天抜き 其の九
四百一ノ一「最期を、」作:がんさん
志貴 「うん。どこの猫か知らないけど、庭で見かけてさ。声をかけてみた
ら、寄ってきたんだ。で、頭を撫でてやったら、俺の指をちょっと舐
めて…… そして、そのまま。」
アルク「そっか、撫でてあげたんだ。」
志貴 「うん。」
四百一ノ二「最後に、」作:がんさん
「バカな子。」
「せっかく志貴に頼んで、命を分けてもらうと思ってたのに。」
「勝手に志貴に会いに来て、心だけ分けてもらうなんて。」
「本当に、バカな子。」
四百一ノ三「そして、」作:がんさん
アルク「ねえ。そのリボン、志貴が持っていてあげたら?」
志貴 「え? ひょっとしてあの子のこと、何か知っているのか?」
アルク「ううん。でも、何となくそれが一番良い気がするんだ。」
志貴 「そうか。」
アルク「うん。」
(編註:歌月でのレンと志貴の関係が無ければ……といったお話です)
四百二「桜」作:大崎瑞香さん
晶「……これが咲いたら、遠野先輩ともお別れなんだ……」
四百三「それもまた、愛?」作:大崎瑞香さん
琥珀(めっのポーズをして)
「だからですね、志貴さん。わたしがお薬をいれるのは、
志貴さんのことを考えているからなんですよ。
わかりましたか?」
四百四「バイニン」作:大崎瑞香さん
秋葉(悪人笑みを浮かべ)
「……遠野麻雀を高レートでうって、兄さんをわたしの手に
絞り上げてしまうというのも、手ね……ふふ」
四百五「過ぎたるはとも言うし」
志貴「贅沢な悩みだろうけどさ、でも……」
四百六「指先集中」
アルク「ええと、こうかな?」
琥珀 「そうですね。そろそろ色を変えてみるのもよいかもしれません。
例えば……、こんな風にするのはどうですか?
アルク「あ、綺麗だね。やっぱり琥珀って上手いなあ」
琥珀 「慣れですけどね。ほら、アルクェイドさん、ずれてますよ」
アルク「わっ、っとと」
志貴 「アルクェイドがちまちまとビーズ細工している……。
なんだか可愛くて微笑ましいな」
四百七「望み」
翡翠「何か無いかと言われましても……。
そうですね、志貴さまも秋葉さまも、姉さんもお屋敷から出て行って
下されば……、そう思う事があります」
志貴「え?」(驚愕)
秋葉「……」(絶句)
琥珀「翡翠……ちゃん?」(ある意味、一番ショック受けている)
翡翠「そして一週間ほど掛けてお屋敷中隅から隅まで手入れしてお掃除出来
たらどんなに素敵だろうかと。
……? わたし、変な事を申しましたでしょうか?」
四百八「両雄、並び立たず」作:やすさん
シオン「それで志貴は、私とこの夢魔とどちらを選ぶんですか?」
レン 「…………」(物凄く力のこもった眼差しで)
志貴 「えーと……」(大汗)
四百九「選択肢」作:のちさん
翡翠「おはようございます、志貴様」
志貴「おはよう、翡翠」
翡翠「今日のご予定をお教え下さい」
学校へ行く → レンルート
外でブラブラする → シオンルート
屋敷で過ごす → 翡翠ルート
志貴「……ひすい?」
翡翠「……」(真っ赤)
(四百八、九で編註:「MB」と「歌月」は両立しないとか何とか)
四百十「鍵」作:のちさん
式 「おい幹也、これはどこの鍵なんだ?」
幹也「ん? ああ、この鍵か」
式 「俺の家のでもないし、なんだこれ」
幹也「ある男の子から、引き継いだ鍵なんだ」
式 「はあ?」
幹也「これはね、扉の鍵じゃなくて、家の鍵なんだよ」
式 「……」
幹也「だから、……いいんだ」
式 「……そう、か」
四百十一「墓参」作:のちさん
幹也「いきなりつきあえって、一体どこへ?」
式 「いいから黙ってついてこい」
幹也「……式、花買うなんて珍しいね」
式 「……」
幹也「……ここは、先輩の……」
式 「あの倉庫より、この隠れ家の方が、な」
幹也「……」
式 「幹也、お前も手を合わせろ。……俺の罪はお前が背負うんだろう?」
幹也「……ああ」
四百十二「魔術師」作:のちさん
橙子「お前が目指しているのは、形があって、無いモノだな」
鮮花「なんですか、急に」
橙子「ある意味では、私もそうだ。形から入って、無いモノを目指している」
鮮花「はあ」
