天抜きリクエスト Page.2



※サイトの20万HIT企画としてタイトルやシチュエーションなどのリクエストを
募っての少し趣きの違うモノになっています。なってるといいな……。


【お題】タイトル(阿羅本さん)

  リク14「ダブル兄妹喧嘩」  

 秋葉「まったく、兄さんはなんでこう、軽はずみな事を言うんです」
 志貴「いや、それは……」
 都古(割り込むように)「こんな怖い妹より、都古の方がいいよね。
    都古のこと、大好きだって言ってくれたの、嘘じゃないよね」
 志貴「うん、それは……、嘘じゃないけど」(秋葉の顔を横目で見つつ)
 秋葉「もう……。まあ、子供相手のことですからね。
    身近にいる人を好きと思うのは良くあることだし」(余裕を見せている)
 都古「もう子供じゃないもん。一緒に寝たことだってあるもの」
 秋葉「兄さん、いったい何をやっていたんですか」(余裕かなぐり捨て)
 志貴「違う、だんじて違う。文字通りの意味だけだって」
 都古「あ、酷いよ、お兄ちゃん。都古の初めてあげたのに」
 秋葉「…………」(言葉を失っている)
 志貴「…………」(同じく)

 琥珀「あらあら、志貴さんも大変ね。
    一人でも持て余しているのに、妹二人相手じゃ」(面白そうに)
 翡翠「志貴さま……」(心配そうに)
 琥珀「翡翠ちゃんも他人事じゃないのよ」
 翡翠「え?」
 琥珀「三人目の義妹になるんだから」
 翡翠「え?」
 琥珀「うふふ」(あえて語らず。ただ勝者の余裕の笑み)



【お題】七夜志貴もの(瑞香さん)

  リク15「ひとでなし」  

 七夜志貴「人を殺める事に特化した存在、決して正道を往く者ではない事は
      承知しているが……。
      どちらがより悪人であるのかな、俺と遠野志貴と?」



【お題】遠野家族裁判に掛けられる志貴(神楽月真十郎さん)

  リク16−1「異議は?」  

 秋葉「兄さん、何か言っておくべきことはないのですか?」
 志貴「……」
 秋葉「自分で自分の弁護をなさらないと、欠席裁判と変わりませんよ」
 志貴「裁判官と原告側をおまえが兼ねてやってる裁判で、何を言えと?」
 秋葉「さあ?」(にこりと笑って)


  リク16−2「準備万端」  

 志貴「なあ、ひとついいか?」
 秋葉「どうぞ」
 志貴「せめて、判決が出るまでそれはしまっといてくれ。
    ……なんだよ、首輪と鎖ってのは」
 


【お題】タイトル(やすさん)

  リク17「津軽海峡冬景色」  

 アルク「ねえ、志貴」
 志貴 「……」
 アルク「志貴ってば」
 志貴 「なんだ?」
 アルク「何よ、志貴の願いをかなえて上げたのに」(むくれ顔)
 志貴 「ああ、確かに雪が見たいなあって言ったよ」
 アルク「ほら。だからすっごい大変な力使ったのに」
 志貴 「俺は北海道とか行きたいなって思ってただけで。
     オーロラが出るような極地に、いきなり飛ばされたかった訳じゃない」


【お題】タイトル(やすさん)

  リク18「北風小僧の寒太郎」  

 アルク「志貴の考える事って難しい……」
 志貴 「おまえの頭の中の方が……、ううッッ」(刺すような冷風に言葉が止まる)
 アルク「あ、もしかして寒いの?」
 志貴 「もしかしなくても寒い」
 アルク「ふぅん、ほら……」
 志貴 「おい……」(急に抱きつかれ狼狽)
 アルク「温かいでしょ?」
 志貴 「……うん、温かいよ」
 アルク「ごめんね、志貴」
 志貴 「いいよ、俺を喜ばせようとしたんだろ?」
 アルク「うん……。すぐ戻るから」
 志貴 「そうだな」
  とか言いつつ、なんだかんだで小一時間寄りそって佇む二人。

 

【お題】タイトル(古守久万さん)

