『Fate』天抜き「直球50本勝負第7弾」

作:White Snow

 



  下記の作品は、『Fate』を中心にした内容となっております。作中のネ
 タバレを含んでおり、『空の境界』、『月姫』、『歌月十夜』、『メルティ・
 ブラッド』(Re-act)の関係者が出演しております。
  また、中には故意に若しくは必然的に壊れたキャラが勃発しております。本
 編のイメージを崩したくない方はご注意ください♪

  〜作者から読者の皆様に〜
   当作品は、『Fate』をクリアされ、オールコンプを果たし、愛している
 からキャラのイメージを徹底的に崩されても大丈夫だと豪語できる、因果逆転
 してるゲイボルグのような猛者にお勧めします。





 1. 教えて! ワラキア先生 〜士郎〜

 ワラキア「カット、カットカットカットカットカットカットカットカットゥ!!!」
 士郎  (ざくっ、とたたたたたたたたたたたたたたたたた…………)

 ワラキア「うむ、見事な包丁さばき。キャベツの乱切りはマスターしたようだな、人間」
 士郎  「……いえ、まだ師匠のように切れません」



 2. 教えて! ワラキア先生 〜遠坂〜

 ワラキア「カット、カットカットカットカットカットカットカットカットゥ!!!」
 遠坂  「ガンド、ガンドガンドガンドガンドガンドガンドガンドガンドガンドゥ!!!」

 ワラキア「美しくないな。――ここは呼吸が大事なのだ。相手を完膚なきまでに倒すこ
      とをイメージすると、より優雅になるのだ」
 遠坂  「ハイ、師匠!!!」

 士郎  「遠坂……、そこまでガントを極めてどうする気だ?」(ガクガクブル)



 3. 教えて! ワラキア先生 〜ギルと一成〜

 ワラキア「カット、カットカットカットカットカットカットカットカットゥ!!!」

 ギル  「良い腕だな、褒めてやろう」
 ワラキア「――フ。第六法に挑んだこの身、六分刈りなど造作もない」

 一成  「拙僧もお願いします」



 4. 教えて! ワラキア先生 〜キャスター〜

 ワラキア「カット、カットカットカットカットカットカットカットカットゥ!!!」
 キャスタ「破談、破談破談破談破談破談破談破談破談破談破談破談破談破談破談破談!!!」

 ワラキア「……ご、業が深いな、人間」(気圧され気味)
 キャスタ「みーんな、破談よ、破談! みんな“破戒すべき全ての符”(ルールブレイ
      カー)で結婚届を切り刻んでやるわっ!!!」     (血涙を流しながら)



 5. 教えて! ワラキア先生 〜セイバー〜

 ワラキア「カット、カットカットカッ――」
 セイバー「ズル、ズルズルズルズル――ごちそうさまでした」

 ワラキア「――か、完食したと言うのか!?」
 セイバー「見事なリズムです。おかげでこちらも良いペースを保つことができました」
     (至福の表情)

     ――高く積み上げられたわんこ蕎麦、記録100杯!



 6. 教えて! ワラキア先生 〜晶〜

 ワラキア「カット、カットカットカットカットカットカットカットカットゥ!!!」

 晶   「――ありがとうございます、先生。トーン切るの早いから大助かりですよー。
      これなら締め切りに間に合います」
 ワラキア「……はて、私は何をしているのだろうな?」



 7. 教えて! ワラキア先生 〜橙子〜

 ワラキア「カット、カットカットカットカットカットカットカットカットゥ!!!」
 橙子  「カット、カットカットカットカットカットカットカットカットゥ!!!」

 ワラキア「――完璧だ。しかし、一体何のためだ?」
 橙子  「いやなに、黒桐に向かって言うと気持ちが良くてな」(ニンマリ)



 8. 教えて! ワラキア先生 〜黒桐〜

 ワラキア「カット、カットカットカットカットカットカットカットカットゥ!!!」
 黒桐  「ガーン、ガーンガーンガーンガーンガーンガーンガーンガーンガーンガーン!!!」