橙子「究極的には同じことだが、最初から無いモノを望んだ奴は、どうなんだろうな」
鮮花「……どうしたんですか?」
橙子「昔の知り合いを、ちょっと思い出しただけだ。……気にするな」
四百十三「鏡」作:のちさん
鮮花「藤乃は、綺麗にしておくのね」
藤乃「この鏡台のこと? うん、まあね」
鮮花「……それでも、曇ることって、あるのよね」
藤乃「そうだけど、それが?」
鮮花「……曇ったら、鏡があるって、わかるわよね」
藤乃「うん、それはそうよ。もともと、あるモノなんだから」
鮮花「……あの人にも、そう言ってくれる人がいたら、どうだったのかしら」
藤乃「?」
鮮花「ううん、なんでもない。さ、礼拝が始まっちゃうわ、行きましょう」
四百十四「形見」作:権兵衛党さん
橙子 「おまえとは古いつき合いだったな」
橙子 「なにせ双方共に偏屈だ」
橙子 「色々有って当然だ。…本当に、色々と」
橙子 「だが、不快ではなかったよ」
橙子 「今ではよすがを偲ぶだけだが」
橙子 「見る度に思い出す…」
鮮花 「…橙子師、また便座カバーに話しかけてる…」
幹也 「ああ、あの赤いヤツだろ?」
四百十五「内部から」作:水晶宮夢源さん
志貴 「シオンって俺の考えてること分かるんだよね?」
シオン「………?ええ、そうですが」
志貴 「……………」
シオン「?…………」
……………………………ボフッ
翡翠 「………志貴様、何故シオン様はオーバーヒートなされているのですか?」
志貴 「いや、ちょっと」
四百十五ノ二「精密機械は叩いてはいけません」作:水晶宮夢源さん
志貴「(顔を真っ赤にして頭から煙が出ているシオンを見て)
………再起動……かな?この場合」
四百十六「匠」作:水晶宮夢源さん
レンが机に向かって何か書いている
レン 「………(急に紙をグシャグシャにして投げ捨てる)」
アルク「レン?何書いてるの?(足元に転がっている丸まった紙を広げる)
………うわ、これ……(顔が真っ赤)」
レン 「…………」
アルク「え?スランプ?納得のいく淫夢が作れない?
でもコレ凄いよ?………そう頑張ってね」
四百十七「匠・2」作:水晶宮夢源さん
遠野家にて
晶 「……ううぅ……道に迷っちゃいました………ココだっけ?」
ガチャ
中ではレンが執筆中
レン「…………(気付いてない)」
晶 「(間違っちゃった……あれっ?これは……)」
足元に転がっている丸まった紙を広げる
晶 「っ!!?こ……これは……あっ、あのっ!」
レン「………?」
晶 「もっ……もし良かったら……今度サークル組みませんか?」
四百十八「ふとした疑問」
志貴「レンはどっちの姿が本当の自分だと思っているの?
うん、わからないか、そうだね」
四百十九「口を開けてぽかんと」
レン「……」
志貴「レン? ああ、大きいね。
これは、ウェディングケーキって言うんだよ」
レン「……」
志貴「どうしたらって、そうだな……。結婚式で出るものなんだけど」
レン「……」(すがりつくような目で)
志貴「結婚しようって言われても。
……でも、プロポーズだよな、うん」(妙に動揺した様子)
四百二十「喧騒の傍で」
琥珀「あの御三方って、対立して殺伐となさる原因は志貴さんですけど、
一致団結なさるのも、志貴さんのせいなんですよね」
四百二十一「VSシオン:あれは絶対……」作:荒田 影さん
シオン「やぁッ!!」(立大キック)
志貴「うわぁッ!!」(しゃがんで避ける)
「「!!」」
四百二十一ノ二「VSシオン2:どこまでが!?」作:荒田 影さん
(スカートの端を押さえつつ)
シオン「わ、わかりきった結末でした……」
四百二十二「VSシエル:いつの間に?」作:荒田 影さん
シエル「コードッッ!! スクエア!!!」
志貴 「うわああッッ!!」
シエル「……仕方ありませんねぇ、遠野君は」
志貴 「うう……せ、せんぱい……」
シエル「はい? なんですか遠野君」
志貴 「カソックの下……さっきまで制服じゃ――」
シエル「――女の子には秘密が多いんです♪」
四百二十三「VSシエル2:それも不思議」作:荒田 影さん
志貴 「いつつ……先輩、あれ反則だろ?」
シエル「何がですか?」
志貴 「ハイロゥ、だっけ?
