頂き物天抜き その12






 551.「女の命」作:Dさん

 士郎「でさ、なんでこんな状況になってるんだっけ?」
 凛 「いいじゃない、士郎器用なんだし。何より私の髪を切らせてあげるのよ?」
 士郎「いや、経験ゼロなのにいきなりは無茶だろ」
 凛 「今回はちょっと整えてもらうだけだし、これから馴れていけばいいじゃない。
    今後もお願いするつもりよ」
 士郎「不安すぎる・・・」
 凛 「(私の髪を触らせてあげるの、士郎だけなんだから)」
 士郎「ん?何か言った?」
 凛 「なんでもない。それより早く、カリスマ美容師さん?」

 

 552.「命(アイデンティティー)のピンチ」作:Dさん

 桜 「当店『バーバーサクラ』の髪型は丸刈りのみですが、(覚悟は)よろしいですか?」
 慎二「ふざけんな!それ以前に縄をほどけ!!せめて選択肢をプリーズ!!!」



 553.「ピンキリ」作:Dさん

 志貴「あのさ秋葉。この屋敷って、前は分家の人が結構住んでたんだろ?」
 秋葉「ええ、兄さんが帰ってくる前に出て行ってもらいましたが」
 志貴「ずっと気になっていたんだけど、一体どうやって出て行ってもらったんだ?」
 秋葉「そうですね、話すと長くなりますが」
 志貴「折角だし、頼む」
 秋葉「『談笑編』から『裁判編』までありますけど、それでも聞きたいですか?」
 志貴「いや、えっと…」



 554.「俺の胃袋は宇宙だ」作:Dさん

 セイバー「シロウ、牛タンをおかわりです!!」
 士郎  「了解。この店は食べ放題だから、どんどん食べて大丈夫だぞ」
 セイバー「はい!!んぐんぐ、このカルビは本当においしいです・・・」
 士郎  「しかし、何グラム分食べたんだ?」
 凛  「むしろキロで計算したほうがいいかも」
 桜  「いっそ、どこまで食べられるか試してみたいですね」


 555.「本当にあったすごい話」作:Dさん

 士郎「すいません、牛タン追加で・・・」
 店員「あの、お客様?」
 士郎「はい?」
 店員「只今肉を解凍中ですので、しばらくお待ちいただいてよろしいですか?」
 士郎「あ・・・はい、すいません、お願いします」



 556.「手に入れてはじめて」作:Dさん

 白レン「フン、隙だらけで寝ちゃって。誰かに襲撃されたらお終いね」
 白レン「・・・・」
     (少しだけ七夜に寄り添って)
 白レン「温かい、わね」
 白レン「・・・・何となくだけど、あの子の気持ちがわかった気がする。
    一人は、寒いのよね」



 557.「もっとあるだろ、こう」作:Dさん

 セイバー「彼らには、今一つ勇気が足りないと思います」
 凛   「あのシーン、なんか釈然としないのよね」
 桜   「先輩、面白かったですね」
 士郎  「楽しんでくれて何よりだけど、なんでホラー映画見てそんな感想なんだ」



 558.「ドッペルゲンガー」作:Dさん

 幹也「あれ?橙子さん、さっき外にいませんでしたか?」
 橙子「私なら、ずっとここにいたが」
 幹也「え、でもさっきまで普通に話していたのに」
 橙子「ふむ。幹也が違和感を覚えないなら、今回のは成功だな」
 幹也「あ、何となく分かりました」


 559.「更なる高みへ」作:Dさん

 式 「おい橙子。なんだ外のガラクタは」
 橙子「とはいえ、こいつ相手だと一目瞭然か。
    当面の目標は、式を騙せるものを造ることだな」


 560.「回収班、急いで!!」作:Dさん

 鮮花「大変!!橙子師が外で死んで・・・て、あれ?」
 橙子「そして、人外と見るや問答無用で殺しにかかるんじゃない、式。
    部外者に見つかると厄介なんだぞ」



 561.「A+とBの違い」作:Dさん

 士郎 「なるほど、騎乗スキルの差ってこういう場面で出るわけか」
 桜  「聖杯の基準って、よく解らないですね」
 イリヤ「あなたがそれを言う?」
     (スキー場にて颯爽と滑るライダー、転んで雪まみれなセイバーを見ながら)



