天抜きぷろとたいぷ

作:しにを

 




 以下、沙条綾香と旧セイバーといった『Fate/Prototype』の面々を使った
『天抜き』……ではなくて、『カーニバル・ファンタズム』的なごちゃまぜ
世界で、TMキャラのが面々が何故か『3rd Season』の特典映像を鑑賞しつつ
あれこれ言っているという感じでの天抜きとなっています。
 今ある情報だけであれこれ書くのは危険すぎるので、苦肉の策で変則的な
感じになりました。




 1.「聖剣使い」

 凛   「金髪碧眼に白銀の鎧。王子様って感じよね」
 セイバー「王様ですよ、凛」
 凛   「そういう意味じゃないんだけど」



 2.「奪取」

 アルク「人のもの盗るって最低よねえ」
 シエル「そうですね。
     仮にも、『汝、盗むなかれ』と諭す立場なのに」
 アルク「だったらわたしの志貴に手を出すのやめなさいよ」
 シエル「誰が、わたしのですか」



 3.「花言葉」

 凛「ええと、赤いバラは愛情、あなたを愛します、情熱、情熱的、
   貞節、 熱烈な恋、模範的といったところね」
 桜「姉さん、これって」
 凛「多分、意味はないんじゃない。
   綺礼あたりならむしろ知ってて嫌がらせしそうだけど」



 4.「首刈り」

 士郎「何なんだ、あれは」
 凛 「確かにちょっとショッキングに映るかもしれないわね。
    でも、血というものは魔術においてハ」
 士郎「刃こぼれもしてるし、きちんと研ぎに出せばいいのに」
 凛 「そちらね」



 5.「宿敵」

 ライダー「よりにもよって、同じクラスで?」



 6.「犬! 犬! 犬!」

 ランサー「犬の群れ連れて襲撃って、嫌味かよ」
 カレン 「いいわね、その嫌がらせ」(深く頷き)

 琥珀  「どうでもいいけど、動物の名前3つ連呼すると、
     レスキュー大作戦って続けたくなりますよねえ」



 7.「系譜」

 リズ「なるほど、アヤカが天井から引っ張り出したアレこそ、
    わたしの愛用のハルバードの源流」
 セラ「違うと思うけど」
 リズ「さらには、もしかしてわたしが主役だった可能性も」
 セラ「間違いなくないから、仕事に戻りなさい」



 8.「出会い」

 凛   「セイバー組はいいわね。どちらにしろすごく絵になる
      シーンになっていて。
      それに比べてどこかのアーチャーと来たら」
 アーチャ「まったくもって同意する。
      私もどこかのマスターに猛省を促したい」



 9.「お前たちに残された猶予はあと」

 ギル「どうだ、真の王にふさわしき壮大なる宝具であろう」
 凛 「ラスボスが使いそうな秘密兵器ね」



 10.「血の収穫」

 セイバー「……鳩の血」
 凛   「だから、黒魔術では珍しくなくて」
 セイバー「いえ、あれを使った料理があったなと。
      シロウは知っていますか」
 士郎  「一応、聞いた事はあるな」
 凛   「何だか盛り上がりそうな気配」



 11.「その姿」

 凛   「え、普通の服着てる」
 アーチャ「そこか、驚くところは」



 12.「闇に滅せよ」

 リズ 「このアサシンは要注意」
 イリヤ「ええっ、どこかにいた?」
 リズ 「完全に姿を消している。優秀」
 イリヤ「ううーん?」



 13.「差異」

 イリヤ  「バーサーカーが出てこなーい」
 士郎   「でも、バーサーカーやアサシンは今と同じらしいし」
 イリヤ  「ランサーもアーチャーも同じなのに出て来てて、けっこう
       変わってるもの。バーサーカーだって変化してる筈よ。
       見たいー」
 バーサーカ「……」
 イリヤ  「あ、別に今が不満とかじゃなくてね」