壁とかあるならまだしも、掴むとこ何もないじゃないか」
シエル「ありますよ?」
志貴 「どこに?」
シエル「PCの画面は――」
志貴 「先輩ストーップ!!! 次元飛び越えないでッッ!!」
四百二十四「VSシエル3:普通ならね」作:荒田 影さん
シエル「……大体そんな事言いますけど、
だったら空中でのジャンプなんてできないじゃないですか」
志貴 「う……そう言えば空中での連続技も物理法則無視してるし……」
シエル「でしょう? 普通はできないんですから。
おそらくワラキアの夜の影響で、
できないことができるようになっていると――」
アルク「えっ? 私いつも通りなんだけど」
シエル「超例外は黙ってなさいッッ!!」
四百二十五「胸弾ませる想い」作:Blueさん
志貴「ねぇ琥珀さん秋葉のヤツ髪が真っ赤だったけど、何か怒ってるのかな?」
琥珀「なんでも掠奪を完全にマスターしたいとか…」
志貴「まさかアルクや先輩に喧嘩でも売るつもりじゃ」
琥珀「なんでも胸の大きさだけの掠奪に成功したら自分の胸が大きくなるとお
考えのようですよ」
志貴「・・・」
四百二十五ノ二「胸弾ませる想い2」作:Blueさん
秋葉「…ようやくマスター出来たわ♪何故か髪が黒く戻らないけど待ってて
ね、兄さん」
〜その頃〜
志貴「巨乳じゃないアルクか〜新鮮で良いかもしれないな♪」
琥珀「…志貴さん、そんな事言ってると秋葉様に言い付けてしまいますよ」
志貴「いやだなぁ冗談ですよ琥珀さん」
〜で、その晩〜
琥珀「って志貴さんは言ってましたよ〜」
秋葉「それは、わかったわ。それより琥珀、この髪どうにかならないかしら…」
琥珀「不思議ですね全然黒く染まりませんね」
秋葉「と言うことは当分このまま…」
琥珀「ご愁傷様です」
四百二十五ノ三「胸弾ませる想い3」作:Blueさん
羽居「秋葉ちゃんお兄さんと喧嘩したって本当?」
秋葉「だっ誰がそんな事を言ってるのかしら?」
羽居「みーんな言ってるよね。蒼ちゃん」
蒼香「綺麗な黒髪から一転見事ととしか言いようのない赤毛になって帰って
くればなーさすがに」
秋葉「これは不可抗力で…」
蒼香「まぁ何があったか知らないけど早めに染めといた方がいいぞ」
秋葉「・・・」
四百二十六「あれはあれで大変らしい」
アルク「妹はいいよね、肩こりとかなくて」
シエル「そうですね、羨ましいくらいです」
秋葉 「何ですって?」(静かに怒り)
アルク「何を怒っているのよ」(ゆさゆさ)
シエル「そうですよ、被害妄想じみていますよ」(ゆさゆさ)
秋葉 「……ギリッ」(歯軋り)
四百二十七「言葉は無く……」
翡翠「志貴さまは、わたしといて退屈ではありませんか?」
志貴「え、なんで?」(不思議そうに)
翡翠「いえ、なんでもありません」(目と口元に笑み)
翡翠琥珀誕生日記念×3
四百二十八「秘密」作:のちさん
志貴「あ、それはまだだって」
秋葉「そういう兄さんだって、それは早すぎます!」
志貴「うわ、しまった。またやり直しか……」
秋葉「やっぱり、手伝ってもらった方が良かったんじゃないですか?」
志貴「……秘密にしておこうって言ったのは秋葉じゃないか。ほら、次やるぞ」
翡翠「……姉さん、これは、ちょっと……」(困った顔をして)
琥珀「えっと、そうね、見なかったことにしましょう」(ちょっと嬉しそうに)
四百二十九「前歴」作:のちさん
翡翠「あの、レンさん。ああいうのはちょっと……」
レン「……」(首をかしげて)
翡翠「その、誕生日プレゼントを、というお気持ちは嬉しいのですが……」
レン「……」(悲しそうな顔をして)
翡翠「え? あれで喜ぶって教えられた?」
レン「……」(コクン)
翡翠「志貴様は、それで喜んでいたんですか?」
レン「……」(コクン)
翡翠「……その、志貴様は、誰と……いえ、聞かなかったことにして下さい」
四百三十「約束」作:のちさん
琥珀「はい? 小指、ですか?」
