全米意見広告(草稿)の調整過程
目 的
本広告は、日本市民の意見として多くの方々のご意見をもとに調整いたします。
また、いただいたご意見は、ご了承いただければホームページに掲載させて頂きます。
全米意見広告(V8.5〜V9.0)の調整内容です
− Dear Citizens who respect human rights and freedom −
親愛なる合衆国の皆様、私達は悲しんでいます。
貴国のメディアでも報道されるように、1995年9月4日に日本の沖縄県において、 三人の米兵により人権の尊厳を踏みにじられる卑劣な事件が発生しました。
※事件の詳細掲載は、既に米国メディアでも報道され59%の人が知っているとの米 国ハリス社の調査もあるためこの範囲で扱いました。
V8.5>>
過去このような事件や殺人など凶悪犯罪を含む事件は、 沖縄県だけでも1972年 以前は、年間600から800件、 1972以降は約4、500件も発生しています。規律厳格で あるべき軍隊とはほど遠い数字です。また、あまりに痛まし過ぎて表面化しない事 件も少なくありません。
V8.6>>
過去このような犯罪は沖縄県だけでも、1972年以前は(72年に沖縄県は日本返還) 年間600から800件、 1972以降は509件の凶悪犯罪を含む約4、700件(1973年には市民 の6.9倍も高い発生率)で規律厳格な軍隊とは遠い数字です。また、 痛ましすぎて表 にでない事件も少なくありません。
V8.6>>
過去このような犯罪は沖縄県だけでも、1972年以前は(72年に沖縄県は日本返還) 年間600から800件、 1972以降は509件の凶悪犯罪を含む約4、700件(1973年には市民 6.9倍の発生率)で規律厳格な軍隊とは遠い数字です。また、 痛ましすぎて表にでな い事件も少なくありません。
※一部に感情的表現がありました。
V8.9>>
過去このような犯罪は沖縄県だけでも、 1972年(沖縄県が日本に返還)以前は、年 間 600から800件、1972以降は509件の凶悪犯罪を含む約4、716件(8月末現在)です。 最も発生率の高い1973年には市民の6.9倍となり規律厳格には遠い数字です。 痛ま しすぎて表にでない事件も少なくありません。
※統計集計日(1995年8月末)を追加しました。
※数字は、軍人・軍属のため軍隊という主語表現を削除しました。
※数字は、公の機関が把握する限りで犯罪全体の発生はこれを下回ることはないと 判断し、"表にでない痛ましい事件も少なくありません"を補足してあります。
なお、事件の悲惨さは、主観的な要素もあるため、"痛ましすぎる"を"痛ましい事 件"と表現します。事件そのものが痛ましいことは、総意が得やすいと考えます。
V8.6>>
沖縄県だけに限らず、8月には長崎県で米海軍兵に日本人女性が暴行を受ける殺
V8.7>>
沖縄県だけに限らず、8月には長崎県で米海軍兵に地元の女性が暴行を受ける殺 人未遂事件も発生しています。基地をかかえる日本の街では、同様な事件が幾度も ※日本人だから伝えているとの誤解を避けるため、地元の女性と表現します。
(事件は、95年8月25日救難艦ビューフォートの乗組員が日本人女性を暴行し4ケ 月入院の重症となり世保署が殺人未遂で書類送検しました)
V8.5>>
繰り返され、 そのたび被害者や家族、 住民は声にならない叫びをあげながらも 忘れることが許され得るたったひとつの方法でした。
V8.6>>
繰り返され、 そのたびに被害者や家族、 住民は声にならない叫びをあげながら忘 れることが術(すべ)でした。
※法的に保護されていないという表現は、いきすぎた表現で誤解となります。
V8.8>>
繰り返され、 そのたびに被害者や家族、 住民は声にならない叫びをあげながらも 忘れることが術(すべ)でした。
※脱字訂正
そして、米軍の綱紀や日米地位協定が今のままである限り、 誰かがまた被害に 会い“綱紀粛正”という言葉が幾度となく語られて終わるのです。
V8.6追加>>
誤解しないで頂きたいことは、私たちは容疑者の人種や顔を初公判(8th.Nov)ま で知り得ませんでした。