 ワラキア「……教える必要などないようだが?」
 黒桐  「――ただのストレス解消です。……叫ぶと多少は気が晴れますので」
      (ムンクの叫びっぽい顔)



 9. 教えて! ワラキア先生 〜鮮花〜

 ワラキア「カット、カットカットカットカットカットカットカットカットゥ!!!」
 鮮花  「カット、カットカットカットカットカットカットカットカットゥ!!!」

 鮮花  「兄さんは、式には渡さない。縁切り寺でお百度よ、お百度!」
 キャスタ「――気が合いますね、貴女」

 ワラキア「……ク、破滅しか計算できぬ。計算できぬ未来が欲しかった――」



 10. マイブーム 〜主人と使い魔〜

 志貴「先生、いくら世間でマスターとサーヴァントが流行っているからって、騒ぎを起
    こすのはどうかと……」
 青子「えー、だって使い魔、欲しかったんだもん。5人の魔法使いだってサーヴァント
    は使えないとか言われちゃったら、俄然ヤル気がさぁー」
 志貴「……先生、わりとミーハーだったんですね」
 青子「えへへへ。でも、志貴が私のモノになるなら、サーヴァントなんていらないかな♪」

 志貴「あぁ、それ以上ボクの中の先生像を崩さないでっ!」



 11. メカ翡翠 〜エラー?〜

 琥珀  「それ行け、メカ翡翠ちゃ〜ん! 志貴さんをKOですよ〜!」
 志貴  「!?」
 メカ翡翠「……シキサマ♪ シキサマ♪ シキサマ♪」(そこはかとなく嬉し気に前進)
 琥珀  「アレレ? ど、どうしましたメカ翡翠ちゃん?」

 メカ翡翠「シキサマ♪ シキサマ♪ ゴホウシ――スルッ!!!!」(キュピーン)

 琥珀  「……この子、プログラムが変わって……??? し、志貴さん、つかぬこと
      をお伺いしますが……もしかしてこの子にまで毒牙に?」
 志貴  「えーと、その……ハイ」

 メカ翡翠「シキサマ♪ シキサマ♪ シキサマ♪ ソノフクヲ、ステロ♪」
 琥珀  「アハー」(昇天)



 12. 負け組みと勝ち組

 ロア「…………私も路地裏同盟に入って『Re-act2』に賭けるか」
 シキ「まっていろ、秋葉。お兄ちゃんが絶対に守ってやるからなー!」

 ネロ「――出るのか、第3弾?」
 エト「無理でちゅね」



 13. 王様の一言 〜錬金術〜

 ギル 「……理解できんな、雑種の考えることは。わざわざ鉄を金に変えなくてもいい
     だろうに。こんなにもあるのにおかしなものだ。
     ――そうだな、金を鉄に変えるというのなら面白いか」

 遠坂 「――貴方、『鉄』と『金』の換金レートを知らないのっ! わざわざ価値の下
     がるものにしてどうするのよっ!」
 シオン「――くっ、『金』は永遠に光り輝き朽ちることのない金属。卑金属である『鉄』
     を、貴金属であるその『金』に変化させる過程において錬金術は真理を見出し、
     永遠を目指すものです。貴方は、その思想を汚すのですか!」



 14. 王様の一言 〜金と宝石〜

 ギル 「――卑しく貧しい雑種どもよ。 金(きん)が無いのなら、宝石があるだろう?」

 遠坂 「……本物の金持ち馬鹿がいるわ! パンが無いならお菓子があるでしょ、じゃ
     ないってのっ!!!」(怒りにワナワナ)
 シオン「……貴方のそうした発想ができるそのおめでたい頭に興味が湧きました」
    (エーテライトを硬く握り締め)




 15. 英語教師への道 〜約束〜

 大河「切嗣さん、お願いが、あるんですが!」
 切嗣「ん、何だい大河ちゃん?」
 大河「いっしょに……連れて行ってください!」
 切嗣「? 良いよ」
 大河「え?」
 切嗣「外国に行くなら、まず英語ぐらいはマスターしないとね」

