頂き物天抜き その3






 102.「疑問」作:陸兎さん

 黒桐「僕の本質は『探すもの』なんですよね?」
 橙子「確かにその通りだがいきなりな質問だな」
 黒桐「いえ、じゃあ何でこの職場を選んだだろうと思ったので…」
 橙子「……」
 黒桐「……」
 黒桐「伝票整理してきます」
 橙子「ああ」



 103.「The 芸人シリーズ〜翡翠と琥珀のオリラジ編〜」作:寒梅さん

 翡翠・琥珀「武勇伝♪武勇伝♪ぶゆ〜でんでんででんでん♪」

    客席
 志貴「一般人のお客さんがほとんどいない・・・・」


 104.「The 芸人シリーズ〜秋葉のヒ○シ編〜」作:寒梅さん

 秋葉「アキハです。兄さんにまで胸がないと言われたとです。」
     ・
     ・
     ・
     ・
     ・
    終了後
 シエル「笑えない自虐ネタって・・・」
 琥珀 「さすがの私も泣きそうになりました・・・」


 105.「The 芸人シリーズ〜乾姉弟のいつも○○から編〜」作:寒梅さん

 一子「悲しいとき〜」
 有彦「悲しいとき〜」
 一子「渡せもしないのに二人分のお弁当を作っているとき〜」

     客席
 さつき「ネタ元私なの!?」


 106.「The 芸人シリーズ〜アルクとシエルの漫才編〜」作:寒梅さん

     終了後
 志貴 「先輩、黒鍵でのツッコミはダメでしょ・・・」
 シエル「遠野君、いちどアルクェイドのツッコミを受けてみれば私の気持ちが
     わかりますよ」
 琥珀 「見事なスプラッタでしたね〜」
 アルク「でも次よりマシよ。」

   次 蒼崎姉妹のドツキ漫才


 107.「The 芸人シリーズ〜ネロ博士の????〜」作:寒梅さん

     開演前
 志貴 「手品かパトラッシュネタだな」
 シエル「でしょうね」
 琥珀 「いえ、案外ムツ○ロウさんネタかもしれませんよ」
     ・
     ・
     ・
     ・
 ネロ 「失礼した」(退場)
 志貴 「まさかあのネロがオヤジギャグとは・・・」
 シエル「しかもマシンガントークでしたね」
 琥珀 「随所に一人ツッコミまで・・・」


 108.「The 芸人シリーズ〜時南先生の落語編〜」作:寒梅さん

 時南「お後がよろしいようで」

    客席
 志貴「上手だしスタンダードなネタが面白かったんだけど・・・
    藪庵先生はやっちゃダメだろ・・・・」


 109.「The 芸人シリーズ〜羽居、月姫、瀬尾のコント〜」作:寒梅さん

 月姫、瀬尾「はぁ、はぁ・・・」
 羽居「ありがとーございました〜」

    客席
 志貴「途中まではストーリーがあったのにな」
 秋葉「羽居の天然と瀬尾の未来視でいっきにドタバタ劇になってしまいましたね・・・」


 110.「The 芸人シリーズ〜式と黒桐の夫婦漫才〜」作:寒梅さん

 一人で舞台に出てくる式
「・・・・・・・・・・・・・失礼しました」(舞台から去る)

    客席
 志貴「なんだったんだ?」
 秋葉「私に聞かれても・・・・」

    楽屋
 黒桐「今回はボクじゃない〜!!!!」
 式 「安心しろ、秋隆にはもう仕置き済みだ」

 

 111.「アンリが現界してる、さらに都合のいい『後日談。』」作:蒼兵衛さん

 イリヤ 「もう一人のお兄ちゃん、ゲ――ット!!」
 アンリ 「うぇ!? ―――そういやコイツ、ニンゲンじゃねえし、
      壊さなくても愛せるかも……現代の悪いコトでもあるし」
 バゼカレ「「巫山戯るな駄犬」」



 112.「『カルテット』sideガールズ」作:蒼兵衛さん

 桜   「……羨ましいです。イリヤさん、あんなにはしゃいで……」
 凛   「ま、今日はイリヤが主役なんだから、大目に見てあげましょ。
      でも気持ちは解るわ。父さんがあんな事してくれた記憶なんて、
      わたしも無いもの」
 セイバー「私は幼少の頃、養父殿に肩車していただいた憶えがかすかにあります。
      思えばあの頃は、私が人として確かに幸福だった時でした」
 桜   「そうなんですか、いいですね……。
      あれっ、ライダーどうしたの? 顔色悪いしそんなに震えて」
 ライダー「……私には今の士郎達の姿と、逆の思い出がありまして……。
      大切な思い出なのですが、思い出すとどうしても体の震えが
      止まらないのです……」



