天抜き『はるかぜ』便り

作:White Snow

 




1. 『がーでん』〜琥珀の園〜

 琥珀「黄色のひまわりに出会ったら、帰って来れる。
    黒いひまわりに出会ったら、帰って来れない。
    パックンフラワーさんに出会ったら、食べられてしまうんですよ、志貴さん?」

 志貴「HELP!!!」



2. 『落し物』

 湖の姫「――さぁ、今湖に落としたのは、どれかなー?」

 …………

 アルトリア   「ベディヴィエール。剣を湖に返し、何を見た?」
 ベディヴィエール「貴婦人より、今落としたのは、聖剣か、竹刀か、問われました」
 アルトリア   「……はい?」
 ベディヴィエール「もちろん、聖剣と答えたら、『この、しょーじきものめー!』と、
          この竹刀もくれたのですが」

 アルトリア「――なんでやねん!」



3. 『入学式』〜校長先生〜

 久我峰「むふふ。いいですな、青い果実」



題:『四月一日』

4. 〜勇気を出して〜

 由紀香(遠坂さんと仲良くなるために、今日こそ……!)

 由紀香「あの、遠坂さん」
 遠坂 「あ、三枝さん。なんでしょう?」
 由紀香「はい、わたし、衛宮君とつきあってるんですぅ!!!」

    …………

 遠坂「あはは、衛宮くん。ね、どうやって死にたい?」
 士郎「う、う嘘、嘘なんだよね?」
 遠坂「もちろん、嘘に決まってるじゃない♪」

 士郎「嘘だー!!!」



5. 〜反対の言葉〜

 式 「コクトーなんて、大ッ嫌いだ」
 黒桐「ああ。僕も、式がもの凄く、許せなくなるぐらいに、大ッ嫌いだ」

 橙子「素直に言えんのかね、君達は?」



6. 〜忠臣蔵〜

 ランサー   「忠義を尽すぜ、なぁ?」
 ギルガメッシュ「もちろんだ、何せ我らのマスター殿だからな」

 言峰「待て、武器を構えて言う台詞ではないと思うが?」

    ――――ゲイボルグとエア、ターゲット(言峰)ロックオン!!!



7. 〜桜園の誓い?〜

 ランサー 「誓うぜ、アニキ!」
 アーチャー「ああ、これで我らは兄弟だ!」

 キャスター「裏切りの薫りがするわ……!」



8. 〜嘘の嘘〜

 由紀「わたし、蒔ちゃん好きだよ? 鐘ちゃんも」

 蒔寺(……ど、どっちなんだろうな、鐘っち?)
 鐘 (……わ、わからない。が、私は由紀に嫌われては生きていけないっ!)

 由紀「?」



9. 〜虚言の日〜

 シオン 「あなたの誕生日か、ワラキア?」
 ワラキア「勝手に決めるな!」

   * 月姫読本にて、五月三十日とあります。



10. 〜騎士の誇り〜

 セイバー「くっ、騎士は偽りは口にはできません」
 士郎  「いや、そこまで深刻に考えなくても」



11. 〜想い、届け……!〜

 士郎「はは、桜。いくら俺でも騙されないぞ、今日は」
 桜 「…………せ、先輩ぃ……(涙)」



12. 〜想い、届く……?〜

 士郎「なぁ、一成。……嘘、だよな?」
 一成「士郎……!」

 士郎「…………ほ、本気なのか!?」



13. 〜清く貧しく〜

 志貴「有彦、聞いてくれ。宝クジ当たったんだ!」

 有彦「……はぁ、遠野。その嘘はすぐバレるぞ」
 志貴「な、何でだよ?」
 有彦「だって、遠野。宝クジ買えないだろ?」

 志貴「そ、そうだった!?」



14. 〜あかいあくま〜

 慎二「……と、遠坂?」
 遠坂「――実は、わたし、あなたのコトが……好きだったの」

 慎二「ほ、本当かい!?」
 遠坂「ウ・ソ♪」
 慎二「…………は、はは、ははは、わ、わかってたさ。ぼぼ、ぼ僕が、騙される
    ワケないじゃんか!」

 遠坂「引きつってるわよ、顔」



15. 〜あかいあくまと朴念仁〜

 遠坂「――実は、来ないの、アレ」

 士郎「…………わかった、責任をとるよ。今すぐ結婚しよう!」
 遠坂「え? あの、その……本気にされると、わたし困っちゃうって言うか……」
 士郎「幸せにするからな、遠坂!」

 遠坂 「……まぁ、いいか」
 藤ねぇ「良いワケないでしょー!!!」



16. 〜春が来た〜

 琥珀「志貴さん、最近来ないんですよー」
 志貴「……え?」
 琥珀「調べてみたら陽性、だったんです」

 アルク「あ、私もー」
 秋葉 「兄さん、ふつつか者ですが……」
 シエル「…………えへ」
 翡翠 「……志貴さま」
 レン (コクコク)

 志貴「えーと、みんな? 嘘じゃないんだよね?」



17. 〜小春日和の怪〜

 葛木「――本日は、抜き打ちテストを行う」

 クラス全員「ええっ!?」
 葛木   「嘘だ」
 クラス全員(……う、嘘、嘘なのか!?)

 葛木「……む。面白く、なかったか?」



18. 〜カッサン虎?〜

 藤ねぇ「あ、見て見て、UFOだよ、士郎!」

 士郎 「あー、はいはい。飛んでる、飛んでるねー」
 藤ねぇ「見てないじゃない、士郎! 本当に飛んでる、ほらぁ、あそこにっ!」
 士郎 「おお、藤ねぇ、迫真の演技だな。上手いぞ」
 藤ねぇ「ほ、本当だってば!」

    ――――UFO=箒少女(?)