 562.「帰宅不可」作:Dさん

 綾子「知ってる遠坂?この学園って帰宅部があるんだよ」
 凛 「帰宅部が『ある』っていうのも変な言い方だし、私だってそうよ?」
 綾子「いやさ、噂では本当に『帰宅部』なる部活が存在していて、相当
    厳しい練習を積んでるんだとか」
 凛 「なんの練習よ・・・ん?」
 綾子「どうした?」
 凛 「ねえ、この学園って試験1週間前から部活休みになるわよね」
 綾子「確かに。つまり『帰宅部』の子は…」



 563.「一人黙々と飾り付けをしながら」作:Holly&Ghostさん

 マキナ「なんでストックしてある人格すべてが、ひな祭り好きなのよ・・・」



 564.「夜中に髪の毛が伸びる類」作:Holly&Ghostさん

 カイエ「やっぱりこの部屋には合わないね」
 アリカ「お前は男だから飾る必要ないだろ。
     と言うかいつ飾ったんだよ、この雛人形」
 カイエ「ん?これは特別製でね。勝手に動くんだよ」
 アリカ「・・・別の意味で悪魔付きか」



 565.「2in1」作:Holly&Ghostさん

 アリカ 「ツラヌイ、何で俺に向かって雛あられを投げつけてるんだよ」
 ツラヌイ「いや〜、先月の節分のときに豆まき出来なかったじゃないですか。
      同じような大きさなので、代わりになるかなーと思いまして」
 アリカ 「それ以上続けるならお前んちのアパートのポストに雛人形詰め込んで報復するぞ」
 ツラヌイ「は、今すぐやめます!」



 566.「ひな祭りは女の子の健やかな成長を祈るイベントです」作:Holly&Ghostさん

 所在「カナタにしろマトさんにしろ、健やかってレベルじゃねーから」
 霧栖「強いて言えばツラヌイか」
 所在「許容範囲ギリギリだな」



 567.「探せぬモノはない」作:………さん

 橙子「黒桐、「 」を探して来てくれないか?」
 黒桐「わかりました燈子さん、少々手間がかかりそうなのでこれで失礼します」
    ガチャ バタン
    三日後………
    ガチャ バタン
 黒桐「見つけましたよ燈子さん、根源へ至る道。」
 橙子 (」゜□゜)」…………………
    新たな魔法“黒”が誕生した瞬間であった。 



 568.「Black or White?」作:Dさん

 士郎 「そういえば、今の教会ではミサってやってるのか?」
 カレン「え?どっちのミサですか?」
 凛  「その質問が出る時点でアウトよね」 



 569.「どっちもか?」作:CAZZOさん

  Heaven's Feelにおいて、士郎が固有結界を使えるという設定で。
  −黒セイバーと対戦中−

 士郎   「I am the bone of my sword――」
 黒セイバー「何をしている!」

    かこーん

 士郎   「なんでさ!?」
 黒セイバー「?」
 士郎   「正義の味方の口上の最中は手を出さないのがお約束だろう!」
 黒セイバー「何を言っている?」

 ライダー 「あの士郎、それは悪役のほうだと思うのですが」
 士郎   「そんなことはない。俺が初めて見たのは……」
 黒セイバー「帰っていいか? しかし、よく知っているなライダー」



 570.「実感を伴ってこそ真の理解」作:CAZZOさん

 凛   「いい衛宮くん、魔術ってのはお金がかかるものなの。よーく覚えておきなさい」

 士郎  「なるほど、こういうことか」
 凛   「違う!」
 セイバー「シロウ、おかわりをお願いします」



 571.「英霊への第一歩?」作:CAZZOさん

 士郎  「……壊れた幻想、か」
 アーチャ(フッ)

