天抜き 其の四十一






 バレンタインデーもの

 二千一「簡潔」

 リズ「バレンタインデー」
 士郎「そうだけど、それがどうかしたの? あ、俺にチョコくれるとか」
 リズ「あげてもいい」
 士郎「え、本当?」
 リズ「でもそうすると、来月はわたしに三倍返し」
 士郎「そういう知識もあるのか」
 リズ「だから、省略」
 士郎「省略って、何を?」
 リズ「間を抜いて、わたしにチョコレートケーキ買って」
 士郎「何がどう間を抜いてるのかわからないけど、ひとつでいいのか?」
 リズ「みんなでみっつ」
 士郎「すみません、それ、みっつください」



 二千二「渡したい」

 セラ「まさか、下賎な身でだいそれた望みを抱いていないでしょうね?」
 士郎「だいそれた望みって何さ」
 セラ「お嬢様からチョコレートを頂こうなどという不埒な思いです」
 士郎「ああ、それか」
 セラ「しかし、わざわざ居城まで訪ねた労を評価しない訳ではありません。
    せめて、これを…」
 士郎「悪い、イリヤのなら、もう貰ったけど?」
 セラ「え」
 士郎「セラに邪魔されないうちにーとか言って」
 セラ「そ、そう」
 士郎「それ、セラが用意してくれたんだ」
 セラ「知りません」
 士郎「じゃあ、もう帰るけど?」
 セラ「え……」
 


 二千三「馥郁たる香り」

 士郎「ライダーからのは絶対にお酒が入ってるチョコだと思ってたよ」

 

 二千四「騒動への一石」

 士郎「どうしても、藤ねえにネコさんから貰ったって見せないとダメなんですか?」
 ネコ「そりゃ、保護者の許可とらんとねえ。なあ、エミヤン」
 士郎「何が、なあ、なのかわかりませんが。
    凄く楽しそうな顔してるのはわかりました」



 二千五「笑顔と共に」

 橙子「秋巳刑事、普段からお世話になっていますから」
 秋巳「あ、あ、ありがとうございます」

 幹也「義理チョコだって言ってたのに、橙子さん、あんなに満面の笑みで」
 式 「いや、あいつの場合、そっけなく渡す方が本命っぽく見えるんだそうだ」
 幹也「そうなの?」
 式 「知らんが、経験済みだとか言ってた」
 幹也「ふうん。でもどっちにしろ、誤解させそうな気がする」


 
 二千六「チョコレート・チョコレート」

 所在「チョコレートを貰った。チョコレートを貰った。チョコレートを貰った。
    チョコレートを貰っ……、なんだ、この羅列は。午前に何があった?
    それにしては、部屋に一個たりも残ってないし?」



 二千七「女の子があげる日だもの」

 羽居「蒼ちゃん、はい、チョコ」
 蒼香「ああ、ありがとう」
 羽居「あれ、蒼ちゃんからは?」
 蒼香「ないけど」
 羽居「えー、ひどーい」
 蒼香「何か趣旨が違ってないか」



 二千八「バレンタインデーアフター:月姫編1」作:ビューラリウスさん

 志貴 (……)←虫の息
 朱鷺恵「志貴君…チョコの食べすぎで鼻血なんてお約束で死んだら駄目!」←マフラーあげた人
 一子 「全く…当日に一気食いなどするからだ!」←非チョコ系のクッキーあげた人

 他ヒロイン「ま…負けた…」



 二千九「バレンタインデーアフター:月姫編2」作:ビューラリウスさん

 有彦「…何故人参型チョコ? あいつか…まぁホワイトデーには人参でお返ししてやるよ」



 二千十「バレンタインデーアフター:月姫編3」作:ビューラリウスさん

 羽居「蒼ちゃんは誰かにあげたの?」
 蒼香「いや…別に」(あいつにあげたなんて言えるか!!)
 羽居「私はお兄さんにあげたの、蒼ちゃんより多いよ(はぁと)」
 蒼香(ったく…寺の娘なのに何してんだろ…)