 大河「――ハイ、切嗣さん。わたし、ガンバリマス!!!」



 16. 英語教師への道 〜修行編〜

 大河  「先生、これは何と読むのでしょうかっ!?」

 英語教師「なぁ、藤村、熱心なのはいいが……もう帰らんか?」
 大河  「そんな〜、センセェ〜見捨てないで下さいよ〜」
 英語教師「……わかった、わかった。そんな情けない顔するな。それにしても藤村、急
      に勉強熱心になったな。どうしたんだ?」

 大河  「花嫁修業なんですー! キャッ、こんなこと言わせるなんて〜、セ・ン・セ
      ・イ・のバカ♪」(身を捩って恥ずかしがり)
 英語教師「……もう帰っていいか?」



 17. 英語教師への道 〜病の床で〜

 切嗣「ごほっ、ごほっ……、すまないね苦労をかけて」
 大河「それは言わない約束でしょう、おとっあん」

 切嗣「ハハ、……ノリいいねぇ、大河ちゃん」
 大河「切嗣さん、こんな時まで和ませてくれなくてもいいですから」
 切嗣「…………ごめんね、外国にはいっしょに連れて行けそうに――」
 大河「っ! それはいいですから、体を治すことだけ考えてください。お願いですから!」
 切嗣「――う、うん、ありがとう」



 18. 英語教師への道 〜託されたもの〜

 藤ねぇ「ヤッホー、士郎! これからお姉ちゃんが、美人教師になっていろいろ教えて
     あげちゃうぞぉ!」

 士郎 「!? うわっ! 何で藤ねぇがこの学園にいるんだよ」
 藤ねぇ「こら、衛宮くん、学校では『藤村先生』と呼びなさい」
 士郎 「謀ったな、ライガ爺さん!!!」

 藤ねぇ(切嗣さん、士郎のことは任せておいてください)



 19. 士郎、想像する

 士郎 「もしかしたら親父が生きていたら、藤ねぇだってもっとお淑やかになっていた
     のかもって。あの頃、ひそかに努力していた節が……」
 切嗣 (ハハ、士郎それは無理。そんなこと正義の味方でも無理だぞ)

 士郎 「だよねー、ハハハハ」

 藤ねぇ「ど、どうしたの士郎、お空に向かって笑い出したりして?」
 士郎 「……いや、何でもない。意識もはっきりしてるし、怪我もしてない」
 藤ねぇ「そう? もうっ、竹刀の当たり所が悪くて、気でも触れたのかと思っちゃった
     じゃない」

 士郎 (……親父、藤ねぇは変わらない人だよ、絶対)



 20. 言峰の令呪 〜if(畏怖)〜

 言峰  「では命じよう。――――『マーボー』を食せ、ランサー」

 魃   「おまたせアル」
 ランサー「ごふっ!」(壮絶に吐血し、そのまま消滅)

 遠坂  「ええ!!?? もしかしてわたしこのままフォローなし? わあぁぁん、士
      郎の馬鹿!!!」
 言峰  「――いいぞ。その嘆き、なかなかに芳醇だ」



 21. 王様の真の実力

 ギル「フン、よもやお前のような雑種に奥の手を使わねばならぬとはな」
 士郎「無駄だ、英雄王。いかなる武器であろうとことごとく凌駕し、叩き落してみせよ
    う」
 ギル「頭に乗るな、雑種。あらゆる財宝を集めた我(オレ)の前に敵などあるはずがあ
    るまい。
    ――――“王の財宝”(ゲート・オブ・バビロン)」