 寝起きの凛「う〜、牛乳もらうわね〜」



 572.「どこの神話にもこういう話はありますが」作:CAZZOさん

 イリヤ「もし、バーサーカーがバーサーカーのクラスじゃなかったら……」
 バサカ「……」
 イリヤ「シロウみたいな女たらしになるの? 複数の女の人を同時に妊娠させるとか」
 バサカ「!!」(必死に否定)  
 


 573.「女房酔わせてどうするつもり?」作:CAZZOさん

 士郎  「日本には、酒を飲んで油断したところを退治される大蛇の神話があるんだ」
 ライダー「ほう」(酒盃片手に)
 士郎  「あ、いや変な意味じゃなくてさ、そういう神話があると……」
 ライダー「では、私も士郎に酔わされて退治されてしまうのですね」
 士郎  「えっ?」
 ライダー「ああ、なんだかお酒がまわってきました……」(すりすり)
 士郎  「ら、ライダー?」
 桜   「セ〜ン〜パ〜イ〜」



 574.「一杯一杯復一杯」作:CAZZOさん

 ランサー「一緒に騒げる仲間がいりゃ十分さ。うまい肴といい女があれば
      言うことなしだがよ」
 小次郎 「春は初花、夏は星、秋は名月、冬は雪。それで十分酒は旨い」
 ランサー「さみしいねぇ、お前さん」
 小次郎 「騒がしいのは趣きに欠ける」

      杯を重ねる二人。



 575.「月夜の縁側で」作:CAZZOさん

 葛木  「与えられた在りようはすでに磨り減っている。それ以外は……どうであろう。
      最初からないものは減りようがない」
 メディア「……」
 葛木  「――だが、このような心持ちになるのは、別な在りようが生まれたという
      ことだろうか」
 メディア「宗一郎さま……」
 葛木  「お前も飲むか」
 メディア「はい……」



 576.「月夜の山門で」作:CAZZOさん

 由紀香 「あ、あの、家でおかず作りすぎたので持ってきました」
 小次郎 「……この酒もかな?」
 由紀香 「お寺の方にご挨拶したら、葛木先生の奥様が持っていくようにって」
 小次郎 「いただこう。だが由紀香どの、今後はあの女狐の言うことを聞く必要はない」
 由紀香 「あ、じゃあ、直接来てもいいんですか?」
 小次郎 「……かまわぬが、あまり遅くならぬようにな」
 由紀香 「はい! ど、どうぞ」(徳利を手にとって)
 小次郎 「いただこう」
 キャスタ(うふふふ)    



 577.「接点」作:CAZZOさん

 子供1「ねーねー、これは?」
 臓硯 「これはシロスジカミキリという。長い触角が見事じゃろ」
 子供2「これ、もうすぐ蝶になるの?」
 臓硯 「うむ、3度目の脱皮の後じゃからの。蝶になるのはもう1回脱皮して、
     それからサナギになった後じゃ。
     ちゃんと餌の葉っぱをやらんといかんぞ」
 子供3「ししょー、これ見て!」
 臓硯 「おお、珍しいのを見つけたのう……」

 桜  「ええと……」(物陰から見ている)
 ハサン「孫娘殿」
 桜  「きゃっ、は、はい」
 ハサン「魔術師殿とお客様にお茶を用意したのだが、お出しして下さらぬか」
 桜  「あ、わかりました」
 ハサン「では、お願いいたす」(去る)
 桜  「……そうか。普通に接すればいいのよね」