 113.「好きな本は〜志貴編〜」作:寒梅さん

 志貴「有彦の影響でアクションメインの英雄譚だね。」
 翡翠「そうなのですか?毎晩『上手な話題のそらし方』や『危機感知能力養成講座』
    などを読まれているのでてっきり実用書がお好きなのかと思っておりました。」
 志貴「それは必要に駆られて読んでるだけだから・・・・」
 秋葉「兄さん、なぜそこでわたしに視線を向けるんですか?」(室温低下)



 114.「好きな本は〜寮生編〜」作:寒梅さん

 秋葉「純文学ですね。特に許されざる愛がテーマの作品はよく読みます。」
 月姫「ロック系の雑誌だな。」
 羽居「入門書とかよく読むよ〜手芸とか手品とか超能力とか・・・」
 晶 「・・・・」
 秋葉「瀬尾、いったいどこに行こうとしているのかしら?」



 115.「好きな本は〜吸血姫編〜」作:寒梅さん

 アルク「ん?わたし?わたしは何でも読むよ」
 琥珀 「一番面白くない答えですね」
 翡翠 「個性がありませんね」
 アルク「志貴〜双子がいじめるよ〜」



 116.「好きな本は〜その他の方々編〜」作:寒梅さん

 翡翠 「私はすい・・」
 志貴 「あぁ何となくわかったからいいよ」
 琥珀 「あ、私はですね〜」
 志貴 「怖いから聞きたくない!!」
 シエル「私はもちろん・・」
 志貴 「次は誰に聞きに行こうかな」
 シエル「一言も無しですか!?」



 117.「好きな本は〜夢魔編〜」作:寒梅さん

 レン「・・・・」
 志貴「ん〜勉強のためって言っても官能小説はどうかと思うよ・・・・」



 118.「好きな本は〜路地裏同盟編〜」作:寒梅さん

 さつき「キャンプとかサバイバル関連の本かな」
 シオン「エーテルライトで他人から知識を貰うのであまり本は読みませんね」
 志貴 「ふーん、じゃあまたね」
 さつき「本当は『特製志貴君アルバム(自作)』なんだけどね」(ぼそり)



 119.「好きな本は〜妄想編〜」作:寒梅さん

 シエル「もちろん第七聖典ですよ」
 ななこ「なんてマスターが言ってくれたらなぁ・・・怖いだろうなぁ・・・」



 120.「凛と真祖」作:レフ=フィルクさん

 凛  「あなたが、真祖…です、か?」
 アルク「そうよ。何か用?」
 凛  「え、ええと……」
 志貴  「はは、そんなに怖がらなくても、別に取って喰いやしないから大丈夫だよ」
 アルク「なによ、まるで私がケダモノみたいじゃない」
 志貴  「だって、人外生物だろ」
 アルク「ケダモノは志貴の方でしょ。昨夜だって…」
 志貴  「バ、バカ!何を言い出すんだ!?」
 アルク「バカとは何よ。事実でしょ。大体、悪いのは……」

   (温暖化促進の痴話喧嘩勃発)

 凛 「はあ……なんだかどっと疲れたわ。帰って寝よ」



 121.「凛と錬金術師」作:レフ=フィルクさん

 凛  「エルトナム。錬金術師のくせに、生粋の魔術師に勝てると思ってるの?」
 シオン「リン、と言いましたか。
     後先考えずに、ただ闇雲に力を振るうのは、猿でも可能です。」
 凛  「言うじゃない。そのサルの力、見せてあげるわ。いい声で泣きなさい」
 シオン「それはこちらの台詞です。存分に、鳴くといいでしょう」

     10分後・・・・・・

 凛  「貴女とは、いい友達になれそうだわ。」
 シオン「同感です。友好の証に、エーテライトを差し上げましょう」
 凛  「あら、いいの?」
 シオン「ええ。有効に役立ててください」
 凛  「ありがとう。帰ったら早速、使ってみるわ」