    ――空中に浮遊する無数の黄金のインゴット。

 ギル「黄金を抱いて、溺死しろ」
 士郎「ッ!!!?? チョ、チョット、マテマテマテー!!!」

 ギル「……つまらん、所詮フェイカーであったか。我(オレ)様の巨大黄金像を出すま
    でもなかったな」
 遠坂「――なんて、デタラメ」



 22. 赤い髪の少年1 〜式の夢、待ち合わせのアーネンエルベ〜

 式 「じゃあな――」

 有彦「うおんちゅ」
 式 「!!??」

 黒桐「お待たせ、式。ん、あれ? どうしたの、何か騒がしいね?」
 式「は、早く行くぞ」
 黒桐「? う、うん」



 23. 続・赤い髪の少年1 〜式の夢、待ち合わせのアーネンエルベ〜

 志貴 「待たせたな、有彦。……あ、先輩、有彦のヤツ、待ちくたびれて寝てますよ」
 シエル「ふぅ、仕方がないですね」
 有彦 「…………」
 シエル「それにしても、トマトケチャップつけて死んだフリなんて芸コマですねー」
 志貴 「ハハ、笑えないぞ有彦」
 有彦 「……、……」

 店員 「だ、大丈夫ですか?」
 志貴 「あー、平気、平気。こいつ、こーゆー笑えないギャグに体張るヤツなんですよ」
 店員 「え? そ、そーですよね。し、死んでなんかいないですよね」(引きつった笑み)
 志貴・シエル「そうですよ、ハハハハ」(朗らかに)

 有彦 (――フ、婆さん、オレもそっちへ行くよ……)



 24. 赤い髪の少年2 〜式の夢、待ち合わせのアーネンエルベ〜

 式 「じゃあな――」

 士郎「? こ、こんにちは」
 式「!!??」

 式 (――巴に似ている?)
 士郎(――美綴に似ている?)



 25. 続・赤い髪の少年2 〜式の夢、待ち合わせのアーネンエルベ〜

 遠坂「……ところで士郎、そちらの方はどこのどなたなのかしら?」

 士郎「っ!! いや、よく知らない人……なんだけど」
 遠坂「へー、士郎はよく知らない人と見詰め合っちゃうんだ?」
 士郎「え……? いや、そ、それはその……美綴に似ているなぁー、と」
 遠坂「……覚悟はいいかしら、衛宮くん? この浮気者〜〜!!!」
 士郎「ぐわっ、ベアですか!? いきなりグリズリー級ですかっ!?」

 黒桐「わー、凄いね。何なの、式?」
 式 「……黒桐! おまえ、浮気してないよな!?」
 黒桐「? うん、僕は式が一番だけど……」
 式 「なら、いいんだ」



 26. 謎多き黒の人 〜『式』センサー〜

 黒桐「見つけた、式」
 式 「――よく、ここがわかったな?」
 黒桐「式だったら、どこにいても探り当てる自信があるよ」
 式 「……コクトーって、ストーカー?」

 黒桐「……せめて探偵にしてよ。式専門の探偵。もう許(はな)さないって言っただろ」
 式 「…………馬鹿」



 27. 謎多き黒の人 〜“探る者”の才〜

 鮮花「――そう言えば、橙子師は兄さんに“探る者”の才があるとおっしゃっていまし
    たけど、まぁ……それには同感なのですが……心までは探れないみたいですね」
 橙子「そのことだが鮮花、それは早計だ。奴ほどの才能があれば探れないものは恐らく
    ないだろうな。それは人の心とて例外ではあるまい。それゆえの“才能”だ。
    奴が探って、わからないことがあるのは奴自身が探るのを止めるからだ。本能的
    に誰かを傷つけてしまうのがわかるから――それが奴にとっての箍(たが)なの
    だろうよ。
    しかし、残念だな。奴が魔術師だったらそれこそ根源を探りあてそうなものだが」

 鮮花「そ……それじゃ、兄さんは……」
 橙子「あぁ、可愛いじゃないか。下手に相手の奥底まで探ってしまっては、お互い傷つ
    いてしまう。対人関係においてあえて鈍くなっているのだろうな」



 28. 謎多き黒の人 〜起源“傷つけぬ者”〜

 黒桐「ただいまー。ふー、暑かった。アイス屋さんで新作仕入れてきましたから休憩し
    ましょう。――あれ、鮮花どうしたの?」
 鮮花「ええ、何でもないです。ありがとうございます、兄さん。早速、頂きます――っ
    て、コレは何ですか?」
 黒桐「? 焼き芋アイスだけど?」