    間桐家の中庭にて。



 578.「その後、夏休みに」作:CAZZOさん

 士郎「桜、明日からうちに来れないって?」
 桜 「ええ。間桐の家で合宿があるんです」
 士郎「合宿? 弓道部の合宿なんてあったっけ?」
 桜 「いえ、近所の子供たちです」
 士郎「えっ?」
 桜 「お爺さまが公園に散歩に行ったとき知り合ったんだそうです」
 士郎「えっ?」
 桜 「お爺さま虫に詳しいものだから、昆虫博士なんて呼ばれるようになって」
 士郎「えっ?」
 桜 「それで、夜しか観察できない虫もいるからって、間桐の家で合宿することに
    なったんです」
 士郎「えっ?」
 桜 「お爺さま、親御さんのところに説明に行ったり、すっかり乗り気で」
 士郎「えっ?」
 桜 「アサシンさんも準備に張り切っちゃって。ご飯は私が作るんですよ」
 士郎「えっ?」
 桜 「じゃ、先輩。三日だけですけど台所よろしくお願いします」(去る)
 士郎「えっ?」    



 579.「腕の落書き」作:Dさん

 桜「姉さん。銭湯の割引券をもらったんですが、一緒に行きませんか?」
 凛「え!?
   んー、銭湯ねぇ・・・」
 桜「どうかしました?」
 凛「ちょっと前なんだけど、銭湯で気を抜いちゃってね。魔術刻印が発動しちゃったの」
 桜「え!?それで誰か怪我させたとか…」
 凛「失礼ね、暴発させるなんてヘマしなかったわよ!」
 桜「???
   じゃあ何でそんな渋顔なんです?」
 凛「・・・追い出されたのよ。『入れ墨はちょっと…』って言われて」



 580.「背中の落書き」作:Dさん

 大河「おじいちゃん、士郎が銭湯の割引券くれたよ」
 雷画「はっはっはっ、わざとかあの小僧。
    そして当然のように持ってくるお前もお前だ」
 


 581.「お嬢ヤクザキック」作:Dさん

 鮮花「式の家は極道なの。だから私、そういう人たちに対してあんまり
    偏見持ってないかな」
 凛 「私も藤村先生を見知ってるから、大丈夫ね」
 秋葉「私の周辺にはそういった人はいませんが、偏見は持っていませんよ。
   ・・・・なんですか、その『そりゃあね』みたいな顔は」
 


 582.「3/4により可決」作:Dさん

 弓塚  「シオン、リーズさん!!見て見て!!」
 リーズ 「ど、どうしたの?そんな興奮して」
 弓塚  「ジャーン、ケーキバイキングの無料券!しかも3枚!!
      皆で食べに行こうよ」
 リーズ 「ケーキか。うん、私は構わないよ。
      シオンは?」
 シオン 「ケーキですか・・・」
     (以下、分割思考内)
 思考1 「せっかくさつきが誘ってくれているのですから、行くべきです」
 思考2 「ケーキ!!!ケーキ!!!」
 思考3 「カロリー・・・食い溜め・・・」
 思考4 「待ってください。レンさん・白レンさんを誘わないのはあまりに可哀想かと」
 思考1 「しかし、我々には2人分の料金を払う金銭的余裕はない」
 思考2 「ケーキ!!!ケーキ!!!」
 思考3 「秘密にしておけば・・・問題ない・・・」
 思考4 「いえ、しかしですね…」
 思考1〜3「と、いうわけで」

 シオン「私も行きます」
 さつき「今、すごいバトルが展開された気がするよシオン」



 583.「魚抜き」作:Dさん

 桜  「皆でお寿司なんて、久しぶりですね」
 凛  「まあ、回転寿司だけどね」
 士郎 「カウンターに座るやつはさすがに。
     しかし、みんな結構食べたな」
 桜  「あはは。久しぶりでしたし、食べすぎちゃいました」
 士郎 「イリヤも結構食べていたけど・・・」
 凛  「カッパ3・いなり2・かんぴょう2・玉子2。
     いくら生魚が苦手だからって・・・」
 イリヤ「お兄ちゃーん、デザートにメロン取ってー」 



 584.「ガク顎動物ランド」作:CAZZOさん

 士郎  「ただいま。江戸前屋でどら焼き買ってき――」(ヒュッ)

