天抜きリクエスト Page.4



※サイトの40万HIT企画です。
タイトルやシチュエーションなどを募ってのリクエストモノになっています。


【お題】タイトル(権兵衛党さん)

 リク91「狂気」

 大輔「なんで、お前達は俺の事を狂っているとか言うんだ?」
 幹也「だって……」(助けを求めるように横を)
 鮮花「ねえ」(困ります、兄さん……てな顔)
 大輔「まあ、わからないでもないさ。
    あんなに素敵で、二人といない素晴らしい女性だものな。
    確かに俺なんかじゃ吊り合わないかもしれない。
    でも、良く言うだろう。
    愛した男でなくて、愛してくれる男こそが、女を幸せにする……って。
    橙子さんだって、いつか振り向いてくれるかもしれないだろう?」
 幹也「前向きなのは認めるけど、何でよりによって橙子さんなんだろう」(小声)
 鮮花「同感です、兄さん」(小声)



【お題】タイトル(権兵衛党さん)

 リク92「愛憎」

 アルバ「憎しみは時に、愛や恋に例えられるものだ。
     片時も相手の事が脳裏を離れず、絶えず過去を思い出し未来を夢想する。
     胸を熱く焦がし、溜息を付く。
     事の成就を願い、同時に結末を怖れる。
     ハハハハ。
     何て似ているのだろう。
     まるでアオザキに恋焦がれているようだ、これでは。
     ・
     ・
     ・
     いやいや」(何かを打ち消すように首を振る)



【お題】タイトル(権兵衛党さん)

 リク93「未来」

 玄霧「未来を窺い知る事が出来る。
    それは……、時として辛いでしょうね」
 瀬尾「はい」
 玄霧「その力を消す事を望みますか?」
 瀬尾「……いいえ」
 玄霧「ほう?」
 瀬尾「これも私が天から授かったものですから。
    ここに来たのは、ただ……、誰かに話したかったからかもしれません。
    すみません、先生。変なお話をして」
 玄霧「いえいえ、私に話して少しでも心の重荷が軽くなるのなら。
    これも教師の大切な務めです。遠慮せずにいつでもいらっしゃい」
 瀬尾「はい、ありがとうございました」(一礼して退室)

 玄霧「未来……。
    ふふ、僅かにでも羨望の心が残っていたとは。自分でも不思議ですね」



【お題】遠野家の何もしない一日(やすさん)

 リク94−1「一日のはじまり」

 秋葉「まったく……、もっと有意義に考えればよろしいのに」
 志貴「何言われてもいまさら変更は無し。
    だいたい……」
 秋葉「わかっています。勝負に勝ったのは兄さんです。
    今日一日はどこへ行って何をして過ごそうと兄さんの自由です」
 志貴「わかっているなら、文句言うな」
 秋葉「従うけど、意見くらい言っても良いでしょう。
    どうせなら、どこか高原の別荘にでも行くとか、他にも……」
 志貴「だから、そういうの無しで何もしないで皆で過ごしたかったんだよ。
    いいじゃないか。庭がそこらの公園よりずっと立派なんだから」
 秋葉「出掛けないなら家の中で過ごしても一緒なんじゃないですか」
 志貴「俺と秋葉はまだしも、翡翠と琥珀さんは結局はあれこれ仕事をし始める
    だろう。今度秋葉が勝ったら好きに決めるんだな」
 秋葉「はいはい」

 翡翠「文句言いながらも秋葉様楽しそうね、姉さん」
 琥珀「あれは文句を言うという楽しみ方なのよ。志貴さんだって、ね」


 リク94−2「何もしない事をする」

 志貴「よし、ここにしよう。
    翡翠、そっち押さえてて。うん、OK」
 琥珀「バスケットはここに置きますね」
 翡翠「後は何をすればよろしいですか、志貴さま?」
 志貴「何でも好きな事をすればいいよ。
    ただし、掃除とか家事一切はダメ。
    あくまで生産的な事は何もしない事をする日。
    じゃあ、スタート」

