天抜き 其の二十八




 

 千三百五十一「殺人貴誕生」作:かがみゆうさん

 朝、何時もの習慣で散歩をしている時、行き倒れを拾った
 よく見ると餓鬼の頃の親友で、幼かった俺に輪をかけて純真だった少年だ
 けれど今は違う
 どんな辛い目にあったのか、その目はとても荒んでいた

 大事な妹に虐待されたのだろうか
 仲が良かった先輩に襲われたのか
 クラスメートに殺されそうになったのか
 それとも使用人に遊ばれたのかもしれない

 だからその日の夜は、一緒に人を殺した
 「さぁ、殺しあおう」



 千三百五十二「サーヴァントは一文字で表現しよう!」作:かがみゆうさん

 セイバー  :聖
 アーチャー :赤
 ランサー  :青
 ライダー  :紫
 キャスター :黒
 アサシン  :暗

 バーサーカー:肉

 肉「■■■■■■■ッ!!」



 千三百五十三「略称」作:MCさん

 士郎  「長いってよ」
 赤い人 「ふん。 お笑い要員などご免被る」
 ランサー「なあアーチャー、その『赤い人』ってのは誘ってんのか? クク」
 赤い人 「……配慮だ」

 葛木  「おまえはどうするキャスター」
 キャスタ「こんな感じでかわいらしく……どうでしょうか宗一郎さま」
 凛   「ハァ? かわいらしくって歳?」

 イリヤ 「バーサーカー……もっと長いよ……どうしようでられないよ」
 藤ねぇ 「うーんバーサーカーねぇ……バースとかどう?」



 千三百五十四「シエルさんなら昨日から留守よ」作:星詠師さん

     シエル宅。TVには2時間サスペンスドラマ。

 シエル(茶をすする)
 シエル「ウチの職場で殺人事件が起こったら……」
 シエル「全員動機が有りまくる上にアリバイ無い人ばかりですから」
 シエル「逆に迷宮入り確実ですねぇ」
 シエル(ずずず)



 千三百五十五「因果応報」作:drastyさん

      寝込んだ士郎が久々に厨房へ立った夜。

 セイバー「……これが、シロウの味(頬を染め伏せ目がちに)」

      遠坂、百面相の後、ガント発射。



 千三百五十六「無題」作:Jinroさん

 桜「―――嗚呼、今年の櫻は本当に綺麗……遅刻しすぎたあの人は、
   一体いつ帰ってくるのでしょう・・・」



 千三百五十七「無題」作:倦怠感さん

 言峰「私とてそういつもいつも麻婆豆腐ばかり食べているわけではない」
 士郎(疑惑のまなざし)
 言峰「麻婆春雨を3人前」
 魃 「アイ、わかったアル!」
 士郎「たいして変わってねぇ──!?」