琥珀「これで、どうするんですか?」
琥珀「誕生日プレゼント、ですか?」
琥珀「……この、新しい、約束が……」
琥珀「……」
琥珀「……はい、ありがとう、ござい、ます……」
ホワイトデーもの×5
四百三十一「一つ足りない」作:のちさん
志貴「ひい、ふう、みい、と。これで全部だな」
有彦「へえ、さすがに多いな」
志貴「……お前、嫌みか?」
有彦「ふん、いいじゃねえか。……で、これも追加、と」
志貴「あん? これで全部だって」
有彦「渡せなくてもいいんだよ。買ってやりな」
志貴「……まあ、そうだな。……ありがとな、有彦」
有彦「俺の分まで、よろしくな」
志貴「ちぇっ、分かってるって」
四百三十二「兄弟から」作:のちさん
秋葉「兄さん、ふたつ、というのはどういうことですか?」
志貴「ひとつは、俺の」
秋葉「はい」
志貴「もうひとつは、兄貴から」
秋葉「……気付いていたんですか?」
志貴「お前だったら、そうする、と思っただけだよ」
秋葉「……ふふ、有り難く頂いておきますね」
志貴「ああ。……そうしてやってくれ」
四百三十三「ネロゴロウ王国」作:のちさん
ネロ「うむ、愛されているのはいいのだが」
ネロ「これでは、懐が持たぬな」
ネロ「郷には入れば、郷に従え、とはいえ」
666匹の獣にクッキーをあげながら。
四百三十四「期待」作:のちさん
アルク「えへへー」
シエル「ふふふ」
秋葉「くすくす」
琥珀「うふふ」
翡翠「……」(顔を赤くして)
レン「……」(かすかに笑みを浮かべて)
シオン「……」(赤い顔で不機嫌そうに)
志貴「こんなクッキーでいいのかな? 不安になってきた」
四百三十五「お供え物」作:のちさん
さつき「なによこれ」
四季 「ホワイトデーだからな」
さつき「おまんじゅうで?」
四季 「おう、なんならそこのおはぎでもいいぞ」
さつき「……」(泣き)
四季 「茶がないなー」
四百三十六「守護霊?」作:のちさん
志貴 「最近、肩が重いんですよね」
シエル「そうでしょうね」
志貴 「え?」
シエル「右肩にネロ・カオス、左肩にツインテールの女の子」
志貴 「へ?」
シエル「頭の上にはワラキア、背後には四季……」
志貴 「払って下さい、先輩!」
シエル「不可能です。それにまだ終わりじゃありませんよ?」
志貴 「うう……」
四百三十七「怪談」作:のちさん
高田「おい、聞いてくれよ」
有彦「どーした。青い顔して」
高田「昨夜寝ていたら……」
志貴「ふんふん」
高田「金縛りになって、布団の上に女が乗っていたんだ!」
有彦「ふーん」
志貴「へーえ」
高田「お前等……こわくないのか?」
有彦「……まあ、な」
志貴「……慣れてるから、な」
四百三十八「事務方」作:のちさん
式 「最近、払いがいいみたいだな」
幹也「給料のこと? ……うん、まあね」
式 「トウコにも経済観念ができたのか?」
幹也「式、僕が事務所でなんの仕事してるか、知ってる?」
式 「書類作業だろ?」
幹也「業務上のお金は書類でやりとりするものだよ」
式 「……それって、犯罪じゃないのか?」
幹也「いや、自衛手段だよ」
四百三十九「挨拶」作:のちさん
橙子「黒桐は実家とはケンカしてるんだったな?」
幹也「ええ、まあ」
橙子「じゃ、どうするんだ。式?」
式 「なんのことだ?」
橙子「やっぱりやるんだろ? 『幹也くんをお嫁に下さい!』って」
幹也「それは僕の役目……って、式、なにを考え込んでるんだ!」
式 「……」
四百四十「呼び方」作:のちさん
橙子「もし、黒桐とつきあったらどっちにするんだ?」
鮮花「は?」
橙子「『兄さん』と呼ぶのか、『幹也』と呼ぶのか、と聞いているんだ」
鮮花「……普通だったら『幹也』じゃありませんか?」
橙子「そうか? 『兄さん』の方が禁忌っぽくて良さそうだが?」
鮮花「……」(真剣に考え込む)
四百四十一「そういう季節」作:のちさん
アルク「ちょっと本国戻らないといけないの」