 14.「欲望」

 カレン 「純粋に戦いを求めてとかいう理由なわりに、女のマスターに
      呼び出されて現界するあたり、原始的というか即物的というか」
 ランサー「うるせえ」
 カレン 「そして洩れなくマスターがろくな目に合わないわね」
 ランサー「……」(反論せず)



 15.「可能性」

 凛「ずっと、最悪な奴と思って来たけれど。
   こんな感じの神父が後見人だった可能性もあった訳ね。
   ハイテンションな綺礼……、うわあ」



 16.「弓」

 凛   「何で、アーチャーって弓で戦わないのよ」
 アーチャ「立派に使っているだろう、私は」
 ギル  「ふん、宝庫には想像を絶する弓の数々も収められている事は
      示していたであろう」
 凛   「あれを弓で戦っていると言われて頷けと?」
 


 17.「統合」

 士郎「アインツベルンはどんな感じかわからないけど、間桐家と遠坂家を
   合わせたみたいな立ち場なのかな、沙条家って」
 凛 「まだ描写されてないだけかもしれないけど、可能性はあるわね」
 士郎「それでも勝てないのか」
 凛 「一応前回はほとんど勝ちみたいなものじゃないの。
    それにほら、参加が当然だから予め対策が取られているとか」
 士郎「庇う立場なんだな」(小声)



 18.「教会関係者」

 アルク「シエルがまだまともに見える。不思議」
 志貴 「確かに」



 19.「あり方」

 志貴「主人公が黒魔術使うってどうなのかな」
 琥珀「短刀片手に突っ込んでいくのもどうかと思いますけどねー」
 志貴「誰かに渡されたと記憶しているんだけど」



 20.「戦う者」

 セイバー「基本的には戦闘はサーヴァントが行うようですね」
 凛   「そうね。って、当然なんだけど、それ」
 セイバー「言われてみるとそうですね」
 凛   「例外が傍にいるものねえ。ただ、サーヴァントとマスターが
      一緒に行動できないシチュエーションが多いみたい」
 セイバー「なるほど、それが原因かもしれませんね」



 21.「ラスボス」

 凛「蘇った姉を倒す妹って図式な訳ね」
 桜「そうですね」
 凛「……」
 桜「何か言いたい事でも?」
 凛「別に。魔術師であれば肉親の情を捨てるべき時は捨て去るべき。
   それが正しい道理なんだけど、正直……、割り切れないかも」
 桜「姉さん?」



 22.「もともとあったのかは別として」

 ギル  「ふん、姿形はともかく、ただの人の娘に懸想するなど」
 セイバー「人たる身では駄目だと」
 ギル  「当然だ。我の……、どうしたセイバー」
 凛   「何か盛大にフラグへし折った気がするわね、あんた」



 23.「具合」

 士郎  「固くはしていないが、切っても黄身が流ていない」
 セイバー「絶妙な焼き具合という事ですか」
 士郎  「やってみせろと言われるとなかなか難しそうだ。
      フライパンの余熱を上手く使っているのかもしれない」
 セイバー「ふむふむ。さすがの分析能力です」
 凛   「真剣に何を話しているかと思えば。いいんだけど、別に」



 24.「用途」

 ロリブルマ「ライダーのマスター……、サーヴァントを召喚する為の
       機能としての存在。
       聖杯の器として生まれるのと似たようなものかしら」
 師範代  「ぬぬぬ、道場に不似合いなよもやのシリアス空気。
       こうなっては、秘められた女教師としての…」
 ロリブルマ「いいわよ、無理しなくて」
 師範代  「そう。……無理?」



 25.「逃れ得ぬ死」

 カレン 「ここでも元マスターと敵対するのね。
      まあ、怖い、怖い。気をつけないと」
 ランサー「せいぜい、気をつけな」
 カレン 「そうしましょう。ふふふ」
 ランサー「はっはっはっ」
 子ギル 「笑えないですよ」