 千三百五十八ノ一「相打ち」作:阿羅本さん

 一成「ああ、衛宮を、お前一人だけを残して卒業するのを赦してくれー!」

    号泣する一成、卒業式で周囲引きまくり

 一成「だがあの女悪魔を相打ちにしたぞ、だから衛宮、間桐としあわせにな
    れよー!」
 士郎「(言えない、桜が遠坂の妹だなんて言えない……)」


 千三百五十八ノ二「相打ち・その後」作:阿羅本さん

 凛 「あら、柳洞くん知らなかったの?桜は私の妹よ」

   一成崩壊……



 千三百五十九「カゲロウ1」作:がんさん

      発音してください

 イリヤ 「かげろう」
 セイバー「カゲロウ」
 藤ねぇ 「かげろー」
 ライダー「蜻蛉」
 キャスタ「かげろふ」

 士郎  「藤ねぇの発音って、日本人として問題がないか?」
 一成  「キャスターの発音は、艶がありすぎる点で、間違っておるがな。」



 千三百六十「カゲロウ2」作:がんさん

    連想してください

 綾子「うどんげ」
 凛 「うすばか」
 桜 「ありじごく」

 士郎「遠坂の連想って、人間として負けていないか?」
 慎二「桜の連想の方は、人間として間違っているけどな。」



 千三百六十一「カゲロウ3」作:がんさん

      料理してください

 桜   「ぷるぷると震えて活け作りごーごー。」
 凛   「中華料理に、蚊の目ってあるわよね?」
 セイバー「食べるにしても、量に不満があります。」

 桜   「蟲料理の定番は佃煮じゃないでしょうか?」
 凛   「歯ごたえがたりないんじゃないかしら。」
 セイバー「いずれにしても、量に不満があります。」

 桜   「じゃあ、女体盛りにするのはどうでしょう?」
 凛   「もっとあっさりしたものの方が良いわね。」
 セイバー「とにもかくにも、量に不満があります。」

        :
        :

 アーチャ「こいつ等の料理って……」
 ランサー「女として間違って……」



 千三百六十二「大丈夫、女の子にしか使わないから」作:MCさん

 志貴「弓塚さんの必殺技って固有結界・枯渇庭園でいいんだよね?」
 弓塚「え? うん、そうだけど?」

 志貴「えーと……」
   (言いにくそう)

 有彦「うむ、つまりそれは弓塚の心象風景で乙女ゴコロの奥ってヤツが
    白日のもとにさらされるわけだな!」

 弓塚「……」



 千三百六十三「TYPE-MOONだから?」作:いーのさん

 アルク 「おーい、セイバーちゃん、これ付けなさい」
      アルク、ネコミミカチューシャを取り出す。
 セイバー「ななな、なんで私がそんなものを!」
 アルク 「ふふふ、TYPE-MOONのディフォルトヒロインは、ネコミミを付ける
      のが義務なのニャ」
      セイバー抵抗するも、旗色悪し。向こうに両儀式が歩いているの
      に気がつく。
 セイバー「ほら、あっちに式さんがいるじゃないですか、あの人はヒロイン
      なのに付けてないですよ!」
 両儀式 「私は、竹箒だから……」
 セイバー「あ、そんな、式さん、たすけてくださ〜〜〜〜い」

  (#サークル、おえかき屋の同人誌、「つきから4」の4コマからインスパ
   イアされています。


 千三百六十四「例えてみれば」作:いーのさん

 士郎  「うわっ、セイバー、ネコミミなんか付けてどうしたんだ?」
 セイバー「そこで、大きな白猫に襲われまして……」
 士郎  「けっこう、似合ってるじゃないか、かわいいな」
      セイバー、ぼんっ、と音がしそうな勢いで赤くなる。
 セイバー「ななななな、何を言ってるんですか、シロウ!」
 士郎  「でも、どっちかというと、セイバーは犬だよな」
 セイバー「はい?」
 士郎  「マスターに忠実だし、マスターを守るし、そんなところは忠犬って
      感じだろ?」
      セイバー、それを聞いて、そうだろ、そうだろと、言わんばかりに
      うなずいている。
 士郎  「そして、なにより、ごはんが一番! な所なんかね」
 セイバー「……」
      セイバー、無言でフルアーマー化。

 士郎  「ホントの事じゃないか……」
 セイバー「まだ、覚悟が足りませんか? シロウ」ちゃきっ


 千三百六十五「交渉 〜逆叩き合い〜」作:いーのさん

 黒セイバー 「くどい、シロウ!」
 士郎    「……いいんだな? もう飯、つくってやんない」(真剣な表情)
 黒セイバー 「……くっ、ああっ!!」(苦悶の表情)
 黒(?)士郎「さぁ、どうする? 士郎特製満腹コースは凄いぞ!」
       (勝ち誇った笑み)
 黒セイバー 「……くっ! それを言うのは卑怯ではないのですか、シロウ」
       (更に苦悶の表情)
 黒桜    「セイバー! 桜スペシャルを作ってあげるわよ!」
 黒セイバー 「わかりました、桜に従います」(きっぱり)
 黒(?)士郎「それなら、一品追加するぞ!」
 黒桜    「こっちは、デザートを二品追加するわ!」
 黒セイバー 「……くっ! 私は、私は、どうすればっ!」(更に更に苦悶の表情)