V8.8削除>>
米国メディアでも人種問題への置き換えには批判的な意見が大勢なので、あえて 触れることは問題を複雑にする恐れがあり削除します。
V8.4>>
親愛なる合衆国の皆様、ともに考えてください。
V8.5>>
親愛なる合衆国の皆様、私達の痛みを分かちあってください。
V8.6>>
親愛なる合衆国の皆様、イメージしてください。
V8.7>>
親愛なる合衆国の皆様、イメージしてください。私たちとともに。
V8.9>>
あなたの愛する家族が外国兵から自由を奪われ、 助けを求める声も誰にも届か
V9.0>>
あなたの愛する家族が、自由を奪われ、助けを求める声も誰にも届か
※外国兵の表現を削除します。外国兵からの暴行が問題の本質ではなく、暴行そ のものが非難され得る行為と判断します。
ず暴行を受けたとしたら、 彼女のはかり知れない恐怖と屈辱、 人知れぬ苦しみを 思うとき、一方、容疑者の家族が望む公正な裁きを考えるとき、憎むべき犯罪が 繰り返されたことへの悔しさが私たちをつつみ涙がとまりません。
私たちは、遺憾という言葉では表現できない悲しみと怒りに胸が震えながらも 法に守られる民主主義に生きる隣人として悩み苦しみます。
ただ、残念なことに、これがどこにでもいる少女と誠実に暮らしてきた家族に もふりかかっている、過去に幾多も繰り返された悲しい現実のひとつなのです。 被害者へのいたわりと十分な補償、 そして容疑者への公正な裁きが与えられる ことに合衆国や日本が私たちを人として守ることへの是非が問われ、それは両国
V8.5>>
に生きる私たち一人一人に投げられた問いでもあるのです。
V8.6>>
に生きる私たち一人一人に投げられた世界の幸せへの問いでもあるのです。
親愛なる合衆国の皆様、私たちは疑問を感じています。
【繰り返される凶悪犯罪について】
- なぜ、被害者には判決どうりの補償がほとんどなされないのでしょう。
V8.6>>
- なぜ、殺人、強姦等の凶悪犯罪が幾度となく米軍により起こされるのでしょう。
V8.7>>
- なぜ、殺人、強姦等の凶悪犯罪が幾度も私たちを守もるべき軍隊により起こされ るのでしょう。
V8.8>>
- なぜ、殺人、強姦等の凶悪犯罪が幾度となく米軍により起こされるのでしょう。
※広告は、軍隊全般について言及するものではありません。諸外国の軍隊の犯罪に ついてデータは定量的資料がなく客観的な判断ができかねます。軍隊そのもの の必要性の議論は、本広告の範囲ではありません。
V8.6>>
- これらの事件に、誇りある合衆国の軍隊としてどのような防止策、 対応がとら れてきたのでしょう。
V8.7>>
- このような事件に、誇りある合衆国では、どのような防止策、 対応がとられるの でしょうか。
V8.9>>
- 犯罪について、誇りある合衆国の軍隊としてどのような防止策、 対応がとられ てきたのでしょう。
※統計資料は、米軍犯罪のデータしかなく範囲を明確にするため、表現を戻します。
※過去の事件、判決、補償などの具体化は米国メディアの自浄作用を期待します。
【日米地位協定について】
V8.5>>
(協定サイドレターでの日米合意を受け取り扱いを検討中です)
>>- なぜ、深夜、休日などで容疑者を取り調べられない場合があるのでしょう。
>>- なぜ、日本国内の犯罪なのに裁判権が合衆国に移る場合があるのでしょう。
>>- なぜ、起訴をしないと容疑者の身柄を確保できないのでしょう。
V8.6>>
- なぜ、私たちの約80%がパートナーとして公平でないところもあると考え る地位協定の改善合意がサイドレターなのでしょう。
V8.7>>
- なぜ、私たちの多くがパートナーとして公平かと疑問を抱く改善合意が、サイ ドレターなのでしょうか(約80%が条文見直しを求める世論調査もあります)。
V8.8>>
- なぜ、私たちがパートナーとして公平かと疑問を抱く改善合意が、サイドレタ ーなのでしょうか。
※広告で、明に条文改定を要求することは"問い掛け"の範囲ではありません。
V8.9>>
- なぜ、私たちがパートナーとして、疑問を抱く改善合意がサイドレターなので しょうか。