 凛   「なにそのポーズ。蟷螂拳か何か?」
 士郎  「袋を持っていたはずなんだけど……」

 藤ねえ 「セイバーちゃんずるいー!」
 セイバー「食とは戦い。兵は拙速を貴ぶです!」

 士郎  「そのうち手ごと食いちぎられるかも……」(ガタガタ)



 585.「仕事とは」作:CAZZOさん

 遠野家に来た客「妻は卵にアレルギーがあるので気をつけてくれ。
         それと食事の前に薬を飲むので、水を用意しておくように」
 翡翠     「かしこまりました。お水は寝室にも用意してございます」

 翡翠「……」
 琥珀「どうしたの翡翠ちゃん」
 翡翠「使用人として、自分で仕事を見つけるのも良いですが、命ぜられるのも
    また良いと思って。志貴様はあまりそう した注文をなさいませんから。
    あっ、志貴様に不満があるというわけではなくてですね」
 琥珀「わかってるわよ」(くすくす笑いながら)



 586.「西洋の剣は砥石でガリガリと」作:CAZZOさん

 士郎  「意外なような、そうでないような」
 セイバー「わ、私の剣はそういうことをしなくても良いものでしたから」
 士郎  「剣を習うときに教わったりはしないの?」
 セイバー「武具の手入れは従軍の職人や従者がするものでしたから……」
 士郎  「剣の英霊も刃物の砥ぎかたは知らないかあ」
 セイバー「理不尽なことを言われている気がします」


 587.「少し影を背負っているのがまた」作:CAZZOさん

 士郎「こっちは本当に意外だ」
 士郎「でも、なんで二人ともあの姿が似合うんだ……」

    包丁を砥ぐ桜と凛を少し離れて見ながら。    
 


 588.「サーヴァントは知名度が高いほど力が増す・その1」作:CAZZOさん

 ランサー「そらそらそらぁ!」
 アーチャ「くっ、なにっ!?」
 ランサー「なんだか知らねえが、ここんとこ力が余っててな。
      五体満足で帰れると思うなよ!」

   −ゲーム「女神転生」シリーズ発売直後の冬木市にて−

   ※女神転生シリーズにはクーフーリンが人気の悪魔として登場。



 589.「サーヴァントは知名度が高いほど(略)・その2」作:CAZZOさん

 小次郎 「……。ふっ!」(両断される無数の花びら)
 キャスタ「どうしたの?」
 小次郎 「わからぬ。だが気の入りようが違うのだ。
      このような心持ちはセイバーと立ち合って以来だな」

   −「バガボンド」新刊発売直後の冬木市にて−



 590.「サーヴァントは知名度が(略)・その3」作:CAZZOさん

 キャスタ「うふふふふふ……」(ローブ姿で)
 小次郎 「ど、どうしたのだ?」
 キャスタ「わからないわ……。でも、力が満ちるというのかしら。
      今ならどんなことでもやってしまえる気がするの……」
 小次郎 「よくわからんが、その笑い方はやめたほうがいいぞ。宗一郎も怯える」
 キャスタ「あらそう? じゃあ収めるのに協力してもらえるかしら。うふふふ……」
 小次郎 「だからやめろというのに――」

   −映画『アルゴ探険隊の大冒険』放送翌日の冬木市にて−



 591.「サーヴァントは(略)・その4」作:CAZZOさん

 バサカ「……?」(ときおり首をかしげながら剣を振る)
 イリヤ「どうしたのバーサーカー? えっ? 普段より霊力が上がってる?
     でも消費量も増えてる? どういうことかしら」
 バサカ「?」

