天抜き 其の三十九






 >魚反さんリク:「死に至る病」というタイトルで 
 千九百一「死に至る病」 

 凛   「……」
 セイバー「……」
 桜   「……」
 士郎  「なんで、みんなして俺の事を見るんだよ」

 アーチャ「……いやいや、なかなかどうして」(自嘲ぎみな笑みで)



 >わぴこさんリク:間桐家に士郎達が招待されて。慎二。
 千九百二「少女心中(しんちゅう)」 

 士郎「珍しいな、慎二が家に呼ぶなんて」
 慎二「気紛れだよ」
 士郎「で、何なのさ、これ」
 慎二「日記だろうな、桜の」
 士郎「おい、慎二。幾ら何でもしていい事と悪い事があるだろ。
    返しておけよ」
 慎二「はん、だから衛宮は短絡的だと言うんだ。
    僕は桜の部屋から持ち出したりしていない」
 士郎「え?」
 慎二「置いてあったんだ」
 士郎「置いてあったって……、置き忘れだろ。こっそり戻しておけば」
 慎二「僕の部屋に。デスクの上に置き忘れていたと言うのか?」
 士郎「……何だろう、背筋が寒くなってきた」
 慎二「なあ、一緒に見てくれ。一人じゃ、ちょっと。怖くなんかないぞ。
    言っておくが、僕は全然…おい、帰るな、衛宮。帰らないでくれぇぇッッ」
 


 >ばいーんさんリク:「ありゃ?酒が無くなってる」
 千九百三「灘の生一本」 

 士郎 「ありゃ? 酒が無くなってる」
 藤ねえ「ええっ、わたしまだほとんど飲んでないのにぃ」 
 士郎 「そうだよな。あれ、でもそうすると誰が。
     ライダーはいないし、いるのはセイバーとイリヤと何故かいるキャスター」
 藤ねえ「誰が飲んだのかな、士郎?」
 士郎 「そうだな。誰が飲んだら一番怖いかな」
 


 >ばいーんさんリク:放置されているエロ本で何か
 千九百四「複数属性盛り込み」 

 士郎「何で他のは捨てられて、これだけ放置されたんだろう」

    ロリ顔巨乳ブロンドツインテールものの写真集を手に。

 

 >ばいーんさんリク:饅頭怖い的な話を
 千九百五ノ一「苦手」 

 セイバー「好き嫌いなどと贅沢な。あの腐臭がする塩漬け肉を酸っぱくなった果実酒
      で流し込んできた事を思えば、罰が当たります」
 凛   「じゃあ、セイバーは苦手な食べ物ってないんだ」
 士郎  「そうだな、香の物とか和風なのも平気だし」
 セイバー「当たり前です。
      ……いえ、ダメなものがありました」
 凛   「あら、何なの」
 士郎  「そんなのあるなら、気をつけるから言ってくれ」
 セイバー「蟹がダメですね。あの恐ろしげな姿。ええ、蟹は怖いと言っても良い」
 凛   「あんな古典の知識までサーヴァントって持っている訳?」
 士郎  「遠坂が知らないもの、俺が知るか」(小声)
 凛   「なんだか、得意満面な顔してるわよ」(小声)
 士郎  「期待の眼だよなあ」(小声)


 千九百五ノ二「後は」 

 セイバー「ああ、このさっと茹でただけのものも、噛むと香りがして。
      こちらの中華風の炒め物も何と言う。この匂いからして堪らない」
 凛   「最初だけね、怖い怖い言ってたのは。形だけでも」
 士郎  「何よりあの顔が裏切ってる」
 セイバー「シロウ」
 士郎  「うん?」
 セイバー「後は、上海蟹とやらが一杯怖い」
 凛   「しかも、落ちていない」



 >末丸さんリク:秋雨で
 千九百六「秋霖とも言いますね」 

 セイバー「夏や冬ではなく秋にだけ秋雨という名前を与えているのですね」
 士郎  「そうだなあ」
 セイバー「この国の気候の為でしょうか。なかなかに趣きがある」
 士郎  「穏やかな季節だしな」
 ライダー「秋雨……、セイバーには春の方がお似合いかと思いましたが」
 セイバー「どういう意味でしょう」
 士郎  「さ、さあ」



