頂き物天抜き その７
３０１．「想定外」作：Syunsukeさん
志貴「髪で受けるってアリかぁ？」
秋葉「兄さんこそ、壁を走るなんてっ！」
３０２．「絵筆の運び」作：Syunsukeさん
志貴「秋葉、動いたら描きにくいじゃないか」
秋葉「はい……あ、そこはっ」
志貴「おかしいな、まだ何も塗ってないのに」
３０３．「フォアグラ」作：Syunsukeさん
志貴「レバー、ひじき、ほうれん草、牡蠣……」
秋葉「苦手なものでもあるのですか？」
志貴「いや、貧血を心配されるのかなって。鉄分が多いメニューみたいだから」
秋葉「ええ、しっかり召し上がって血にして下さいね。
（別の成分も豊富なんですけどね）」
３０４．「赤いのも白いのも好物です」作：Syunsukeさん
秋葉「やっぱり美味しいです、兄さん……」
「……とろっとしたこの感じが、特に」
３０５．「嵐の夜に」作：Syunsukeさん
志貴「どうかした？ こんな時間に」
秋葉「小さいころ、こんな晩は有間では皆で一緒に寝たものだと」
志貴「そうだけど。……そうか、秋葉はまだ小さいからな？」
秋葉「……そう、ですよ」（届かないぐらいに）
３０６．「嵐の夜に・アナザー」作：Syunsukeさん
秋葉「兄さんっ！！！」
志貴「いや、胸のことじゃないってばっ！」
３０７．「どうせなら？」作：Syunsukeさん
志貴「翡翠と琥珀さんも呼んだ方が、皆で一緒って感じになるかな？」
秋葉「そのっ、あちらも今夜は二人で居るそうですからっ」
志貴「そうか、むしろ邪魔かな、俺たちが一緒なんて」
秋葉「ええ、水入らずが一番でしょう？」
３０８．「伽（とぎ）」作：Syunsukeさん
志貴「……いつまでも幸せに暮らしましたとさ。……おしまい」
秋葉「はい、どうもありがとうございました」
志貴「どういたしまして。でも、俺が読むのなんて聴いて面白いの？」
秋葉「ええ。お話を読み聞かせて貰うなんてこと、ありませんでしたから」
３０９．「続・伽」作：Syunsukeさん
秋葉「私では、シャーラザッドは務まらないみたいですね」
志貴「認めるんだ？ じゃ、首の代わりに貰い受けるっ」
秋葉「あっ……」
３１０．「伽・アナザー」作：Syunsukeさん
志貴「もう一冊？ 良いよ、今度は何を？」
秋葉「では御言葉に甘えまして、是非こちらの御本を」（にっこりと）
志貴「いやっ、待て、それはあぁあっ！？」
秋葉「読み易いでしょう？ 兄さんの本なんですから」（ますますにっこりと）
３１１．「続・伽・アナザー」作：Syunsukeさん
秋葉「ですから、どうしてそんなに……大きな方ばかりなんですかっ！」
志貴「別にこれぐらいが普通……っ
違う違う、こういう本だとってことだってばっ！」
３１２．「そう言う問題なのか」作：Syunsukeさん
志貴「だいたい、小さな方ばっかりだった方がまずいじゃないか」
３１３．「悪女」作：Syunsukeさん
志貴「夜更かしは禁止じゃないのかな、当主様？」
秋葉「ええ、夜は静かに休むべきです。
……でも、特別に許して差し上げますから」
志貴「いけない子だな、秋葉も。兄としては心配だぞ？」
秋葉「悪いのは兄さんですっ」
３１４．「小さな死」作：Syunsukeさん
志貴「いける子でもあるけどな、秋葉は」
秋葉「んぁ……悪いのは、兄さんですっ……ふあぁっ！」
３１５．「眠り姫」作：Syunsukeさん
志貴「（あまり見たこと無いけど、いつもこんなに安らかなんだったら良いな）」
月光に映える雪肌の寝姿。
志貴「（触れたら、溶けてしまいそうだな）」
３１６．「触れて。」作：Syunsukeさん
志貴「ごめん、起こしたか？」
秋葉「いえ……。珍しいですね、兄さんが朝までに目を覚ましているだなんて」
志貴「そうか、それで知らなかったんだな」
秋葉「何を、ですか？」
志貴「いや……。
消えなくて、良かった」
秋葉「？ ……はい。
兄さんも……」
３１７．「嵐の後」作：Syunsukeさん
秋葉「もう、晴れたんですね」
志貴「大したこと無かったな。普段通りにしてても良かったか」
秋葉「そうですね……いえ、でも、備えはするべきですし。
また今夜のように」
３１８．「夜空に一番近い場所」作：Syunsukeさん
志貴「こんなお転婆の経験は無いかな？ でも、良く見えるでしょ」