 三人「スタートと言われてもどうすればいいのやら……」
 
 
 リク94−3「目を瞑ると頬を風が撫ぜて」

 秋葉「凄いわね」
 翡翠「あっと言う間でした」
 琥珀「少し眠ろうかなって言ってすぐでしたね」

 志貴「……Z」


 リク94−4「寝顔を」

 志貴「うん……」

 秋葉「……」
 琥珀「……」
 翡翠「……」

 最後のお菓子に誰も手を出さないけど、皆で注目はしている状態。

 秋葉「と、とりあえず。兄さんの邪魔をしないように」
 琥珀「そうですよね」
 翡翠「はい。静かに致しましょう」

 でも、牽制するようにしばらく動かない三人。


 リク94−5「花畑の少女達」

 琥珀「ええと……、ねえ翡翠ちゃん」
 翡翠「何をやってるんですか?」
 琥珀「お花を摘んで花冠っての作るんでしょ。
    どうもどうやるのかよくわからなくて。教えて?」
 翡翠「ええと……確か、こうやって……あれ。
    すみません、秋葉さま」
 秋葉「ふふ、何をやっているのよ。
    まあ、翡翠は昔からこういうの作らなかったしね」
 翡翠「そうですね。秋葉さまは良く志貴さまに……」(言いかけ口を閉じる)
 秋葉「そうだった…」(翡翠と同じく琥珀の事に気づき、言葉に詰まる)
 琥珀「志貴さんに作ってみたかったんです」(二人の様子に気づかない素振りで)
 秋葉「みんなで作りましょう。教えてあげるわ」
 翡翠「志貴さまも喜んでくれますよ」
 琥珀「そうですね」(にこりと笑み)


 リク94−6「ラッキーアイテム」

 翡翠「あ、四つ葉のクローバー」
 琥珀「あら、いいなあ。
    きっと良いことがあるわよ、翡翠ちゃん。
    ……あ、ここにも。ふふ、お揃いね」
 翡翠「姉さんもきっといい事がありますね」
 秋葉「……」

  一時間後

 琥珀「そんなに必死で探しても、見つからない時は見つかりませんよー」


 リク94−7「夢見るような寝心地」

 秋葉「兄さんて寝相は良い筈よね」
 翡翠「はい」
 琥珀「いつの間にかごろごろ動いていますね」
 秋葉「枕が違うと良く眠れないとかいうタイプかしら」
 琥珀「あまり寝心地良い処ではありませんしね」
 翡翠「……膝枕」(ポツリと)

   漲る緊張感。


 リク94−8「心地良い目覚め」

 秋葉「うふふ」(志貴の頭を膝に乗せて)

 翡翠「秋葉さま、すごく嬉しそうですね」
 琥珀「ふうん、さっきの翡翠ちゃんの顔、見せたかったけど」
 翡翠「……姉さんがどんな顔をするのかも楽しみです」
 琥珀「あら、言われちゃった。
    秋葉さま。自分の番で無理やり志貴さんを起こしてしまうのは
    ナシですからね」

 秋葉「わ、わ、わかっているわよ」(動揺を露わに)


 リク94−9「和やかな笑顔で」

 志貴「ああ、美味しかった。ご馳走様。
    他にお茶のおかわり欲しい人いる? 翡翠は?」
 翡翠「まだ、残っています」
 志貴「欲しかったら言ってよね。
    寝てただけでもお腹って減るもんだな。
    みんなはそれなりに楽しんで……いたみたいだね」(花冠を見て)
 
 三人「はい」(口を揃えるように)
  
 
 リク94−10「川の流れのように」

 秋葉「また寝るつもりですか、兄さんは」
 志貴「いや、さすがに眠くはない。
    でも秋葉も横に寝転んでみろよ」
 秋葉「嫌です、そんな真似。
    ……。
    わかりました、こう…ですか?」
 志貴「うん。気持ち良くない?
    こうやって寝転んで空を眺めるのってさ」
 秋葉「……はい」
 志貴「翡翠と琥珀さんも一緒にどう?
    うん……これで川の字には一本多いか」

  空には、白い雲。


 リク94−11「静かにしていればね」

 志貴「う、うん…、あれ、そのまま眠っちゃったか。
    うん?
    秋葉達も眠っちゃったのか。
    ……。
    こうして眠っていると、この三人も…」(言いかけ、はたと口を噤む)
   「みんな眠っているとは思うけど、用心用心。
    でも何だかこういうのいいな、平和な感じがして……」


 リク94−12「まあ、無防備な時間ですね」
    
 秋葉「……うん、?」
 翡翠「……志貴さま、おはようございます」
 琥珀「あら、わたし…、あれ?」

 志貴「そう言えば三人が寝惚けている処なんてはじめて見たな」


 リク94−13「貴族的な趣味ではある」

 秋葉「こんなにしみじみと夕焼けを眺めたのもいつ以来かしら」
 志貴「そうだなあ」
 秋葉「ふふ、朝から夕方までただごろごろしていただけでしたね、今日は」
 志貴「やっぱり退屈だった?」
 秋葉「ええ」
 志貴「そうか……」(残念そうに)
 秋葉「でも、こんなに何もしないのも良いものですね。
    ありがとう、兄さん」


 別パターン
 リク95「落ちてきそうな青空の下で」

 秋葉「いいお天気ですね、兄さん」
 志貴「ああ。風も無くてぽかほかして、いい季節だよなあ」
 翡翠「志貴さま、お茶のおかわりは如何ですか?」
 志貴「いや、まだいいや」
 琥珀「翡翠ちゃんも、いいからお座んなさいな」
 志貴「そうだよ」
 秋葉「他に出来る事もありませんものね。
    こうしてお茶でもしている以外には」