   (若い人達への解説)二つ以上の会社から、仕事お願いするにあたって見積り
   を取った時に、「あっちが○○円なら、うちはもっと引きます」等と価格交
   渉を行う事を「叩き合い」と言います。



 千三百六十六「悩み」作:末丸さん

 士郎  「みんなさ、悩みとかってある?」

 遠坂  「金」
 セイバー「食事」
 桜   「先輩」
 藤ねえ 「虎」
 イリヤ 「士郎」 
 ライダー「桜」
 アーチャ「己」
 ランサー「マスター」
 一成  「遠坂」
 バサカ 「………うが」
 美綴  「男」
 慎二  「俺」
 葛木  「…………」
 小次郎 「剣」
 言峰  「マーボー」
 ギル  「我」

 士郎   「……………………」



 千三百六十七「勝負!!」作:末丸さん

 士郎  「………………なあ」(呆然と見つめる)
 志貴  「……………なに?」(上に同じ)

 シエル 「はぐはぐはぐはぐはぐ………!!!!!」
 セイバー「がつがつがつがつがつ………!!!!!」

 士郎  「……………どうする?」
 志貴  「ほっとこう」


 千三百六十八「勝負!!2」作:末丸さん

 士郎  「………………なあ」
 志貴  「……………なに?」

 セイバー「がつがつがつがつがつがつ〜〜〜〜!!!!!」
 シエル 「はぐはぐはぐはぐはぐはぐはぐ!!!!!!!」
 藤ねえ 「ばくばくばくばくばくばく〜〜〜〜!!!!!」

 士郎  「帰ろうか」
 志貴  「そうしよう」

 メシアン 〜この度都合により 閉店させていただくこと………〜 



 千三百六十九「輪廻 1 〜〜オーソドックス〜〜」作:末丸さん

 セイバー「問います……」
 士郎  「ああ――――」
 セイバー「貴方は………私、の……」(涙で言葉が続かない)
 士郎  「ああ――――」(何も言うことなく)


 千三百七十「輪廻 2 〜〜スタンダード〜〜」作:末丸さん

 アーチャ「ではマスター、君の名は? 私は何と呼べばいい?」
 遠坂  「私の名前は遠坂凛よ。好きに呼んでくれていいわ」
 アーチャ「――――それでは凛と。ああ、やっぱりこの響きは………っと、凛?」
     (突然抱きつかれて、戸惑いながら)
 遠坂  「…………バカ」
 アーチャ「―――――君によく合っている」(やさしく包み返しながら)


 千三百七十一「輪廻 3 〜〜イレギュラー〜〜」作:末丸さん

 セイバー「問います……」
 士郎  「ああ――――」
 セイバー「貴方は……私の………」
 士郎  「ああ――――」

 セイバー「料理長ですか?」
 士郎  「おいっ!!」



 千三百七十二「異物」

 セイバー「……」
 士郎  「どうした、セイバー」
 セイバー「シロウ、これですが……」
 士郎  「うん? うわっ、お、俺じゃないぞ、セイバー。
      こんなの、断じて俺のじゃない」
 セイバー「それは、わかります。では……」
 士郎  「遠坂だろうなあ」
 セイバー「そうですね、凛ですね」
 士郎  「……」(非常に納得した目で)
 セイバー「……」(同じく納得し、恐々とそれを)



 千三百七十三「湯上り姿」

 秋葉「あの、兄さん……、何か?」
 志貴「ああ、何でもない」
 秋葉「そうですか。じっと見られてる気がしたので……」
 志貴「(秋葉の髪の毛洗ってみたくなったなんて、言えないよな)」



 千三百七十四「疑問」作:とおりすがりさん

 士郎 「...この面子で一番偉そうなのがこいつって、どういうことなんだろう?」
 凛  「...士郎。今、何か失礼なことを言わなかった?」



 千三百七十五「納得」作:とおりすがりさん

 士郎 (...そうか! あくまは英霊より格上なんだ!)
 凛  「...衛宮くん...」(壮絶な笑顔)