  リク19「現状維持」

 志貴「皆は俺のこと優柔不断だのなんだのって言うけどさ」
 琥珀「はあ(そんなおとなしめの表現じゃないと思いますけどね)」
 志貴「俺が、もしも誰か一人を選んだらどうなると思う?」
 琥珀「……」(しばし考え、志貴に理解の目を向ける)
 志貴「だろ」(溜息)



【お題】タイトル(古守久万さん)

  リク20「水モノ」

 アルク「……」(底冷えのする笑み)
 シエル「……」(無表情)
 秋葉 「……」(冷徹な瞳)

 志貴 「なんだか、随分と険悪で、まずい雰囲気な気がする」
 琥珀 「そうですねえ。いつもは何とか均衡してますから酷い事になりませんけど。
     勝負は水モノって言いますから、何かの弾みで大惨事に……」
 志貴 「と言ってもうかつに手を出せないし」
 琥珀 「気を逸らせて三竦みを解くのは、どうでしょう?」
 志貴 「何か策があるの? なら、この際何でも良いから……」
 琥珀 「では、お許しが出たところで」(大きく息を吸い)
    「やだ、志貴さん、何をなさるんです。いや、やめて下さい。
     許して、いやあああぁぁぁッッッ」(嬉しそうな悲鳴)
 志貴 「……」(背後の強い殺気に、死を覚悟すらしている)



【お題】タイトル(古守久万さん)

  リク21「トランス」

 志貴「ええと、何だっけ。トラ、トラ……」(喉まで出かかった様子)
 翡翠「トランプ?」
 琥珀「トラップ?」
 秋葉「トラスト?」
 志貴「トランスだ、思い出した」(すっきりした顔)
 秋葉「……? なんで、そんなモノを?」
 志貴「いや、ちょっと。しかし、秋葉って真っ先にトラストが出るのか。
    カル……だと、やっぱりカルテルなのか?」(真顔)
 秋葉「知りません」(ちょっと嫌な顔)


  ちなみに、模範解答として頂いたのがこちらです。

  「現状維持」作:古守久万さん

 志貴「誰かと結婚するよりは……今のままの方がいい気が(何故かいやらしい笑い)」


  「水もの」作:古守久万さん

 志貴「いただきます」
 琥珀「召し上がれ。自家栽培ですから鮮度は保証しますよ。
    ……効果の方も(地下室でのあの目、そしてもだえる志貴)」


  「トランス」作:古守久万さん
 アルク「暇だから翻訳でも仕事にしようかしら(translate)」
 琥珀 「暇だから志貴さんに一発決めちゃいますか(trance)」

  以上、ありがたく頂戴いたします。



【お題】タイトル(やすさん)

  リク22「Bridge Over Troubled Water(明日に架ける橋)」

 琥珀「時には非凡な夢を見るのもいいですよね」
 志貴「夢か」
 琥珀「ええ、ありえない夢を……。
    志貴さんは、どんな夢を見ます?」
 志貴「そうだな。
    何も起こらない、平和に過ごせる一日。
    ただ起きて、学校に行って勉強して、家に帰って夜になったら寝る。
    いや、夢で終わらせるものか。
    絶対に、絶対に……」(きらきら輝く目でうっとりと)
 琥珀「……」(何か言いたそうだが、声も掛けられず)



【お題】タイトル(やすさん)

  リク23「悪女」 

 琥珀「わたしが何か?」(ニコリと罪のない笑みで)

  以上、やすさんのタイトルリクエストより


【お題】ネロ・カオス+カモノハシ(もとはるさん)

  リク24「いや、実際けっこう手強い」 

 ネロ「堅いクチバシで敵を穿ち、毒針を隠し持つ。 
    陸棲だが、水でも機敏に動くか……。
    蒐集する価値はあるかもしれぬ。
    カモノハシか、なるほど」(動物図鑑をパタリと閉じて立ち上がり)