   綺麗さっぱり無くなった屋敷跡での午後のお茶会。



【お題】いろんな観点での「可愛い秋葉」(やすさん)

 リク96−1「まだ自己抑制が無い瞬間」

 秋葉「うん……」
 志貴「目が醒めたのか、秋葉?」
 秋葉「あは、兄さんだあ」(満面の笑みで志貴の胸に頬を擦りつけて、また眠りに)
 志貴「……」(真っ赤になって硬直)



 リク96−2「お昼休みに」

 秋葉「兄さん、今日はお弁当用意してあるんですけど」
 志貴「そうか、じゃあ一緒に食べよう」
 秋葉「はいっ」(弾んだ声で)
 志貴「どれどれ……、琥珀さん、さすが。どれも美味しそう」
 秋葉「……」(緊張した面持ちでお弁当を見つめる)
 志貴「どうした…秋葉……、ああ」
   (数々の料理に混じって入っている、やや不恰好な一品に気がつく)
   「まずは、これから……、うん、いつもの味付けと違うけど美味い」
 秋葉「……本当?」
 志貴「ああ。嘘ついたって仕方ないだろ?」(あくまで気づかないフリで)
 秋葉「……嬉しい」(呟くように)



 リク96−3「リズミカルなきしみ音」

 志貴「普段と違ってこんなに可愛くなるのにな、秋葉は。う…ああッッ」



 リク96−4「少し反省させます」

 秋葉「怒った顔。
    怒った顔をするのよ。
    もう、兄さんが退くくらい。
    振りなんかじゃない。
    本当に、心配して、怒って。
    兄さんに怒り心頭なんだから」

 志貴「ただいまあ」(恐る恐る……)
 秋葉「もう、兄さん、何をなさっていたんです(あ、私こんな弾んだ声を
    出して……、馬鹿)」



 リク96−5「サロメのように」

 秋葉「兄さんが悪いんですよ。
    でも、安心してください。すぐに追いつきますから」
   (生首を大事そうに持ち上げ、口づけする)



 リク96−6「いつまでも兄さんじゃありません」

 秋葉「志貴……さん。ううん、おかしいわね。
    やっぱり名前だけが。志貴…………、ああ、ダメ。
    じゃあ、あなた、とか?
    ……。
    きゃあ。
    ダメ、もっとダメ。こんなの真顔で呼べないわ」

 志貴「……」(開けかけたドアをそっと閉めて回れ右)



 リク96−7「再会、そして」

 志貴「実を言うとこの家に帰って秋葉と再会してさ、あまりに綺麗に
    なっててけっこう吃驚したんだ。
    小さい頃の姿しか頭に無かったしね」
 秋葉「そうですか」
 志貴「秋葉はどうだった?
    俺を見てがっかりしたりしなかった?」
 秋葉「………………いいえ」
   


 リク96−8「もはや失うものも無し」

 秋葉「もう、兄さんとの繋がりは無い……。
    せめて、胸に同じ傷をつけようかしら?
    そのまま死んでも……、それも悪くはない気がする」(虚ろな目)



 リク96−9「なんで兄さんがあんな……」

 秋葉「……」
 志貴「何を怒っているんだ?」
 秋葉「怒ってなんていません」
 志貴「怒っているじゃないか。
    せっかく美味しいケーキ屋に寄っていこうと待ってたのに」
 秋葉「え……、誤魔化されるものですか」(小声で自分に)
 志貴「仕方ないな。今日は止めるか。
    先輩に教えて貰ったの無駄になったな」
 秋葉「シエル先輩……?」
 志貴「ああ。何処か秋葉の気に入りそうな洒落た店と思ったんだけど。
    無駄になっちゃったな」
 秋葉「そうだったの。ね、兄さん、行きましょう。私、ケーキ食べた
    いです、凄く」
 志貴「そ、そうか? じゃあ、行こうか」(首を捻りながら)



 リク96−10「笑みを湛えて」

 秋葉「おはよう」
 羽居「おはよう、秋葉ちゃん」
 蒼香「遠野、おはよう」
 羽居「今朝はお兄さん、ちゃんと起きてきたんだ」
 蒼香「みたいだな」
 秋葉「な、なんでわかるのよ」
 蒼香「なんでって言われても、なあ?」
 羽居「うん、一目瞭然だもの」



 リク96−11「霜柱とか砂浜とかにも通じる感覚」

 志貴「何、怒ってるんだよ。
    枯葉を踏むのって、感触いいじゃないか。
    何かのあてつけですかって、おい。
    待てって……、もう、なんなんだ、いったい」