 122.「梅雨の優しさ」作:レフ=フィルクさん

 琥珀「あ、秋葉様。」
 秋葉「どうしたの?琥珀。今の電話は誰から?」
 琥珀「学園からでして…この長雨で電車が止まってしまったので、
    今日はお休みだそうです。」
 秋葉「珍しいこともあるものね。」
 琥珀「ええ。志貴様の方もお休みだそうで。」
 秋葉「あら、本当?なら、久々に兄さんとゆっくり過ごせるわね。」
 琥珀「はい。幸い、書類もさほど溜まっているわけではありませんし」
 秋葉「それなら、今日は読書でもして過ごそうかしら。兄さんと一緒に」
 琥珀「それがよろしいですね。」
 秋葉「じゃあ、決まったところで朝食をお願い。」
 琥珀「はい!すぐにお持ちしますね。」
 秋葉「食後にはクッキーと……そうね、たまにはワインもいいかしら」
 琥珀「かしこまりました。秘蔵の一本をお持ちいたします」(笑顔)

 

 123.「梅雨のありがたさ」作:レフ=フィルクさん

 シオン「さつき、まだ降ってます。」
 さつき「長いなあ。じゃあ私、シャワー代わりに浴びてくるよ」
 シオン「待ちなさい。今日は雨で閉店時間が早まっています。
     先に食料を入手しましょう」
 さつき「あ、オッケー。でも、なんでこの時期は、お店の人、
     沢山食べ物くれるのかなあ」
 シオン「湿気で、食べ物が痛みやすいから、さっさと余った物は
     処分したいのでしょう」
 さつき「なるほど。お店も大変だねぇ」
 シオン「さあ、急ぎましょう。店が閉まってしまいます。」
 さつき「うん、全速力で行こう!」



 124.「梅雨の厳しさ」作:レフ=フィルクさん

 ななこ「マスター、こんな雨の中買い物に行くなんてムチャですよ!」
 シエル「黙りなさい、セブン!予備のレトルトカレーも尽きたのです。
     このままでは餓死してしまいますよ!?」
 ななこ「だからってなにも雷の中走らなくても良いじゃないですか!」



 125.「洪水警報解除」作:蒼兵衛さん

 士郎 「ふう……未遠川の水位も下がってきたし、ひとまず大丈夫かな」
 イリヤ「おつかれさまシロウ、それにバーサーカー」
 士郎 「ああ、ありがとう。
     けどバーサーカーが手伝ってくれて、本当に助かったよ。
     土嚢積みなんて十人前の働きだって、零観さん達が驚いてたぞ」
 狂戦士「■■■■■―――!」
 イリヤ「生前おんなじようなコトしたから慣れてるんだって。
     もっともその時は川を堰き止めて、ワザと洪水を起こしたそうよ」



 126.「就職活動 1」作:ばか者さん

 凛   「一週間たったけど、どう? 就職先は決まった?」
 バゼット「いえ、駄目でした」
 凛   「え? じゃあどうするの?」
 バゼット「えぇ。つきましてはもう一週間ほど寝所を提供してもらおうかと……」
 凛   「ちょっと、そんなのは……」
 バゼット「当然、決められた期限を護れなかったので、宿泊費は○万円(今までの倍)は
      納めようと考えていますが」
 凛   「………」
      遠坂、家主をほっといて勝手に妥協。



 127.「就職活動 2」作:ばか者さん

 士郎  「なぁ、どうして就職できないんだ? 力仕事ならアンタ以上の適任は
      居ないと思うけど……」
 バゼット「えぇ。ですが慣れないことにも挑戦しようと、ウェイトレスなるもの
      もやってたのです」
 士郎  「ふぅん? でも、あれも結構肉体労働だろ? 別にいいんじゃないか?」
 バゼット「以前私の尻を触ってきた輩がいたのでぶちのめしたのですが、其れが
      いけなかったのでしょうか?」
 士郎  「………………」



 128.「共通点 1」作:ばか者さん

 士郎 「共通点?」
 黒桐 「あんまり似てないと思うけど……」
 式&凛「すぐ女の子に甘い科白を吐く」
 士郎 「え? そんなこと……」
 黒桐 「?」
 式&凛「そして本人に自覚無し」
 士&黒「………」



 129.「共通点 2」作:ばか者さん

 志貴 「俺と黒桐さんの?」
 黒桐 「確かに、外見は似てるけど……」
 鮮&秋「女ったらし」
 志貴 「そうかぁ?」
 黒桐 「そんな事ないよ」
 鮮花 「そうですか、そういうことをいいますか」
 秋葉 「では、貴方たちの交友関係、及び肉親のうち、女性の比率は?」
 志&黒「…………あ」  