 二千十一「バレンタインデーアフター:Fate編1」作:ビューラリウスさん

 士郎「女の子からもらう日…なんだけど…」

   たくさん貰いはしたが、セイバーと藤ねえに振舞ったチョコケーキに使った
   チョコの量を改めて思いながら…



 二千十二「バレンタインデーアフター:Fate編2」作:ビューラリウスさん

 キャスター「私ですか? 今年は…宗一郎様がチョコを余り好まないそうなので」

 一成 「先生…そのはんてん似合ってないんですが?」
 宗一郎「そうか…しかしだな…」
 一成 「お熱いですね…」

 キャスター「お返し? 特に望みなどありません…宗一郎様が私を愛してくださって
       いるという現実こそ、全てに勝るのですから!」

 セイバー「…!! か、完敗です…」


・・・バレンタインデー終わり



 >千九百九十二「やっぱり……ねぇ?」作:末丸さん を受けて

 二千十三「如何に救われているかを理解せよ」作:ビューラリウスさん

 ギル「な、ならば違う観点で我が如何に立派かを証明してやる! 
    そこの雑種ども! 我をどう思う!!」

 秋葉「…良い度胸していますね? 成金さん…」(髪が赤い)
 シェラハ(ロマサガ)「失せろ! 下郎!!」
 バッツ(FF5)「同じ名前でも、あいつは男の中の男になったんだがな…」(蔑んだ目で)
 マルフォイ(ハリポ)「汚れた血の分際で!」
 グレイ(ロマサガ)「英雄の中の英雄にして、神の血を強く引く者にしては…程度の
           低い戯言をほざくのだな。英雄の中の英雄で神ならばそれ相応
           の哲学で俺を関心させて欲しい物だ」

 ギル「……」

 士郎「あーあ、他の世界の方々を雑種扱いしてボロクズにされやがって…ばかなやつだ」



 二千十四「H○○P○★LE○○ON」作:ビューラリウスさん

    「僕、ママ達の事大好きだよ」

 秋葉 「兄さんの大切な忘れ形見…そしてあの女性の子供…でも…」
 翡翠 「…様、今日はお父様のご命日ですよ」
 琥珀 「志貴さんが亡くなられて…もう…年も経つんですね」
 シエル(私は今悩んでいます…私個人の愛を優先するか。信心を優先するか…)

 故・志貴「みんな…みんな…本当に…ありがとう…」


 二千十五「○スター○リ○セ○」作:ビューラリウスさん

   「にいさまー」
   「ぼくはみんなのこと、まもってみせるよ」
   「でも…きょーだいはケッコンできないよ? アニキ」

 蒼香 「歴史は繰り返すよ、秋葉…」
 アルク「ある意味志貴以上」
 志貴 「流石に一番最初の子供が男の子で後みんな女の子だとは…」
 晶  「何言っているんですか! 実の兄妹でなんて同人では…」

 琥珀 「でも、月姫では“それ”はありませんでしたよー」


 二千十六「プ○ン○ス○ー○ー」作:ビューラリウスさん

 志貴「俺は…彼女達を“娘”として愛せない」

   数多の母親の面影のみを強く残す少女達に囲まれながら

 故・ヒロインズ「いや、それはプリメじゃない!」



 二千十七「ピグマリオン」

 士郎「鏡が見られないライダーの為に、雪像を作ろうと思ったんだ」
 凛 「なるほど。でも絵心……じゃないわね、何て言うのかしら。
    まあ、いいわ。誰もその手の才能を持って無かったと」
 士郎「うん」
 凛 「それはそれで喜ん……微妙ね」



 二千十八「薄氷」

 凛 「え? 氷の上に桜が乗って割れたですって。
    それで、ベッドに……って、大変。こんな時期に、肺炎にでもなったら」
 士郎「いや、水たまり程度で靴が濡れた程度」
 凛 「じゃあ別に大事じゃないじゃない。
    なんでライダーがあんなにわたわたしてるのよ」
 士郎「ライダーが乗って平気だった氷なんだ」
 凛 「え?」
 士郎「体重は消していたらしいんだけど、何だか桜が傷ついちゃって。
    どうしよう?」
 凛 「はあ」



 二千十九「天地に我のみの剣」

 小次郎「そら、片身が隙だらけだ」
 士郎 「あッッ、ふぅ。セイバーともまた違った凄さだ。
     もう一本お願いします。…ん、どうしたんだ?」
 小次郎「いや、誰かに教えるというのも物珍しいと思ってな。
     手首の捻り、足の運び、何でも盗んで行くが良い。
     いざ―――」



 二千二十「甘美なる思い」

 由紀香「わたしの顔に何かついていますか?」
 言峰 「いや、何でもない」
 由紀香「そうですか」(警戒心なく立ち去る)
 言峰 「ただ……、あの顔が憎悪に染まるのはどんなにか」



 二千二十一「+FF 1.タクティクスでは」作:ビューラリウスさん

 志貴 「貯金はたいて買ったんだ、弓塚さんとシオンに使ってあげるよ」

    志貴はさつきとシオンに聖水を使った。 さつきとシオンは人間に戻った!