 リク96−12「女の子が喜びそうな映画ですか、そうですねえ」
  
 志貴「……うわ」(スクリーンの場面に仰け反る)
 秋葉「あ、ああ……」(赤面)
 志貴「……」
 秋葉「あの……兄さん」
 志貴「う、うん?」
 秋葉「男の人ってやっぱりその……あんな、その……」
 志貴「いや。いやいや、人によると思うぞ。
    うん、俺は少なくとも、えーと、秋葉にあんな真似はさせたくない」
 秋葉「そ、そうですか」(ほっとしたような、残念そうな)
 志貴「ふぅ、やっとまともな……、な、なんだよ、これ」
 秋葉「凄い。……あんなに」(さすがに顔を伏せ、でもちらりちらりと視線を上に)
 志貴「何だって、こんなのをよりによって。恨むよ……もう」
 


 リク96−13「好奇心猫を殺す」

 志貴「……日記帳ね。
    秋葉が日記なんてつけていると思えない。
    つけていてもこんな無造作に置いておくと思えない。
    置いておくとしても、鍵付きなのに鍵をし忘れたなんて思えない。
    従って、これに触れる事は、とんでもない事態に陥る羽目になる。
    ……。
    でもなあ」

 秋葉「ふふふ、さあ……」



 リク96−14「早く来ないかなあ」

 志貴「やっぱり何処かで待ち合わせの方が感じ出たんじゃないか?」
 秋葉「いいじゃないですか、たまには」
 志貴「まあ、そうかも知れないけど。
    でも、そろって玄関から出るデートってのも、どうかなあ」
 秋葉「わくわくしてなかなか寝つけなくて、朝も夜明け前に目覚めてずっ
    と着ていく物に頭を悩ませるなんてのは同じなんですから…、
    な、何でもありません。
    さあ、行きますよ、兄さん」
 志貴「置いて行くなよ、秋葉」(くすりと笑み)



 リク96−15「動物好きですし」

 秋葉「もう、兄さんの……ケダモノ」(にへら)



 リク96−16「恋人であり、そして」

 志貴「俺は秋葉の……恋人だよな?」
 秋葉「もちろんです」(惚れ惚れするような笑み)
 志貴「でも、兄貴でもあるんだ」
 秋葉「はい」
 志貴「より正確に言うと、兄貴でもあらねばならないんだ?」
 秋葉「そうです。兄さんは、兄さんですもの」(迷い無く)  
 志貴「そうか」(妙に納得いかぬ様子)
  

 リク96−17「恋人であり、そして/りばーす」

 秋葉「私、兄さんの恋人ですよね?」
 志貴「もちろん」
 秋葉「でも、妹にもしておきたいんですね」
 志貴「当然だよ」
 秋葉「そうですか。わかるような、わからないような……」



 リク96−18「スクールライフ」

 生徒A「さようなら、遠野さん」
 秋葉 「さようなら」
 生徒B「お先に。さっきはありがとう、秋葉さん」
 秋葉 「あれくらい、いつでも。さようなら」
 志貴 「へえ、意外と馴染んでいるんだな。
     お兄ちゃんは安心したよ」
 秋葉 「別に私は孤高を望んだりなどしていませんから、それなりには」
 志貴 「でもさあ、男子生徒がみんながみんな……。
     いや、いい。訊かないでおく」



 リク96−19「夢から醒めない」

 志貴「いつか、秋葉の目が醒めるのかなあ」
 秋葉「目が醒める?」
 志貴「ああ。どう考えても秋葉には釣り合わない男が傍にいるだろ」
 秋葉「翡翠の言う通りね」
 志貴「え、翡翠?」
 秋葉「本当に愚鈍。
    馬鹿なんだから……」(優しい口調で)



 リク96−20「ありえない仮定だけれど」

 秋葉「もしも兄さんの事が嫌いになれたら……。
    そうしたら、もっと楽になれるのかしら」



 リク96−21「もったいなや、もったいなや」

 志貴「……な、なんだ」
 秋葉「ちょっと事情があって」
 志貴「巫女服……」
 秋葉「ふふ、似合いますか?」
 志貴「う、うん」(激しく何度も頷く)
 秋葉「良かった。兄さんが喜んでくれて」(動いてみせる)
 志貴「ああ…………」(うっとりと眺めている)
 秋葉「あ、そうだ。髪を後ろで束ねなければならないんですけど、兄さん、
    申し訳ありませんが、お願いできますか」
 志貴「いいの? 触っても……」
 秋葉「は、はい」
 志貴「わかった……」(震える手を伸ばす)
   「ダメだ。手を洗ってくるからちょっと待っていてくれ」(駆け足)
 秋葉「……良かったのかしら」



 リク96−22「異性の髪を弄るのは、その二人の関係が既に……とか言うが」

 志貴「……。
    ……。
    …………ふぅ。え、ええッ!?」
   (ずっと没頭して秋葉の髪を弄んでいたのに気づき、狼狽)
   「ご、ごめん、秋葉」
 秋葉「いえ。別に……その……、謝らなくても、その…ちょっと嬉しかったり……」