志貴「へえ」
アルク「その間、浮気しちゃダメだからね」
志貴「なにしに行くんだ?」
アルク「申告するの」
志貴「なんの?」
アルク「税金」
志貴「……」
四百四十二「申請」作:のちさん
シエル「まったく、日本政府は!」
志貴 「……」
シエル「本当に外国人に冷たいんですね、この国は!」
志貴 「……」
シエル「もっと外に開いた国になるべきだとは思いませんか!?」
志貴 「……食費がないからって、難民申請はちょっと酷くない?」
四百四十三「鬼の居ぬ間に」作:のちさん
鮮花「ま、マネキンマニア」
幹也「あ、あ、蟻地獄式濫費経営者」
式 「や、藪医者」
鮮花「疫病神」
幹也「み、身勝手社長」
式 「う、か……。売れ残り」
鮮花「……なかなか、つきないものですね」
式 「……まあな」
幹也「ああいう人だからね」(嘆息)
四百四十四「VSアルク:あぶないこと」作:荒田 影さん
アルク「肉片も……残さないからッ!!」
シオン「――ッ!!」
アルク「どう、身動きできる?」
シオン「ァ……クッ……」
アルク「できないでしょ? 私を縛ってた鎖なんだから――って志貴。
どうしたのよ鼻なんか押さえて」
志貴 「いやちょっと……」(首筋をトントンとやりつつ)
四百四十五「VSアルク2:いけないこと」作:荒田 影さん
アルク「ええ〜っ、鎖はダメって、なんで?」
志貴 「いや、危険すぎるし……(色んな意味で)」
アルク「ん〜、じゃあ縄で」
志貴 「もっとダメェッッ!!」
四百四十六「VSアルク3:そんな高度な」作:荒田 影さん
アルク「じゃ、鞭にしよっか。エーテライトのまね〜って」
志貴 「……お前、わかっててやってんな」
アルク「なによ、志貴が変な想像するからいけないんじゃない」
志貴 「それは……だからと言ってだな――」
(二人して論議に没頭しつつ去る)
シオン「…………放置ですか…?」
四百四十七「VSシオン3:見たのは最近」作:荒田 影さん
秋葉 「そういえば……シオン。
あなた銃を持っていたと思いましたけど」
シオン「ええ。それがどうかしましたか、秋葉」
秋葉 「その服では取り出しにくいでしょう?
どうしてるのかと……ただの興味本位ですけれど」
シオン「それは――」
志貴 「ああ、ここだろ」(太ももを指しつつ)
志貴 「昔の女スパイみたいだよな――って待て秋葉誤解だッッ!!」
秋葉 「どうして兄さんが知ってるんですかッッ!!」(髪赤)
四百四十八「月魅酒」作:hitoroさん
四季「よりによってかおまえか」(ふっと笑う、心なしか楽しげ)
七夜「まぁそう言うな」(流れるような動きで隣に腰掛ける)
二人「まったく・・・アイツは」(期せずしてハモる)
四季「なんだお前もか・・・せっかくだから飲むか?」(酒の入ったコップを突き出す)
七夜「あぁせっかくだから貰おうか」(コップを受け取る)
四季「大体甘すぎるんだよアイツは」(酒を煽りながら)
七夜「あぁ、全くだ。標的に情けを掛けるなんて甘すぎる」(同じく酒を煽りながら)
ぐだぐだ志貴への文句を肴に酒を杯を交わす二人、頭上には真円の月。
四百四十九「夢」作:hitoroさん
四季「そうか、明日結婚式なのか・・・」
右手には写真、写っているのは彼の最愛の妹と子供の頃からの親友。
四季「幸せにしろよ、ちくしょー。親父ぃ酒追加」
荒耶「客よ、そんなに飲んだら躯を壊すぞ?」
四季「いいんだ、今日はとことん飲むぞ」〈空になった酒瓶を振り回しながら〉
四百五十「誓い」作:hitoroさん
屋敷の屋根、二人で蒼い光を放つ黎明の月を見上げながら
「約束だ」
「秋葉を、みんなを俺達が護るんだ」
「何があっても、どんなことがあっても」
「これは〈誓い〉だお前と俺との」
「ゆーびーきりげーんまん嘘付いたらはりせんぼんのーます、指切った」
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