 さつき「ありがとう! 遠野君!!」(超感激)
 シオン「感謝します…でも…今までの苦労は一体…」(複雑)



 二千二十二「+FF 2.最強剣」作:ビューラリウスさん

 セイバー 「FF2とFFTシリーズ以外はあまり…」
 アーチャー「フッフッフッ…ライトブリンガー、ラグナロク…オニオンソードに
       アルテマウェポン! 投影すれば私が最強だ!」
 士郎   「武器だけじゃねーか!」



 二千二十三「+FF 3.補助役最強」作:ビューラリウスさん

 琥珀「“調合”なんて私の為のアビリティ!」

 青子「魔力が無くなって魔術が使えなくなった…」(汗
 志貴「……」(シャドーフレアで虫の息)

 翡翠「姉さん…敵に使う物と…自滅しましたね」

 琥珀(即死なんてあんまりです)

 志貴(自業自得でしょ?)




 >千九百六十七「何が?」より
 二千二十四「絆は深し」作:White Snowさん

 翡翠「……逃げられない血の絆」

 アンバー「あはー☆ 今日はどんな悪巧み、しちゃいましょうかねー♪」



 >千九百六十五「何か違う」より
 二千二十五「本能」作:White Snowさん

 士郎  「お昼できたぞー」
 セイバー「おぉ、いつもながらシロウの料理は完璧です……!」

 遠坂   「……アレは、生まれついてのものなのかしらね?」
 アーチャー「まだまだ素材の味を引き出せてはいないがね」



 二千二十六ノ一「衛宮家のハイテク」作:White Snowさん

 遠坂「何であるわけ?」
 士郎「拾って、直したんだ」


 二千二十六ノ二「まいすたーとめかおんち」作:White Snowさん

 士郎「でも、エミヤカスタムモデルだからな。オーバークロックしたり、増設したり。
    ふふ、最新機種にも負けてないと自負している」
 遠坂「……ゴメン。よくわかんないし」


 二千二十六ノ三「金銭感覚」作:White Snowさん

 遠坂「……いくらぐらいするの?」
 士郎「んー、そうだなぁ。セットで、安いのだと○万円からだな」
 遠坂「そ、そんなにするの!?」

 士郎「……数年前に比べたら、これでも安くなった方だよ。
    いや、宝石で○千万円以上費やす遠坂の方が信じられないんだが……」



 二千二十七「どれも似合いますが」

 鮮花「そう言えば、藤乃が何か着てるのって黒と白しか見た事ないのか。
    あと、肌色と」



 二千二十八「能力」

 幹也「そうですね。でも所長にはそんな余計な……」
 橙子「どうした、黒桐? ん、このパン屋がどうしたんだ」
 幹也「いえ。ここはパンの耳をくれる店だろうなと思って」
 橙子「それは黒桐の探し物の能力か、それとも何か別なのものかね」
 幹也「さあ。切実さから言えば後者ですが」



 二千二十九「武」

 秋隆「お持ちしました」
 式 「すまないな。出掛けてくる」
 秋隆「お気をつけて。御武運を。
    しかし、他人の手にした武具を確かめもせずに……、お嬢様は」(小声)



 二千三十ノ一「一途」

 鮮花「橙子師はどう思っているんです?」
 橙子「秋巳刑事か。なかなか好感の持てる御仁ではあるがなあ」
 鮮花「タイプではないと」
 橙子「そもそもが、わたしについて彼は知らない訳だろう。
    どんな存在なのかわかれば熱も冷めるだろう」(平然と)
 鮮花「そんなの問題にならないくらい真剣に愛していたとしたら?」
 橙子「彼が、私を…………」
 鮮花「……あんな顔もするんだ、驚いた」(呟き)