 千三百七十六「家の中に人外魔境」作:星詠師さん

 凛 「まあ普通じゃないのは分かってるけど」
 橙子「魔術師ならば表に出せないものも多いしな」
 琥珀「当然ですよねぇ」
 秋葉「待ちなさい薬剤師」



 千三百七十七「俺の背中を・・・・・」作:謎の新人さん

 士郎  「くっ・・・・・」
 アーチャ「どうした?貴様の力はこんな物なのか?」
 士郎  「くそ〜」

 セ&凛 「す すごい・・・」
      士郎対アーチャー料理対決で並べられた料理を見て
 タイガー「ねぇあの人誰?」



 千三百七十八「月・フェイトクロス会話(天抜き未満)」作:月影さん

 葛木 「一つ訊ねるが。それは手荒くか、それとも優しくか」
 シオン「勝手な言い分ですが、出来るだけ上手にしてもらえると助かります。」



 千三百七十九「赤い悪魔だけどさ」作:いーのさん

    凛ルート、最終決戦を前にして。

 遠坂「手順を確認するわよ。二つの作戦を同時に進行させるわ。
    セイバーは、柳洞寺山門正面から侵攻、金ピカの注意を引きつける。
    これを〈ガーデン〉と呼ぶわ。
    私と士郎は、柳洞寺裏側から侵入し、聖杯から慎二を引っ剥がして機能を停止
    させ、できるだけ早くセイバーに合流して、金ピカに対して数的優位を確立する。
    これを〈マーケット〉とするわ。
    名づけて〈マーケット・ガーデン〉作戦!」
 士郎「いや、それ失敗した作戦なんだけど」
 遠坂「仁川上陸作戦のほうが良かった?」

   解説:〈マーケット・ガーデン〉作戦とは、第2次世界大戦で、連合軍が戦争の
      早期終結を狙って実施した作戦です。
      ドイツ軍との戦線後方に空挺部隊を奇襲降下させて侵攻ルートを確保(マ
      ーケット作戦〉し、戦線を突破した戦車部隊をドイツの心臓部であるルール
      工業地帯へと突進させよう(ガーデン作戦)というものでした。
      この作戦は、結果的に大失敗に終わりましたが。(このあたりの経緯は、
      映画「遠すぎた橋」で描かれています)
      史実における〈マーケット〉を担った部隊の一つが、英陸軍第1空挺師団で
      通称「レッド・デビルズ」です。
     「あかいあくま」繋がりというわけ。
      仁川上陸作戦は、朝鮮戦争で、北朝鮮軍を撃滅しようとして国連軍が、や
      はり戦線後方へ大部隊を奇襲上陸させたものです。こちらは成功しました。


 千三百八十「軍事的名前繋がり1 〜アーチャーvsランサー〜」作:いーのさん

 士郎  「ランサーの勝ちかな?」
 アーチャ「どうしてだ」
 士郎  「第2次大戦の護衛空母と超音速戦略爆撃機だろ? 対艦ミサイルでいちこ
      ろじゃないか」
 アーチャ「それだと、奴はほとんど無敵じゃないか」

   解説:アーチャーは、英海軍が使用した貨物船改造の簡易空母です。ランサーは、
      米空軍のロックウェルB-1Bランサー。


 千三百八十一「軍事的名前繋がり2 〜セイバーvsアーチャー〜」作:いーのさん

 士郎  「これは微妙かも」
 セイバー「どうしてですか? シロウ」
 士郎  「セイバーはいろいろあって、軽戦車とするとアーチャーの勝ちだろうし、 
      第1次世界大戦の駆逐艦だと微妙な線だし、ジェット戦闘機なら勝てるかな」
 セイバー「なら、私は戦闘機ということで」
 アーチャ「なっ!」

   解説:戦闘機は、当然、ノースアメリカンF-86セイバーです。
      Fateのセイバーは、青がイメージカラーらしいので、航空自衛隊のアクロ
      バットチーム「ブルーインパルス」の塗装でどうでしょうか(それも創設時)。


