 翡翠「おはようございます、志貴様。」
 志貴「んー、おはy…翡翠何それ。」

  メイドさんはホワイトプリム(メイドカチューシャの正式名称らしい)の代わりに猫耳だった。

 翡翠「そんな事より志貴様。実はおなかが空いているのです。」
 志貴「そんな事なのか。って言うか何で頬を赤らめて顔を近付けて来るんだ。」



 千三百四十九「お手伝いをお願いできますかー?」作:星詠師さん

 クールトー(ふるふるふるふる)
 琥珀   「あららー、やっぱり駄目ですかー」
 志貴   「……ねえ琥珀さん、
       何で野菜の収穫にクールトーと紐と耳栓が要るのかな」
 


 千三百五十「ぶーーーーーん」作:星詠師さん

 式 (視線を漂わせ)
 式 (ぺしっ)
 幹也「蚊でもいたの?」
 式 「いや、浮遊霊」
 幹也「…………」


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