 >末丸さんリク:秋桜で
 千九百七「秋櫻になるのか?」 

 士郎「俺は『秋桜と書いてコスモスって読むんだ』って言っただけだぞ」
 桜 「本当ですか?」
 士郎「ああ」
 桜 「じゃあ、ここにいてもいいんですね、先輩」
 士郎「もちろんだ。
    何で『桜に飽きたから、もう引っ越して貰う』とかの話に……」
   


 >末丸さんリク:秋桜で
 千九百八「特殊合体」 

 志貴「秋桜か。……秋葉、足す」
 士郎「桜?」
 志貴「む……」
 士郎「うーん……」



 >末丸さんリク:パソコン、もしくは電子機器で
 千九百九ノ一「あたたかい」

 士郎「うーん」
 桜 「どうしました、先輩?」
 士郎「セイバーがさ」
 桜 「セイバーさん? 電子レンジにはり付いてますね」
 士郎「ちょっと、英霊の姿としてはどうかなと思って」
 桜 「でも、あの目の輝き様」
 士郎「嬉しそうだよな」

 セイバー「……」


 千九百九ノ二「好きこそ物の上手なれ」

 士郎「それにしても、けっこう複雑な操作方法なのにすぐに使い方憶えたよな」
 桜 「あれ、温めてるだけじゃないんですか」
 士郎「うん。メニュー画面からいろいろと。まあ、凄く難しくはないけど」
 桜 「姉さんなんかダメですものね」
 士郎「電子機器全般が強いって訳じゃないんだけど」
 桜 「食べ物に関する事ですからね……」

 セイバー「……」



 >末丸さんリク:サングラスで
 千九百十「サングラス」

 ライダー「わたしにですか?」
 凛   「ええ。わたしや桜だと今ひとつ似合わないの。 
      ライダーならこのサングラスどうかなと思って」
 ライダー「するのは構いませんが、その場合魔眼封じを外さねばなりません。
      ずっと眼を瞑っているのも可能ではありますが」
 凛   「あ、そうか。残念ね」



 >末丸さんリク:歌唱力で
 千九百十一「歌おう、感電するほどの喜びを」

 志貴 「オペラか、珍しいもの熱心に観てるな。面白いか」
 アルク「うん。良くわからないけど凄いね。歌は聴いてて楽しいし」
 志貴 「なるほどな。歌か……」
 アルク「歌がどうかしたの?」
 志貴 「うん、誰が一番歌唱力あるのかなって、ふと思った。
     不思議と思いつかない。秋葉なんかそつなくこなしそうだけど」
 アルク「それなら、わたしだって負けない」
 志貴 「そうなのか?」
 アルク「一定の音階に沿って声を出していけばいいんでしょ。大丈夫」
 志貴 「そういう言い方してる時点でダメ」
 アルク「えー」



 >神酒童児さんタイトルリク
 千九百十二「草紅葉」

 凛   「へえ、凄いわね」
 桜   「綺麗ですねえ」
 士郎  「遠くまで広がってるなあ」
 セイバー「この後は枯草が広がるのですね」
 ライダー「そもそも青や緑でない時点で、物悲しい感じがします」
 士郎  「東西の差かなあ」
 


 >神酒童児さんタイトルリク
 千九百十三「芋煮会」

 士郎「遠坂、セイバーに何か言ったのか?
    あんなに楽しみにしてたのに、難しい顔してるんだけど」
 凛 「箸以外で食べるのはマナー違反って。冗談だったんだけど」

 セイバー「む……、サトイモ」



 >神酒童児さんタイトルリク
 千九百十四「運動会」

 秋葉 「……」
 シエル「……」
 アルク「……」
 シオン「……」
 朱鷺絵「……」
 白レン「……」

 志貴 「なまじ秋葉と先輩が二人で睨みあってるより、何か余裕があるな。
     なんだ、この組合せは、とか。何で全員ブルマ姿とか思う程度は」



 >神酒童児さんタイトルリク
 千九百十五「蜻蛉」

 志貴 「へえ、意外と蜻蛉って高い処まで飛んでくるんだなあ。
     こんなビルの上まで。
     ところで、先輩」
 シエル「何です、遠野くん?」
 志貴 「反省したからそろそろ下ろしてくれない?」
 シエル「まだ、ダメです」



 >神酒童児さんタイトルリク
 千九百十六「秋桜」

 士郎「秋桜か。……桜、足す」
 士郎「秋葉?」
 志貴「これは……」
 士郎「なかなか」



 >神酒童児さんリク:「弥次郎兵衛」を使って
 千九百十七「ぎりぎり」

 朱鷺絵「ふうん、さすが志貴くんね」
 琥珀 「そうですか」
 朱鷺絵「うまくバランス取ってて倒れない。弥次郎兵衛みたいね」
 琥珀 「バランス取れてます?」
 朱鷺絵「凄く左右の重さとか違うのにぎりぎり倒れないのもあるでしょ?」
 琥珀 「ああ」(納得した様子で)