 リク96−23「うましか」

 秋葉「バカ。私ったらバカだわ……。
    でも、バカでよかったな。あそこで変にお利口さんになれなくて、よかった……」



 リク96−24「クリームソーダとかでないだけマシかな」

 秋葉「はい、兄さん」
 志貴「あ、ああ。んむ」
 秋葉「ふふっ……」
 志貴「はぁ」
 秋葉「もう、兄さんたら、さっきから溜息ばかり」
 志貴「だって、こんな……」
 秋葉「気にしなければいいでしょう。
    でも、なんで通る人が皆、こっちを見ているのかしら」
 志貴「わからないのか?」
 秋葉「はい」(不思議ですという顔で)
 志貴(見慣れない制服の、それも秋葉みたいな娘が、カップルで店に入って、
    こんなに臆面も無く、二人でパフェの食べさせっこなんかしてりゃ、そ
    れは人目のひとつやふたつ引くだろう)
    はいはい。ほら、あーん」(溜息)



 リク96−25「お仕えします」

 秋葉「志貴さま、志貴さま。
    朝ですよ。目を覚ましてください」
 志貴「うーーん、ふわぁ。おは…よ……、あ、秋葉?」
 秋葉「おはようございます、志貴さま」
 志貴「志貴さまって、それにその服…………。
    そうか、勝負で……、本当に一日メイドやるんだ」
 秋葉「はい。約束は約束ですから。
    何でもお命じ下さい。志貴さま」(一礼)
 志貴「あ、ああ」
 秋葉「……」(背筋をぴっと伸ばした姿勢で佇んでいる)
 志貴「でも、けっこう似合うな。可愛いよ、秋葉」
 秋葉「!!!」(入念にまとった鎧がぼろぼろ崩れ、頬染め)



 リク96−26「躾けですよ、躾け」

 秋葉「今日という今日は、私の我慢も限界です。
    兄さんを調教いたします」
 志貴「!!!!!」(がたがたぶるぶる)
 琥珀「あの……秋葉さま?」
 秋葉「え、教育の間違いでは無いですか?
    …………あっ。ち、違うんです、兄さん。兄さんってば」



 リク96−27「二人でも姦しい」

 秋葉「……で、…だから……だわ」
 晶 「ええッ、でも……、ですよー」
 志貴「ごめん、部屋に戻る」
 秋葉「どうしたのかしら、兄さん?」
 晶 「わかりません」

 琥珀「女の子には何と言う事のない会話なんですげとね〜。
    刺激が強すぎたみたいね、志貴さんには」



 リク96−28「機嫌は良いらしい」

 秋葉「ふん、ふふーん、私のにいぃぃさんは♪」(適当なリズムに乗せて)

 琥珀「ダ、ダメ……」(扉の向こうで立ち聞きし、苦しそうに笑いをこらえている」

 秋葉「いちぃぃばんのぉぉぉ。そしてわたああぁしは…♪」


 
 リク96−29「口に出した事は力となる」

 シエル「言霊。言葉による呪。数知れず唱える事で強まる概念。
     そういったものは、わたしより秋葉さんの方が詳しいかもしれませんね」
 秋葉 「何をおっしゃりたいのかしら?」
 シエル「特に意味は。ただ、秋葉さんは遠野くんをどう呼んでいるかな、とね?」
 秋葉 「兄さんが何か?」
 シエル「いえ、何でも……」(意味ありげな黒い笑み)
 秋葉 「……?」(何か嫌な感じを抱いて)
 シエル「妹でいいんだなあって思っただけですよ」
 秋葉 「え?
     妹……、兄さんの妹……、ああッ」(顔面蒼白)



 リク96−30「朝のお仕事ですよー」

 琥珀「翡翠ちゃん、それ、志貴さんのお部屋のシーツよね。
    ふんふん、じゃあ、そちらじゃなかったみたいね。
    秋葉さまのお部屋でもなかったし、離れもはずれ。
    屋敷の主だった処に痕跡は無いし、もしかして、お庭とか?」   



 リク96−31「至福の窒息法」

 秋葉「ふふ、兄さんの匂い……」(レンのお腹に顔を埋めて)



 リク96−32「愛する人に対しては自信を失うんです」

 秋葉「でも、兄さんは何で私を選んでくれたんですか。
    こんなに兄に対して口やかましくてねちねちと嫌味を言って、嫉妬深くて、
    すぐ怒って、我がままで、可愛い真似も出来ないし、体だってその……おっ
    ぱいも小さくて面白みに欠けていますし……、それに……」
 志貴「俺は、俺の事をいつも想って心配してくれて、あれこれ世話を焼いて、情
    が深くて、気分屋で怒り顔の時も可愛くて、スレンダーだけど惚れ惚れする
    ほど綺麗な体の、そんな夢みたいな女の子が俺の事を好きだって言ってくれ
    る事が不思議だけどね」
 秋葉「兄さん……」
 志貴「秋葉……」