 二千三十ノ二「血筋」

 鮮花「まあ、嘘ではないし、家の血筋、致命的な相手に心奪われる呪いかかってるし」

    何か拙い肯定をした事に気付いて

   「だから、わたしに振り向く事は充分可能性があるのよ、ええ」



 二千三十一「束縛からの自由」

 幹也「お久しぶりです。新しい出物があるって聞いたんですけど」
 ○○「うん、あるよ」
 幹也「あ、そっち系なんだ。ところで、名前聞いたことありましたっけ?」
 ○○「ないね。訊かれても困るけど」
 幹也「どうしてですか」
 ○○「……」
 幹也「……」
 ○○「ええと、わたしを名前で呼ぶな?」
 幹也「じゃ、また来ます。売人のお姉さん」
 ○○「じゃね」



 二千三十二「あとは流れる血潮とか」

 アルバ「さすがの私でもこれだけ不眠不休で人形作りに勤しむと疲れる」
 荒耶 「見事なものだ。少し休んではどうだ。眼など真っ赤だぞ」
 アルバ「そうか」
 荒耶 「うむ(何故、嬉しそうな笑顔に?)」



 二千三十三ノ一「ジェット・・・」作:フィガロ二世さん

 子ギル「お兄さん、セイバーさん、桜お姉さん」
 士郎 「何だそれ」
 子ギル「三人で裏返ったら黒い三連星」


 二千三十三ノ二「ジェット・・・2」作:フィガロ二世さん

 ランサー「反転した性格じゃなく色でならライダー、真アサシン、外套なしの
      アーチャーもありか」 



 二千三十四「想いの強さ」作:ビューラリウスさん

 一成「キャスターさんからは迷いを感じない…あの点だけは、寺の者として
    見習うべきだと思う」
 士郎「それは意外だな…」

 キャスター座禅中

 キャスター(迷いを断つ…)
 キャスター(宗一郎様、愛しています!!!)



 二千三十五「良く考えれば…」作:ビューラリウスさん

 キャスター「ふっ、お姉さんキャラぶっているけど、あなたは所詮妹キャラ!」
 ライダー 「!? 人妻キャラの定着したあなたに言われたくはありません」
 キャスター「ひ・と・づ・ま? 宗一郎様〜(萌」

 ライダー(妙に敗北感を感じるのは何故?)



 二千三十六「殺せない物」作:ビューラリウスさん

 式 「もし出来るならばとうに、幹也に想いを寄せている全員の“幹也への想い”
    を“殺して”いるさ」
 志貴「では…ちょっと飛びますけど、魂の絆故に不死身とか言う敵にあったらどう
    します?」
 式 「負けるな…そんなのを殺せる様になったら、あなたの苦難の一部の理由や、
    私のやきもちを“殺し”で解決しようとしない事は“偽善”だろう?」
 志貴「そうですね。今、分かりました! 俺はこの幸せと…その幸せに伴う苦労を
    受け入れますよ」
 式 「それは私も同じだな…」

 幹也(責任重大…でも、式を一生懸命愛する気持ちに偽りは無い…って言ってあげ
    たいなぁ…)



 二千三十七「葛木先生の武道1:序章」作:ビューラリウスさん

 藤ねえ  「葛木先生は武道の経験がある筈よ」
 士郎   「まぁ、確かに…」
 キャスター「流石、宗一郎様…私は最高のパートナーにめぐり合う為に、今までの
       不幸を(以下長いので略)」

 士郎、藤ねえ(惚気られても迷惑…)



 二千三十八「葛木先生の武道2:布はどこから出すんですか?」作:ビューラリウスさん

 宗一郎「この馬鹿生徒どもが〜。その程度の成績で卒業しようと考えるとは…
     だからお前らはアホなのだー!」
 生徒A「先生〜そこをなんとか〜」
 生徒B「ぎゃあー! ハチマキでコンクリが切れた!」

 凛  「掌に闘気が集まっている!?」

    そして…学校の一角が崩壊した様をみて…

 宗一郎「つい…やりすぎてしまった…私もまだ…未熟!」

 キャスター「私も宗一郎様の武術を会得して、ラブラブ奥義を…」
 士郎   「非常識が増えても困るから、素直に守られていてくれ!」



 二千三十九「葛木先生の武道3:ムエタイ」作:ビューラリウスさん

 宗一郎「タイガー!」
 藤ねえ「それは、私の役目〜。って私は虎じゃない!!」
 士郎 (なんというボケとセルフツッコミの連携!! 俺がツッコミを入れる暇が
     無い!?)