 >神酒童児さんリク:「志貴や士郎の学校の文化祭に……」というシチュで
 千九百十八「文化祭にて」

 ライダー「これが文化ですか」
 士郎  「面目ない」
 セイバー「なるほど、食文化。はむ」
 士郎  「それは違う。……と言い切れないなあ」


 >神酒童児さんリク:「志貴や士郎の学校の文化祭に……」というシチュで
 千九百十九「文化祭にて2」

 有彦「俺、ロリの気は無いんだがな」
 志貴「それは知ってる」
 有彦「何だか得体の知れない気持ちになるな」
 志貴「わかる気がする」

   仲良くリボンを揺らしつつケーキに取り組んでいる白黒の少女二人。



 >神酒童児さんリク:「秋の夜長」をテーマに
 千九百二十「芸術関係の催しも多いし」

 橙子「秋の夜長と言えばいろいろ有意義に過ごすものだろうに。
    何故に仕事をしろと強要されねばならな…」
 幹也「お願いですから、お願いですから」
 橙子「弁で納得させる程の余裕もなしか。わかった」   



 >神酒童児さんリク:セイバーで「私は読書の秋ですね」という台詞を使って
 千九百二十ノ一「○○の秋」

 セイバー「私は読書の秋ですね。
      何で皆で『異議あり』とでも言いたげな顔を?」
 

 千九百二十ノ二「よくよく考えれば」

 士郎「殊更に秋だからっどうって事もないのか。
    まあ、美味しく食べてくれるならいいけど」



 >リク:体育座りのバーサーカー
 千九百二十一「英雄像」

 士郎「ううん」
 凛 「む……」
 士郎「何と言うか、ダメな気がする」
 凛 「そうね。古代の王様とか騎士王とかどっかの光の御子とかならいいけど」
 士郎「ヘラクレスのこんな姿は、何だか見ちゃいけないもの見てる気にさせられる」
 凛 「なまじ、これでも雄々しく見えるのが逆に……」

   命じられたまま主を待つ体育座りのバーサーカーと遭遇して。



 千九百二十二ノ一「手に職を 1.本命」作:ぜんとりっくすさん

 (ご飯を食べながら)
 セイバー「・・・士郎はいいですね。手に職があって」
 士郎  「ん、なにが?」
 セイバー「例えば料理長、古物の鑑定屋、それと修理屋などになれるでしょう?」
 士郎  「なるほど。そう考えたことはなかったな」


 千九百二十二ノ二「手に職を 2.プロ」作:ぜんとりっくすさん

 桜   「そういえば、ライダーって何にでも乗れるの?」
 ライダー「はい、大概のものならば何でも乗りこなせます」
 桜   「例えば競馬とか競艇とかF1なんかでも?」
 ライダー「はい」
 桜   「へぇ、すごいんだ」


 千九百二十二ノ三「手に職を 3.やっぱり」作:ぜんとりっくすさん

 凛    「手に職?あなたなら当然、召使いね」
 アーチャー「ふっ。地獄に落ちろ、マスター」


 千九百二十二ノ四「手に職を 4.でも」作:ぜんとりっくすさん

 凛(・・・正義の味方とか言ってあげたほうがよかったかしら?)