   −イラクの航空自衛隊の活動が報道された冬木市にて−

    ※空自が輸送任務に使っているのはC-130Hハーキュリーズ。
     ハーキュリーズはヘラクレスの英語読み。



 592.「サー(略)・オチ」作:CAZZOさん

 アーチャ「フッ……力がみなぎるな」

 場内放送『トヨエツタイムサービス、まもなく開始します……』



 593.「原理は同じ?」作:CAZZOさん

 志貴(唐突に)「秋葉の檻髪ってさ、相手から熱を奪うんだよね」
 秋葉(いきなりなんだという表情で)「えっ? ええ」
 志貴「じゃあ、部屋の中で使ったら、温度が下がるのかな」
 秋葉「それはその通りですけど、同じ部屋にいる私の体温が上がる
    ことになりますから、あまり意味がないでしょう」
 志貴「そうかあ。あっそれじゃ、髪の一部を外に出して奪った熱を
    放出すれば……ごめんなさい! ちょっと思いついただけです!」
 秋葉「私はクーラーですか! そんなに涼しくなりたいなら、
    今すぐ奪ってさしあげます!」

    気だるい夏の午後の出来事。


 594.「説得材料」作:CAZZOさん

 志貴「……なあ秋葉」
 秋葉「……なんでしょう」
 志貴「クーラー、付けないか」
 秋葉「まだそんなことを兄さんはっ」

 琥珀「おふたりとも、動かないで横になっていてください。
    また倒れちゃいますよー」(うちわで二人をあおぎながら)
 翡翠「猛暑の中を追っかけっこなど、無謀もいいところかと」
    (二人の頭にのせた濡れタオルを取り替えながら)

 志貴「こういうこともあるわけだからさあ」
 秋葉「兄さんが品行方正にしていれば問題ないのでは?」
 志貴「……前向きに検討してください」



 595.「ある意味風物詩」作:CAZZOさん

 セイバー「許してください……」
 セイバー「あなたが生まれた意味を全うできなかったのは
      私のせいです……」
 セイバー「どうか……」

 士郎  「台所に正座して何をしてるんだセイバーは」
 凛   「容器の蓋をしめ忘れて、餅という名の盟友にカビを
      生やしてしまった王さまの謝罪の図よ」


 596.「復活」作:CAZZOさん

 凛 「今度は踊ってるわね」
 士郎「カビが生えたところを切り取って、揚げ餅かカキ餅にすれば
    食べられるって言ったら……」
 凛 「私、大根おろし作るわね」
 桜 「チーズをのせるのもおいしいですよ」
 士郎「今日の夕飯は決まったか。中華風のネギだれ作ってみようかな」



 597.「『いただきます』はたった一言で膨大な殺生を一瞬で
       チャラにできる夢のおまじないなんだ」作:新兵Gさん
         (「ムーたち」/榎本俊二 より)

 凛「…つまり、突き詰めれば魔法になり得る…?
   って、なにを真剣に考えてるんだわたしぃ〜」 (頭抱えゴロゴロ)



 598.「ラーメンの後の口直しの水ってラーメンの
       一部というくらいうまい」作:新兵Gさん
         (「孤独のグルメ」/久住昌之&谷口ジロー より)

 セイバー「なるほど。食に貴賎無し、ということですか。
      いえ、適材適所とも言うべきか…
      何にしろとても良い言葉です。いったい誰が?」
 士郎  「ああ、親父が」
 セイバー「キリツグ…が?」
 士郎  「いつだったかな、夜、二人でラーメン食べにいった時だったと思う」
 セイバー「彼らしいのか、らしくないのか。む…」
 士郎  「そんなに深い言葉かなあ?」



 599.「カレーに「正解」なし!! 
       全てのカレーは印度経由で宇宙!! OK!!」作:新兵Gさん
         (「食い改め候」/泉昌之 より)

 志貴「‥‥‥‥」
 有彦「あの先輩は、壊れてるのかそれとも…?」
 志貴「ん〜…?ギリギリ正常、じゃないか?」



 600.「大丈夫っ ないものは付け足せばいいんだよ?」作:新兵Gさん
         (「ARIA」11巻/天野こずえ より)

 藤ねえ「なんで二人ともそんな顔するの?
     私いまそんなにおかしなこと言った?
     ん?でもびみょ〜に2人の表情が違う…
     士郎はいつもの『何言ってんだよ…』って顔だけど、
     遠坂さんは『その手があったか!』って顔してるんだ?
     ねーいったい何の話してたのよー?士郎には何が無いのー?」



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