そらのやま「旅行記」Yukito Shimizu

とし子の旅日記 ニュージーランドの旅 N07(最終回)

  自然・ 庭園の町クライストチャーチ・規則で守るオークランド
 クライストチャーチは「庭園の町」「イギリスにつぐ最もイギリスらしい町」と現地ガイドの高橋さんが何度も繰り返す。各家々や会社が庭をきれいにする事を奨励しているそうだ。毎年「庭園コンクール」があり,家庭の部とか会社の部とかあり,町の人の意気込みが伺える。イギリス風の平屋のかわいい家の前はどの家も庭園があり,花と芝と刈りこまれた木が印象的だ。7日目の朝,庭園見て歩きをすると,各庭にテーマーがありおもしろく飽きが来ない。
 大都会のオークランドにしても,自然の美観保護のためにさまざまな規則があるそうだ。
6メートル以上の木は切ってはいけない(自分の家のものでも)。切ったら罰金25万円。高い家を建ててはいけない。家の芝は刈らなければならない。刈らなければ罰金。日本でそんな規則は通らないだろう。「大きなお世話だ。」
 また,人口1000人に1つは公園を作らなければならない。でも,規定では300個のところ600個の公園があるそうだ。街の3分の1が公園ということらしい。車窓でも,あちこちで広大な公園というか,芝生の広場が見られた。そこには,大きな木々と,ラグビーコートがいくつもある。
 そんなニュージーランドも木を切りすぎ牧場化してしまった山が多く,「森をもどそう運動」をしているそうだ。各国から苗木を取り寄せ,ためし植えをして模索した結果,山にはカリフォルニア杉が採用され美しい植林あちこちで見た。アメリカで50年かかるところニュージーランドでは25年で伐採できるそうだ。日本からは桜がプレゼントされ桜並木があった。9月に花が咲くそうだ。

  食事あれこれ
 ニュージーランドはイギリスの植民地だったから,イギリス風の食事である。イギリスの食事はおいしくないと言われているように,ここも,やや大味かなと思った。メニューの一例は「イセエビ風スープ・ラム肉のソテー・サラダ・チョコレートムース・紅茶」。デザートが甘い。アイスクリームが毎回つく。乳製品が豊富な国だからいい気になって食べていたら10キロ太ったとガイドさんが言っていた。和食も多く,最後の夜は日本人経営の鉄板焼きだったが,おいしかった。冷奴もだされた。キッコーマン醤油で食べた。外国人客も大勢いた。和食も流行っているようだ。
(写真は古城レストランにて。紀宮様と同じポーズで,運転手のフィルさんと同行の友達と)

  お土産
 紅茶・チーズ・キウイクッキー・ワイン・フルーツジャム・ナッツ類・ ベスト(羊毛)・マフラー・帽子・美白クリーム
 二人の息子と夫と自分のもの(いちばん高い)。ワインは息子が帰った時に飲む予定。

 ガイドさんの情報だと,1500万円から土地つきの家が買えるそうだ。買いたいなあ。「冬の間はニュージーランドにいます」と言ってみたいなあ。 (おわり)