 リク96−33「蓼食う閉じ蓋」

 志貴「ああ、どことっても欠点が無い女の子だけど、一つ致命的な欠点があるな」
 秋葉「何ですか……。
    言ってください、兄さん。私、直しますから」
 志貴「男を見る目が無いところかな。
    直されると困るけどね」
 秋葉「直しようがありません。だって、私の目はこの上なく確かですもの」



 リク96−34「飾りもつけずに」

 秋葉「私、兄さんが迎えに来るのをずっと待っていたんですよ。
    でも、待ちきれなくて。
    兄さんがあんな事になっていたとは知りませんでしたし。
    それで、顔を見た途端に、あんなに泣いて顔をぐしゃぐしゃにして。
    訳のわからない事をわめいて。
    後で思い出すと死にたくなります」
 志貴「そうか?
    俺は思い出す度に、秋葉のこと愛しく思うけどなあ。
    あんなに素直になった秋葉って凄く珍しかったし、正直、感動したよ」
 秋葉「知りません」(はにかむように)



 リク96−35「差込口は確認しました」

 秋葉「兄さん……、これ……」(途方にくれた顔で)
 志貴「ストロー全部入れちゃったのか。
    そのまま飲めばいいだろ」
 秋葉「そんな恥ずかしい真似。
    新しいのを買ってきます」
 志貴「待て。
    じゃあ、交換してやるから、俺の」
 秋葉「すみません、兄さん。
    今度はうまくやります」(真剣にストローを手にする)
 志貴「ふう。ちゅーーーッ」



 リク96−36「でも海苔の端ってちぎれるよね?」

 志貴「……」(期待の目)
 秋葉「ええと、こうかしら。
    ……あら?」
 志貴「おにぎりは失敗、と。
    なかなかに面白いな」
 秋葉「人の失敗がそんなに楽しいですか?」
 志貴「何度も言うけど、説明文を読まないで判断するのが悪い。
    はい、今度はこれ。けっこう難物だから無理かなあ?」
 秋葉「貸してください。
    え、これは……、ここからかしら?」(当惑)
 志貴「……」(再び期待の目)



 リク96−37「狂乱の果て」

 秋葉「何をしているんだろう、私……」
    ふと我に返り、何とも言いがたい状態になった志貴の古い寝間着を見つめて。



 リク96−38「看病」

 秋葉「はやく良くなって下さい、兄さん……」
 志貴「大袈裟だよ、秋葉」
 秋葉「でも、私のせいで……」
 志貴「俺が不注意だったんだよ。
    いいから、秋葉も休めって。ずっと付きっきりだろ」
 秋葉「でも……」(涙ぐんだ目で訴える)
 志貴「わかったよ」

   数時間後

 秋葉「…うん……、兄さん……」
 志貴「さすがに疲れて眠ったか。
    よいしょ、と。いてて……」

 秋葉「ふわぁ…あ、ええッ、あれ……何?
    兄さんのベッドにどうして?
    もう、兄さんたら……」(文句を言いかけて止め、床に寝転んだ志貴にかがみ込む)



 リク96−39「放課後」

 志貴「お、秋葉、帰りか」
 秋葉「兄さん」
 志貴「一緒に帰ろうか」
 秋葉「はい」
 志貴「結構、一緒になるよな。時間帯ズレる割にはさ」
 秋葉「……もしかして偶然とでも思っているのかしら」(呟き声)
 志貴「うん、何か言った?」
 秋葉「いいえ。さあ、帰りましょう」
 志貴「おい、腕取るなって……、まあ、いいか」
    


 リク96−40「湯水の如く遣いました」

 秋葉「楽しかったですね、兄さん」
 志貴「……ああ」
 秋葉「どうなさったんです。あれだけ贅を尽くしてのデートをなさって、
    まだ足りませんでしたか?
    あのお金はあくまで兄さんのカードですから、男の面子とかは気に
    なさらなくても良いですよ。
    それとも、私が何か気に触る事でも?」
 志貴「そんな事は……。
    いや、秋葉、正直に言う。どうにも居心地悪い感じで、落ち着かな
    かった。
    秋葉と二人っきりで過ごせたのは嬉しかったけど」
 秋葉「私もです。
    だから、いつも言っているじゃないですか。
    別にそんな流行りのスポットとかはどうでもいいです。兄さんと一
    緒なだけでいいんですって」
 志貴「そうだな」
 秋葉「今度は身の丈にあった処に行きましょう、ね?」
 志貴「ああ。とりあえず今日はラーメンでも食べて帰ろうか?」
 秋葉「はい」(にこり)