  リク24おまけ「危険な動物たち」作:もとはるさん
  
 アルク「志貴、気をつけて!パンダは猛獣よ。カモノハシは毒針を隠し持ってるわ」
   (殺到する獣。一閃。刹那に寸断され音もなく原初の軟泥に還る)
 ネロ 「ふ…不理解だ。何故かくも容易く斬り斃すことができる。ジャイアントパンダ、
     カモノハシ、コアラ、タテゴトアザラシ、、、こんなにかわいいのにッッッ」
 志貴 「さあ、もう終わりか」
 ネロ 「ならば、とっておきを見せてやろう!行けぃッ、ス○ーピー、ピ○チュウ、
     ミッキ…」
   (挙動半ばにして、唐突に煙の如く掻き消えるネロ・カオス)
 志貴 「愚かな。いくら同人とはいえ」
 アルク「ええ、真祖といえど世界の摂理には逆らうことなどできないのよ」



【お題】タイトル(もとはるさん)

  リク25「落ちてくる月」 

 志貴 「なんだか、嫌な夢だったな……」
 アルク「予知夢かしら」(心配そうに)
 シエル「遠野くんだと、けっこう真剣に考えた方がいいかもしれません」
 志貴 「うん。あり得ない話だけど、リアルで、怖かったな」(身奮い)
 琥珀 「うーん、本当に月が落ちてきたりはしないでしょうけど……。
     月が落ちる、と考えると怖いかもしれませんね、志貴さんには」
 志貴 「え?」
 琥珀 「だからどなたかの月のモノが……」(身に憶えは? との顔)
 志貴 「……」(冷や汗)



【お題】お題はこの絵(団扇の絵)(やすさん)

  リク26「混ぜると危険」 

 都古 「それでね……」
 朱鷺恵「そうなんだ」

 志貴 「……」(呆然)
 琥珀 「どうなさったんですか、志貴さん?」
 志貴 「いや、なんであの二人が一緒に……?」
 琥珀 「え、ああ朱鷺恵さんと都古ちゃんもお祭りに来てたんですね。
     何か不都合でも?」
 志貴 「そう言うわけでは……」(と言いつつ離れたそうな様子)
 琥珀 「……最年少と最年長」(ボソリと)
 志貴 「……」(どこまで知っているんだろうというぞっとした目で)



【お題】和尚志貴(西紀貫之さん)
  リク27「にょはんぼう」 

 志貴 「うむ、もう無理か。真祖の姫がたかが十や二十の回数で、軟いのう。
     では、待たせたな秋葉、たっぷりと可愛がってやろう。
     いや、外にはまだおったな。呼んで来い。
     …双子か。聞くだけで勃起するわい。
     まとめて三つ巴、四つ巴となってまぐわうもまた一興」
 秋琥翡「……」(魅入られたように志貴に近づく)
 志貴 「おうおう、猛ってきおるわ」
  すっくと立ち上がるや……、以下略(天抜きでは限界)

 志貴 「あのさ、これはいくらなんでも違いすぎるんじゃ……」
 シエル「あら、こんなもんですよ、遠野くんは」
 琥珀 「むしろ、これくらいの方が平和かもしれませんよね」
 志貴 「……」(ふむ、と何かを計るような顔)

  (編註:よく分からない人は、竜水和尚とか、女犯坊で検索してみて下さい)



【お題】志貴と秋葉でじゃんけん(邪夢猫さん)

  リク28「じゃんけんぽん」 

 秋葉「兄さんの思考は読みやすいんですよ。
    じゃんけんで勝ったら、なんて言い出したところで無駄でしたね」 
 志貴「まだだ……。
    続けて二回勝つだけでいいんだ」(蒼褪め、自分に言い聞かせて)
 秋葉「では、とどめをさしましょうか」(既に勝者の笑みで)
 志貴「時に秋葉、俺ならハサミで石でも切れるんだけど」(実演)
 秋葉「……面白い芸当ですこと。
    ならば、かみに負けるハサミというものを見せて差し上げましょうか?」
 志貴「かみが違う……。
    いいよ、真っ当にやろう」(握り拳を前に出して)
 秋葉「そうですね」(檻髪を引っ込めつつ)



【お題】志貴くんと有彦くんとかの学校などでの日常(大崎瑞香さん)