 二千四十「葛木先生の武道4:極めている」作:ビューラリウスさん

 宗一郎「滅殺!」

 一成 「先生は一人で学校に行く時は、残像を出しながら行くのだが…」
 士郎 「いい! それ以上聞きたくない! (時折あるアレはバーサーカー級じゃ
     ねぇか!)」



 二千四十一「葛木先生の武道…完結編:魔力あるのでは?」作:ビューラリウスさん

 宗一郎 「これを天地魔闘の構えと呼ぶ」
 セイバー「なんという殺気…潜在パワーを探れば探る程…恐怖という感情しかわか
      ない」
 凛   「この魔力量と…私達に理解出来ないエネルギー…真祖より強いんじゃ?」
 ライダー「手刀だけでギルガメッシュとランサーを撃破した上で、尚且つ奥義が?」

 キャスター「そして、私は宗一郎様の強さ、恐ろしさを永遠に歌い続ける歌姫とな
       るのです!」
 士郎   「見境が無さ過ぎだぞ!」
 キャスター「それがどうかしましたか? 全ては私と宗一郎様がラブラブになれれ
       ば良いのです!」
 士郎   「ほ、本物だ! 俺も見習わなくちゃ!」

 桜(その対象は私ですよね!? 先輩…)



 二千四十二ノ一「年がいも無く」

 士郎「…と言う訳でさ、藤ねえにのせいで凄い事になった」
 凛 「あれ、そんなのが原因だったんだ。聞こえたわよ、こっちまで」
 桜 「ときどき子供みたいですものね、藤村先生」
 士郎「ああ、そうだよなあ。
    きっとあと何年もしたら、遠坂とか桜の方がずっと年上に見えるぞ。
    ……って、あれ、何で睨んだよ」
 凛 「別に」
 桜 「ええ」

 
 二千四十二ノ二「年取らぬ人たち」

 ライダー「美味しいお茶ですね」(軽く横目で見て笑み)
 セイバー「ここの鯛焼きは初めてですが、実に合う」(気がそっちには向かず)



 二千四十三「比較対象」

 凛 「土蔵の中って独特の雰囲気ね」
 士郎「そうかな」
 凛 「それで、やたらといろんなものがあるけど」
 士郎「藤ねえだ」
 凛 「中にどう見ても普通の家には無いというか、
    あっちゃいけないものもあるんだけど」
 士郎「そんな事ないだろ、変なのは多いけどさ」
 凛 「まあ、士郎にとっては普通なのか。なるほどね」
 士郎「何だよ、変に感心して。どれの事言ってるんだ」
 凛 「さあてね」
 士郎「う、気になる」



 二千四十四「花より団子か」

 士郎  「そうだなあ、雛あられと白酒。それとちらし寿司とか作るな」
 セイバー「シロウ、私は雛祭りとは何かと訊ねたのですが?」



 二千四十五「灯りをつけましょ」

   「どこまでが女の子に入るんだろう……」



 二千四十六ノ一「極みへの道1」作:寒梅さん

 シエル「カレーなんて大嫌いです!!」(咆吼)
 アルク「シエルが壊れた!?」
 志貴 「カレー道を極めるって言って翡翠特製カレーを食べたんだってさ」
 シエル「カレーなんて食べ物じゃありません!!」(咆吼)
 アルク「なんか怖いよ〜」


 二千四十六ノ二「極みへの道2」作:寒梅さん

 アルク「そういえば最近シエルみないわね」
 志貴 「今度は琥珀さんの特製カレーに挑戦して地下牢行きなんだ」
 アルク「ふ〜ん、それで琥珀と翡翠がいきいきしてるのね・・・」


 二千四十六ノ三「極みへの道3」作:寒梅さん

 アルク「ねぇ、シエルから吸血鬼の気配がするんだけど・・・」
 志貴 「今度は秋葉特製カレーをね・・・」
 アルク「・・・・」


 
 二千四十七ノ一「コクトー?」作:がんさん

  志貴「zzz... zzz...」
  翡翠「志貴さま、起きてください。志貴さま。」
  志貴「zzz... zzz...」
  翡翠「起きてください。志貴さま。」