 130.「ラーニング 空想具現化」作:HELIXさん

 アルクェイド「と、いうことで貴方に伝授するわ」
 蒼井硝子  「私にそこまでの力は……」
 アルクェイド「はいはい、誤魔化さない。思い描いた事をある程度具現化しているん
        だから別に完全に覚えるぐらいいいでしょ?」
 蒼井硝子  「確かにそうだけど……」
 アルクェイド「じゃあ決まり」

      習得後――

 アルクェイド「じゃあ、試しにこの辺りを冬にしてみて」
 蒼井硝子  「……」

      精神統一。
      両手を水平にして意識を高める。
      辺りの空間がぐにゃりと捩れる感覚。
      そして精霊との波長と同調した瞬間、辺りは氷期の世界へと変わった。


 アルクェイド「ほら。やっぱり出来たじゃない」
 蒼井硝子  「確かに出来たのは出来たけど……」
 アルクェイド「?」
 蒼井硝子  「周りの人達が凍死しかけてるのは予想できたの?」
 アルクェイド「え? あ……!!」

      周りには寒さで死に掛けている人が。

 アルクェイド「ゴメン……!! とりあえず、元の世界に戻して!!」
 蒼井硝子  「でしょうね……」



 131.「ラーニング 黒鍵・埋葬」作:HELIXさん

 シャムシール「何故私が……」
 シエル   「貴方はナイフを所持しているではないですか」
 シャムシール「あれは、踊り子としての所持品で」
 シエル   「でも、投げるんですよね」
 シャムシール「……」
 シエル   「まあ、物は試しという言葉がありますから、一度習得してみて……」
 シャムシール「ああっもう!! やればいいんでしょ!!」

      習得後――

 シエル   「では、あちらに的を用意したので」
 シャムシール「当てろ……と貴様に言われる前に投げさせてもらう」

      バク転をしながらナイフを全ての両手の指に挟む。
      挟んだナイフを的に向けて6回放つ。
      そして……着地。

 シャムシール「やはり貴様の技は自然法則を無視している」
 シエル   「とはいえ、貴方も人間としての領域を超えていると思いますが」
 シャムシール「貴様に比べたら、私はまともだと思うが」

      空中から300メートル先にある二十センチの的に300発全段命中させている。



 132.「ラーニング フルール・フリーズ(地上)」作:HELIXさん

 ツララ「確かに私は雪国出身だけど……」
 レン 「……」
 ツララ「でも、超能力者じゃ……」
 レン 「……」
 ツララ「まあ、手品とか、演出として使うなら……」

      ごねにごねながらも習得後――

 ツララ「それじゃあ、やってみるね」
 レン 「……」(頷く)

      全身に気を溜める。
      辺りの空間がかすかに捩れる。
      残像を残しながら、一回転をしつつ手を頭上でクロスさせる。
      そして、一気に振り下ろしてダイヤモンドダストを具現化。

 レン 「……」(拍手)
 ツララ「……でもやっぱり危ないよ。もし、こんなの友達とか見られたら……」
 レン 「……」
 ツララ「え? あっち?」(レンが指した方向に振り向く)

 ハヤト  「ツララ、いいもん見させてもらったぜ!!
       今度、学校で演劇でやるから、また見せてくれよ」
 うさおくん「……」(大拍手)

 ツララ「……」(意外な結果に、少々困惑)



 133.「妄想温泉旅館にて」作:蒼兵衛さん

 カレン 「踊り食いに、残酷焼き―――この国の食文化は素晴らしいですね……。
      食材の苦悶を思うと、私の五臓六腑が掻き乱されます……(うっとり)」
 ランサー「い、一ヶ月の苦労が、アレな愉しみに食い潰されてやがる――っ!!?」



 134.「素敵な人生を創造するキャンパス」作:蒼兵衛さん

 バゼット「ああ……またクビになってしまいました……。
      アンリに合わせる顔がない―――そうだ、彼の顔をフッ飛ばせば、
      物理的に合わせる必要が無くなるかも……ふふ、ふふふふ……」
 蒼崎橙子「おい、そこで壊れた笑いを浮かべてる元執行者。金貸してくれないか?
      先日オークションでいい出物を競り落としてな。それはいいんだが
      おかげで素寒貧なんだ」

 黒桐鮮花「何だか……あのお二方を見ていると、将来が不安になってきました……」
 遠坂凛 「ちょ、ちょっとやめてよ、そういうコト真顔でしみじみ言うのっ。
      もうわたしなんて時計塔に、仮とはいえ在籍しちゃってるのよ……!」