秋葉「そうですが、別にバルコニーでも……きゃっ？」
志貴「秋葉っ！
……戻るか、屋根から落ちたなんて格好が付かないし」（抱きとめて）
秋葉「いえ、もう少し……じっとしていれば大丈夫でしょうし」（身を預けて）
３１９．「星に」作：Syunsukeさん
秋葉「願うこと、無いのですか？」
志貴「今は、ね」
秋葉「……なら、今が続くことは？」
志貴「ああ、それは良いな」
二人「あ……」
３２０．「無題」作：蒼兵衛さん
秋葉「最近翡翠の料理が、今までに輪をかけて酷いのよ」
琥珀「ええまあ、あれは流石に酸っぱ過ぎるかもしれませんね〜」
秋葉「酸っぱいなんて可愛げのあるものじゃないわ！ 口に入れた瞬間、
舌が酸に浸蝕されて溶け落ちるかと思ったわよ！！」
琥珀「あは〜。本人はいつもと同じ味だと思っているようですけどね〜」
秋葉「あれ？ 酸っぱいもの？ ……いえ、まさか、そんな……」
琥珀「うふふふ……ようやくお気づきになられたようですね、秋葉様。
それで志貴さんへの自白剤と、翡翠ちゃんへの妊娠検査薬、
一体どちらを調合いたしましょうか？」
３２１．「親友と書いてライバルと読む」作：蒼兵衛さん
ミミ 「イリヤちゃんの髪ってきれいだねー♪ ……あれ？ どうかしたの？」
イリヤ「……えっ、な、なんでもないよっ！？」
（なんだろ？ 魔力もなんにも感じないのに、まるで宿命の
ライバルに出逢ったかのような、この体に走る戦慄は……！？）
以下「勤労、もしくは勤労感謝」をテーマに。
３２２．「煙草の効用」作：のちさん
橙子「ま、ストレス発散……だけじゃないが、そんなものだよ」
幹也「はあ」
橙子「どうした？ 納得いかないようだが」
幹也「仕事が忙しい時ほど、喫煙量は少ないようなのですが」
橙子「ふむ、難しい質問だな」
３２３．「９時１０時」作：のちさん
幹也「うーん」
橙子「どうした？」
幹也「給与計算なんですけどね、正直に申告した方がいいですか？」
橙子「……賞与を上乗せしておこう」
幹也「その計算も僕がやるんですけどね」
３２４．「自由業」作：のちさん
式 「……ちがうのか？」
幹也「どちらかというと、式はフリーターだなぁ」
３２５．「勉強が仕事」作：のちさん
鮮花「は？」
幹也「いや、いいんだ」
鮮花「はあ……では、続きを」
橙子「則ち魔術の基礎というものは……」
３２６．「富豪の労働」作：のちさん
秋葉「よいように。それもよいように。それらはあなたに任せます」
志貴「……あんまり感謝したくない勤労だなあ」
３２７．「ディレッタント」作：のちさん
志貴 「それじゃ、財産がなくなったら？」
アルク「作ればいいじゃない。こんな風に」
志貴 「空想の切り売りか……」
３２８．「２人の違い」作：のちさん
翡翠「肩揉み券と」
琥珀「肩たたき券ですか……ふふふ、志貴さ〜ん？」
３２９．「ビザ」作：のちさん
シエル「勿論、就労ですよ」
３３０．「猫ですし」作：のちさん
レン 「ｚｚｚ……」
白レン「ｚｚｚ……」
志貴 「……いつもと変わらないなあ」
３３１．「不法労働者」作：のちさん
シオン「……なわけ、ないでしょう！」
さつき「じゃ、無職？」
シオン「……」
３３２．「フリーターとニート」作：のちさん
ライダー「ですから、もっと生産的な活動をですね……」
セイバー「う、ううう〜」
士郎 「でも、ライダーも生活費は出してないんだよなぁ……」
３３３．「これが正統？」作：のちさん
葛木 「いつも、すまぬな」
キャスター「いえ、私こそ……」
一成 「……普段と変わらないようですが」
３３４．「勤労感謝の日」作：のちさん
ネコ「うーっし、稼ぎ時よー！」
士郎「……（苦笑）」
３３５．「真面目に受け取らなくても」作：のちさん
バゼット 「すいません、すいません、すいません……」
アヴェンジャー「……単なる休日なんだって」
３３６．「感謝の対象」作：のちさん
イリヤ「はい、いつもありがとー！」
士郎 「お、カップケーキか。ありがとう」
イリヤ「へへー。すごいでしょ、褒めて褒めて？」
士郎 「うん、美味い。偉いなイリヤは。……で、一人で作ったのか？」
イリヤ「ううん、セラに手伝って貰った！」
士郎 「……そうか」
３３７．「休日だし」作：のちさん
士郎 「藤ねえ、今日がなんの日か知っているか？」
藤ねえ「ん？ なんだっけ？」
士郎 「……いい。思う存分、寝とけ」