  志貴「……コクトー、欲しいなぁ……」
  翡翠「コクトー? かしこまりました。」

  志貴「zzz... zzz...」

                :

  翡翠「……ということなのですが、
        コクトーとは、何なのでしょう?」
  琥珀「まずは、志貴さんを起こそうね、翡翠ちゃん。」

  翡翠「ですが、志貴さまのご命令ですし。」
  琥珀「朝ご飯もできましたし、志貴さんを起こそうね、翡翠ちゃん。」

  翡翠「あの物欲のない志貴さまが、ご執心なのですし。」
  琥珀「ご就寝中なんだから、志貴さんを起こそうね、翡翠ちゃん。」


 二千四十七ノ二「ミキヤ・コクトー」作:がんさん

  志貴「……コクトー、欲しいなぁ……」
  翡翠「コクトー? かしこまりました。」

  志貴「zzz... zzz...」

                :

  翡翠「……ということなのですが、
        幹也さまは、どちらにおられるのでしょう?」
  琥珀「うーん、『探すことが得意な人』を探すのって難しそうねぇ。」

  琥珀「イタコの人に、幹也さんを呼んでもらう?」
  翡翠「幹也さまは、ご存命だと思いますが…… 多分。」
  琥珀「『まだ』お亡くなりじゃないですよねぇ…… 多分。」
  翡翠「いくらお給金が出ないとはいえ、
        『まだ』のたれ死にはされていないはずです。多分。」

  琥珀「……」
  翡翠「……」


 二千四十七ノ三「Jean Cocteau (1889-1963):フランスの前衛作家」作:がんさん

  志貴「zzz... zzz...」

                :

  翡翠「……ということなのですが、」
  琥珀「今度こそ、イタコよ、翡翠ちゃん。」
  翡翠「イタコの方は、フランス語は大丈夫でしょうか?」

  琥珀「……」
  翡翠「……」


 二千四十七ノ四「彫刻刀?」作:がんさん

  翡翠「……ということなのですが、
        きっと志貴さまは、『コクトー』ではなく、『ちょうこくとう』とおっ
        しゃったのでしょう。」

                :

  翡翠「早速アンリマユさまから、お借りしてきました。」
  琥珀「これって、彫刻刀なのかしら?」
  翡翠「志貴さまは刃物フェチですから、お喜び下さるはずなのです。」
  琥珀「これって、彫刻刀なのかしら?」
  翡翠「凶悪なフォルムが、志貴さまの心を捉えてはなさいのです。」
  琥珀「これって、彫刻刀なのかしら?」

  琥珀「……」
  翡翠「……」


 二千四十七ノ五「黒糖」作:がんさん

  翡翠「……ということなのですが、
        コクトーとは、何なのでしょう?」
  琥珀「きっと『黒糖』ね。
        黒糖…… 黒糖…… 黒糖……
        今日のお茶請けは、かりんとうにしましょう。
        志貴さんは、和びいきですし。」

                :

  志貴  ぼりぼり(かりんと食ってる)
  秋葉  こりこり(かりんと食べてる)
  志貴  ずずずず(お茶飲んでる)
  秋葉  …………(お茶飲んでる)

  秋葉「紅茶には合いませんね、これ。」

  志貴  ぼりぼり(かりんと食ってる)
  秋葉  こりこり(かりんと食べてる)
  志貴  ずずずず(玄米茶飲んでる)
  秋葉  …………(ダージリン飲んでる)



 二千四十八「コロス」

 式 「幹也に女の子なんだから『殺す』なんて言うなと釘さされた」
 橙子「そうか、それは困ったな」
 式 「……」
 橙子「……」
 式 「なんで困るんだろうな?」
 橙子「さて」



 二千四十九「炎の」

 鮮花「どうですか、橙子師」
 橙子「見事な成長振りだ、師が良かったとはいえな。
    うん、冗談抜きでここまで火を扱えるようになるとは思わなかった」
 鮮花「ふふ」
 橙子「しかしだな、鮮花」
 鮮花「はい」
 橙子「別段、魔術を使うのにオーバーアクションはいらないんだが」
 鮮花「え……」(真っ赤)



 二千五十「泥棒は良く防ぐ」

 橙子「黒桐、きみは捜すのに対しては才能を持っているが」
 幹也「はい」
 橙子「逆に、身を隠すのは上手いのかな?」
 幹也「どうでしょう」


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