 135.「海なら半裸でも誤魔化せるかも」作:蒼兵衛さん

 ジロウ「うおー、高えー!」
 コウタ「腕に何人ぶらさがれるかやってみようよ」
 ミミ 「おじさん真っ黒。それにすっごく大きい……」
 狂戦士「■■■♪」
 ギル 「……フン、雑種共の人気を攫おうが、我にはどうという事はない。
     ―――クッ、雑兵が。これで勝ったと思うな―――!!」(ダッシュ)

     暫くして。

 子ギル「みんなーっ! ボクも仲間に入れてくださーい♪」
 士郎 「……ホントは羨ましかったんだな……」



 136.「夏の黒い好奇心」作:蒼兵衛さん

 織 「コクトーが日焼けしたら、ホントに全身真っ黒になるだろうな」
 幹也「……とか言いながら、その手に持ってる靴墨は何かな、織?」
 織 「そうなったらどんなかなって思ったら、どうしても見たくなったんだ。
    洗えば落ちるんだしケチケチすんなよ」
 幹也「ケチとかそういう問題じゃないでしょ。駄目だよ織」
 織 「う〜っ……じゃあ代わりに、オレの顔もこれで真っ黒にしていいから。
    考えてみれば、オレは式のダークサイドなんだし、
    そうやって見分けやすくするのもいいかもしんない」
 幹也「―――あのねえ、わざわざそんな真似しなくてもいいの。
    それにもしそんな事しちゃったら、次に式と会った時が怖すぎるよ。
    ……ちょっとだけ興味はそそられるけれどね」



 137.「父の祖国で新たな嗜好に目覚める」作:蒼兵衛さん

 アンリ「よ、カレン。こんなトコロでなにしてんの……って読書か。
     お前さんが聖書以外の本を読むってのも意外だね。
     どれどれ―――『青頭巾』―――」
 カレン「私、この僧侶の心情がよく解ります。
     ですから私達も、このような愛で肉体を与え合いませんか?
     ……あら? あの駄犬、何処へ行ったのかしら……」

 アンリ「―――オレは他人の欲望には徹底抗戦なのッ!
     勝手にどっかでカニバってろ、あんのモツガニ女―――!!」
    (必死にダッシュ)



 138.「少女の憧れも粉砕」作:蒼兵衛さん

 綾子 「ここがランサーさんの新しいバイト先か……アイルランドの人だって云うし、
     紅茶専門店のウェイターってのも似合ってるよね―――」

   SE:<カランカラン♪>

 ハサン「―――いらっしゃいませ。ご注文は何にいたしましょう」
 綾子 「ひィッ―――!!?」
 ハサン「これはこれは。穂群原学園弓道部、前主将の美綴綾子様ですな。
     我が主の孫娘殿が、日頃お世話になっております」(深々とお辞儀)
 綾子 「礼儀正しい――っ!? てゆーか何故あたしを知ってる―――!!?」



 139.「ぺたぺたアナザー(夏編)」作:蒼兵衛さん

 イリヤ「やっほ―――――! おにいぃちゃあぁぁ―――――ん!!」

 士郎 「うわぁっ!? ―――イリヤ、いきなりトぺはやめてくれっ!
     それにそんな薄着だと、俺が受け止め損ねたら確実にケガしちまうぞっ」
 イリヤ「大丈夫よ、シロウなら絶対受け止めてくれるって信じてるもの。
     ……あれ〜、お兄ちゃんったら照れてるの? 顔が赤いよ(くすくす)」



 140.「誕生日プレゼント」作:蒼兵衛さん

 士郎 「選ぶにしても、うちの妹はお金持ちだからなあ……。
     どんなモノをプレゼントすれば喜ぶのか、さっぱり見当がつかない―――」
 イリヤ「もう、シロウったら何言ってるのよ!
     そんな風にわたしのコトを考えて選んでくれたプレゼントなら、
     どんなモノだろうと嬉しいに決まってるじゃない!!」

 ?  「―――その通りです! 兄さんからの真摯な想いさえあれば、
     プレゼントそのものに価値など必要ありません……!!」

 義兄妹「「……今の誰―――!?」」



 141.「特別なお返し」作:蒼兵衛さん

 イリヤにアインツベルン城の中庭へ案内される士郎。

 士郎 「うわぁ……こんなに沢山の花々がこの庭園に……。
     ―――この前より、ずいぶん豪華になってるじゃないか……」
 イリヤ「当たり前よ、セラだけじゃなくって、わたしやリズも手伝ったんだから。
     さあシロウ、みんな待ってるわ。パーティーの座まで行きましょう」