 鮮花「……兄さん、焼き芋ですか、よりにもよって焼き芋ですかっ、乙女に対して!?」
 黒桐「? 何で? 焼き芋、嫌いだった?」
 橙子「くく、黒桐。焼き芋食べたら後が困るだろう、ほら伝統的に」
 黒桐「――う、ご、ごめん。気がつかなかった。美味しかったから鮮花にも食べさせて
    あげたかったんだ」
 鮮花「……もういいです」(どこか安心した顔)
 黒桐「???」

 橙子(――なるほど。人を傷つけぬために、相手を理解しようとするがゆえの“探る才”
    かもしれんな)



 29. 謎多き黒の人 〜普通?〜

 黒桐「所長、アイスです」
 橙子「ん。すまんな」

 黒桐「――あまり鮮花に変なことを吹き込まないでくださいね」(ボソリ)
 橙子「! ……気がついたのか?」
 黒桐「何のことですか?」(極上の笑顔)

 橙子(――黒桐、怖ろしい奴。……どこまで何を知っているのかさっぱりわからん)



 30. 魔術師 〜封印指定〜

 橙子「――よくわからんから、黒桐。一度頭の構造を調べさせろ」

 黒桐「っ! 所長が一番怖ろしいですっ!」(絶叫)
 橙子「えー、そんなの冗談に決まっているじゃない。ウフ」(眼鏡装着)
 黒桐「……ウソですね」
 橙子「私はね、黒桐。私自身でさえ、もう冗談かどうか判らないんだ――」

    注射器と電動ドリルを持って立ち上がる眼鏡の橙子さん。

 黒桐「冗談だと言ってー!!!!」



 31. 統一言語師と洗脳探偵

 玄霧 【あなた」「赤しか」「言えない】

 アルバ「アハハハ、赤だ、赤――」
 橙子 「――んん? アルバくん、何が言いたいのかな? 向こうでゆっくり話を聞こ
     うじゃないか」(スーツケースを持って)


 翡翠「あなたを、カレー嫌いです」

 志貴「カレーはマズイ」
 シエル「カレーの神“ルー”を敵に回しましたねー」(黒鍵を構えて)


 玄霧「……驚きです。統一言語に頼らずとも魂まで支配することができるなんて」
 翡翠「お褒めに預かり光栄です」(深々と礼)



 32. ネコまっしぐら

 レン「――!」(志貴ー!)
 志貴「あはは、ただいま、レン。帰るなり、抱きついてくるなんて寂しかったのか?」
 レン「――」(コクコク)

 志貴「――っ!!! レン、好きだ〜〜!!!」



 33. ネコ(?)まっしぐら

 猫アルク「志貴ー!」
 志貴  「『死点』」(トス)

 猫アルク「ギニャー!!! クッ、先程のレンと扱いに差を感じるニャリ」
 七夜志貴「フ、化け猫など猫にあらず。――極彩と散れ!」
 猫アルク「ニャンですとー!?」



 34. ネコまっしぐら?

 レン「――!!!」

 琥珀「……人の顔を見ていきなり逃げ出すなんて、うう、ショックですー。翡翠ちゃん、
    可愛そうなお姉ちゃんを慰めて」
 翡翠「姉さん、食事に変なクスリを混ぜたり、お注射したりするからです」



 35. セイバーまっしぐら

 セイバー「凛! チャンネルの変更は認められない」
 遠坂  「!?」

 セイバー「……」(至福の表情)

 遠坂「……ねぇ、士郎。セイバー、いつもああなの?」(ボソリ)
 士郎「――あぁ、お昼の一時になるとTVの前に釘づけになるんだ」(微笑ましそうに
    見つめて)