  リク29−1「連帯保証人というか」 

 教師「よし、次を……、乾」
 有彦「先生、俺がやってくると思いますか?」
 教師「そうだな。じゃあ、代わりに遠野」
 志貴「はい」(素直に立ち上がりつつも、納得のいかない顔)


  リク29−2「平穏のひととき」

 有彦「遠野、有間の家よりは今の方が馴染んでいるんだよな?」
 志貴「そうだね」
 有彦「そのわりに、前より学校来てほっとした顔になるの何故なんだ?」
 志貴「……」


  リク29−3「なんとなくな」

 有彦「最近、保健室通いがなくなったな」
 志貴「うん、そうだね」
 有彦「最近、当たりが少し柔らかくなったよな。知らない奴にも」
 志貴「そうかな?」
 有彦「後輩の女の子なんかも……」
 志貴「ん?」
 有彦「何だか態度に余裕もあるし」
 志貴「なんなんだよ、有彦。その、文句ありそうな顔は?」
 有彦「別に……」(自分でも消化しきれない感情に顔を顰めて)



【お題】タイトル(阿羅本さん)

  リク30「毎朝生卵飲み」

 志貴「うう……」(ふらふらとしつつ、手馴れた様子で卵を数個割ってグラスに)
   「んん……、ふぅ」(一息に飲んで、大きく息を吐く)
 琥珀「そんなに毎朝毎朝、かえって体に悪いですよ」
 志貴「誰のせいだと……」(げっそりとした顔で皆に目をさ迷わせ)



【お題】『天抜き』ショタ志貴版(やすさん)
  ※なんぞや? という方は総本山へGO!)

  リク31−1「世界中の時を止めて」

 志貴「ううん……」(安らかな寝顔)
 秋葉「このままでも……、いいかなぁ」(ほっぺをぷにぷにと突付きながら)


  リク31−2「クッキーはいかが?」

 志貴「別に味覚とかまで子供に戻った訳じゃないんだけどなあ」
 琥珀「あら、お嫌でしたか? それなら……」
 志貴「いえいえ、これはこれで美味しいですけど」(お子様ランチ風の大皿を受け取る)


  リク31−3「ゆずれない想い」

 志貴「ねえ……」
 秋葉「ダメです。今日一日は、半ズボン以外は認めません」(きっぱり)
 志貴「……」(だったら、せめてその舐めるような目をやめてと言いたいが、黙る)


  リク31−4「眠れません」

 翡翠「……すぅ」
 志貴「一人だと怖くて眠れないから、一緒に寝てって、冗談なんだけど……。
    どうしよう。これじゃとても……」(目をつぶっては、パチリと開けて溜息)
 翡翠「……すぅ、……ん」(幸せそうな寝顔)


  リク31−5「甦る、何かが」

 翡翠「……………………」(外にいる志貴を眺めている)
 琥珀「翡翠ちゃん、ときどき昔の表情に戻ってる」(小声)


  リク31−6「わたしが、わたしが、わたしが」

 シエル「……」(時折、凄惨な笑みを浮かべる。心から湧く様な笑みを)


  リク31−7「どことなくさっちんを彷彿」

 どうあがいても出番の無い何処かの真祖の姫君「いいもん、いいもん」(膝を抱えて)

 

【お題】遠野家でほのぼのネタ10連発(やすさん)

  リク32−1「爽やかな目覚め」 

 志貴「うん……。ふぁぁ。よく寝たなあ。
    って、翡翠もまだいないし、あれ?」
 翡翠「志貴さまっっ。ああ、お目覚めですね、」(大慌て)
 志貴「おはよう、ひす……」(まじまじと翡翠を見つめて)
 翡翠「おはようございます。志貴さま、大変です。もうお時間が」
 志貴「え? ……もう、昼!? な、なんで、嘘だろ」
 翡翠「申し訳ありません。わたしも寝坊をしてしまい……。
    ああ、どうしよう、すみません、志貴さま」(泣きそう)
 志貴「ああ、いいよ。翡翠のせいじゃないよ。
    うん、とりあえず着替えようかな」
 翡翠「はい」
 志貴「だから……、翡翠も着替えたほうがいいと思うよ」(視線を逸らしながら)
 翡翠「?」(視線を下にやって、顔を真っ赤にして、脱兎の如く退室)
 志貴「意外に可愛いパジャマ着てるんだなあ」(ぽつりと)
    