 142.「伝説の調べ」作:蒼兵衛さん

 イリヤ「♪〜 Die Luft ist kuhl und es dunkelt,―――」
 狂戦士「♪――――♪――――♪」(けっこう上手な竪琴の伴奏)

 士郎 「いい歌だな―――けど、あのハープみたいな竪琴はアインツベルン謹製か?
     アレなら容易に人を撲殺できそうだけど―――」



 143.「ルビーちゃんオンステージ」作:蒼兵衛さん

 ルビー「みんなー! 今日はわたしの為に集まってくれてアリガト――!!」

 イリヤ「……余興にはいいかと思ったんだけど、さすがに痛々しいわねー……。
     ―――あれっ、シロウ? わたしなんにもしてないのに、
     どうしてヌイグルミになってるの?」



 144.「ハ○ヒのマッドじゃありません」作:蒼兵衛さん

 士郎「っ、まぶし―――」

 桜 「ええ、いいお天気ですねー。……でも、いきなりお寺の裏山でピクニックだなんて
    どういった風の吹き回しですか、先輩? ―――あ、いいえっ、紅葉も綺麗だし
    先輩と一緒にお出かけできるのは、とっても嬉しいんですけど……」



 145「月夜の縁側で」作:蒼兵衛さん

 士郎 「どうしたイリヤ、こんな所で。お月見か?」
 イリヤ「あ、シロウ。ううん、今は虫の声を聞いていたの。
     ニホンって、夏はセミがうるさかったけど、秋もこんなにさわがしいのね
     ―――まあ吹雪の唸りなんかに比べたら、耳に楽しめる音だと思うわ」
 士郎 「そうか…………なあイリヤ。唐突だけど、少し昔話をしてもいいか……?」

    (イリヤのうなずきを確認して)

 士郎 「―――切嗣(おやじ)は此処でこう言ったんだ。
    『僕は子供の頃、正義の味方に憧れていた』んだって―――」



 146「コスモスの花畑で」作:蒼兵衛さん

 桜「見てください姉さん。花自体はちょっと地味ですけれど、こんなに沢山
   咲いていると華やかでしょう。それにコスモスって秋の桜と書くんですよ」
 凛「そうね……たしかに綺麗だわ。
   ただ花言葉的に、白いコスモスは桜に似合わないんじゃないかとは思うけど」

 桜「―――うふふふふふ……つまり姉さんは、わたしには
   黒百合やチューベローズがお似合いだと、そう言いたいんですね―――」



 147「行列→障害」作:蒼兵衛さん

 バゼット「おや? いつもの店が賑わっていますね」
 アンリ 「ああ、どっかのチェーン店が、メニューを復活させたアオリだってさ。
      しっかし、誰かが掲げた幟に我先へと群がる国民性。
      ひひ、これもニンゲンって生き物の業なのかもしれねえな―――」

    SE:<……ギュッ――――ドッゴォォ―――ン!!>

 バゼット「入店します。アンリ、援護を」
 アンリ 「うわあぁっっ!? 40秒経ってた―――!!?
      つーか行列薙ぎ倒すな、この人間凶器―――っ!!」


    ※吉野家期間限定牛丼復活……



 148「小悪魔来訪」作:蒼兵衛さん

 イリヤ 「シロウ――っ、trick or treat――っ♪
      お菓子をくれなきゃ、ハラペコオバケと一緒に悪戯しちゃうぞ♪」
 士郎  「はいはい―――でもイリヤはともかく、セイバーまで
      シーツを頭からかぶったりして、一体どうしたのさ?」
 セイバー「いえ、こういった季節の行事を行うのも大事かと思いまして……。
      け、決してお菓子の誘惑やイリヤスフィールの口車に
      乗せられた訳ではありませんっ!」



 149「柳洞寺にも来訪」作:蒼兵衛さん

 イリヤ 「キャスタ――っ、trick or treat――っ♪」
 キャス子「くっ……私にハロウィンのお菓子をねだるとは、
      いい性格をしてるわね……でも、その衣装……か、可愛い……」



 150.「チャー○ーグリーン」作:蒼兵衛さん

 イリヤ「さ、行きましょシロウ♪」
 士郎 「待ってくれイリヤ。この格好で引っ張られると歩きにくい……。
     それに腕にガッチリしがみついたりして、今日は一体どうしたんだよ?」
 イリヤ「だってペアルックにすると、手を繋ぎたくなるものなんでしょ?
     だから今日はずっと手を繋いだままお散歩するの。
     ―――いいよね、お兄ちゃん♪」



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