    ――TVにはサイコロを渡すライオンさんが。



 36. 主夫まっしぐら

 士郎・アーチャー「――とった」

 士郎  「……オイ、この豚バラ肉は俺が」
 アーチャ「貴様ではその素材は生かしきれまい。そちらのササミにしておけ」
 主夫士郎  「今日のメニューは夏バテ対策のキムチ鍋だ、譲れないぞ」
 主夫アーチャ「何を言う、夏バテ防止には沖縄料理だ。豚肉は外せない」

 主婦キャスタ「っ!? よ、よく似合っていますよ、エプロン姿」(笑いを堪える)
 士郎・アーチャー「むう」



 37. ライダーまっしぐら

 桜   「――どういうつもり、ライダー!?」

 ライダー「士郎は私が貰っていきます。魔王の手から助け出すのは、私の役目です」
 士郎  「ああ、ボクの白馬の女王様――」

 黒桜  「何が魔王ですかっ! それに先輩もその気になっているんじゃありません!」




 直球式『ホトトギス』集


 38. ホトトギス(苦笑) 〜切嗣〜

 切嗣「泣かしちゃ駄目だよ、女の子は、エミヤケカクン(衛宮家家訓)」


 藤ねぇ「……お久しぶりです、切嗣さん。わたしも、士郎も元気ですよ。
     でも、最近の士郎は女の子を泣かせてばかりなんですよ。酷いですよね、本当
     に。
     切嗣さん、女の子を泣かしちゃ駄目だよ、と言っていたのに。……切嗣さんも
     士郎といっしょです。わたしを泣かせてばかり……なんですから」
    (うつむく顔に伝う涙)

 切嗣 (……ごめんね、大河ちゃん)

    ――藤村大河、衛宮家の墓参り。



 39. ホトトギス(笑) 〜藤村雷画〜

 雷画「我孫ながら、将来が心配、アトメヲタノム(跡目を頼む)」


 雷画 「――多くを語る必要はあるまい。孫を頼む」
 藤ねぇ「ふつつかものだけど、よろしくねー♪」

 士郎 「オオゥー、ソレハ勘弁アルネ」
 イリヤ「……シロウがエセ中国人になるほどテンパるなんて、よっぽど嫌なのね」

 藤ねぇ「むぅー、なんでよー!!!」



 40. ホトトギス(笑) 〜翡翠〜

 翡翠「鳴かぬなら、姉の秘密を、バクロデス(暴露です)」


 翡翠「……秋葉様、志貴様。いい加減になさらないと、私、怒ります」
 秋葉「兄さんが悪いのですっ!」
 志貴「秋葉が譲らないからっ!」

 翡翠「――私、怒りました。……これから姉がお二人に隠していることをお話します」
 秋葉・志貴「え?」
 翡翠「……実は、姉は――」


 秋葉「ごめんさいごめんなさいごめんさいごめんなさいごめんさいごめんなさい」(号泣)
 志貴「――――、――、――――、――」(痙攣中)

 翡翠「!? ね、姉さん、お二人に何をしたんですか!?」
 翡翠(?)「クス、姉の秘密を少々……」(冷笑)



 41. ホトトギス(爆笑) 〜一子〜

 一子「姉ならば、門出を祝う、サケノサカナデ(酒の肴で)」


 一子 「馬鹿有彦、ななこはお前にはもったいないが、男なら最期まで面倒を見ろ」
 有彦 「マテ、馬鹿姉貴」
 ななこ「もう、有彦ったら照れちゃって。幸せにしてくれないと駄目ですよー」
 有彦 「なに呼び捨てにしてんだよ、コラ。それに、なにが駄目だ、この駄馬め!」

 一子 「うむ、めでたい――と、言うわけで、有間、祝え」
 有彦 「マテマテ、無視するな馬鹿姉貴!」
 志貴 「あきらめろ、有彦。すでに決定事項だ。それにお酒の入った一子さんには勝て
     ない」