 千九百二十二ノ五「手に職を 5.素直に」作:ぜんとりっくすさん

 イリヤ   「解体屋かしら?」
 バーサーカー「ウガーーーー!!!!」


 千九百二十二ノ六「手に職を 6.こっそり」作:ぜんとりっくすさん

 キャスター「花嫁修業しています」


 千九百二十二ノ七「手に職を 7.それはちょっと」作:ぜんとりっくすさん

 言峰  「(ほくそ笑みながら)犬だ」
 ランサー「チクショー!」


 千九百二十二ノ八「手に職を 8.そっちのほうが」作:ぜんとりっくすさん

 士郎  「犬のトレーナーとかが向いてるかも」
 ランサー「・・・」
 士郎  「うっ・・・泣いてる」


 千九百二十二ノ九「手に職を 9.あんまりだ!」作:ぜんとりっくすさん

 キャスター「門番ね」
 アサシン 「・・・(悔しそうな顔)」


 千九百二十二ノ十「手に職を 10.ルパ○V世」作:ぜんとりっくすさん

 セイバー 「泥棒以外にありませんね」
 真アサシン「・・・(ふっ)」


 千九百二十二ノ十一「手に職を 11.はまり役」作:ぜんとりっくすさん

 凛 「雑魚キャラ、脇役、やられ役。どれがいい?」
 慎二「くっ」


 千九百二十二ノ十二「手に職を 12.ありえない」作:ぜんとりっくすさん

 言峰  「神父だが?」
 Fate一同「ありえない」


 千九百二十二ノ十三「手に職を 13.手に職なし」作:ぜんとりっくすさん

 ギルガメッシュ「王たる我が何故働かねばならない?」


 千九百二十二ノ十四「手に職を 番外0.0」作:ぜんとりっくすさん

 桜   「じゃあ、ジェット戦闘機とか宇宙船も?」
 ライダー「はい、可能でしょう」
 桜   「それなら、あれは?」
 ライダー「流石にあれはちょっと」

   テレビにはSFものの映画。UFOが飛んでいる場面。


 千九百二十二ノ十五「手に職を 番外0.1」作:ぜんとりっくすさん

 桜「・・・でも無免許じゃ、乗りこなせてもね・・・」



 千九百二十三「アーチャーの『あ』は『あくまにこき使われる』の『あ』」作:がんさん

      (ギャンブラーもいい鴨^Hかもね。
        雀牌とか、丸見えじゃない。)

      (いえ、フェイカーとしての本領発揮で、
        本物うり二つの贋作を売って儲けるってのも……)

      (そもそも未来の英霊なんだから、
        小豆相場とか株とかで大もうけって手が……)

      「ねえ、アーチャー?
        ちょっとお願いがあるんだけど。」



 千九百二十四「雪は降る」

 志貴 「けっこう積もりそうだね」
 シエル「そうですねえ」
 志貴 「あのさ、先輩……」
 シエル「何です?」
 志貴 「いや、何でもないんだけど」
 シエル「変な遠野くん。ああ、炬燵はいいですねえ」
 志貴 「(何でもないんだけど、炬燵で半纏着て背中丸めてる先輩は何か違う気がする)」



 千九百二十五「星が凍るような夜」

 幹也「何で忘年会が二人なんです」
 橙子「我が事務所の正式な所属はわたしと君だけだ」
 幹也「場所の選択はどうして」
 橙子「最近では珍しいだろ。味に文句は言わせないぞ」
 幹也「いえ、美味しいですけど」
 橙子「そうだろう。うん、空いたか。もう一本燗をつけて貰おう」
 幹也「でも……」
 橙子「何だ、さっきから」
 幹也「所長には恐ろしく似合いませんね、屋台のおでん屋」
 橙子「…………はんぺんひとつ」



 千九百二十六「適材適所」

 言峰「なるほど、それが衛宮士郎の正義か」
 士郎「くっ」
 言峰「いや、責めている訳ではない。所詮は……いや、それもヒトの在りかただ」

 幹也「何だか、あの人、こっちに来たら凄く自然な気がする」
 式 「違和感はなさそうだな」
 鮮花「そうですね」
 橙子「何故、こっちを見る?」



 千九百二十七「パンチラ 1.眼力のよさが幸いとは限らない」作:ぜんとりっくすさん

   放たれた剣は這うように地面を飛び、時間を置いて空中にいるキャスターへと
   襲い掛かった。

 キャスター「――――!!!!!!」

   キャスターのローブが裂ける。
   アーチャーの叱咤に反応した故か、キャスターは間一髪で二つの凶器を避けた。

 士郎 「流石アーチャーってところか……って、ええ!!??」

   今度こそ絶句した。
   それはキャスターとて同じだろう。
   “裂けたローブの中身”は『どこで買ったんだよ!?』と言いたくなるような
   黒の勝負パンツだった。