 千三百八十二「軍事的名前繋がり3 〜セイバーvsライダー〜」作:いーのさん
 士郎  「セイバールートの、宝具対決時にはライダーはペガサスに乗っていたから、
      ハリアーとF-86の空中戦にあたるのか」
 セイバー「ハリアーが、なぜライダーなのです?」
 士郎  「ハリアーのエンジンは、ペガサスだからね」
 セイバー「!」
 士郎  「勝敗は微妙かな? サーバントと違って、ハリアーとセイバーのスピード
      は同じぐらいだし」

   解説:ハリアーはイギリスの垂直離着陸戦闘機です。実際には世代が違うので、
      セイバーの方が不利だとは思いますが。
      ガンダムのペガサス級空母(ホワイトベースのこと)とすれば、ライダーは
      無敵かもしれません。


 千三百八十三「軍事的名前繋がり4 〜バーサーカー〜」作:いーのさん

 士郎  「これは、勝敗の付けようがない」
 セイバー「無敵なのですか?」
 士郎  「いや、ロッキード・マーチンC-130ハーキュリーズ輸送機だから、比べよ
      うがないんだ」
 アーチャ「いや、兵站を担うということで、ある意味無敵だ。特に、セイバーには兵
      糧攻めは有効だ」
 セイバー「アーチャー、発言の撤回を求めます!」
 イリヤ 「いいんだもん! MOBとか燃料気化爆弾を落としてやるんだから!」

   解説:ハーキュリーズは英語読みで、ヘラクレスのことです。ちなみに、セイバ
      ーはサーベルのこと。
      MOBとは、Mother Of Bombで、アメリカの強力な爆弾です。「全ての爆
      弾の母」なのだとか。
      こういった爆弾は、C-130輸送機から投下される例がありました。
      なお、桐と桜については、日本海軍や海上自衛隊にそういう名前の艦が存
      在します。



 千三百八十四「苦悩」

 セイバー「空腹は最大の調味料……、そんな言葉が?」



 千三百八十五「なんでもなかった事が……」

 シエル「どうも、最近、平和ですね」
 志貴 「悪い事じゃないと思うけど。先輩は少し物足りなかったりする?」
 シエル「いえ、とんでもないです。これはこれで。
     怠惰に過ごせる事の意味は、よく知っていますから」



 千三百八十六「たびゆけば〜」

 志貴「あー、いいお湯。
    さすが有彦の推薦の秘湯。休まるなあ。
    無理にでも出てきて良かった。
    ……。
    ……。
    後の事なんか気にしてない。気にしていないったら」(溜息)



 千三百八十七「お好み巻き寿司」

 凛「あのね、セイバー。
   好きなのをのせてとは言ったけど、これを丸めるんだからね?」



 千三百八十八「その場所」作:瑞香さん

 士郎「――ええっと……そのぅ……魔力の共有はどこででもいいんだよね?」
 凛 「――――――――――――――――――――――――――――莫迦」



 千三百八十九「美味」作:瑞香さん

 セイバー「でも一番おいしいのはシロウです」
     「……言い間違えました、シロウの料理です」
     「――――ってなんで凛が怒っているのですか?」



 千三百九十「無題」作:瑞香さん

 一子「なぁ――有間」
 志貴「なんです、一子さん」
 一子「通い夫って知っているか」
 志貴「……」 



 千三百九十一「英霊誕生秘話」作:星の車輪さん

 アーチャー「俺にならないか!?」



 人気投票時に頂いた連作です。

 千三百九十二ノ一「悪だくみ」作:MCさん

 凛   「というわけで大変な事態になってるわ」
 ライダー「……そうですね、人気投票で男性がトップというのは同じ女性として
      口惜しいものがあります」
 セイバー「シロウのごはんはおいしいのでシロウがいちばんでいいと思いますが
     (もむもむ)」
 藤ねぇ 「そうだねー(まにゅまにゅ)」


 千三百九十二ノ二「悪だくみ・2:暗躍」作:MCさん

 凛  「……気を取りなおして、作戦1。士郎とアーチャーは別集計にして相対
     的な優位を構築するわ。この際
     アイツら以外なら勝者は誰でもかまわない」
 イリヤ「ふうん、手段を選んでる余裕もないんだ」
 凛  「当然でしょう、ヒロインとしては存在意義の消失よ?」
 イリヤ「でもリンは私とおなじで自分のルートないじゃない」