  リク32−2「いちおう選択肢あり」 

 志貴「もう、昼か……。
    学校、どうしようかな」(迷う素振りも見せず、制服を置いて私服を手に)


  リク32−3「予期せぬ出会い」 

 翡翠「志貴さま? 学校へ行かれるのでは?」
 志貴「今から行っても仕方ないし、休もうかなって」(非難めいた目を避けながら)
 翡翠「志貴さまのご判断がそうなのでしたら……」(文句ありそう)
 志貴「秋葉には黙っててくれる?」
 翡翠「秋葉さま……?」(微妙な表情)  
 志貴「どうかしたの?」

 秋葉「ああ、もう……、こんな時間に目を覚ますなんて。
    兄さんに知られたら、何を言われるか……、兄さん?」
 琥珀「そうですねえ。わたしまで寝過ごすなんて」

 志貴「秋葉」(当惑)
 秋葉「兄さん」(驚愕)


  リク32−4「志の高低」 

 志貴「……そうか、じゃあ四人揃って寝坊か。こんな事もあるんだなあ」
 秋葉「今から学校へ行っても着いた頃には……。
    それに今日は特に生徒会の用事などもありませんし、休もうかと」
 志貴「うん、いいんじゃないか。たまは……」
 秋葉「はい。
    でも、寝坊して、それで学校を遅刻どころかズル休みだなんて。
    そんな、恥知らずな……」(言いながら涙ぐみそうに)
 志貴「秋葉……」(優しく宥めつつ、どこか尊敬の眼差しで)


  リク32−5「エプロン姿で」 

 志貴「とりあえずお昼にしようか。
    そうだな、陽気もいいし、少し気分を変えて庭で食べようか。
    サンドイッチか何か持ってテーブル、いやシートか何か敷いて」
 琥珀「そうですね。簡易ピクニックみたいで楽しいですよ、秋葉さま」
 秋葉「兄さんがそう仰るなら……」
 琥珀「では、ご用意いたしますね」
 志貴「あ、手伝うよ」
 琥珀「でも……」
 志貴「言い出したの俺だし、一緒にやれば時間も掛からないでしょ?
    今日は学校無い事にしたから、それくらいやらないとね」
 琥珀「では、お手伝い頂きましょう」
 翡翠「わたしもお手伝い致します」
 志貴「そ、そう……」(どうしたものか、琥珀に目を)
 琥珀「……」(頼むような目で志貴を)
 志貴「それじゃ、中に挟む具は琥珀さんに任せて、パンの耳を取ったり
    バター塗ったりとか一緒にやろうか」(一緒に、を強調)
 翡翠「はい、志貴さま」(嬉しそうに)
 秋葉「あの……」
 志貴「うん? どうした秋葉」
 秋葉「私は……、その……、え…えっと……」(すがる目で)
 琥珀「お茶の準備をして頂けるとたいへん助かります」
 秋葉「それをします」(ほっとした顔で、重々しく)
 志貴「しっかりな」(仲間に入れてほしかったのかと内心呟き)


  リク32−6「木漏れ日の下で」 

 志貴「けっこう気持ちいいね」
 琥珀「そうですね。はい、翡翠ちゃん、お茶」
 翡翠「ありがとう、姉さん」
 琥珀「さあさ、食べて下さいな。薄焼き卵のなんかお勧めですよ」
 志貴「ああ、美味しそうだ」
 秋葉「ふーん、随分と形に差……」(凄い形相の琥珀と志貴に黙る)
 翡翠「美味しい」(今のやり取りには気付かず)
 秋葉「胡瓜のサンドイッチもいいわね」(上品に摘んで)
 志貴「ふぅん」(それを見つめて)
 秋葉「?」(まだ口にしているので、声は出さず)
 志貴「お嬢様だから秋葉はナイフとフォークを使うんだと思ってた」
 秋葉「……屋外ですから」(ちょっと恥かしそうに)