藤ねえ「あ、今夜はすき焼きがいい！ すき焼きー」
３３８．「財テク」作：のちさん
凛 「……副業も感謝の対象かしら？」
アーチャー「むしろ、私が感謝して欲しいところだがね」
３３９．「花嫁修業」作：のちさん
士郎「掃除、洗濯、料理……」
桜 「次は、何をしましょうか？」
士郎「いや……今日は休んで。な？」
３４０．「応援」作：rokiさん
秋葉 「遠野家の長男として恥ずかしくないように…云々…
とにかく頑張って下さい」（赤くなりながら）
琥珀 「あはー。志貴さん、これを飲んで下さいな。これで…」
（懐から小瓶を取り出しながら）
翡翠 「頑張って下さい」（志貴の手をとって、真剣に目を見て）
さつき「と、遠野くんなら、きっと大丈夫だと思うの。だから…
が、頑張って！とお…志貴くん！」
レン 「………」（心配そうな目で見上げ、志貴の裾をぎゅっと掴んでいる）
３４１．「メガネとかシスターとか」作：Dさん
シエル「私の特徴は、何もカレーだけではないと思うんです。
……何ですか皆その目は！？ 遠野くんまで！！」
３４２．「銀幕デビュー」作：Dさん
橙子「さて、我々もついに銀幕デビューを果たした訳だが」
幹也「そうですね」
式 「・・・」
橙子「しかし、黒桐にとってはうれしくないかもしれないな」
幹也「何でですか？うれしいですよ」
橙子「いや何、式の着替えやら何やらが大々的に公開されたろう。
どう見てもこの作品の色気担当…」
式 「どこの線を切ってほしい、トウコ」(最高の笑顔で)
３４３．「銀幕デビュー２」作：Dさん
橙子「色気担当という意味では浅上も負けていな…」
藤乃「凶れ！」
３４４．「銀幕デビュー３」作：Dさん
幹也「式の素肌を見ていいのは、僕だけなんだけどね」
式 「・・・バカ」
３４５．「アンチェイン」作：Dさん
所在「なあマトさん、あいつってD棟の患者の名前全部知ってたよな？」
戸馬「火鉈のことか。そうだな」
所在「どうやって知ったのさ？」
戸馬「あそこの職員をとっつかまえて吐かせたそうだ。ほかにも欲しい
ものは大抵揃えてもらってたらしい」
所在「……」
戸馬「どうした？」
所在「イエ、何だかチャン○オンの某漫画に出てた設定だなと思ってさ。
あいつはそれを地でいけるんだな…」
３４６．「童心に帰る」作：Dさん
凛「心を若く保つこともいいけど、心身共に成長して、そこでフッと
子どもの頃を思い出すのも楽しいと思うわ」
桜「子どもの頃ですか？」
凛「うん」
桜「…………グスン…」
凛「え！？あ！！ごめん、悪気があったわけじゃないの。
ああ、お願い泣かないで。あと影を出すのもやめて」
３４７．「常に童心」作：Dさん
藤ねえ「士郎ー、プロレスごっこしよう！」
士郎 「少しは成長しろ、藤ねえ」
３４８．「童心に帰れ」作：Dさん
ギル「我はこのままで十分だ！！」
一同「童心に帰れ、頼むから」
３４９．「遅れたバレンタイン」作：Dさん
橙子「黒桐、チョコレートだ」
幹也「え？バレンタインは過ぎてますけど」
橙子「あの時は先立つものがなかっただけだ。代わりといっては何だが、
かなり高級なものを買ってきた」
幹也「そうなんですか。ありがとうございます」
橙子「ああ、ホワイトデーのお返しはいらんぞ。それの3倍額を給料から
引いておくから」
幹也「・・・・・え？」
３５０．「切り札ではなくて」作：Dさん
凛 「セイバーはスペードのキングよね。なんて言っても王様だし」
セイバー「では、リンはダイヤのクイーンでしょうか」
士郎 「ハートの、じゃない所が遠坂らしいな」
ライダー「ハートはサクラでしょうね。数字は10でしょうか」
桜 「なら、ライダーはジャックかな？」
イリヤ 「シロウ、わたしは〜？」
士郎 「イリヤは、ハートの1かな」
藤ねえ 「あれ〜、みんな何してるの？」
士郎 「この家にいる人を、トランプに喩えるとどうなるかって
話してたんだ」
藤ねえ 「ふんふん、なるほどね」
凛 「士郎はクローバーの６あたりよね」
士郎 「なんか中途半端な数字だな。まあ、別にいいけど」
藤ねえ 「あ、じゃあ私はジョーカーがいい！」
一同 「・・・・・」
士郎 「…ええと」
凛 「…冗談屋(ジョーカー)？」
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