 千九百二十八「パンチラ 2.追撃」作:ぜんとりっくすさん

   矢は外れた。
   ……いや、それは違うか。

   矢は外れたのではなく外したのだ。
   一体何のつもりなのか。
   必殺の機会だったというのに、アーチャーは自分から的を外していた。

   ……そう。
   アーチャーの矢は直撃ではなった。
   矢はキャスターから離れた虚空に放たれ、キャスターはその余波で守りの壁を砕か
   れたに過ぎない。

   しかし、その余波で今度こそ彼女のローブは全部裂けてしまい、ローブの中からは
  “何一つ身にまとう物はない生まれたままの姿”をしたキャスターが現れた。



 千九百二十九「パンチラ 3.セイバーさんなら有り得なくもない」作:ぜんとりっくすさん

   逆さ釣りにされたまま、セイバーはギルガメッシュを凝視する。

  「ギルガメッシュ、貴様―――!」
  「なんだ、そのおこちゃまなパンツは?」

   猛る気合。
   セイバーは全身をバネにして、残った片足でギルガメッシュの顔面を蹴り飛ばす。

  「――――――――」
   その視線から逃れることなく、セイバーはギルガメッシュに対峙する。

   あとはもう許された最大出力のエクスカリバーでエアの破壊に対抗する―――!

  「ライオンさんパンツを馬鹿にするなーーーー!!!!!」



 千九百三十「パンチラ 4.凛なら多分あの色」作:ぜんとりっくすさん

 キャスター「は―――貴女、魔術師のクセに殴り合いなんて……!」
 凛    「お生憎様。今時の魔術師ってのは護身術も必修科目よ!」

 士郎   「――――――」

   寸頸の直後、遠坂の身体が沈んだ。
   両手を床につけ、キャスターの足元まで屈みこむ。
   格闘の心得などないキャスターには、それこそ消えたように見えた筈だ。

   その姿に、正直惚れ惚れした。
   いや、実際にはスカートの中身をこれでもか!と全開にして戦っている姿には
   くらくらした。



 千九百三十一「パンチラ 5.ライダー、それはちょっと」作:ぜんとりっくすさん

   ライダーの回し蹴りが炸裂した。

  「ご――――――」

   息ができない。
   地面の感覚がない。
   あまりの一撃で、分かっていても意識が掠れかける。

   しかし、宙に浮くほどの一撃を受けて尚意識をとどめたのは。
   ミニスカの奥に見えたライダーのノーパンが目に焼きついたからだった。



 千九百三十二「年末の大掃除」

 士郎「おかしいな。確か片付けた筈なのに……」(土蔵の鉄板などを眺めて)



 千九百三十三「正月支度」

 幹也「およそここには似合いませんね、しかし」
 橙子「わたしもそう思うのだが、何も無いのもどうもな」(鏡餅を置きつつ)
 幹也「さすがに寂しいでしょうね」
 橙子「あとは振袖を用意してあるが」(小声)
 幹也「え?」
 橙子「いや」(いろんな意味で複雑な笑みで)



 千九百三十四「年始の挨拶に備えて」

 アルク「着物着ていくのがいいらしいのよね」
 シエル「別に拘らなくても」
 アルク「えー、一年に一度じゃない」
 シエル「それはそうですが」
 アルク「だからひとつ買おうと思って。ええと、京都がいいんだよね」
 シエル「そうでしょうねえ」
 アルク「シエルも買おうよ」
 シエル「そうですねえ……って言えればねえ。先立つモノがねえ」
 アルク「ううん?」
 シエル「悪気が微塵も無いだけに……」(溜息)



 千九百三十五「指切り」作:フィガロ二世さん

 切嗣「士郎は夢を継いでくれるかい?」
 士郎「うん」
 切嗣「じゃ、約束。嘘ついたら針千本のーまーすー」

  五年後 HF

   左腕を見ながら
 士郎「十年の利子か」 



 千九百三十六「アーチャーVSアベンジャー」作:いーのさん

 士郎   「護衛空母と攻撃機じゃ、時代は一緒だけど勝負は見えてるよな」
 凛    「魚雷で一発だもんね」
 アーチャー「納得いかん、奴は私に載らなければ、真価を発揮できなかったではないか!」
 バセット 「(キュピーン!)乗る?」
 カレン  「(キュピーン!)乗る?」
 凛    「……あ、そっか、士郎がアーチャーに、乗る?」
 バ・カ・凛「ハアハア」
 士郎   「いいかげんにしろ、この腐女子ども!」
 バ・カ・凛「キャ〜〜〜〜〜〜〜っ!」
 アーチャー「載ると乗るは違うっ!」

  <解説>
   アーチャーは、この場合、第二次大戦でイギリスの使った商船改造の護衛空母です。
   アベンジャーは、アメリカの艦上攻撃機グラマンTBFアベンジャー。
   アベンジャーは、イギリス・アメリカ両海軍で護衛空母搭載の対潜哨戒機として使われました。