  リク32−7「個人教授」 

 志貴「秋葉に勉強見てやるなんて、初めてじゃないか?」
 秋葉「そうですね。でもたまにはいいじゃないですか」
 志貴「そうだな。
    あ、ここはそうやるよりもっと簡単なやり方がある」
    これを一旦置いておいて、先にこちらを片付けると対照にな
    るから……、わかったかな?」
 秋葉「なるほど。 
    ……うふふ。兄さん、お兄さんって感じがします」
 志貴「そうか。いつもは?」
 秋葉「……」
 志貴「……」
 秋葉「こちらは、どうするんですか?」(露骨に話を逸らそうと)
 志貴「ええと、これはな……」(何事もなかったように)


  リク32−8「稽古事の一つかもしれないが」 

 志貴「秋葉って、字が綺麗だなあ」(ふと気付いて何の気なしに)
 秋葉「え?」(あまりに唐突で反応できず。挙句、次の文字が書けない)
 志貴「……」(なんだか、反応を可愛く思っている)
 秋葉「……」(依然、手が止まったまま。でも嬉しそう)


  リク32−9「仕事しつつも気になって」 

 琥珀「なんだか、いい雰囲気ね、お二人」
 翡翠「ええ」
 琥珀「ちょっと妬けちゃうわね」
 翡翠「ええ。……ち、違うの、姉さん」
 琥珀「ふふふ」


  リク32−10「今日の日はさようなら」 

  夕飯後の団欒
 琥珀「でも何で揃いも揃って寝坊したんでしょうね」(不思議そうに)
 志貴「え……」
 秋葉「……」
 翡翠「……」
 琥珀「どうなさったんですか?」
 志貴「いや、ええと何でだろうね(琥珀さんじゃなかったのか?)」
 翡翠「……」(琥珀にまったく不自然さが無いのに動揺)
 秋葉「わからないわね」(少しきまり悪い様子)
 琥珀「……」(皆の考えている事を悟り、今度は無邪気さを装った笑み)



【お題】タイトル(A140さん)

  リク33「こんな事もあろうかと!」 

 琥珀「よかったです、あらかじめ用意しておいて」
 秋葉「……助かったのは確かだけど、あまりに用意が良すぎない?」
 琥珀「……そうですか?」(にこにこ顔で)



【お題】タイトル(A140さん)

  リク34「坂の上の」 

 志貴「しかし、住宅街の坂の上に馬鹿でかい洋館があって、メイドがい
    るなんて、ちょっと普通じゃないよな。
    最後には炎上しそうな感じと言うか……、最後?」(首を捻る)



【お題】タイトル(A140さん)

  リク35「呼び名」 

 秋葉「もう……。
    じゃあ、これから私の事を『愛する俺の秋葉』と呼ぶなら……」
 志貴「愛する俺の秋葉」(即座に)
 秋葉「…………お、……お兄ちゃん」(凄く恥かしそうに)



【お題】タイトル(古守久万さん)

  リク36「蓼食う虫」 

 さつき「ほんの少し、ほんの少し前までそういう立場だったのに……。
     何が、何が悪かったの、ねえ?」
   さあ?



【お題】タイトル(古守久万さん)

  リク37「火の無い処に……」 

 志貴「なあ、秋葉、『火の無い処に煙は立たない』なんて言うけど、あ
    る意味凄く無責任な言葉じゃないか。
    言ったもの勝ちと言うか。
    根拠も無く決め付けなんて、言われる立場からするとたまらない
    と思うよ」(説得力のある物言い)
 秋葉「そうですね。仰るとおりです。
    では、兄さんの容疑についてはまったく潔白で疚しい処は皆無で
    あると、こう主張なさる訳ですね」
 志貴「それは、また、事実認識の相違と言うか……」



【お題】タイトル(古守久万さん)

  リク38「後ずさりする猫」 
 
 琥珀「あら、調度よい処に志貴さんの……」



【お題】作中で『薫る無花果』『かぐわしき桃果』……を使って(しゅらさん)