 リク96−41「絵に描いたようにはっきりと」

 志貴「秋葉って、将来の事とかどう考えているの?」
 秋葉「そうですね、子供は二人くらいがいいですね。
    やっぱり上は男の子。
    でも、子育てもとなるとと琥珀と翡翠だけという訳にはいかないでしょうね。
    ここも思い入れはあるけど、広すぎますし……。
    ああ、先走りすぎていますね。
    まずは……」(何やら妄想が溢れているご様子)

 志貴「いや、そういう話を……、ふぅ」



 リク96−42「美味礼賛」

 志貴「美味いの?」(あまり正視せずに)
 秋葉「ええ」
 志貴「前に、兄さんのは格別だとか言ってたけどさ。
    それって純粋に味が違うの? それとも精神的な働き?」
 秋葉「両方でしょうね」(少し物欲しげに見る)
 志貴「そんなものか」(微妙に視線外し)
 


 リク96−43「狐狩りは上流階級の」

 秋葉「瀬尾、ちょっといいかしら?
 晶 「は、はい」
 秋葉「今度の週末の事だけど……」
 晶 「週末……?」
 秋葉「ええ、週末のお休み」
 晶 「そ、それが何か」
 秋葉「いえ。別に……」
 晶 「は、はい」
 秋葉「ちょっと瀬尾はどう過ごすのかなって思っただけ」
 晶 「そ、そうですか。わたしはちょっと友達とショッピングとか。
    特に決めていないんですけど、そ、そんな感じです」
 秋葉「そうなんだ」
 晶 「……」
 秋葉「……。
    私はね、久々に兄さんに一緒にお出かけしてくれるようお願いしてみたの」
 晶 「し、し、志貴さん……」
 秋葉「ええ。でも残念ながら先約あるそうなのよ」
 晶 「そ、そ、それは、ざ、残念でしたね」
 秋葉「ええ」
  ・
  ・
  ・
  1時間後
 秋葉「だから、兄さんは……」
 晶 「は、はい」
 秋葉「…………意外としぶといわね。あくまで隠し通すつもりなんだ」(小声)
 


 リク96−44「ありし日々の」

 翡翠「では、失礼致します、秋葉さま」
 秋葉「ご苦労様。翡翠……ちゃん」
 翡翠「え?」
 秋葉「昔はそう呼んでいたなって思い出しただけ」
 翡翠「はい」
 秋葉「……」
 翡翠「……」
 秋葉「いろいろ変わったけど、また取り戻したわね」
 翡翠「……志貴ちゃん」(意識せず言葉に)
 秋葉「兄さん」(どこか儚げな物言い)



 リク96−45「その手に握る剣となり」

 志貴「俺を使ってくれ、秋葉」
 秋葉「これは、遠野家の当主としての義務ですから。
    大丈夫です、そんなに危ない仕事ではありません」
 志貴「でも……」
 秋葉「兄さんには、私の手に余る時に助けてもらいます。
    そう決めているんです。
    大変な時だけ兄さんに甘えようと思っているんです。
    今はそうではありません。ですから……」
 志貴「わかった」
 秋葉「では出掛けてきますね」(扉を閉める)
   「……。
    兄さんには重大な、お願い事があるんですから。
    取り返しがつかなくなった時、私を止めて頂くというお願いが。
    そんな日が来ない事を望むけど、でも……」



 リク96−46「緩急自在」

 秋葉「……」(やや機嫌悪げにお茶をすすっている)
 琥珀「志貴さん、今頃どうしているのでしょうね。
    宿に着いたのか、それとも観光でも……」
 秋葉「……ふん」(乱暴にティーカップを置く)
 琥珀「急に書き置き残して、温泉に行って来るですものね」
 秋葉「……まったく」(怒気)
 琥珀「お一人でいなくなるなんて」
 秋葉「……いつも勝手な事ばかり」(さらに怒気)
 琥珀「どうせなら、皆で行きたかったですね」
 秋葉「え?」
 琥珀「温泉ですよ、温泉。
    志貴さんと一緒に行ったら楽しかったと思いますよ」
 秋葉「そうね」(やや、表情が柔らかく)
 琥珀「遠くでなくても、良い所はありますしね」
 秋葉「兄さんとか……、いいわね」(うっとりと)
 琥珀「でも……、志貴さんはあえて一人になりたかったのかもしれませんね」
 秋葉「一人に?」
 琥珀「あれで志貴さんも気を使ったり、ストレスを溜めている所もありますし」
 秋葉「……それは、……そうかもね」
 琥珀「衝動的に飛び出す気持ちもわからなくはありませんよね」
 秋葉「そうね。兄さんには堅苦しくて、でも……」
 琥珀「まあ、元気に帰ってきますよ」
 秋葉「そうよね」
 琥珀「あ、でも……」
 秋葉「何?」
 琥珀「一人で行くとは何処にも書いてませんし、もしやどなたかとしっぽりと」
 秋葉「!!!」(ガタンと立ち上がりかける)
 琥珀「……ってな事はよもやないでしょうけど。
    アルクェイドさんもシエルさんも、今朝ぶつぶつ言ってましたしね」
 秋葉「そ、そうね。兄さんもそんな恥知らずな真似は……」(必死に平静へ)
 琥珀「でも……」