 千九百三十七「甲乙つけがたし」作:White Snowさん

 士郎  「あんまんか、にくまん。どちらが良かった?」
 セイバー「両方ですが(きゅぴーん☆)」
 士郎  「……そうか」



 千九百三十八「もっと早く終わるどころか、展開も無い月姫」作:ビューラリウスさん

   志貴が都古の想いに気が付いた…

 女性一同(朱鷺恵、一子、青子除く)「納得できません!!」
 一子 「だが、有間が女性の想いに鈍感でなくなればそうなるが?」
 朱鷺恵「寧ろそんな志貴君が慕い続けた妹を二度も見放せる?」

 一同 「……(何も言い返せない)…」



 千九百三十九「あかいきょせい」作:らくたーさん

 凛   (土蔵でガ○ダム図鑑の類を眺めつつ)
     「意外ねー、士郎でもこういうの興味あったんだ」
 士郎  (背中を向け何やら作業中)
     「ああ、それも藤ねえが置いてったんだ。まだあったんだなぁ」
 凛    「ふーん。ところで衛宮くん、今日買い物行くって言ってたの覚えてる?」
 士郎  「おう、後5分でケリ付けるから、その指を揃えた左手は下ろしてくれないかな」
     (背中は向けたまま、大急ぎで)
 セイバー「約束にはまだ1時間あるはずですが…?」



 千九百四十「報告」作:らくたーさん

 切継 『女の子には優しくしないといけないよ、後で後悔するからね』

 アーチャー(衛宮家の墓の前で)
      「なあ、爺さん。嘘吐(つ)きって言われたこと無いか?(苦笑しつつ)」



 千九百四十一「就職難」作:らくたーさん

 桜   「ひどいです!今時女性だからって採用を断るなんて!」
 バゼット「全くです。まあ、何かの手違いだったらしく、あちらも平謝りでしたから
      事を荒立てずに帰ってきましたが」
 凛   「そ、そう。(汗)ところで、どんな仕事だったの?」
 バゼット「ええ、依頼主の兄の身辺警護を。特に夜間の侵入者、並びに本人の脱走の
      阻止、というものでした」
 凛   「へぇ…」
 バゼット「断られた理由も不可解で『これ以上ライバルが増えたら困る』とかなんとか。
      どういう意味でしょ…どうしました?」
 凛・桜 「え?い、いえ別に(なんだろう?この親近感…?)」



 千九百四十二「雑煮」

 セイバー「餅を使うという共通点はあるものの地方で千差万別だとか。
      シロウの家ではどんな雑煮なのか実に楽しみです」
 士郎  「出来たぞう」
 セイバー「おお、いただきます。
      ん……、これは?」
 士郎  「どうした、セイバー?」
 セイバー「適当に刻んだ野菜、出汁もろくにとっていない汁、餅もどろどろ。
      何なのですか、この雑な調理は。シロウの作ったものとは思えない」
 士郎  「ははは、セイバーだけは雑煮(ざつに)だ。
      さあ、みんな。ちゃんとした雑煮(ぞうに)を食べようか」
 セイバー「酷い。何で、そんな、シロウ、シロウ、シ……」

 セイバー「……という夢を見ました」
 凛   「嫌な初夢ねえ。泣きながら目を覚ましたから何かと思えば」



 千九百四十三「いいからミカンを食べるんだ」

 藤ねえ「今年は余らないわねえ、士郎」
 士郎 「そうだなあ」
 藤ねえ「賑やかになったしね」
 士郎 「ああ」



 千九百四十四「月が出る句です」

 志貴「琥珀さん、百人一首って、未来予測して予め札を確保したり、
    視線から標的を見極めてより速く動いて取ったり、
    それをさらに速く手を出して掠め取ったり、
    そんな遊びじゃなかったよね?」
 琥珀「少なくとも殺伐としてやるものではないですよね。
    では次いきますねえ、心にもあらでうき世にながらへば〜」
 


 千九百四十五ノ一「クラスチェンジ レン編」作:HELIXさん

    レンがタイムユーザーにクラスチェンジした場合。

 志貴「で、周囲の時を操る力を得た訳か……」
 レン「……」(こくり)
 志貴「でも悪戯には使うないようにする事。分かったかい?」
 レン「……」(こくりと頷きながら、ぐいぐいと志貴の着ている服の袖を引っ張る)
 志貴「ん?」
 レン「……志貴は、あれを止めたいって思ったことはある?」
 志貴「まあ、週に一回でもいいから静かにしてほしいとは思ったことはあるけどね」