  リク39−1「いや、特に実在のゲームでなくて」 

  どう志貴に言い包められたのか、通信環境が揃えられたアルクの部屋。

 志貴 「……と、そろそろ戻って、いや草刈をもう少ししてからに」
 アルク「そんなにねっとげーむとかいうの面白いの?」
 志貴 「まあね。やっぱりネットを通していろんな知らない人に会ったり、
     一緒に冒険したり(以下長々と薀蓄)
     特にこれは、自分で設定したPCをNPCにしてオートで行動さ
     せられるのが楽しいかな」
 アルク「ふーん」(ほとんどわかっていない)
    「で、わたしとか妹とかの名前をつけたキャラクターが志貴の命令
     で動くのって、やっぱり楽しいの?」
 志貴 「……」(苦痛にも似た顔色)
 

  リク39−2「薫る無花果」&「かぐわしき桃果」&「菊花の踊子」 

 志貴 「ええと、これが貰いモノのアイテムなんだ。自分で武器や道具を作
     ったり名前をつけたり出来るのが、ちょっと面白いと思う」
 アルク「いろいろあるね、どうするの?」
 志貴 「うん、名前で判断して持ちキャラに割り振ってみようかなと思って。
     とりあえず効果は別として、似合うのをね」
 アルク「この『薫る無花果』は?」
 志貴 「うーん、何となく琥珀さん。『かぐわしき桃果』は……、翡翠」
 アルク「ふうん?」(志貴の基準がわからない)
 志貴 「シエル先輩はこれかな、『菊花の踊子』
 アルク「?
     なんで? シエルってダンス上手いの?」
 志貴 「なんとなくだよ」(目を逸らして)
 

  リク39−3「白濁の百合」&「享楽の来夢」&「柘榴の果肉」 

 志貴 「……これは、秋葉」
 アルク「ええっと『白濁の百合』ね。でも、なんで?」
 志貴 「なんでだろう」(自分でも不思議)
 アルク「ああ、これはわかる」
 志貴 「そうだな。『享楽の来夢』はレンだろうな」
 アルク「じゃあ、わたしはこれがいいな」
 志貴 「どれ? 『柘榴の果肉』……」(絶句)
 アルク「どうしたの? なんで赤面してるの、志貴?」(無邪気に)
 志貴 「……」(比喩表現で女性の云々とも言えないし、と悩んでいる)


  リク39−4「画面より来たるモノ」 

 志貴 「じゃあそろそろ終わりに……、あれ、小包だ」(画面を見て)
 アルク「開けてみてよ」
 志貴 「あ、また頂きモノ」
 アルク「いろいろあるね、『薔薇の刻印』『蜘蛛の縛糸』『仙人掌の棘』」
 志貴 「『血濡の荊姫』『小さな野苺』『宵闇の褥椿』……」
 アルク「まだあるね。それにしてもよくわからないネーミング」
 志貴 「ああ。いいや、また明日にでも確認して……、メールだ」
 アルク「今の人?」
 志貴 「うん、MAって名乗ってて、一緒に出掛けたりしているんだ。
     いろいろ聞き上手で、家の事とかもいろいろ話してみたり」
 アルク「平気なの?」
 志貴 「まあ、何処の誰とも知らない同士だし。
     お礼しないとな。なになに……」(ひいっという奇声を上げて気絶)
 アルク「え、何、どうしたの、志貴? 画面見てて……。
     もうすぐ夕食ですから早く帰って下さいね、志貴さん。by琥珀
     ええっ、これって? そうじゃなくて、志貴を何とかしないと」



【お題】スターウォーズ三作目のラスト、レイア姫のあの台詞に暴れる妹キャラ(鴉片さん)