 26.「ここにいない人」

 桜「なるほど、本来のルートはセイバーさんが敵に回ったり、
   ヒロインが倒れたりするんですね。そして妹であると」
 凛「そうね、サーヴァント奪われてライダーと組んだりする、
   そういうお話な訳よね」
 桜「……」
 凛「……」
 
 セイバー「あれは?」
 士郎  「どっちが正統のヒロイン……みたいな」

     

 27.「契約の証」

 士郎「令呪って手に現れるものだと思ってた」
 凛 「別にそうとは限らないんだけど、ほとんどそうよね」
 士郎「そうか。でも、自分で見られないところに出るのも何か嫌だな」
 凛 「同意するわ」



 28.「推理」

 セイバー「カップスープではないですか」
 士郎  「妥当な線だな。
      でも、朝食前に目覚めのコーヒーを飲んでいた可能性はある」
 セイバー「なるほど、考えられますね」
 凛   「だから、注目するポイントがなんでそんなところばかりなの」



 29.「王を従える者」

 セイバー「リンの父親に、神父」
 凛   「うん?」
 セイバー「黄金王のマスターが二人もいただけでも驚きなのですが、
      さらにもう一人と考えると想像もつかなくて」
 凛   「確かにね」



 30.「行きて戻りて」

 カレン 「余裕ぶって乗り込んでいって、返り討ちにあってすごすご戻る姿、
      まさに負け犬と言うしかないわ」
 ランサー「同感だな」
 カレン 「……と、あくまで俺なら違うぜという表情。
      これもまた無様ね」(微笑)



 31.「遺恨の相手」

 士郎「そんなに、ペルセウスがライダーなのがショックだったのか」
 桜 「はい。
    暗い顔をして、座ってぶつぶつ何か呟いているライダーなんて
    初めて見ました。心配です」
 志貴「無理もないけど、確かに心配だ」
 桜 「ちょっと親近感わいたのも確かなんですが」(小声)



 32.「残虐童女」

 イリヤ「……キャラが被っている気がする」
 


 33.「また別の同じ存在」

 バゼット「これがクー・フーリンですか。なるほど」
 ランサー「……」(気になる様子で)



 34.「邂逅の場」

 凛 「セイバーを見つけてアーチャーもついて行ったのかしら。
    それともその逆パターン」
 士郎「たまたまここで出会ったという可能性もあるだろう」
 凛 「そうね。何か演出が格好良いから流しちゃうけど、何で地下鉄の
    駅にと考えると、けっこう変よねえ」
 士郎「それは、人目に付かない所を戦いの場に選んだとか」
 凛 「それで直後に電車がガーッと通るのも笑えるわね」
 士郎「うーん」



 35.「弓剣」

 凛   「弓が分割するのはいいわよ。
      でもそれ使って他の剣とか槍と打ち合うっておかしいでしょ。
      耐久度とかの意味で」
 アーチャ「その理屈には同意するが、同時に何かそそるものがある」
 士郎  「同感だ」



 36.「ライダーは6つの宝具を有する」

 ギル「ふん、これ見よがしにいくつも宝具を使うなど、見苦しい」
 凛 「どこをどう突っ込めばいいかわからない」



 37.「襲撃の後」

 凛   「後片付けが大変そうよねえ」
 アーチャ「……」



 38.「舞台」

 セイバー「随分と一人で住むには広い家ですね」
 士郎  「そうだよなあ。って、俺が言うのも何だけど」
 凛   「四畳半一間とかだと困るじゃない……、話の展開的に」



 39.「群れ」

 アーチャ「あの犬はルーン魔術で集めたのだろうか」
 ランサー「さあな。マスターが用意したのかもしれんし」
 アーチャ「引き連れて目的地に向かう姿も良く考えると笑えるが、
      そのまま皆で帰ったとしたら、さらに面白い」
 ランサー「……」



 40.「決定的な違い」

 セイバー「アーサー王が男。羨ましく感じます」
 凛   「でも、こちらも滅びの運命を覆したいと考えてるのよね。
      セイバーと同じく」(少し痛ましげな表情を浮かべて)



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