 有彦 「ななこといっしょになるぐらいなら……いっそ、遠野!」
 志貴 「!? お、落ち着け、有彦」

 一子「うむ、めでたい――と、言うわけで、ななこ、祝え」
 ななこ「ふ、不潔ですーーー!!!」



 42. ホトトギス(笑) 〜志貴〜

 志貴「鳴かぬなら、マタタビに猫じゃらし、ネコネココネコ(猫猫子猫)」


 志貴「そーら、そらそら、気持ちいいかい、レン?」
 レン「――、――――っ、――、――――っ!!!」
 志貴「うーん、やっぱり駄目か。猫のレンを鳴かせるのは至難の技――」
 レン「――、――――」(志貴、我慢できない)

 志貴「うわわ、いつの間にかアダルトモードのレンちゃんに?」



 43. ホトトギス(笑) 〜レッド・秋葉〜

 レッド・秋葉「振り向かぬなら、いっそ檻髪、レンゴクデス(煉獄です)」


    ――アルクのグッドエンド後、秋葉の紅赤朱化を初めて見た時の図。
 
 志貴    「――あ、秋葉、そ、その髪はどうしたんだ!?」
 レッド・秋葉「クス、兄さん。これが本当の秋葉なんです。もうあんな人外相手に遠慮
        なんてできないですから」
 志貴    「――、――!」
 レッド・秋葉「可笑しい、兄さん。声も出なくなるほど驚くなんて……薄々は気がつい
        ていたんでしょう?」
 志貴    「あ、秋葉、この不良娘っ! あんなに綺麗な黒髪を真っ赤に染めるなん
        て、お兄ちゃんはっ、お兄ちゃんは悲しいぞぉ!!!」
 レッド・秋葉「あ、あの……いえ、これは地毛で……兄さん?」
 志貴    「ごめん、ごめんよ、秋葉ぁ〜! 不良になるほど思いつめていたなんて
        ……守ってやる、守ってやるからな、秋葉ぁ!!!」

   ――志貴に力強く抱きしめられる秋葉。

 レッド・秋葉「……あ、あれ?」



 44. ホトトギス(笑) 〜ゼルレッチ〜

 ゼルレッチ「父親なら、この気持ちわかるハズ、フジョウリジャ(不条理じゃ)」


   アルクェイドからの手紙。
   ――あ、爺、元気してる? 今度、旦那様を連れて帰るからねー!

 ゼルレッチ「爺は、爺は悲しいですぞぉー!!!」



 45. ホトトギス(笑) 〜白騎士・黒騎士〜

 白騎士・黒騎士「騎士ならば、名前で呼ばれたい、ゴショウデス(後生です)」


 アルトルージュ「さ、行くわよ、ポチ、シロ、クロ」

 プライミッツ 「ワン♪」
 白騎士・黒騎士(……同じ、……同じなのですか、姫様?)



 46. ホトトギス(笑) 〜プライミッツ〜

 プライミッツ(世界の害となるのなら、行使しよう生殺与奪、ホモサピエンス)


 プライミッツ 「ZZZZ、ZZZ、ZZZZZZZ」
 アルトルージュ「あ、寝ちゃったんだ。んー、フワフワでいい手触り」

 白騎士・黒騎士(くそっ、見た目ポチのクセに、ポチのクセにっ!!!)



 47. ホトトギス(?) 〜元・死徒第五位〜

 元・死徒第五位「鳴かぬなら、つついちゃ駄目だったよ、ウチュウノシンピ(宇宙の神秘)」


 元・死徒第五位「……何だこれは? 我が前に立ちふさがるとは何と不遜な。その傲慢
         を叩きなおし――」
 ORT      「轟轟轟轟轟、轟轟轟轟轟轟!!!」

       ――――気化蒸発!!!