  リク40「ATARIのが格好良い事と言ったら」 

 秋葉「部屋を暗くして何をしているかと思えば……」
 志貴「ちょっと観たくなってさ、『スターウォーズ』」
 琥珀「まだ始まったばかりですよ、秋葉さまも如何ですか?」
 秋葉「プロジェクターまで用意して、まったく」
 志貴「リメイク版とか、続編とか観ると、前のが観たくなるんだよ。
    それにこういうのは大画面でないと。
    よかったら、秋葉も……」(一応形だけという感じで)
 秋葉「まったく子供っぽいったら……」(横に座る)
 志貴「え、ほんとに観るの?」 
 秋葉「なにか?」
  で、オールナイトで三部作(4〜6話)を鑑賞する三人(翡翠は就寝)
 志貴「結局、秋葉は途中で眠ってるし……」
 琥珀「仕方ありませんよ、お疲れですもの」
 秋葉「……すぅ…」(志貴の肩に頭を預けて)
 志貴「『帝国』の途中からか」(なんだかんだ言いつつもそのまま)
 琥珀「もうそろそろ三作目も大詰めですね」
 秋葉「……ううん、あれ、私?」
 志貴「起きたか」
  画面ではダースベーダーやらフォースの暗黒面やらなんたら。
 秋葉「あら、なんでヒロインの相手が変わっているの?」

 ハンソロ「ルークの奴と幸せにな」とかなんとか
 レイア姫「違うのです。兄なのです」

 秋葉「だから、どうしたっていうのよ」(半ば寝ぼけてて、見境なく荒れる)
 志貴「途中経過すっ飛ばしておいて、何怒ってるんだよ」
 秋葉「兄さんとは恋愛対象にならないっていうの?」
 志貴「ああ、もう、何言ってるんだよ。
    琥珀さん、……いないし」
 秋葉「兄さんは、妹だからダメだとおっしゃりたいんですか」
 志貴「……」(宥める為には仕方ない実力行使と思いつつ、ベルトに手をやり溜息)



【お題】タイトル(やすさん)

  リク41「親父の一番長い日」

 志貴「ああ……」(いらいらした様子でうろうろ)
 琥珀「志貴さん」(たしなめるように)
 志貴「ごめん」(しばらくじっとしているものの、またうろうろ)
 琥珀「もう、レンちゃんだってたまには他の猫と遊びたいんですよ」
 志貴「でも雄猫だったし」
 琥珀「やれやれ、ね」(処置なし放置)
 志貴「発情期は終わったとは言っても……、うーん」



【お題】タイトル(やすさん)

  リク42「赤いスイートピー」

  テレビから流れる曲にちょっと耳を傾け
 一子「……」(「煙草の匂いのシャツ」にちょっと反応)
   「……」(「気が弱いけど」辺りで違うなと首を振る)
 志貴「……」(何を考えているのだろうと興味はあるが、声までは掛けず)



【お題】タイトル(やすさん)

  リク43「Killing Me Softly With His Song」&「Do You Really Want To Hurt Me」

 シエル「邦題の付け方って面白いですねえ
     いくら何でもこれで『君は完璧さ』は無いでしょう」
 志貴 「それを言ったら、坂本九の……」
  以下、雑豆知識合戦に



【お題】タイトル(やすさん)

  リク44「Raspberry Dream」

 さつき「どうか魅力をください。見つめれば凍りつくほど♪」(非常に湿っぽく)
    「どうか勇気をください。星よりも高く飛べるほど♪」(やっぱり暗く)
    「……」(膝を抱えて歌い終わり溜息)



【お題】タイトル(やすさん)

  リク45「聖母たちのララバイ」

 シエル「いい歌ですね。うん、わたしと志貴くんにぴったり」
 アルク「えー」(不服そうに)
 秋葉 「そうです。あなた方のような兄さんとの上っ面だけの関係には
     相応しくありません」
 シエル「言ってくれますね、秋葉さん」
 アルク「そうよ、妹、何言ってるのよ」
 琥珀 「まあまあ。
     お一人でなくてもよろしいでないですか、『聖母たち』なのですから」
 シエル「そう、言われると」
 秋葉 「で、琥珀、あなたも入っているのかしら?」(ちょっと意地悪く)
 琥珀 「いえ、遠慮します」
 秋葉 「あら」(意外そうに)
 琥珀 「母親になったり遠くで見つめるより、わたしは恋人がいいですから」
  以下、三人による押し付け合い



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