   居間のほうでアルクェイド・シエル・秋葉が乱闘を起こしているのを見て。


 千九百四十五ノ二「クラスチェンジ シオン編」作:HELIXさん

    シオンがエレメンタルマスターにクラスチェンジした場合。

 シオン「元素を操る達人ですか……」
 秋葉 「行き成り質問させてもらうわ」
 シオン「突発的ですね。なんでしょうか?」
 秋葉 「シオンは、その元素を操ることが出来るその力を、一体何に利用する気?」
 シオン「そうですねぇ……」


    思考三秒


 シオン「簡潔に答えを言いますと、それはずばり……」
 秋葉 「ずばり?」
 シオン「路上生活面の向上でしょう。火や水、電気などの元素を操れればどんな
     状況下や季節を耐え忍ぶことができますから」
 秋葉 「……」
 シオン「……」
 秋葉 「……シオン。もう少し……まともな答えは無いのかしら?」
 シオン「ありません」
 翡翠 「シオン様、貧乏性が現れています……」


 千九百四十五ノ三「クラスチェンジ アルクェイド編」作:HELIXさん

    アルクェイドがスピードスターにクラスチェンジした場合。

 さつき「これでアルクェイドさんは、今までより行動が速くなった訳ですか」
 アルク「まあ、そんなとこだね」
 さつき「で、一体どうゆう風に活用しているんですか? その力」
 アルク「…………」

 アルク「……さあ、考えたこと無かったわ」
 さつき「じゃあ、宝の持ち腐れ……ですか」
 アルク「あはは、そんなとこだね。」

    シエルが二人に向かってくる。

 シエル「この……、ア――パ――吸血鬼ぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!」

 さつき「あれ? なんかシエル先輩がアルクェイドさんに対して怒りながら
     こっちに走ってきてるよ??!!!」
 アルク「シエルに追いかけられてたの忘れてた!!! 私は逃げるから、
     それじゃあ、さっちん!!!」

    猛スピードで走り去るアルクェイド。それを追いかけるシエル。

 さつき「なんかアルクェイドさんは気ついてないけど、前線離脱の行動に大いに
     活用しているよ。うんっ、シオンが「最近ですが、代行者より真祖の行動
     速度が高い」って言ってたのも分かる気がする……」


 千九百四十五ノ四「クラスチェンジ シエル編」作:HELIXさん

   シエルがスナイパーにクラスチェンジした場合。

 志貴 「……先輩は気配を消しながら黒鍵を投げることが出来る訳ですか」
 シエル「そう言う事になりますね。『スナイパー』は狙撃者と言う意味ですから」
 秋葉 「で、何かお役に立ったのですか? その力は?」
 シエル「はい。こんな風に役立ちました」

     ドスッ!! ドスッ!!

 志貴 「先輩!! 何時の間に!?」
 秋葉 「私達の影に黒鍵を刺したのですか!!?」

 シエル「この様に、死徒残滅として大いに役に立っています」

 志貴 「それは解ったから!! 早く外してくれ!!!」


 千九百四十五ノ五「クラスチェンジ 琥珀編」作:HELIXさん

    琥珀が退魔師にクラスチェンジした場合。

 翡翠「姉さんは志貴様と同じ、退魔の血を引く者でしたね」
 琥珀「ええっ だから、元々この職業との相性はいいの」
 翡翠「あの……」
 翡翠「どうしたの? そんな不安な顔しちゃって」
 琥珀「やはり、姉さんも……」
 翡翠「ああ、大丈夫よ翡翠ちゃん。私の場合、退魔の力はこう使うの」

    天井に向けてフォークを投げる。

 アルク「む、流石は志貴と同じ血が流れている琥珀さんね。一本取られたわ」
 翡翠 「アルクェイド様、何時の間に入られたのですか!!??」 
 琥珀 「と、アルクェイド様や弓塚様の気配を読み取ることに使っている訳
     なのです」


 千九百四十五ノ六「クラスチェンジ 翡翠編」作:HELIXさん

    翡翠がクリーンマスターにクラスチェンジした場合。

 秋葉   「翡翠、最近掃除の腕が磨かれた気がするわね?」
 志貴   「いや。翡翠、結構掃除は楽しそうにやってたぞ?」

 琥珀   「お陰で私の出番は……」
 秋葉・志貴「「無くて宜しい!!!!」」
 琥珀   「酷いです……そこまではっきり言わなくても」

 翡翠   「ふう……この屋敷全てを一日以内で掃除が完了するとは思いも
       しませんでした。さて、秋葉様や志貴様や姉さんをそろそろ呼ば
       ないといけませんね」