 48. ホトトギス(笑) 〜アルク〜

 アルク「鳴かせられちゃうのは、志貴だけ、オフトンデ(お布団で)」


 アルク「志貴、志貴ー、今晩もいっぱい鳴かせてねー♪」
 志貴 「わっ、わぁ、このバカ! こんなところでそ……そんなコ……ト……」

 レッド・秋葉「――ふーん、兄さん」
 シエル   「――お盛んですねー、遠野君は」
 翡翠    「――本日を、試食会です」
 琥珀    「――今日はお注射の日ですねー」
 レン    「――――(ツーン)」

 志貴「アルクェイドの馬鹿〜!!!」(泣きながら逃走開始)



 49. ホトトギス(?) 〜琥珀〜

 琥珀「鳴かぬなら、お薬とお注射、ニタクデスヨー(二択ですよー)」


 琥珀「さぁ、志貴さん。どちらにしますかー?」
 志貴「こ、琥珀さん、ボクもう泣きました、泣きましたから。だから、ほらそんな物騒
    なもの――」

   ――琥珀さんの目が不機嫌にキラーん、と光る。

 志貴「――もとい、そんな爽やかトロピカルのオレンジな薬とブルーな注射なんて使わ
    なくてもっ!!!」
 琥珀「いやですね、志貴さん。これは志貴さんを泣かせるようなものじゃないですよ。
    夏ですし、暑いでしょうから涼しく南国風な気分に浸れることをコンセプトに開
    発したんですよ。ささ、どちらになさいます?」
 志貴「嫌ぁー、両方とも嫌ぁー!!! それ、趣旨が違ってるし、方向性がおかしいし
    聞くだけではどんなことになるか想像できないけど、オレンジとブルーの時点で
    とっても危険な香りが既にっ!!」
 琥珀「もー、優柔不断な志貴さん。あの子も、この子も欲しい志貴さんらしいですねー。
    そんな志貴さんには両方とも使っちゃいましょうねー♪」

 志貴「両方はっ、両方は、嫌ぁー!」

   ――志貴くんは「 」に到達しました(笑)。



 50. ホトトギス(笑) 〜志貴〜

 志貴「大きくなったなら、地球も十七分割、チョクシノマガン(直視の魔眼)」


 志貴「――モノの壊れやすい線が視える。あぁ、世界はなんて脆いんだ。地面なんてガ
    ラガラと今にも崩れてしまいそう」

 琥珀「流石は志貴さん。秋葉様より大きくなりましたねー」
 志貴「こ、琥珀さん、コレは一体……」
 琥珀「猫のお耳も可愛いですよ♪」
 志貴「……」
 琥珀「なるほどなるほど、あの薬の同時投与に『巨大化』と『猫化』の副作用があると
    メモしちゃいましょう。あはー、実に私好みの展開ですねー!」(歓喜)

   ――この日、地球は十七分割された(驚愕)!!!









 〜作者の作成レポート〜

  みなさま、暑中見舞いです。

  暑くジメジメした日が続いていますね。みなさまはいかがお過ごしでしょうか。
  当サイト『西奏亭』のカウンターは、ごっつもの凄い勢いで回っているみたいでアツ
 いですねー。
  いや本当に、スゴい。しにを様の掲載作品の多さは語るまでもないことですが、多く
 の投稿作品が寄せられているのは愛されている証拠なのだと感じました。
  読者の方も『天抜き』投稿されているので、こういう読者参加型サイトは強いな、と
 思ったりします。私も少し前は、一読者の一人でしたけど。

  私の近況報告は、パソコン熱で否応なしに部屋はカウンターじゃないけど過熱暴走気
 味です。溶けちゃいそうです。くじけちゃいそうです。でも日々がんばって生きていま
 す。
  …………避暑に行きたい、避暑に。冬生まれだから、暑いのは苦手です。本当に雪の
 ように溶けてしまいそう――――


  拙作に関しては、『メルティ・ブラッド』、『空の境界』に強い影響を受けまくって
 います。懐かしい気分やリニューアルな気分になっていただければ幸いです。
  前回に続く直球式『ホトトギス』集も掲載させていただきました。正規のホトトギス
 ではなくて、一部変形系『(?)』と、全体変形系の『(笑)』ばかりですけど。


  ではでは、世界に百万の笑顔を目指すWhite Snowが、読者のみなさまと、当サイト運
 営者しにを様に向けての暑中見舞いでした〜。



二次創作頁へ TOPへ