 翡翠「姉さん、秋葉さまで遊んでいる……」
 


 リク96−47「雨に唄えば」

 秋葉「あら、兄さん。お出掛けだったんじゃ?」
 志貴「そのつもりだったんだけどね。
    ほら、雨降り始めたから。そんな用事があっての外出じゃないし」
 秋葉「じゃあ、家にいてくださるんですか?」
 志貴「うん。何か俺に用でもあった?」
 秋葉「そういう訳ではないですけど……。
    そっか、雨が降れば兄さんはいるんだ」(何か考えている)

 琥珀「素直に雨に感謝とかしないで、少しズレた方へ行きかけてますねえ。
    ある意味、秋葉さまらしいけど……」



 リク96−48「生きるという事」

 秋葉「私、兄さんになら負けてもいいなあ……」(背中に額をつけて)
   「負ける事、負けを認める事を許されなかったんですけど。
    でも、兄さんにならかまいません。
    ……。
    ふふ、眠っている兄さんだから言えるのよね。
    まだこれまでの生き方、変えられそうにないですけど……」
   (でも、どこか安んじた顔で志貴の背を抱いてまぶたを閉じる……)



 リク96−49「まあ、勝てませんてば」

 秋葉 「謝らないわよ。
     兄さんが悪いんだから。私は、それは少しは……。
     でも兄さんは自分が悪いと知っていながら、開き直って。
     そうよ、謝るどころか、許してだってあげないんだから。
     何よ、あんな……、これ見よがしに。
     見せつけて……、ちょっと、あんな真似まで……、あ、ああ。
     あんな優しい表情、私には見せてくれないのに。
     馬鹿。
     兄さんの…馬鹿……」(涙が溢れ出す)

 シエル「あの、遠野くん。
     ひとつ忠告しておきますけど、泣かせちゃった時点で、絶対に
     秋葉さんの負けはなくなりましたからね。
     女の子の……、ああ、言うまでもないですね。そんな罪悪感に
     満ちた表情しちゃって……」



 リク96−50「代弁者」

 志貴「可愛い秋葉……。
    どうすれば、秋葉をより可愛いく……。
    うーん、かえって難問だな。
    秋葉は何をしていても可愛いからなあ」(真顔)



【お題】秋葉&翡翠&琥珀の動作で「床に寝転がって駄々をこねる」(やすさん)

 リク97「拒絶不可能」

 志貴「俺は…行かなきゃならない。
    あいつの元へ。
    どんなに困難でも、どれだけ時間が掛かっても。
    どれほど反対されても、覚悟に揺るぎは無い……んだけど。
    どうしよう、これは?」

    重装備で旅立とうとする志貴志貴。
    その前で、床に寝転がって駄々をこねる秋葉&翡翠&琥珀。

   「嫌です。そんないつ帰れるかもわからない旅に出るなんて」
   「せっかく戻ってきたのに」
   「行かないで下さい、志貴さま」



【お題】タイトル(月影さん)

 リク98「逢いたいと思う気持ちは、そっと今願いになる」

 秋葉「もう、泣かない……。
    いつか絶対に、兄さんに帰って来て貰う。
    どんな事をしても。
    私はまだ小さいけど、もっと大きくなって強くなって。
    お父様が何を言っても……。
    だから、待っていて、兄さん」



【お題】タイトル「けんかのあとで」志貴と秋葉で、甘ーいのでもギャグでも…(鰯丸さん)

 リク99「けんかのあとで」

 秋葉「ねえ、兄さん。
    あれだけ酷い罵倒をしてくれましたけど……、いえ、それはお互い様でしたけど、
    この家から出て行くとは仰らなかったですね」
 志貴「そうだな。
    秋葉だって、出て行けとは言わなかったろう?」
 秋葉「どんなに怒っていたって言えません……、そんな事。
    もしも弾みで兄さんが出て行ってしまったら……、そう思ったら」
 志貴「同じだよ、俺も。
    秋葉が俺の顔を見るのも嫌でも、離れたくはない。二度と……」
 秋葉「はい、兄さん。
    私だって、兄さんから離れません。もう、絶対に……」



【お題】幻視同盟のあの人で天抜き(hitoroさん)

 リク100「余計な事を」

 偽志貴「面会はいいが、今更俺に何の用だ?」
 志貴 「おまえが晶ちゃんに餌付けするような真似するから」
 偽志貴「それがどうしたんだ。
     女の子に食事を奢る事なぞ、男として当たり前だろう」
 志貴 「……」
 偽志貴「うん? 小遣いが何だと言うんだ。
     だから……何故、泣く?」



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