      屋敷全掃除完了時間  四時間三十八分十秒成り


 千九百四十五ノ七「クラスチェンジ さつき編」作:HELIXさん

     さつきがバンパイヤロードにクラスチェンジした場合。

 シオン「二十七祖に劣らない力をさつきは持っていましたから、妥当だと
     思いますね」
 さつき「シオン? それ、誉め言葉?」
 秋葉 「で、弓塚先輩?」
 さつき「ん? 秋葉ちゃん、何か御用?」
 秋葉 「弓塚先輩はその力をどう使う御積りで?」

 さつき「まあ、吸血鬼に成っちゃった以上は、吸血鬼としてちゃんと暮ら
     すよ。もちろん、血を吸わないようにねって……あれ?」

     ぐいぐいと引っ張るレンの姿

 レン 「……」
 さつき「黒猫さん? どうしたの?」
 レン 「……」
 さつき「ふん、ふん……。解った。連れてって」

 秋葉 「何話していたんですか?」
 さつき「黒猫さんから、住む場所の確保をお願いされたから、これから
     百キロの障害物を除きに行ってくるの」

     レンと去っていくさつき

 シオン「能力を宝の持ち腐れにはしていないようですね」
 秋葉 「昔より十分脅威な力をさらに得たと思いますが?」 



 千九百四十六「世渡り上手」作:わぴこ。さん

 秋葉「土日と、仕事で琥珀と出かけてきます。その間の食事は外食でもして
    下さい。」 

    月曜

 琥珀「翡翠ちゃんが嬉しそうですけど何かあったんですか?」
 志貴「翡翠の料理を食べたんだ。」
 琥珀「えっと・・・大丈夫だったんですか?」
 志貴「土曜は、仕事多いからってことで朝食代貰って、結局二食抜いたんだ。」
 琥珀「なるほど、お金も浮くしお腹がそれだけ減れば食べれますか。じゃあ
    日曜はどうしたんです?まさか一日中翡翠ちゃんを放って・・・」
 志貴「違うよ、琥珀さんの分も大変だったろうから、お礼に三食俺が作った
    んだ。」
 琥珀「なるほど(だから翡翠ちゃん秋葉様の仕事の予定をしきりに気にするよ
    うになったのね。なんか複雑・・・)



 千九百四十七「ジャプニカ暗殺帳」作:わぴこ。さん

 士郎  「これを見てくれライダー。居間で見つけたんだ」
 ライダー「!士郎あなたまさかサクラに・・・」
 士郎  「違う!そんなことしてないし、悪いと思ったけど中を見たら、逆のことが
      書いてあるんだ」
 ライダー「たしかに。交換日記のようですが、『さすが私の鞘』とか『お兄ちゃん大
      好き』とか褒めちぎられてます。どうやら士郎にされて嬉しかったことが書
      いてあるようですね」
 士郎  「だろ。じゃあ安心していいのかな」
 ライダー「それは違います士郎。書いた人以外はなんて思うと思いますか?」



 千九百四十八「ラーメンもね」

 藤ねえ 「へえ、セイバーちゃん、ずいぶんと強いわね」
 士郎  「おい、藤ねえ。アルコールなんて勧めるな。酔ってるだろ」
 藤ねえ 「いいじゃない」
 セイバー「平気です、シロウ。多少の酒精などでは私はまったく酔いません」
 藤ねえ 「あれ、そうなの?」
 セイバー「はい」(誇らしそうに)
 藤ねえ 「じゃあ、セイバーちゃんはお酒飲んだ後で食べる士郎のお茶漬けの
      美味しさはわからないんだ」
 セイバー「なッッ!!」
 藤ねえ 「それと二日酔いの時の梅干茶とか、おかゆとかも。
      そうかあ、かわいそうだねえ、シロウ?」
 士郎  「知らん」
 セイバー「……」(愕然としている)



 千九百四十九「反省室にて」

 鮮花「藤乃は何もしないでじっとしてるの、苦痛じゃないの?」
 藤乃「苦痛……? どうでしょうね」



 千九百五十「定義」

 翡翠「“餅が温かい汁に浸されていれば雑煮である”」(深く頷き行動開始)


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