 キャスター「タイムバーゲン、急がなくては!」



19. 〜見果てぬ夢、つかめぬとも〜

 さつき「嬉しい、志貴くんが、私の恋人になってくれて……!」

 シオン「どうしたのですか、さつき?」
 さつき「はぁ、独り言の嘘って、“夢”、なんだよね」

 シオン「…………よくわかりませんが、がんばってください、さつき」



題:『さくら』

20. 〜さくら鍋〜

 ななこ「おいしいですね♪」

 有彦 「…………共食い、じゃないのか?」
 一子 「好き嫌い言わずに喰え、有彦。高かったんだぞ」
 ななこ「そうですよー、有彦さん」

 有彦 「貴様がそれをゆーなっ!」



21. 〜桜鍋〜

 桜 「さ、先輩。食べてください」

 士郎「ああ」
 桜 「……はい(照れ)」

 遠坂「……桜、何? 今の意味深な反応は?」



22. 〜夜桜〜

 士郎「……桜、綺麗だな」
 桜 「あ、先輩ぃ(照れ照れ)」

 イリヤ「……今の会話、なんか、いやらしい」



23. 〜さくらんぼ〜

 桜 「美味しいですか、さくらんぼ?」
 士郎「ん。甘酸っぱくて、美味しい」
 桜 「あ、はい。嬉しいです、先輩(照れ照れ照れ)」

 ライダー「……何か、卑猥(ひわい)な」



24. 〜収穫〜

 セイバー「シロウ、桃栗三年、柿八年と言いますが」
 士郎  「ああ、そう言うな」
 セイバー「では、サクランボはいつ実るのでしょうか?」

 桜 「先輩、わたし、もう熟(う)れに、熟れてますからっ!」
 士郎「……そ、そうか」



25. 〜満開桜〜

 藤ねぇ「今年も見事に咲いたね、桜」
 桜  「そうですね」
 遠坂 「それにしても、怖いくらいに赤い桜ね。……赤い桜の下には、アレがあるとか
     いうけど」
 藤ねぇ「そうねぇ。……そういえば、士郎がいなくなって、ちょうど一年。どこに行っ
     ちゃったのかなぁ」

 桜  「クス。もう、そんなになるんですね」
 遠坂 「さ、桜?」



26. 〜春風を詠む〜

 小次郎「散る桜
     春風に舞う
     いといとし
     我が身も散りぬ
     斬れぬ桜花よ」



27. 〜幻影、桜雪〜

 イリヤ『わー、スゴイ! まるで雪みたいにキレイだねー』

 桜  「どうされたんですか先輩、難しい顔して」
 士郎 「ん。イリヤにも、この桜を見せてやりたかったなって、……今思ったんだ」

 桜  「……先輩」



題:『あの人は今……!』

28. 〜七十五日後〜

 シオン「ワラキア? 誰ですか、それは?」
 志貴 「……誰だったっけ?」

 ワラキア(噂とは、儚いな)



29. 〜協会の追っ手〜

    …………ピンポーン!

 橙子「くっ、協会の奴らめ。遂にこの隠れ家も探し当てたか!? 正直、見くびっていたぞ、
    ……『借金取立て』協会!」

 黒服A「こんちわー、蒼崎様。ご利用は計画的に、いつもニコニコ現金払いの“○△ファイナ
     ンス”です。本日は返済日なのですがー」



30. 〜協会の派遣社員〜

 橙子「――黒桐、貴様の手引きか……!?」

 黒桐「……ふふ、橙子さん。今日こそ払ってもらいますからね」
 橙子「馬鹿だな。無いモノは、払えるワケはないだろう」
 黒桐「はは、いいんですよ。体で払ってもらえれば」
 橙子「!? ……か、変わったな、黒桐……!」

 黒桐「……生きるためですよ、所長」
 黒服A「こ、黒桐君? 無茶は、ダメだよ」



31. 〜閑静な迷宮〜

 コーバック「…………暇だ」



32. 〜指先一つで〜

 朱鷺恵「ここ、どうですか?」
 患者 「はうあぁうあぁ〜!!!(悶絶)」

 宗玄「うむ、朱鷺恵や。儂以上のテクニシャンになりおったわ」



33. 〜わりと近い理想郷〜

 アルトリア「ぐー、すー、ぴー」

 モルガン 「……まだ、起きないのかしら?」
 アルトリア「おかわりです!」
 モルガン 「!?」
 アルトリア「……ん〜、美味しいですぅ、シロウ〜、むにゃ……」

 モルガン「ったく、この子は……」



34. 〜買収劇〜

 琥珀 「あはー、今日から『ワク惑(わく)琥珀ランド』ですよー♪」

 翡翠 「今日から貴方達は、飼育です」
 カオス「無念。『ガク顎(がく)ランド』が乗っ取られるとは……」
 エト 「……世知辛い世の中でチュねー」



35. 〜縁側のコーヒー一家〜

 シキ「――何かオレらって、最近影薄くね?」

 ロア「……無理もない。英霊が相手では、今更吸血鬼なぞ、と思われるのは仕方がなかろうよ」
 シキ「だな。……あぁ、コーヒーがうめぇ」
 ロア「ま、平和が一番だ」

    …………はぁ、まったり。



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