※文章の表現上、"公平かと"の表現がくどい印象のため、"疑問を抱く"とします。
V8.5>>
【私たちの苦しみについて】
V8.6>>
【私たちの悩みについて】
V8.9>>
【私たちの苦しみについて】
※いづれも crybaby 的で自虐的な表現ではありますが、続くセンテンスに"苦し さ"との表現があるため整合上"苦しみ"とします。
V8.7>>
- なぜ、法的に問題がないのに被害者、家族、住民は失意を感じるのでしょう。
V8.8>>
- なぜ、被害者、家族、住民は失意を感じるのでしょう。
※法律全般について不備な印象を与えるため改めます。
V8.9>>
- なぜ、被害者、家族、住民は犯罪や被害に失意を感じるのでしょう。
※超低空飛行、騒音被害、環境破壊など住民生活にかかる被害の報道を期待します。
※後に続く世界の子供たちとの表現と整合を保つため米軍犯罪、基地被害を主語 にしておりません。
V8.5>>
- いつまで、私達はこの苦しさに耐え続けなければいけないのでしょう。
V8.6>>
- いつまで、私たちは犯罪や戦争という恐怖に耐えればよいのでしょう。
V8.8>>
- いつまで、私達はこの苦しさに耐え続けなければいけないのでしょう。
※戦争について触れることは、本広告の前提となる範囲を越える恐れがあります。
V8.5>>
- 安心して暮らせる場所は、世界のどこにも存在しえないのでしょうか。
V8.6>>
- どうすれば、世界中の子供たちを守り心安らぐ環境を与えられるのでしょう。
親愛なる合衆国の皆様、私たちは願っております。
相互の権利が平等に保障される関係がつくられんことを。日米を始め、 世界がよ り信頼を高めた良き関係が続くことを。その勇気ある一歩として、被害者補償制度 ならびに日米地位協定が心情ともに理解できるかたちとならんことを。
V8.7>>
21世紀、 世界市民となる私達の子供達に国境や文化を越えて信頼と笑顔に満ち た平和で幸せな世界を与えんためにも。
V8.8>>
21世紀、 世界市民となる私達の子供達に国境を越えて信頼と笑顔に満ちた平和 で幸せな世界を与えんためにも。
※文化の持つ両面性が複雑なため表現を削除します。
V8.5>>
合衆国を愛する日本の市民より
V8.6>>
合衆国と世界を愛する日本の市民より
V8.8>>
合衆国を愛する日本の市民より
※広告は、合衆国市民・政府に問いかけるため相手の範囲を限定します。
近隣諸国への配慮は、先に表現される"世界の子供たち"などの表現で代替します。
本稿へのご意見等は、下記インターネットアドレスまで。
E-Mail:infowave@nisiq.net(準備中)
http :WWW1.nis.co.jp/~infowave/( 〃 )
※記事引用を行う場合、報道各紙ならびに関連白書などを参考とさせて頂ける よう交渉をいたします。なお、詳細については、確認中のため事実と反する 表現が存在する可能性もあり得ます。
※草稿は表現を調整中で目的と表現が一致しない表現もあり得ます。
※草稿は、ご意見、報道、その他状況により表現・内容を調整いたします。
上記ご了承のほどよろしくお願いいたします。
本文にある悲惨な事件とは、1995年9月4日に日本の沖縄県で起きた米兵による 暴行事件のことです。 米兵によるこの種の事件は、今回が初めてではありません。 また、広告草案には入れられませんが事故も多く、過去には小学校に訓練飛行中の米 軍機が墜落した事件も神奈川県、沖縄県などで発生しております。 これらの事件・事故に対して、十分な補償がなされるとは限らず、裁判が開かれても 判決執行の確認をとれないことさえありました。 特に、沖縄県は、米軍の基地が集中(日本国内米軍基地の75%)する関係上、このよう な被害が最も集中していますが、これらのことは、日本国内でもあまり知られていない 事実です。 紙面の都合上、あまり多くのことは書けませんが、これをきっかけに私たちは、良き パートナーとして、共に考えさせて頂きたいと願っております。
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