 千三百九十二ノ三「悪だくみ・3:その陰で」作:MCさん

 藤ねぇ「桜ちゃん、どうしたのそんなすみっこで」
 桜  「いいんです、私なんか……」



 千三百九十三「手触り」作:のちさん

 琥珀「ふかふか、ふにゃふにゃ、ぷかぷか、さわさわ、かちんこちん、
    さて誰が誰でしょう?」
 秋葉「琥珀?」
 琥珀「なんでしょうー?」



 千三百九十四「おけしょう」作:のちさん

 橙子「よし、と」
 鮮花「……」
 橙子「どうした?」
 鮮花「いえ、普通、化粧直しで本当に鼻の位置を補正する人は珍しいのでは
    ないかと」
 橙子「そうか?」



 千三百九十五「音だけで」作:のちさん

    ちゅ
 幹也「じゃ、お休み」
 式 「え?」
 幹也「どうしたの?」
 式 「……い、イヤ、別に……」
 幹也「? じゃあ寝るよ?」
 式 「……」 



 千三百九十六「中身を入換えてみよう」

 鮮花「なるほど、他人の魔術回路というのも、存外面白い……」
 式 「なんで、よりによって、式なのよ」
 藤乃「ふうん、そうか、体動かすだけで、こんなに意識させられるのか。
    あいつが揺れるのをぼけっと眺めるだけの事はあるな」(小声)

 幹也「と、言う事は、残った組合わせは……」

 橙子「あの、その……、そんなに見ないで下さい」(恥ずかしそうに)

 式 「外観は橙子師なのに……」
 藤乃「妙に……」
 黒桐「可愛く見える……」
 鮮花「どういう意味だ、それは?」


 千三百九十七「中身を入換えてみよう2」

 橙子「……」
 橙子「……」
 橙子「……」
 橙子「……」

 黒桐「不思議だ、立ってるだけなのに、誰が誰なのかわかる……」


 千三百九十八「中身を入換えてみよう3」

 橙子「黒桐も試してみるか、なかなか得難い経験だぞ?」
 幹也「興味が無いわけではないですけど……」
 橙子「そうか、誰になりたい?」(そっと、さりげなく)
 幹也「そうだなあ、ええと…」(周りの雰囲気に、言葉が止まる)
 橙子「うん?」(優しい笑み。罠にはめたと言いたげな眼)


 (※中身ふじのんな橙子さんというネタは、しゅらさん発案です)   



 千三百九十九「呼び名」作:瑞香さん

 凛 「あの娘どうしたの?」
 士郎「あの娘?」
 凛 「セイバーのことよ」
 士郎「――ああ、ならセイバーっていえばいいじゃないか」
 凛 「そんなの優雅じゃないわよ」
 士郎「優雅」
 凛 「そううちの家訓なのよ」
 士郎「ふぅーーん、じゃあうちのお姫様は」
 凛 「はぁ? あんたなにいっているの?」
 士郎「え――だめかな」
 凛 「似合わないわよ」
 士郎「そうか。……じゃあ女王様?」
 凛 「わかっていっているの、衛宮君」
 士郎「だってアーサー王だし」
 凛 「ふーん、女王様ね」
 士郎「――そんなにヘンかな? 」
 凛 「ふーん、そうなんだ衛宮くんって。へぇーーー」 
 士郎「な、なんだよ遠坂」
 凛 「い、い、え、なんでもないわ。じゃあ」
 士郎「じゃあって……っておい」



 千四百「オトウト」作:ASHさん

 イリヤ「シロウ、私のことはおねえちゃんっていいなさい!」
 士郎 「何言ってるんだイリヤ。どうみたって」
 イリヤ「私をおねえちゃんって呼ぶのとバーサーカーがお兄さんになるの、
     どっちがいい?」
 士郎 「ワァイ、オネエチャンダイスキー」


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